安齊勇馬選手が映画『傀/KAI』制作発表会見に登壇しました 全日本プロレス

安齊勇馬選手が映画『傀/KAI』制作発表会見に登壇しました

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写真右から片桐裕司監督、主演・安齊勇馬、ヒロイン・舞沢萌愛未、司会・桃子

アートホテル日暮里ラングウッドで、長編映画『傀/KAI』の製作発表会見が行われ、監督の片桐裕司、主演の安齊勇馬、ヒロインの舞沢萌愛未(まいざわ もえみ)が登壇した。

監督の片桐氏はハリウッドで30年にわたり、キャラクターデザイン、特殊メイク、特殊造形を手掛け、名門スタン・ウィンストン・スタジオの主力アーティストとして、スティーヴン・スピルバーグ監督作をはじめとする数々の大作に参加。過去には長編ホラー『GEHENNA/死の生ける場所』ほかアメリカで複数の長編を発表。「傀/KAI」が日本での初監督作品となる。本作は片桐氏が監督・脚本・特殊造形を兼任して放つ長編アクションホラーコメディ。主演に安齊勇馬を迎え、肉体そのものを武器にしたアクションに挑む。

物語は、古民家、祠、峠道など日本の里山に息づく土着の風景を舞台に、恐怖と笑い、本物のアクションが同居する新感覚のアクションエンターテイメントで、ハリウッド仕込みのクリーチャー造形と、プロレスラーの身体表現の真正面のぶつかり合いが見どころ。撮影は群馬県安中市で行われ、2027年秋の公開を予定している。

会見に出席した安齊は「自分は普段、本当にプロレスしかやっていなくて、こういったお芝居もほとんど経験がなく、自分以外を演じるということも人生で初めてになります。そんな演技が未知数な僕を主演に任せていただいて、プレッシャーと不安を抱えながらも期待に応えていければいいなと思っております」と意気込むと同時に、「安中市アンバサダーとして、安中を盛り上げられればいいな」と報道陣に向けて笑顔を見せた。

■会見の模様

片桐「この映画を作るきっかけになったのは、ちょっと何かプロジェクトを探してたんですけども、脚本とね、ストーリーのちょっとパートナーにあるBlitaro(ブリタロウ)さんって、すぐそこに隠れて写真撮ってるんだけども。彼女と久々にご飯食べに行こうって言って、ご飯食べてる時に、たまたま2人ともウェポンズって映画がこう出たばっかりで。それをお互い別々になんだけど見ていて。で、めちゃくちゃ面白かったんですよ。とにかくもうすっごい面白くて。で、それを彼女に話したら、『見た!面白かったなー』ってなって。いやーやっぱりなんか面白いのやりたいよねーっていう感じになって、で、久々にこう一緒に話してるあれが、じゃあどんなの作ろうっていう話になり出して。で、それでその日は解散して、じゃあちょっとなんかやろうって言って何かアイディア出すって言って。で、そのBlitaroが 2日後ぐらいに、ちょっとアイディアを出してきて。こんなのあるって言って。で、それを見てね、いやこれはいけるんじゃないか。面白いんじゃないかなってなって、そこでちょっとそこを少し一緒に膨らませて、でずっとこう企画を立てて、まあそちらのプロデューサーの河原さんに話したところ、割と早い段階で資金の目途がついて、それからツテでこの安齊選手ね。ストーリー的に、アクションが入っていて、戦える人が欲しいってなってた時に、いい人がいるっていうことで紹介してもらって。で、まあこうね、レストランであった時にね。『でかっ』ていうのが第一印象でね。最初の一言『でかっ』だったと思いますね。で、話してね、すごいいい雰囲気の好青年でね。この役にすごい合ってるなっていうのがね、もうピンときたんでね。これならすごい、いいの作れそうだなっていう感じで、どんどんそれで企画を進めまして。脚本もどんどんこう膨らませていって。で、僕の仕事柄で当然特殊メイクとか、クリーチャーとか妖怪とかね。で、今までずっとアメリカに 30年以上いまして。で、初めて日本映画を作るということで、日本ならではのちょっとホラー的な妖怪とかね、アメリカのクリーチャーと違うね、まあそういうものも入れるのも面白いなってことで、それでこうずっとこう比較をしている段階で。で、だいぶ固まってきて、主役以外のキャストがね、初めて舞沢さんね、決まりまして。オーディションでつい 1週間前、1週間経ってないかもしれないね。 4日前ギリギリにね、決まりまして、素晴らしい役を演じてくれました。ヒロインの方です。それで、予定としましては、11月クランクインを目指しておるんですけど、安齊君がね、どんどん忙しくなってしまって。最悪ね、もう寒い。一番寒い時にね。あのやるかもしれないですけども。それで、話してる中で、脚本家のBlitaroの出身地が群馬県安中市ということで、安齊君が出るって言ったら、調べたらお父さんが私の高校時代の先生でしたっていうことになって、なんじゃその偶然ってなって。で、安中繋がりなんで、ちょっと群馬の方にアプローチしたら、なんか色々いいんじゃないかってなってですね。調べてみたら安中市のコミッション的なものがあって、安中ロケーションサービスっていうのがあったんで、そこに安中市の方にメールして、こういう映画を作ろうとしてて、こういうキャストがいてっていう感じで、すごいいい感じの返事が来て、じゃあもう、ぜひうちでっていうことで、まあその安中市を見に行って。で、そこの方がいろいろその中のロケーションを案内してくれて、もう市長まで引き込んで市長なんか全員協力してくれるということで、ものすごい、ノリに乗ってる作品だと思います。で、ロケーション全部、安中市でこう古民家とか祠とか、あとは碓氷製糸工場っていうね。あの日本で唯一最後に残ったあの絹の工場ですね。で、そこでも撮影できることになりまして、あまり他では見れないようなシーンとか見れるかなと思います。そんな感じで、現在進行形でね、作って参りますので、引き続きの応援の方よろしくお願いします」

