「旗揚げ記念シリーズ2026」~ファイブイズホームpresents~10月3日(土)行田大会詳報&試合後コメント
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多くのタイトルマッチが組まれている10月ツアーが開幕し、今大会では8月ツアーで開催された『ゼンニチJr.フェスティバル』で優勝を果たした吉岡世起が、田村男児が保持する世界ジュニアヘビー級王座に挑戦。また、三冠ヘビー級王座戦、世界タッグ王座戦に向けた各前哨戦も組まれた。
<第1試合>
タッグマッチ 20分1本勝負
〇関本大介 真霜拳號 vs 羆嵐 ×青木優也

全日本所属外4選手によるタッグマッチ。世界タッグ王座挑戦歴もある強力な関本&真霜組を相手に羆嵐&青木組はどのように立ち向かうか? 静かな立ち上がりを変えたのは、関本と羆嵐の攻防。ショルダータックルで正面衝突を繰り返すパワフルなぶつかり合いで場内を沸かせる。関本はカウンターのタックルで青木を吹っ飛ばすと、真霜につなぐ。相手チームにつかまった青木は真霜にドラゴンスクリューを決めて羆嵐にタッチ。羆嵐は一気に流れを変えて、真霜を担ぎ上げると関本に投げつけるなど大暴れ。羆嵐から代わった青木は関本とエルボーの打ち合い。ゴツゴツとしたやり合い経て、ハンドスプリング式バックエルボーから相手をロープに固定して「辛抱せぇや!」とともにチョップ連打。羆嵐とともに攻撃を畳みかけ、関本を追い込んでいく。しかし、ダブルのブレーンバスター狙いは関本が踏ん張り、相手2人をラリアットでなぎ倒す。真霜との連続攻撃から青木を変型のアルゼンチン・バックブリーカーで捕獲してギブアップを奪った。

<関本&真霜のコメント>
関本「ヨッシャー、真霜さん、ありがとうございました」
真霜「完璧です」
関本「いやいや。これから真霜さんと組んでいけるってことなんで」
真霜「やってやりますか。まだまだ続きありますよ、我々」
関本「これから真霜、関本で行くからよろしくな。暴れまくりましょう。サンキュー、ベリーマッチ」
<羆嵐&青木のコメント>
羆嵐「青木さん、大丈夫かい」
青木「アー、クソ。負けちまった。しかもなんだろうな、一番負けたくない相手。みずから負けを認めてしまったんだ、不覚以外のなにものでもない。この悔しさは絶対に忘れないからな、関本大介、全日本プロレス、そして今日試合を見ていたファンの皆さんにも告ぐ。オレはこのままじゃ終わらないぞ。ですよね、羆嵐さん?」
羆嵐「……はい!」
青木「ありがとうございます」
羆嵐「青木さん! オレからアナタに一つ送る言葉があります」
青木「なんですか?」
羆嵐「辛抱せぇよ! 頑張れ!」
青木「おぉ、そうだ。辛抱が足りなかったんだ」
羆嵐「辛抱が足りないよ」
青木「辛抱が足りなかったんだ」
羆嵐「青木さんの負けはオレの負け、赤井さんの負けは羆嵐の負け」
青木「青木だよ」
羆嵐「青木さんの負けは羆嵐の負けだ。名前はとりあえず置いといて」
青木「置いといてって、自分から言ってんだろ」
羆嵐「この全日本プロレスの6人タッグの最高峰のベルト。おい北上、しっかり防衛して、どの組み合わせ、全選手、オレと立花のアニキとホーンダが圧倒的に防衛してな、最強のチャンピオンになってみせる。以上だ。オレたちチャンピオンチームから目を離すな。ハァァー!」
<第2試合>
タッグマッチ 20分1本勝負
〇ライジングHAYATO 矢野安崇 vs MUSASHI ×大森北斗

