「第13回 王道トーナメント」【1回戦】9月12日(土)黒部大会詳報&試合後コメント
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『王道トーナメント2026』2戦目の黒部大会ではトーナメント1回戦の3試合がおこなわれた。
<オープニング>

第1試合に先がけて、左足の負傷で欠場中の青柳亮生が登場し、あいさつ。
亮生「黒部の皆さん、こんにちは~! 絶賛欠場中の青柳亮生です。本当はリング上で試合をしたいところなんですが、今日はできません。しかし、黒部の皆さまと盛り上げたいということで、急きょ来てしまいました。青柳亮生と盛り上がる準備はできてますか? 楽しんでいきましょう!」
亮生があいさつを終えると、新土リングアナが黒部市の上坂展弘市長をリング上に招き入れる。上坂市長は「全日本プロレスの熱い闘いを皆さんで応援しようじゃありませんか」などと観客に呼びかけ、亮生とともに大会スタートのコールをおこなった。
<第1試合>
麺家やす presents タッグマッチ 30分1本勝負
〇綾部蓮 大森北斗 vs ×富山ブラックラーメンマン1号 ×富山ブラックラーメンマン2号

オープニングマッチには、富山大会おなじみの“ご当地レスラー”富山ブラックラーメンマン1&2号が登場。

1号はブラックラーメンのカップ麺を手にしてリングイン。先発で北斗と対峙した2号は独特の決めポーズを見せつつ、軽快な動きで相手を翻弄。「ラーメン」コールを煽ると、怒った北斗が2号のマスクに手をかける。1号がカットに入ると、2号を連れてリングから下りる。すると花道からカップ麺を2つ手にしたマスクマンが登場。2号は律儀に「俺たちの仲間の富山ブラックラーメンマンV3だ!」と紹介。綾部と北斗が詰め寄ると、2号は「今日特別にオマエらに食わせてやるよ!」とイスに座らせて、カップ麺を食させる。

綾部&北斗がラーメンをすする中、場外カウントが進む。場外カウント9で、一足早く食べ終えた北斗がリングに戻る。しかし、北斗がロープに飛ぶと、V3が足を引っ張って介入。綾部はのんびりと味わいながらラーメンを食べ進め、その間も北斗は相手チームにつかまってしまう。綾部がようやく食べ終えてコーナーに戻ると、北斗は相手チームの攻撃をかいくぐってタッチ。綾部は1&2号をとらえて北斗のミサイルキックを呼び込むも誤爆。それでもランニング・ネックブリーカードロップで相手をまとめてなぎ倒し、さらにパートナーの北斗を担ぎ上げてボディースラムで相手2人の上に叩きつけて3カウントを奪った。

<綾部&北斗のコメント>

綾部「大丈夫?」
北斗「ちょっと出た…」
綾部「なにしてるんだ?」
北斗「全然、大丈夫なんですか?」
綾部「まあ、2メートルだからな」
北斗「いや、ゆっくり食べてたからだろ!楽しんでたからだろうが、オマエ」
綾部「富山ブラックラーメンをせっかく食べるんだから味わいたいだろ、そりゃ」
北斗「オマエ、味わってたら試合終わってたよ。まあ、いいよ。本当にラーメンはおいしかったが、次はプライベートでゆっくり食べるよ」
綾部「まあなんか随分、急いで食べてたみたいだけど。富山ブラックラーメンのおいしさのおかげでパワーアップした綾部蓮、2人なぎ倒して、ついでに腹にミサイルキックを入れてきた大森北斗ごと潰しちゃったって感じかな。また来るよ」
<ブラックラーメンマンのコメント>