安齊「この度主演を務めさせていただきます。全日本プロレスの安齊勇馬です。自分は普段、本当にプロレスしかやっていなくて、こういったお芝居もほとんど経験がなく、自分以外を演じるということも人生で初めてになります。そんな演技が未知数な僕を主演に任せていただいて、プレッシャーと不安を抱えながらも期待に応えていければいいなと思っております。アクションはなんとかなるかなと思っているのですが、演技の部分、そしてホラーの部分、今から心配な部分がたくさんあります。ロケ地が安中市ということで、安中市アンバサダーとして、安中を盛り上げられればいいなと思いますし、この映画を通して全日本プロレスも盛り上げて、相乗効果でこの『傀/KAI』が本当にいろんな方に見ていただければいいなと思っております。慣れないことだらけだと思うんですけど、全力で勤めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。」

舞沢「本日はありがとうございます。舞沢萌愛未と申します。私自身、初めての映像作品でのヒロインということで、選んでいただいた瞬間からもうすごい責任の大きさと言いますか、身の引き締まる思いをずっとしているんですけれども、それと同時に今日こうして片桐監督と安齊さんとお会いできて、また皆様にもこうしてお会いすることができて、これから始まっていくんだというワクワクが、今はその不安だったり、プレッシャーよりもちょっと上にこれてるかなという感じがしております。もうずっとずっとヒロインを夢見て、今まで頑張ってきて、 16から芸能活動をしているんですけれども、事務所に入って 5年目で今24に、それまではフリーでやっていたので、 24になる年で、片桐監督から直接お電話で合格発表をいただいて、その時に覚えていらっしゃるかわからないんですけど、合格ですという言葉の後に『うん、選ぶよ』っていう風に言ってくださったんですよ。その言葉が、選ばれたいっていう、選んでいただきたいっていう一心で、今まで頑張ってきたので、そのワードがすごい心に直接ダイレクトに刺さって、一瞬で鳥肌が、外で(合格通知を)聞いたんですけど。一人で感動しながらとても素敵な1日に、あの日をなりました。これから撮影に向けてより素敵な作品を皆様にお届けできるように精一杯全力を務めたいと思っております。よろしくお願いいたします」

――監督から今回の映画についてまとめの言葉を

片桐「映画についてなんかすごいいっぱい喋っちゃったから、違うことにしようかな。僕は18で、ハリウッド映画が大好きで、そのハリウッド映画の世界に憧れてアメリカに行きまして。で、運良く19からその世界に入ってるんですけども、当然やりたいことをやる、好きなことやるっていう道を進んできたけど、それなりのね、当然その好きなことやる上でのね、苦労っていうのは当たり前だけどあるんですけども、まあそれで 30何年間やってきましてね。本当にもう好きなことやって本当に良かったと心の底から思っております。で、もう今のね、まあ若者たちっていうか、やっぱりやりたいことやってる人は、もう本当に応援したいと思ってるし、やることにね、幸せを感じてもらいたいと本当に思っています。それでそうやって一生懸命やっていくことで、やっぱ人生豊かになっていると思うし、能力もどんどんついてきて、いろんなことができるようになってくるんで。本作ね、ちょっと今ちょっと本題が離れたかもしれないけども、僕自身がこうやってこう映画作り続けるっていうのは、やっぱり、やりたい、もう単純にやりたいからなんですよね。それを見た人たちに、やっぱり影響を与えたいし、で、あとはその映画っていう仕事をずっとしてきまして、エンターテイメントっていう素晴らしさですね。で、僕自身もそういう映画を作りたいと思ってるし、今回の本当にもう見た人がね、うわめっちゃ面白かったって言ってくれるようなね、ものにしたいとあの頑張っております。本当エンタメ万歳です。これからもね、こういう感じで好きなことを一生懸命やりながらね、その姿を見て、そういう人たちがね増えていってもらえたらなと、本当に心の底から思っております。そんな感じで、皆さんも応援してもらえたらと思います。よろしくお願いします」

