「ニューイヤーウォーズ2026」1月18日(日)新木場大会詳報&試合後コメント 全日本プロレス

「ニューイヤーウォーズ2026」1月18日(日)新木場大会詳報&試合後コメント

ニュース

 1・25幕張大会を1週間後に控えた今大会では三冠ヘビー級王座戦の前哨戦ほか全6試合がおこなわれた。

<第1試合>
シングルマッチ 30分1本勝負
ライジングHAYATO vs 小藤将太

 オープニングマッチには、今年1月からOSWと全日本プロレスのダブル所属となった小藤将太が、ゼンニチジュニア戦線のトップの一角であり、ダブル所属の“先輩”でもあるライジングHAYATOと一騎打ち。

 腕の取り合いからスタート。HAYATOがヘッドロックで締め上げ、ロープに振った小藤がアームドラッグ連発。ラ・マヒストラルからドロップキックとHAYATOに隙を与えることなく技を畳みかけるが、コーナーに上ったところをとらえられて、デッドリードライブで投げ捨てられる。HAYATOが強烈なオーバーハンドチョップを連発し、ヒップトスから逆エビ固めで締め上げる。小藤はロープエスケープ。防戦の小藤はHAYATOの突進を迎撃し、正面飛びのドロップキックを放って反撃態勢。コーナーから反転してのクロスボディーを放つと、続けてミサイルキックを決める。HAYATOのカウンターのバックエルボーを食らいブレーンバスターの体勢でとらえられた小藤は、切り返してフィッシャーマンズ・スープレックス。カウント2で返されると卍固めで捕獲するが、ロープに逃げられる。エルボーの打ち合い。HAYATOはカウンターのドロップキックを叩き込み、ファルコンアローもカウント2。HAYATOのトラースキック連発をカウント2で返した小藤は丸め込みで食らいついていくが、最後はひとでなしドライバーでマットに叩きつけられて3カウントを聞いた。

<HAYATOのコメント>

HAYATO「小藤将太、一つ言わせてもらうよ。2団体の所属の先輩として、早く俺のライバルになって。待ってるよ」

<小藤のコメント>

小藤「前回、欠場して復帰戦になってしまった今日の新木場。思うようにカラダが動かないのは自分の責任だから。俺はあきらめないぞ。これだけゼンニチジュニアとトップ選手とシングルが組まれてるんだ。俺は絶対ここで結果を残して、ジュニアタッグリーグ、勝ち上がってやる」

<第2試合>
斉藤ブラザーズ vs 北斗軍 タッグマッチ 30分1本勝負
斉藤ジュン “ミスター斉藤”土井成樹 vs 大森北斗 サイラス

 昨年末に復帰したサイラスが北斗軍リーダーの大森北斗とのタッグで、斉藤ブラザーズと対戦。1・25幕張大会での一騎打ちを控える斉藤ジュンとサイラスの前哨戦となった。

 サイラスはゴング前からレフェリーを担ぎ上げて、相手チームを威嚇する。先発で対峙したジュンとサイラスがショルダータックルで正面衝突を繰り返し、ラリアットも相打ちで譲らず。ジュンが「OK、ミスター!」と土井にタッチを求めると、場内からも後押しの「ミスター」コールが起こる。渋る土井はサイラスに向かって、北斗に代わるように要求。サイラスが仕方なく北斗にタッチすると、土井もようやくジュンから代わる。北斗のナルシストポーズに土井は「きっしょ!」と挑発。バックの取り合いからコーナーに詰め、北斗がサイラスの攻撃を呼び込む。しかし、これは誤爆して、そのまま場外戦でジュンとサイラスが激しくやり合う。リング上では土井が北斗を攻め立てる。防戦の北斗は「絶対、絶対、投げるぞ!」とアピールしてジュンにブレーンバスターを狙うも、逆に叩きつけられてしまう。それでも北斗はジュンの蹴り足をキャッチして、DDTを決めてサイラスにつなぐ。サイラスはジュンに串刺しボディーアタック。ジュンも必死に反撃し、土井にタッチ。サイラスにトレイン攻撃から、土井がヒザにドロップキック、ネックブリーカーと畳みかける。しかし、ボディーアタックはハネ返され、逆にボディープレスのエジキとなる。サイラスはジュンを場外に排除すると、土井をリバース・スプラッシュで圧殺して3カウントを奪った。サイラスがジュンの眼前で圧巻のパワーを誇示して、幕張での一騎打ちに向けて弾みをつけた。