2号「いつもありがとうございます1号。これもっとあれですね、『麺家やす』のラーメンをもっと食べて、カラダを作るしかないんじゃないですか?」
1号「スポンサーに申し訳ないね」
2号「そうですね」
1号「また富山に来たらよろしくお願いします」
2号「はい。V3!」
V3「はい!」
2号「わざわざラーメン、富山プラックラーメン持ってきてくれたのに申し訳ない」
V3「申し訳ないです! いや~、張り切って早めに作りすぎて、ちょっと(スープが)ぬるかったかもしれないです」
2号「ぬるかった!?」
V3「もっと熱々だったら」
2号「早かったもんね、食べるの」
V3「申し訳ないです!」
2号「いやいやいや。もう一回3人で、『麺家やす』のラーメン食べに行こう。反省会ね、これから」
V3「はい、行きましょう!」
<第2試合>
6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 ライジングHAYATO ×小藤将太 vs 鈴木秀樹 〇ティモシー・サッチャー 矢野安崇

出場予定だった潮﨑豪が臀部負傷により欠場となり、当初は対戦カードに名を連ねていなかった鈴木秀樹が出場。9・9品川大会のトーナメント1回戦で激闘を繰り広げたばかりのティモシー・サッチャーとタッグを組むことになった。サッチャーと三冠ヘビー級王者・宮原健斗の絡みも注目される。
サッチャーが臨戦態勢で待ち構える中、宮原がコーナーに下がると場内から「ケント」コール。声援に押されて宮原も先発で出て来て、サッチャーと対峙する。リストの取り合いから、サッチャーがハンマーロックで固める。脱出した宮原がグラウンドで足を固めると、サッチャーは下から腕を取って形勢逆転。サッチャーがサーフボードで宮原をとらえ、逆さ押さえ込み。返した宮原がヘッドシザースも、サッチャーは巧みに切り返して弓矢固めからそのままカバーに入る。宮原がHAYATOにタッチすると、サッチャーは矢野にスイッチ。HAYATOと矢野が軽快な攻防。HAYATOが飛び技のフェイントから得意のポーズを決めると、背後からサッチャーが近づき、エルボースマッシュを食らわす。サッチャーはカットに来た宮原にもエルボースマッシュを浴びせ、さらに場外戦でも追いかけ回して痛めつける。リングに戻っても、HAYATOがつかまる展開。
防戦のHAYATOは秀樹にショットガン・ドロップキックを浴びせて宮原につなぐ。宮原はドロップキックを軸とした得意の畳みかけで流れを変える。秀樹から代わった矢野が宮原にミサイルキック。宮原は小藤にスイッチする。矢野がロープの反動を利用してのクロスボディーからタイガードライバーを狙う。これを脱出した小藤がエルボーアタック、ローリング式ドロップキックを浴びせる。矢野はブレーンバスターを決めてサッチャーにつなぐ。小藤はサッチャーの突進を止めて、セカンドコーナーからのミサイルキック。宮原組がサッチャーにトレイン攻撃。小藤はトップコーナーからのミサイルキックを浴びせ、さらにスワン式エルボーアタック。そして卍固めで捕獲するも、サッチャーは技を決められたまま小藤の左足のつま先をひねり上げてギブアップ勝ち。技をかけられている方がギブアップを奪うというテクニシャンの本領発揮のフィニッシュとなった。

試合後、サッチャー&秀樹&矢野は後ろで直立するポーズで勝ち名乗りを受けた。
<サッチャー組のコメント>

サッチャー「ヘイ、全日本、俺たちを見てみろ。ヒデキ・スズキ、ヤノ、俺たちの勝利だ! 俺の手にかかったら、誰もがあきらめるしかないんだ。今夜はコフジ、そして次はミヤハラか? まあいい。いま俺が集中しているのは『王道トーナメント』だ。ヒデキとヤノがついていれば、すべてうまくいくはずさ。さあ、“サッチャータイム”の始まりだ」
秀樹「通訳してやる。『今夜はご来場ありがとうございました』だ!」
<宮原組のコメント>

宮原「スゲぇなおい、富山県。2年半ぶりの富山黒部、どうやら日本全国で求められる男は(三冠王座)V9を果たし、王道トーナメントが始まった今日(こんにち)もなお、富山県の皆さまが求めていた。そうだ、三冠チャンピオンとして王道トーナメント優勝を果たすという、全人未踏の記録を作り上げる男に期待しているんだ。さあ次は、本田竜輝or熊嵐。どちらが出て来るんだ? 王道トーナメント、どちらが出て来る?」