■質疑応答

――映画のストーリーを可能な範囲で教えてください

片桐「主人公は大事な試合に敗れて、落ちぶれてしまった、田舎に引っ込んで逃げてきたんですけども、そこで皆奇現象に合うんですね。そこで、お祓いされて憑りつかれるとか、怖い目にあって、最終的に一番悪いやつを倒すことによって成長していくっていうエンタメの物語ですね。で、ヒロインがそれを追っかけてきて、喝を入れる役なんですね。ちなみにオーディションでね、殴るシーンがあるんだけども、相手はこうちょっと背高いやつ、仕事の知り合いを選んだら、容赦なくね(舞沢が殴った)。思いきり、すごいなと思って、他の子は割と遠慮気味にやってたんだけども、なんの遠慮もなく殴ってたからすごいと思って」

舞沢「ちょっと(手が)ヒリヒリしてました」

――安齊選手は、妖怪的なものと戦って成長していく?

片桐「そうですね。基本的には。ちょっとひねりがもちろんあるんだけど、そのひねりはちょっとまだ言えない状態で、ひねり自体がめちゃくちゃ面白いんで、それはもうぜひ本編をっていう感じです」

――安中市のどのロケーションが登場する?

片桐「安中市のサービスショットとしてはですね、妙義山映します。あとは、レンガの煙突があるじゃないですか。あれも映します。あとは碓氷製糸工場と、あとは民家ですね。有名なところでは、碓氷製糸工場と煙突と妙義山ですかね」

――安中に行ってみた感想は

片桐「すごくいい所ですね。住むのにはちょっと退屈かなと思います(笑)でも、景色が綺麗だし、でも何度も行きながら、うわ秘境だなと思って、山で登った時に、彼女(Blitaro)こう(車に)一緒に乗ってて。で、隣でなんかすごいボソボソしててどうしたのって言って、虫とかって大丈夫ですかって聞かれて、大丈夫だよ、どうしたのって言ったら、ヒルが足に5匹。恐るべし安中と思いましたね」

――地元安中で撮影されますが、楽しみにしているところだったり、こんなところを見て欲しいみたいなところを教えてください

安齊「楽しみにしているところは、本当、先ほどロケーションのことで名前が挙がった妙義山だったり、製糸場だったり、僕自身も行ったことありますし、妙義山なんて毎年チャリンコで登って、初日の出を見てとかやっていた、結構思い出のある場所なので。自分が行って何かを楽しみっていうよりかは、色んな、この映画の関係者の方が、実際安中に訪れていただいて、安中市の良さ、秘境と言われましたけど(笑)綺麗な景色だったり、その土地の美味しい食べ物を食べていただいたりだとか、またこれを見てくださったファンの方々が、また安中市に興味を持っていただいて、実際に訪れたりだったりしていただければ嬉しいなって思っております」

――群馬県民にひとこと頂けないでしょうか

安齊「安中市アンパサダーを僕は務めさせていただいていて、そこまで安中市アンバサダーとしての仕事が多いわけではなくて、全日本プロレスとして、群馬県で試合をして、安中市で試合をして、たくさんの方に、こう、元気になっていただいてるんですけど、今回も安中市アンバサダーとして、一つまた大きな仕事なんじゃないかなと思って。この映画を通して安中市の魅力を知っていただきたいですし、なによりも群馬県安中市出身、安中市アンバサダーの僕が主演を務めるということは、群馬県民は全員この映画を見なくてはいけないと思っているので、必ず市長から声を出していただいて、この映画をぜひ皆さんに群馬県民の皆さんに見ていただきたいです」

――群馬県との関りや撮影で楽しみにしていることを教えてください

舞沢「群馬県は今回の撮影で初めてお邪魔させていただくんですけれども、温泉もすごく楽しみですし、(監督に向かって)水沢うどんを食べるシーンはありますか?」

片桐「そんなのあるんだ?」

舞沢「めちゃくちゃ楽しみにしてて、そういうのも食べたいなとかずっと心持ちにしています。食べれるシーンを作ってください。麺類が大好きで調べちゃいました。すごいコシが強いっていう風に聞いて、水と小麦粉だけで作られた、すごくコシが強いおうどんだって」

――今回ホラー映画ということで、ホラー業界では撮影において不可解なことが起きたりとか聞いたことがあるんですけど、そういった現象は大丈夫ですか?

