『全日本プロレス社長からの便り』Vol.7
『全日本プロレス社長からの便り』Vol.7
去る2月23日に後楽園ホールで行われた 三冠ヘビー級王者=諏訪魔選手 vs 挑戦者=佐藤耕平選手 の
タイトルマッチは私にとって印象的な一戦でした。
器用な選手達による派手な技の応酬でしたら他でも見られますが、
この二人の闘いには二人が歩んできたそれぞれの人生そのものが重々しく映し出されていて、
勝った方からも負けた方からもリングに対する熱い思いが感じられました。
ファンの皆様の目にはどのように映ったでしょうか。
またこの日は、春に戻って開催される今年の『2021Champion Carnival』出場選手を
発表させて頂きました。
昨年までのような2ブロックに分けて最後に決勝戦という形ではなく、
総当たりリーグ戦です。勝ち星を重ねて先頭を走る選手の足を意外な選手が引っ張る事もあるでしょうし、予想外の選手が金星を挙げる事も有るでしょう。
最後に誰が優勝するのか、日々予想をしながら戦況を見守りつつ
5月3日の優勝者決定までを楽しんで頂きますよう宜しくお願い致します。
そして5月16日(日)には大田区総合体育館で久々にビッグマッチ
『2021 Champions Night ~三冠統一の地から 50周年への飛翔~』を行う事も発表させて頂きました。
まだどのような試合が行われるのかは決まっておりませんが、
恐らく三冠、世界ジュニアなど全日本プロレスが管理するベルトのタイトル戦が行われる事でしょう。
これから順次お知らせして参りますので楽しみにしていて下さい。
コロナ禍によって座席数が半分以下に減らされている現状でビッグマッチを行う事は
経営的にはリスクであり賭けにも近いのですが、しかしここで来年の創立50周年に向けて
勢いを付ける事が大事だと思って開催する事に致しました。
最近よく「 50周年記念大会はどの会場でやるんですか?」と質問を受けます。
現実に幾つか候補は挙がっています。
しかし現時点では来年の秋にまだコロナの影響が残っているのかいないのか、
会場を満席にできるのか半分しか入れられないのか、
かかる経費に対してどれくらい売上を予想する事が出来るのかなど、
あまりに条件が変動的なので判断が難しいところです。
社会情勢を見極めながら慎重に会場を決めたいと考えております。
まずは5月16日の大田区での大会を成功させ、今年後半にかけて一層盛り上げてゆき、
そして来年に勢いをもって向かってゆければと期待をしております。