HAYATO「黒部ありがとう。王道トーナメントが始まって、いままでと違ってたくさんヘビーとやる機会は増えたから。なんて言うんだろう。これから全日ジュニアを盛り上げていくために、これからもどんどんヘビー級のデカいヤツと闘って、強くなっていこうと思うよ。楽しみにしてて。Let’s Punk」

小藤「ティモシー・サッチャー、初対決。ヤバい奴だっていうのは知ってたけど、まさかここまでとは。自分が甘かった。ただ、俺はどこをケガしようが、ただじゃやられないぞ。全日ジュニアを背負ってるんだ。全日ジュニアを背負って、ティモシー・サッチャー、明日はシングルでオマエから卍固めで一本取ってやる。よく覚えとけ」
<第3試合>
世界ジュニアヘビー級選手権試合&アジアタッグ王座決定戦前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
×田村男児 青柳優馬 安齊勇馬 vs 〇吉岡世起 斉藤ジュン 斉藤レイ

10・3行田大会で世界ジュニア王座戦、10・11仙台大会でアジアタッグ王座決定戦を闘う田村男児(パートナーは立花誠吾)と吉岡世起(パートナーはMUSASHI)のダブル前哨戦。両者は先発で対峙して譲らぬ攻防を見せて、それぞれタッチ。斉藤ブラザーズ&吉岡が場外戦に持ち込み、両チームが派手にやり合う。リングに戻り、優馬がつかまる展開。優馬はレイにセカンドコーナーからのミサイルキックを浴びせて、安齊にタッチ。レイは安齊に串刺しボディーアタックから逆水平チョップ連打。安齊もドロップキックを返すが、レイはカウンターのクロスボディーアタックを決めて、吉岡にタッチ。田村との攻防となり、吉岡がミドルキック。田村もショートレンジ・ラリアットを返すが、吉岡は蹴りで相手の動きを止めて、シザーズキック。田村は強引にブレーンバスターで叩きつけ、俵返しから逆エビ固めで締め上げる。これはジュンがカットに入り、吉岡が田村&優馬のダブルの攻撃をしのぐと両チームが入り乱れる。田村が吉岡にパワーボム狙いも、切り返される。吉岡は田村の背後からヒザを突き刺し、投げっぱなしジャーマンから側頭部にトラースキック。田村もカウンターで担ぎ上げてデスバレーボムを決め、ショートレンジ・ラリアット。「決めるぞ!」と叫んでパワーボムの体勢に入るも、吉岡は後方に着地し、ラ・ミスティカで絡みつくと素早くラ・マヒストラルで丸め込んで王者から3カウント。タイトルマッチに向けて、勢いをつける白星となった。
また、翌日の王道トーナメントで安齊との対戦を控えるレイは試合後も痛めつけ、また同様に翌日の一戦を控えるジュンと優馬も視線をぶつけ合う。ジュンからのマイクでの挑発を受けた優馬は、地元松本での一戦を控えて闘志を新たにした。
<試合後のジュンのマイク>

ジュン「青柳優馬、オマエは俺のことを、地元松本でDOOMするって言ったな? いいか、耳の穴をかっぽじって、よく聞け。オマエのことをDOOMするのは、この俺、斉藤ジュンだ。明日の闘い、昨年の三冠戦と同じように俺が勝って、またおいしいフルーツを食べてやるよ。明日が楽しみだな。DOOM!」
<斉藤ブラザーズ&吉岡のコメント>

レイ「勝ったぜ! 安齊勇馬、いよいよ明日は王道トーナメント、公式戦だな。オマエ、俺に張り手、遠慮なくしてこいよって言ってたくせに、今日逃げたな。明日はバチバチに張り倒してやるぜ! 逃げても、逃げてなくてもだぜ。楽しみだぜ、フゥゥゥー!」
ジュン「青柳優馬、オマエまさか、まだ俺に明日、勝つつもりなんじゃないだろうな? だとしたら、残念な野郎だぜ。明日、最後に勝つのは俺なんだよ。楽しみだ。DOOM!」