<北斗軍のコメント>

北斗「モンスターサイラスが帰ってきたぞ! He is Comebackだ!(サイラスからのチョップを食らって)イッテェー!」

サイラス「あと7日だ。俺は準備万端だ。ジュン、オマエをぶちのめしてやる。俺とオマエのシングルマッチだ。覚悟しておけよ。オマエをぶっ潰してやる」

北斗「アイム、ディフェンディングチャンピオン、トリプルタッグチーム。ネクストチャレンジャー、ワールドタッグチーム…(サイラスからチョップを食らって)イッテェー!」

<ジュンのコメント>

ジュン「さすがの超ド級のスーパーヘビー級だ。ヘアゴムを取るヒマがなかったぜ。ミスター、申し訳ない。だが、幕張の地で必ずサイラスをDOOMしてやる。すべては幕張だ」

<第3試合>
HAVOC vsバカの時代 京葉海浜2番勝負 第1戦 タッグマッチ 30分1本勝負
潮﨑豪 芦野祥太郎 vs 関本大介 真霜拳號

 京葉海浜2番勝負と銘打たれたHAVOCコンビとバカの時代コンビの対戦。1・25幕張大会でも同じカードが組まれており、JR京葉線の駅を最寄りとする会場2つで、肉体を真っ向からぶつけ合うような闘いが期待される。中でも関本大介と芦野祥太郎は1・3後楽園ホール大会でGAORA TVチャンピオンシップを争ったばかりであり、王座を奪われた芦野からすればリベンジマッチも見すえた2番勝負となる。

 選手コール時にユニット名を「バカの時代」ではなく「ましもん」と呼称された真霜はリングアナにクレームをつける。HAVOCコンビの入場時には、場内一体となって「HAVOC!」コールが起こる。

 先発で向き合った関本と芦野はのっけからゴツゴツの打撃戦を展開して、互いに譲らない。芦野から潮﨑にスイッチ。ショルダータックルから、逆水平チョップを打ち合うというド迫力の攻防。手四つの力比べは関本が押し込む。押し返した潮﨑がヘッドバットからロープに飛ぶと、背中に真霜の蹴りを食らって場外戦になだれ込む。4選手は場外で猛烈な打撃戦を展開し、リングに戻ると潮﨑が相手チームにつかまる。防戦の潮﨑は真霜にカウンターでフライング・ショルダータックルを見舞い、さらにブレーンバスターで叩きつけて、芦野にタッチ。芦野は真霜に俵返しを決め、エルボーの応酬。真霜もカウンターのキチンシンクから関本を呼び込む。しかし、ダブルの攻撃は阻止され、芦野が相手2人に投げっぱなしジャーマン。勢いに乗る芦野は真霜にランニング・エルボースマッシュ。潮﨑のラリアットとの合体ジャーマンはカウント2。ならばとアンクルロックで捕獲も、背後から関本がとらえてジャーマン。関本は潮﨑もラリアットで排除。真霜が関本との連係も駆使して芦野を攻めるが、巧みに足を取られてアンクルロックのエジキとなる。真霜は粘りを見せて延髄斬りで脱出。真霜はレフェリーの隙をついて芦野に急所蹴りを見舞うと、ヒザを突く相手に真剣を放って3カウント奪取。試合後も関本と潮﨑は場外で乱闘を繰り広げ、真霜はダウンする芦野に向かって勝ち誇った。