ジュニア勢が揃ったタッグマッチ。10・11仙台大会で望月成晃とのGAORA TV王座戦を控える矢野はキャリア、経験値で勝る選手たちに囲まれた中でも存在感を見せたい。 先発のMUSASHIと矢野が軽快な攻防を見せる。矢野はリング中央でポーズを決めるHAYATOの後ろで自身もちゃっかりとポーズを決めるなど、積極的な姿勢を見せる。HAYATOが相手チームにつかまる中、北斗にショットガン・ドロップキックを見舞って、矢野につなぐ。タッチを受けた矢野は北斗に反転式クロスボディーアタック。タイガードライバー狙いは阻止されるも、フェースバスターから低空ドロップキックと畳みかける。北斗はカウンターでサイドからのエルボーを叩き込んでMUSASHIにタッチ。攻め込まれた矢野はエクスプロイダー狙いを阻止して、HAYATOにつなぐ。MUSASHIはHAYATOと矢野の誤爆を誘い、北斗にタッチ。北斗&MUSASHIがHAYATOに連続攻撃で追い込んでいく。しかし、北斗のナルシストプレスはHAYATOが剣山で防御。HAYATOと北斗がエルボー合戦。北斗は後頭部へのエルボーでHAYATOの動きを止めると、無想一閃を狙う。しかし、HAYATOがファルコンアローで切り返し、矢野はMUSASHIにトペを放って分断。HAYATOは北斗にひとでなしドライバー。シド・ヴィシャスにつないで3カウントを奪った。

<HAYATO&矢野のコメント>
HAYATO「勝ったよ。ヤス、ありがとう」矢野「ありがとうございます」
HAYATO「本来は…いや、ヤスがいづらくなるから、先に喋っていいよ」
矢野「今日ここでね、愛媛出身タッグで組めて、本当にやりやすかった。なんか元気与える方なんですけど元気もらえましたね。そしてボクは10・11仙台、望月さんが持つGAORA TVに挑戦するんで。会見で言った通り、ボクの覚悟をぜひ見ててください。必ず取って、あのベルトを取って、ボクはあのベルトも全日本プロレスも、また一段階盛り上げます。ありがとうございました」
HAYATO「大森北斗、ジェニフェスで2人で決勝やろうって言ったけど、2人とも決勝に行けずに、お互い無念な結果になったんだけど。まあでも、今日やってみて正直ちょっとがっかりしたよ。ヘビーから帰ってきてこんなもんかよって。悔しかったらまた挑んで来い。Let’s PUNK!」
<MUSASHI&北斗のコメント>
北斗「なぜ今日、オレが負けたか。その理由はただ一つ。(自身がプリントされ、『ザ・リーヴ』の文字も入ったミニサイズのクリアファイルを手にして)小さい、小さい、小さい…。そしてもう一つは、このあとMUSASHIが見ればわかる人にはわかる。MUSASHIがやらかしたと言っても過言ではないんだ。
このあと登場するMUSASHIに注目してくれ。クソ!」
MUSASHI「アジアタッグ前にいい雰囲気のままアジアタッグに行きたかったですけどね。まあ、タッグパートナー、今日組んだ人とは違えど勝ちたかったけど。そこはもう切り替えてアジアタッグに集中します。その前に今日はせーちゃんが世界ジュニアのベルトに挑戦するんでね。全力応援です。そして、オレがなにをやらかしたっていうんだよ?なにをやらかしたんだよ、オレが。なあ、なにもやらかしてないだろ。なにをやらかしたんだよ」
<第3試合>
6人タッグマッチ 30分1本勝負
鈴木秀樹 河野真幸 ×木村伸彦 vs ザイオン 〇オデッセイ 芦野祥太郎

10・12北上大会で全日本プロレスTV認定6人タッグ王座に挑戦する鈴木秀樹&河野真幸(もう1人のパートナーは小藤将太)が、アップタウンの若手選手の木村伸彦とトリオを結成し、HAVOC勢と激突。HAVOC勢が入場してアピールする中、相手チーム3人が背後から襲いかかって開始のゴング。のっけからの場外戦で両チームが激しくやり合う。リングに戻ると、木村がつかまる展開。防戦の木村はザイオンにスワンダイブ式ミサイルキックを決めて秀樹にタッチ。秀樹に攻め込まれたザイオンはポップアップ式エルボースマッシュを放って、オデッセイにつなぐ。秀樹組は3人がかりでオデッセイを攻め立て、木村はスワントーンボムも決める。秀樹&河野のダブルのブレーンバスター狙いはオデッセイが踏ん張る。逆に2人まとめてサイドバスターで叩きつけて排除し、木村を孤立させる。木村は1人で3人を相手にして果敢に向かっていくが、やはり分が悪く最後はオデッセイのボディープレスで3カウントを喫した。