吉岡「世界ジュニア、アジアタッグの前哨戦って言ってるけど、田村男児とはこの前のジュニフェスの決勝でも散々やり合ってるから、お互いの手のうちは全部、分かってるつもりか!? 俺にはまだ引き出しがあったな。田村男児よ、俺の引き出しをすべてさらけ出して、その上で勝ってやるから、世界ジュニア、アジアタッグ、楽しみにしとけ」
<優馬&安齊&田村のコメント>

優馬「おい、見たか、もらったぞ。明日もう、もらったぞ。斉藤ジュン、オマエ、前日の前哨戦で勝ってしまったな。もう言いたいことは分かるよな。プロレス界における、“あるある話”だよ。前日前哨戦で勝ったヤツは、(翌日は)だいたい負ける。俺の勝ちだ!」

安齊「痛ぇ。今日、富山、試合結果、どっちが勝って、どっちが負けたのかいまいちわかってねえけど、斉藤レイ、俺にはもうオマエしか見えてねえぞ。今日も(チョップが)メチャクチャ痛かった。痛ぇのがプロレスだからな、メチャクチャ楽しみだ。明日、松本、絶対に俺が勝つからな。みんな王道トーナメント、しっかり見といてください」

田村「負けた。負けた。前哨戦、得意なんだけど、今日は負けた。明日も前哨戦あるから、米食う。米食って頑張る、それ以外ない。米食う、米食う。やるよ」
<第4試合>
王道トーナメント 1回戦 時間無制限1本勝負
×芦野祥太郎 vs 〇関本大介

今春の『チャンピオン・カーニバル』にエントリーされずに悔しさを味わった芦野祥太郎が、秋のシングルナンバー1を目指して関本大介との1回戦に臨む。今年1月の後楽園大会におけるGAORA TVチャンピオンシップで関本に敗北を喫している芦野にとってリベンジマッチとなった。
握手を交わして開始のゴング。芦野が序盤から相手の足に狙いを定めて主導権を握る。関本は巧みに芦野の足をとらえて、逆片エビ固めに持ち込む。芦野にヘッドロックでとらえられた関本は高々と抱え上げると、バックブリーカーを決めて腰にダメージを与える。関本はボディースラムから逆エビ固め。芦野は懸命にロープエスケープ。芦野は関本の突進を食い止め、セカンドコーナーからダイビング・エルボースマッシュを浴びせる。エルボー、ヘッドバットと打撃を叩き込み合い、投げっぱなしジャーマンも決め合う。消耗戦となった中、関本のラリアットを食らった芦野だが、カウンターで相手の顔面にヒザを叩き込み、エルボースマッシュからバックドロップと畳みかける。続けてのアンクルロックでギブアップを迫るが、脱出した関本は強引にジャーマンで叩きつける。さらにラリアットを叩き込むもカウント2。ならばとビッグバンカタストロフィで芦野を振り切った。芦野はカーニバル不出場の悔しさを晴らせず、“秋”も早々に姿を消すことになった。

<関本のコメント>
関本「イッテー。ヤベえな。なんとか、なんとか、なんとか、アンクルホールドを振り切ってなんとか勝ちました。芦野祥太郎、スゲぇな。これで王道トーナメント1回戦突破。2回戦に向けて、これからしっかり準備して闘っていきたいと思います」
<芦野のコメント>
芦野「勝てないっすね。クッソ、あきらめたくないっすね、まだ。まだやるよ俺は、プロレスを。まだよろしく」
<第5試合>
王道トーナメント 1回戦 時間無制限1本勝負
〇ザイオン vs ×オデッセイ