<関本&真霜のコメント>

関本「ヨッシャー! 勝ったぞ、真霜!」

真霜「油断しすぎだよ、ここ(頭)が違うんだよ。関本大介がいればなにも怖いものはねえよ」

関本「こっちのセリフだよ。真霜だよ」

真霜「さすが、関本様々ですよ」

関本「さすが真霜だよ」

<芦野&潮﨑のコメント>

芦野「アー! なんだよ、おい。関本大介と真霜拳號がタッグ組んでよ、ローブローかよ、おい! それでいいのかよ? バカの時代はなんでもありか? クソがよ、この野郎。いや、あの真霜拳號、最後バカの時代のツラじゃなかったぞ。ヘラヘラやってる真霜拳號じゃなかったな。くっそイテェよ、蹴りも。急所攻撃も。ただな、もう一回。来週、もう一度、試合ができるぞ」

潮﨑「やってやるぜ。今日のは借りじゃねえな、借りじゃねえよ!」

芦野「貸してねえよ、貸してねえ。豪さん、あと1週間あるから、キン○マ、ガチガチにしてアイツの攻撃絶対耐えてやる。(カラダに力を込めて)首もガッチガチにして、オマエの蹴り耐えてやる。1月25日、幕張大会では必ず俺が真霜拳號からなにかしらで勝ってやるよ。なにかしらでな。豪さん、今日の入場ちょっと間違えたでしょ?」

潮﨑「俺か?……HAVOC!」

<第4試合>
シングルマッチ 30分1本勝負
田村男児 vs 羆嵐

 屈指のパワーを持つ羆嵐とジュニアヘビー級ながらパワフルな闘いぶりを持ち味としている田村男児がシングルマッチで激突。

 ロックアップから羆嵐が押し込み、クリーンブレークとともに「ハァァー!」の雄叫び。スタンドの差し合いからロープに詰めた田村もクリーンブレーク。田村がガットショットからヘッドロックで捕獲する。羆嵐に高々と抱え上げられてもうまく投げ捨て、背後に回ってスリーパーホールドで絞め上げる。羆嵐は近藤修司ばりのKUBINAGEで脱出すると、続けてセントーンを決める。田村のフォアアーム連発を受け止めた羆嵐はバックブリーカーからロープ際で相手を踏みつけていく。田村は突進をかわすと、羆嵐を担ぎ上げてバックフリップで叩きつける。さらに串刺しショルダータックル連発からブレーンバスターの体勢。これは決められずも、羆嵐のアルゼンチン・バックブリーカーを切り返してスリーパーで捕獲。グイグイと絞め上げてギブアップを迫り、グッタリとする羆嵐を見てカバーに入るも、カウント2で返される。田村は再び羆嵐を担ぎ上げて、今度はデスバレーボムで叩きつけるがカウント2。押せ押せの田村がスライディング・ラリアットからパワーボムの体勢。踏ん張られると、ショートレンジ・ラリアット連発。防戦の羆嵐はカウンターのクロスボディーからセントーンの畳みかけ。田村のショートレンジ・ラリアットを受け止め、お返しの強烈な一発でなぎ倒すと、最後はコーナートップからのダイビング・セントーンで田村を振り切った。敗れるも、田村の奮闘が光る一戦となった。

<羆嵐のコメント>

羆嵐「田村男児、ヤバいな、アイツ。本当にジュニアか。スリーパーにクローズラインか。危なかった。ギリギリで勝ったな。新弟子の頃の男児とは全然違うよね。身に染みてわかった。だけど、そんな成長している田村男児から俺は今日シングルで勝ったよ。俺はこんなところで負けるわけにはいかねえんだよ。幕張、6人タッグ、世界タッグ。防衛して、ベルトを奪取するしか、俺に生き残る道はねえんだよ。危機感もってんだよ、俺は。北斗軍だけじゃない。俺自身、いつ出られなくなるか分からないぐらいレベルが高いから、この全日本プロレスは。っていうことでよ、6人タッグ、世界タッグ、しっかりベルト巻いたらよ、そろそろシングルのベルトだ。GAORA、三冠、あんだろ、ヘビー級にはよ。挑戦させてくれてもいいんじゃねえか。必ずしっかり結果を出すからよ。2026年、羆嵐は止まらないよ。この俺、羆嵐から目を離すな」