安齊「主演なのになんですけど、ホラー全般本当に苦手でして。お化け屋敷も入れないような人なんですけど。今、そのホラー現場でそういうことが起こることが多いみたいな情報を知りたくなかったです。何もない状態で行きたかったです、僕は」

舞沢「私もあまり得意ではなくて、監督の『GEHENNA』を拝見させていただくのに2日かかるぐらいホラー映画、すごいビビり散らかしてたんですけど。でも、神社仏閣巡りが好きなので、大丈夫かなと。何もわからずに平和に撮影を終えられるのではと。何かあっても、その怖さも思い出して、役として演じる糧にしたいなと思っています」

片桐「主演間違えたかもしれない(笑)」

安齊「アクションは抜群なんで!」

――映像を撮られる際に、恐怖を演出するだけではなく、デザインとしての魅力、造形美みたいなところが現れてくるかなと思うんですけども、そういうところとはどのような形で今回は気にされて造られますでしょうか?

片桐「見た目は当然その怖いっていうの当たり前なんですけども、それがどういう場所で、まあどういう映り方っていうのをすごい重要なんですよね。で、その辺はちょっと演出になるんだけども、でもそれも、たとえその見た目自体がこうひどくても、まあその映し方でよく見えたりもするんで。だけど、僕の場合は本業がね、もちろんずっとそっちの見た目のものを作る方だったんで、そこは、きっちりとデザインして、自分が作ることになるんですけども、そうですね。できるだけ今まで出たものと被らないもので、難しいんですよね。最近はね、いっぱいも出すぎちゃってて。ちょっと個性ある工夫は、考えております。今、具体的にどうっていうのはあんまり言えないんですけども。ババアとジジイがいっぱい出てきます」

――今回の役柄で、自身の新たな一面みたいなのを見せられそうなところは?

安齊「役というよりも、僕はもう、誰か、安齊勇馬以外の人を演じるっていうのが初めてなので、演技もそうですし、それも全てが初めてのことを見せられるんじゃないかなって思っていて。でも本当、台本を見たら割とこう普段の僕に近いような人間で書かれていたので、そういった面では演じやすいのかなって思っています」

舞沢「今まで学生ものとかをした時は、結構、陰な役が多かったりとか、眼鏡かけてずっと勉強してるような役をやったりとか。そうですね。あと彼女役が多かったりとかっていうので、すごく明るくて元気ハツラツで図太いって書いてあったので、図太いまで、自分の性格があるかって言われると、割と人見知りなところがあったり、あのキョロキョロしちゃうところもあるので、そこは自分自身とはまた違う役柄だなと思っているので、芯が強くかっこいい女性を演じられたらいいなっていうのと、そうですね、今までに、それこそない天津爛漫さをもっともっと自分の中から引き出せたらいいなという、すごく楽しみです」

――プロレスラーとして注目を集めているタイミングだと思いますが、このタイミングで映画主演ということで、どういうチャンスだと、これを機にこうしていきたい等はありますか?

安齊「チャンスとしましては、本当に(本人役以外の)演技が初めてなので、演技をちゃんと知るっていうか、プロレスは全く関係ないっていうか、別の世界をちゃんと知れて、で、またこれを機にまた、もしかしたら別の、何て言うんですかね、仕事の幅が広がるかもしれないと思っていますし、この今、一番注目を浴びている中で、こういうお話をいただいて、やっぱり僕はそういう星の元に生まれたなって思いますね」

片桐「自分で言って照れてる(笑)目指せ、ジャパニーズ ドウェイン・ジョンソン?」

――海外ではドウェイン・ジョンソンさんとか、プロレスラー出身でスターになった方がたくさんいますけども、和製ロック様を目指す?

安齊「向こうはプロレスもトップですし、演技、お芝居でもトップだと思うので、少しでも近づけたらいいなと思いますし、それが今、日本で可能なのは僕だけなんじゃないかなって思っているので、まあ全てを貪欲に吸収して、いろんなことに挑戦していきたいなと思っています」

――出演オファーがあった際に受けるかどうか迷われた?

安齊「本当に即答だったと思います。主演ですよ?」

――呪われるかも?

安齊「呪われて主演だったらギリお釣りがくるなと思うので、全力で頑張りたいです」