HAVOC同門対決となるザイオンとオデッセイの初シングル。タッグ戦線では実力と実績を見せつけてきたスーパーヘビー級2人が、1対1で互いの力量を確かめ合う。勝者は9・17新木場大会の2回戦で潮﨑と対戦する。
オデッセイはHAVOCタオルを掲げながら入場。ゴングが鳴るとクリーンファイトを誓い合うように手を重ねる。序盤から衝突を繰り返した中、オデッセイはザイオンを担いで場外に放り出す。オデッセイは場外でもザイオンの腰に狙いを定めて痛めつける。リングに戻ると、ザイオンはオデッセイの背中、腹部にフットスタンプを突き刺す。しかし、オデッセイはショルダータックルですぐに形勢逆転し、腰にエルボードロップを投下。防戦のザイオンはスーパーマンパンチで反撃し、ブロックバスターと畳みかける。スピアはオデッセイが食い止め、カウンターでクロスボディーアタック。さらにサイドバスターからセカンドコーナーに上ってボディープレスを狙うも、ザイオンがカウンターのスタナーで切り返す。そして、すぐさまダイビング・ヘッドバットにつないで3カウント。苦しみながらも1回戦を突破し、かつての仲間の潮﨑との2回戦にコマを進めた。

<ザイオン、オデッセイのコメント>
ザイオン「彼が“ビッグ・オー”と呼ばれるのには理由がある。あの怪力の前では、いつもの技も通用しない。だって彼はまるで雄牛みたいにタフだからな。普通の人間が雄牛に立ち向かうようなものだったけど、運よく俺が勝つことができた。それもこれも、アイツと毎日一緒にトレーニングをしてるからだ。お互いの弱点をよく分かってるからな。今日は俺が上回ったけど、次の対戦も楽しみだ。そしてシオザキ、オマエはこの前の試合に勝ったよな。あの闘いには勝った。だが、約束する。次の勝負は俺が勝つ。それに、オマエはもうHAVOCの一員じゃない。一度HAVOCに入れば永遠にHAVOCだって、俺はいつも言ってるけど、リングでオマエと対峙するときは別だ。覚悟しておけよ。容赦はしない。ただ、HAVOC(大混乱)をもたらすだけだ」
オデッセイ「負けるのは、相手が誰であれ悔しい。それが俺のブラザーなら、なおさらだ。ここに宣言しておく。9月17日、新木場1stRING。HAVOCのメンバー全員が駆けつけるからな。約束する。俺たちは…」
ザイオン「俺たちは…」
ザイオン&オデッセイ「俺たちは、HAVOC!」
ザイオン「愛してるぜ、ブラザー」
<第6試合・メインイベント>
王道トーナメント 1回戦 時間無制限1本勝負
〇本田竜輝 vs ×羆嵐

昨年まで『王道トーナメント』3年連続準優勝の本田竜輝が“4度目の正直”を目指して、WRESTLE-1時代の先輩でもある羆嵐との1回戦に臨む。両者は昨年のトーナメント1回戦でも対戦して本田が勝利。今年1月のシングル対決は羆嵐が借りを返している。なお、勝者は9・17新木場大会で宮原と2回戦を闘う。
力のこもった攻防から、本田が意表をつくラリアットを放つと羆嵐が場外へ。本田が追いかけ鉄柵に羆嵐を叩きつける。本田は鉄柵に羆嵐を押しつけて「1、2、3、4!」。本田が主導権を握る中、羆嵐は場外で本田を担ぎ上げてエプロンに叩きつけると、場外マット上で追撃のセントーンを浴びせて形勢逆転。リングに戻っても、羆嵐が攻勢に出る。防戦の本田はリバースのブレーンバスターで反撃。串刺しラリアットからスピア、スリーパーホールドで絞め上げる。羆嵐はカウンターのドロップキックを放ち、アルゼンチン・バックブリーカー。本田が抵抗して、エプロン上に攻防に移る。本田のエルボーで場外に落ちた羆嵐だが、すかさずエプロン上の本田の足にマッケンローを放つ。場外で倒れ込む本田に、エプロンからダイビング・セントーンを放つ。ダメージの大きい本田は場外カウント9でどうにかリングに戻る。
猛烈な串刺しラリアットの打ち合い。羆嵐がラリアット、バックドロップを決めれば、本田は投げっぱなしジャーマン、ラリアットを返す。エルボーの打ち合いから、続けてショートレンジ・ラリアットで我慢比べ。押し込まれた本田だが、埼玉に乾杯!狙いは切り返して、背後への串刺しラリアット、投げっぱなしジャーマン。走り込んでのラリアットはカウント2。ファイナルベント狙いは羆嵐が阻止し、カナディアン・バックブリーカーの体勢。これは切り抜けられるも、カウンターのクロスボディーアタックから埼玉に乾杯!も決めるもカウント2。トップコーナーのダイビング・セントーンはかわされ、チャンスと見た本田が走り込んでラリアット。耐える羆嵐をなぎ倒すがカウント2。もう一発、走り込んでの強烈なラリアットを繰り出すも、これもカウント2。ならばとファイナルベントで叩きつけて、羆嵐を退けた。