<HAVOCのコメント>
ザイオン「みんなの熱気を感じるよ。勢いが出てきた。少しずつ、積み重なってる」
オデッセイ「『スシロー』の皿みたいにな。スシみたいに積み上げてる。やるしかない。それが必要なんだ。もっとこういうのが必要なんだ」
ザイオン「ハゲシイ」
芦野「激しい、激しさだ、HAVOCに必要なのは激しさだ! やってやるからな、オレが。カル・ブルーム、カミングスーン」
ザイオン「もうすぐそこまで来てるぜ。アイツが着いたら、すべてが始まるん。大混乱だ。破壊と混乱の始まりだ。オレたちは…」芦野「オレたちは…」
オデッセイ「オレたちは…」
3人「オレたちは、HAVOC!」
<秀樹組のコメント>
秀樹「どうした、どうした?」
木村「やられました」
河野「誰に?」
木村「喋っていいですか!?」
秀樹「いや、ダメだ」
木村「まず、約5カ月ぶりの全日本プロレス参戦。こんなに欠場したのに、全日本プロレスの舞台に呼び戻していただいて、ありがとうございます。やっぱり全日本プロレスのスーパーヘビー級の皆さんは力強くて一個一個の打撃も重いです。でも、アップタウンを背負ってる者として、闘いの中での熱い気持ちは前面に見せつけられかなと思います。今後も全日本プロレス参戦していきたいです。(秀樹にボディーブローを食らい、河野に背中を叩かれて)アァ! 大きい! アップタウンの木村伸彦と申します。これからもよろしくお願いします!(秀樹にボディーブローを食らう)アァ!」
河野「救急車、救急車」
<第4試合>
世界タッグ選手権試合前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
斉藤ジュン 斉藤レイ ×セニョール斉藤 vs 〇青柳優馬 安齊勇馬 小藤将太

10・11仙台大会での世界タッグ王座戦に向けて、斉藤ブラザーズとダブルゆうまの前哨戦。青柳は今大会の冠スポンサーの『ファイブイズホーム』のハッピを着用し、“ごますりポーズ”をしながら入場。
試合は世界タッグ王座を争う両チームが序盤からやり合う。セニョールが巧みな攻めで小藤をとらえ、派手な場外戦も繰り広げる。リングに戻っても、小藤がつかまる展開。防戦の小藤はジュンのチョークスラム狙いを切り返し、エルボードロップをかわして安齊にタッチ。安齊はジュンに串刺しエルボーからベリー・トゥ・ベリーなどで攻め込む。エルボー合戦でも押し込んだ安齊だが、突進を迎撃されるとショルダータックルを返される。ジュンから代わったレイは、安齊をコーナーに詰めて逆水平チョップを連打。防戦の安齊はカウンターのジャンピング・ニーを返して、青柳にタッチ。青柳組がレイにトレイン攻撃。レイは青柳と安齊をまとめてラリアットでなぎ倒し、セニョールにつなぐ。斉藤ブラザーズが青柳にトレイン攻撃。なおも、青柳に連続攻撃で追い込んでいく。斉藤いぎなりスマッシュ狙いは青柳が踏ん張る。パートナー2人がアシストに入り、安齊はレイをジャーマンで投げ捨てる。青柳組はセニョールにトリプル・ドロップキックを見舞い、最後は青柳がTHE FOOLで3カウントを奪った。