肉弾戦を制した本田は宮原との2回戦に進出。悲願の初優勝に向けて三冠王者との対戦は大きな山場となるが、「今年はこの俺が必ず王道トーナメント優勝する!」と必勝宣言。勝利の高揚感のままにホンダンスを披露し、最後は観客とともに「1、2、3、4!」を叫んで、大会を締めた。
<試合後の本田のマイク>

本田「王道トーナメント1回戦、突破したぞー! 羆嵐さん、今日はありがとう。また熱い、熱い試合しようぜ(羆嵐に向かって一礼)。次は2回戦、三冠王者の宮原健斗だ。今年はこの俺が必ず王道トーナメント優勝する! 今日、黒部でメイン勝って、最高の気分だぜ! 今日この俺がメインイベントで勝ったんだ。今日は俺がこの大会を締めさせてもらう。今日見に来た富山のみんな、全日本プロレスの明るく、楽しく、激しい闘いどうだったでしょうか!? (急に倒れ込んで)ちょっと待ってくれ、まさかそんな大声援来るとは思わなかった。そしたらなんだか、カラダが勝手に動いてしまいそうだ! ミュージック、流してくれ!(ホンダンスを踊る)。ありがとう! じゃあ、富山大会を締めたいと思う。俺がみんな反則カウントを数える準備はいいかと聞いたら、オーって言って、みんなで『1、2、3、4』って数えるぞ。みんな準備はいいか~? せーの、1、2、3、4! ありがとうー!」
<本田のコメント>
本田「よっしゃ! 羆嵐から勝ったぜ。これで王道トーナメント1回戦突破だ。次は新木場で三冠王者、宮原健斗。絶対勝つぞ! 今年は絶対俺が優勝するんだ!」
<羆嵐のコメント>

羆嵐「負けました。今年も1回戦、去年に引き続き。勝利の女神ってやつがもしいるんだったら、プロレスの神様ってやつがもしいるんだったら、とんでもなく高い壁をこの俺にぶち当ててくるよな。2026年、結果を出すと言って、GAORAのベルトは取ったけど、6人タッグのベルトも取ったけど、長続きしてない。6人タッグはまだ持ってるけど。GAORA、他団体流出。俺もフリーだから、俺が持ってても他団体流出なのかもしれないけど。とにかくこの王道トーナメント、王道のど真ん中を必ず俺が取って、GAORAを奪い返したいと思っていた矢先に、プロレスの神様も、勝利の女神も俺には微笑んでくれなかった。いやぁ、壁が厚いね全日本プロレスは。まだまだ努力が足りないってことでしょう。もっともっと努力していきますよ。努力をしている人間には必ず運が向いてくると、俺は思っているので。その運を掴むか、掴まないか、俺次第だ。でも、羆嵐を応援してくれている数少ないファンの皆さんに一矢報いるような結果が俺は欲しいから。だから、ちょっと待っててほしい。俺はもっともっと強くなるよ。なんたって俺は日本のプロレス界でナンバー1のパワーファイターだ。この俺、羆嵐から目を離すな。必ず天下取ってやる。ハァァァー!」