<青柳組のコメント>
青柳「よし、前哨戦は今日で最後なんで、次10月11日、仙台で取っちゃおう」
安齊「取りましょう」
青柳「中々ハードスケジュールそうだけど、大丈夫?」
安齊「会見欠席してすみませんでした」
青柳「心細かった」
安齊「仙台では完璧にしておくので」
青柳「ましてや相手は斉藤ブラザーズよ。対比よ、デカすぎるよ。でもね、我々勝ってますから。行けるね。いいか、斉藤ブラザーズのタッグ時代に終止符を打ってやるから」
安齊「昨日会見でWユウマ、気持ちがバラバラとか言ってたけど、今日の入場から見たろ。カッコいいオレとちゃんとスポンサーに感謝を伝える青柳優馬、そして試合で強さを見せて、役割分担、お互いを補い合っているんだよ。これがまさにタッグだろ。仙台、ホームとかアウェーとか関係ねえ。いまや安齊勇馬の人気は全国区だ。オレと青柳さんが必ずベルト取るぞ」
小藤「6人タッグ、挑戦決まりました。今日も6人タッグの試合だったんで、明確な前哨戦は組まれてないですけど、こういう試合をしっかり自分の糧にして、ベルト取れるように頑張っていきます」
<斉藤ブラザーズのコメント>
ジュン「セニョール、大丈夫か?」
セニョール「いや、ごめんなさい」
レイ「大丈夫か、セニョール」
セニョール「このままじゃ終わらないんで。許さないっすよ。あー、痛かった」
レイ「おい、いいか。10・11仙台大会、Wユウマ、オマエたちをぶっ倒して、しっかりとこの世界ダックを防衛してやるぜ!」ジュン「オマエたち2人をペチャンコにするのはオレたち斉藤ブラザーズ!DOOM!」
レイ「よし今日もステーキ食いに行こう」
ジュン「ステーキ。オマエの奢りだ」
<第5試合>
三冠ヘビー級選手権試合前哨戦 タッグマッチ 30分1本勝負
〇宮原健斗 潮﨑豪 vs ×本田竜輝 綾部蓮

10・22後楽園大会での三冠ヘビー級王座戦に向けた、宮原健斗と本田竜輝の前哨戦。それぞれのパートナーも含めて、見どころの多いタッグマッチとなった。
序盤に宮原と向き合った本田はショルダータックルで倒すと、ロープに詰めて「1、2、3、4!」。さらに場外戦に持ち込むと強烈なエルボーを見舞い、鉄柱に叩きつけていく。宮原も鉄柵に振り返すと、フロントキックからヘッドバットを叩き込んで形勢逆転し、鉄柱を利用して首を絞め上げる。リングに戻っても、宮原が本田を攻め立てる。タッチを受けた潮﨑も本田に攻勢を仕掛け、逆水平チョップをぶち込む。ブレーンバスター狙いは本田が踏ん張り、リバースで叩きつける。本田から代わった綾部は潮﨑にハイアングルのボディースラム。潮﨑もフライング・ショルダーからバックドロップを決めて反撃。潮﨑が逆水平チョップを見舞えば、綾部はエルボーを振り下ろしてダウンを奪う。防戦の潮﨑はレフトハンドのショートレンジ・ラリアットを返して、宮原につなぐ。宮原と本田の攻防となり、宮原が得意の低空ドロップキックの畳みかけ。本田もカウンターのショルダータックルを返し、綾部とのトレイン攻撃からスピアを見舞う。本田のラリアット狙いに飛びついた宮原がスネークリミットを狙うも、綾部がカットに入る。シャットダウン・スープレックス狙いは本田が踏ん張り、エクスプロイダーからショートレンジ・ラリアット。ファイナルベント狙いは宮原が切り返し、潮﨑のアシストからブラックアウトを見舞うと、最後はシャットダウン・スープレックスで前哨戦の第1ラウンドを制した。

試合後、ベルトを手に本田を見下ろした宮原は「10月22日、奇跡は起きらない。これがトップ中のトップの男だ」と王者としての高みを示すように不敵な宣告。本田は悔しそうにマットを叩き、苦い表情を浮かべながら花道を下がった。
<試合後の宮原のマイク>

「さあ、チャレンジャーよ、闘いは始まったぞ。オマエ、この三冠ベルトが夢らしいな。10月22日、奇跡は起きない。これがトップ中のトップの男だ。奇跡は…起きない」
<宮原&潮﨑のコメント>
宮原「さあ、これが現実だ、本田竜輝。オマエはこの三冠ベルトが夢だと言っていたな。さあ、本田竜輝。(ベルトを叩きながら)夢がここにあるぞ、夢が。そしてオレがこの業界トップ中のトップ、宮原健斗だ。さあ、そんな男が持っているオマエの夢を奪うことができるのか? 今日分かったろ、どうだこれが現実だ。夢は申し訳ないが叶わない。ねえ、本田竜輝、夢は叶わない、そして奇跡は起きない。それを前哨戦ですべてにおいてオレが上だということを証明して、当日を迎えてやるよ、本田竜輝。もう一度言うぞ。奇跡は起きないぞ」
潮﨑「ここ行田、俺がHAVOCの潮﨑豪として全日本プロレスのリングに上がったあの日から、約1年だ。この1年、いろいろあったよ。俺が再びプロレスのリングに立つということは考えてなかったときだったから。あれからオレはザイオン、オデッセイ、祥太郎、彼らに、HAVOCに助けられてこのリングに立つことができた。あれから1年だ。オレもあれから成長したところは見せないとだろう。今日、宮原健斗、本田竜輝、三冠戦の前哨戦をあったものの。綾部、効いたよ。オマエの渾身のエルボー。カラダに染みましたよ。いまでも手足、オレの指先まで痺れてますよ。楽しいね、これがあるから。全日本プロレスのリングにはプロレスが集まってる。これだからオレは1年前にこの行田で全日本プロレスのリングを選んだ。これに間違いはなかった。これからどんどんどんどん潮﨑豪、そして全日本プロレス、おもしろくなるよ。全日本プロレス、最強」
<本田&綾部のコメント>
本田「負けた。本番だけ勝てばいいってもんじゃないのは分かってる。ただ、今日の負けはめちゃくちゃ悔しい! 次は仙台か、仙台も決まってる。10月22日、後楽園での三冠戦の残りの前哨戦も全部オレが勝つ! 三冠は俺の夢なんだよ、絶対取ってやる!」
綾部「三冠前哨戦かもしれないけど、単純に今日は潮﨑豪との闘い、やっぱり楽しいな。潮﨑豪、王道トーナメントを前に1回戦で負けて、ここで終わらないからな。潮﨑豪、前も言ったけど、必ず1対1でまたオマエと闘って、そして次はリベンジさせてもらうよ」
<第6試合・メインイベント>
世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第74代王者】〇田村男児 vs ×吉岡世起【挑戦者】※ゼンニチJr.フェスティバル2026優勝

8・29大田区大会で田村男児を下して『ゼンニチJr.フェスティバル』を制した吉岡世起が、満を持して世界ジュニア王座に挑戦。両者は10・11仙台大会でアジアタッグ王座決定戦も控えており、ともに1週間後の闘いも見すえた一戦となった。昨年6月には吉岡が田村を迎え撃つ側で世界ジュニア王座を争い、そのときは吉岡が防衛に成功。田村としては王者として1年4カ月前の悔しさを晴らしたいところ。
静かな立ち上がりから、田村がエプロン上の吉岡の蹴りをキャッチして担ぎ上げ、エプロンマットに叩きつけて攻防が動き出す。田村は場外で猛烈なチョップ、鉄柱攻撃と攻め立てる。しかし、鉄柱を背にした吉岡へのラリアットをかわされ、チャンスと見た吉岡が右腕に低空ドロップキックを決める。そこから吉岡が執ような腕攻めでペースを握る。防戦の田村は吉岡のトラースキックをかわし、バックフリップで叩きつけて反撃態勢。串刺しタックル連発から高速ブレーンバスターを決め、俵返しを狙う。しかし、右腕の痛みから決められず、逆に吉岡のゼロ戦キックを食らってしまう。吉岡が強烈な蹴りを畳みかけ、飛びつき腕ひしぎ十字固めでギブアップを迫る。田村は上体を起こし、強引に担ぎ上げると吉岡をエプロンに着地させ、ラリアットを見舞う。田村にリングに戻された吉岡はダッシュしてトペ・スイシーダ、さらにラ・ケブラーダの追撃で流れを変える。
リングに戻り、吉岡がシザーズキック。田村もデスバレーボムを返せば、吉岡は投げっぱなしジャーマン。トラースキックから吉岡が突進も、田村はポップアップ式パワーボム。正調のパワーボム狙いは吉岡が切り返してクラッシュドライバーもカウント2。消耗戦となった中、蹴りとエルボーの応酬。田村のショートレンジ・ラリアットを受け止めた吉岡はラ・ミスティカで絡みついて、ラ・マヒストラルにつなぐもカウント2。コーナーに上った吉岡をとらえた田村は、雪崩式攻撃を狙う。しかし、吉岡が脱出して雪崩式フランケンシュタイナーを決める。吉岡が変型MADE IN JAPANもカウント2。再度のクラッシュドライバー狙いは田村が踏ん張る。吉岡は後頭部へのラリアットから側頭部にトラースキック、バズソーキック、旋風脚と畳みかける。追い込まれた田村はカウンターのラリアットから正調のラリアット。続けてのパワーボムはカウント2。ならばとラストライドで叩きつけ、粘る吉岡を振り切って防衛に成功した。

試合後、防衛に成功した田村の元にライジングHAYATOが登場。パートナーの青柳亮生が欠場から戻って来るまでの間、HAYATOは自身がシングル王者として全日ジュニアを盛り上げたいとアピールし、挑戦表明。田村も「盛り上げたい気持ちはHAYATO以上にオレもあるんだよ! 簡単には負けねえよ」と真っすぐにその思いを受け止めて、両者のタイトルマッチが決定的となった。
<試合後の田村、HAYATOのマイク>

田村「防衛したぞー! 吉岡世起、ありがとう(HAYATOが花道を通って登場)」
HAYATO「男児ちゃん、お疲れさん。あと、勝利おめでとう。そういえばこの前、亮生のお見舞い言ってきたよ。まあ、謝ってたよ。その帰りに思ったんだけどさ、亮生が帰ってくるこの全日ジュニア、オレがチャンピオンで盛り上げたい。その世界ジュニアに挑戦させてよ」
田村「メッセージありがとう。盛り上げたい気持ちはHAYATO以上にオレもあるんだよ! 簡単には負けねえよ。やるからには、どっちがくたばるか我慢比べで行こう(睨み合いののちHAYATOが引き揚げる)。正直、疲れてるところに、挑戦表明されても頭が回んねえっす(笑)。でも、その挑戦受けます。あとは会社が決めてくれ。今日、行田大会、楽しかったですかー? 今日はご来場いただきありがとうございました。まだまだ盛り上げて行きます、ありがとうございました!」
<田村のコメント>
田村「防衛しました。何度目だっけ? 2度目か。2度目の防衛か。前哨戦もタイトルマッチもジュニアリーグもいろいろやりすぎて、もうなにがなんだかって感じだけど。HAYATOの挑戦表明、もちろんオレは受けるつもりでいるし、もちろんやるまで。リング上で言った通り、くたばるまでだから。どっちが先にくたばるか、身を削って終わるか。我慢比べ、それだけだね。これからも次につなげるものとしてやっていくだけだと思うし、これからもっといろんなものに対して背負っていかないといけないもんだし。これはオレ1人だけじゃなくて、フリー、所属みんなで作り上げていくもんだし。これから下に入ってくる人たちも、そして小藤、矢野、もっともっともっと上に一緒に高め合っていこう。俺は別に引き上げるっていう器用なものはできないから。対等にやり合うだけだと思うし。オレは対等にやって、そうやって向き合うチャンピオンとしてやっていくだけだと思うし。今日は吉岡世起、ありがとう。一緒に盛り上げたし、まだまだこれからもやっていこう。ありがとうございました」
<吉岡のコメント>
吉岡「負けた、負けたな。ちゃんとこの間の期間で田村男児を研究し尽くして、ある程度は思い通りに試合は運んでたはずなんだけどな。田村男児の意地とか背負ってるものとか、その重さ、その覚悟の強さがヒシヒシと伝わってきたよ。でも、まだ終わりじゃないからな。来週にはアジアタッグあるんだ。2冠の夢、リーヴの裏表紙も飛んじまったかもしれねえけど、まだアジアタッグがある。俺にはむーちゃんせーちゃんがある、アジアタッグがある。まだまだだ。オレはあきらめが悪いぞ。Never Enoughだ」
<HAYATOのコメント>
HAYATO「リング上で言った通り、亮生が帰ってくるリングをオレがチャンピオンで盛り上げる。確かオレが一番最初に世界ジュニア巻いたのは、男児ちゃんから奪取して初めて世界ジュニアチャンピオンになって。今回もまたそれと同じ結果にするよ。まあ、男児ちゃんとの試合は本当にシンどいから。けど、いまからワクワクしてる。男児ちゃん、とことんやろう」