※田村はノーコメント

<第5試合>
Road to ゼンニチJr.タッグフェスティバル6人タッグマッチ 30分1本勝負
青柳亮生 MUSASHI 阿部史典 vs 吉岡世起 井上凌 望月ジュニア

 2・15後楽園大会から開幕する『ゼンニチJr.タッグフェスティバル』に向けて、ジュニア勢が揃っての6人タッグマッチ。MUSASHIと吉岡は“むーちゃんせーちゃん”を解消し、1・25幕張での一騎打ちを控えての前哨戦。また、望月ジュニアは初参戦となり、井上凌とのコンビでエントリーしているジュニアタッグトーナメントを見すえた一戦となる。

 揃って入場してきた井上と望月はガッチリと握手を交わす。MUSASHIは吉岡に「来いよ」と迫るも、吉岡はエプロンに下がってスカす。MUSASHIもパートナー2人に促されて下がり、先発は亮生と望月に落ち着く。望月はスピーディーな動きで亮生を翻弄し、低空ドロップキックで相手を場外に追いやる。それぞれタッチで阿部と井上の攻防。阿部が強烈なローキックを見舞うと、井上も蹴りを返す。ロープ際で阿部が張り手。井上もスピードに乗ったロープワークからフロントキックをぶち込み、ミドルキックを連発。阿部も蹴り足をキャッチして、そのまま自軍コーナーに連行してMUSASHIにつなぐ。MUSASHIは吉岡に出てくるように要求。しかし、井上が構わずエルボーで向かっていく。MUSASHIも逆水平チョップを返してロープに飛ぶと、場外から吉岡が足を引っ張る。

MUSASHIはエプロンで控える吉岡に襲い掛かり、場外で激しくやり合う。リング上では井上が相手チームにつかまる。その後、MUSASHIと吉岡が試合権利を持ってリング上で対峙。エルボー合戦から吉岡がジャンピング・ハイキック、串刺しニーと厳しく攻めていく。シザーズキックはMUSASHIがかわして、エクスプロイダーでぶん投げて、感情的に馬乗りでエルボーを見舞っていく。MUSASHIは再びエクスプロイダーで投げ捨て、低空ドロップキックなどを畳みかけるが、吉岡もすぐにサッカーボールキックを返して譲らず。それぞれタッチで阿部と望月が対峙。望月が蹴りを畳みかけ、バックドロップで叩きつける。串刺し攻撃は阿部がかわし、サッカーボールキック。ここで井上がカットに入り、阿部にサッカーボールキックを見舞うと、望月との連係攻撃を決める。

井上&望月のサンドイッチキックは阿部がかわして、亮生につなぐ。亮生は井上に軽快に技を畳みかけて、ロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックスはカウント2。望月がアシストに入り、井上とのサンドイッチキックを亮生に見舞う。各選手が入り乱れる中、望月が場外の相手にムーンサルト・アタック。リング上では井上が亮生を攻め込み、ナックルからレッグラリアット。大観音スープレックス狙いは亮生が踏ん張り、トラースキックから旋風脚。ハウザーインパクトをカウント2で返されると、最後はファイアーバード・スプラッシュで粘る井上から3カウントを奪った。

 試合後も吉岡はMUSASHIを挑発して引き揚げる。立花とのコンビでトーナメントに臨む阿部は1回戦で対戦する亮生に宣戦布告。亮生は井上&望月について「おもしろいじゃん。決勝で待ちます」とアピールすると、さらに同日のDRAGONGATE後楽園大会でアジアタッグ王座を奪取した望月成晃についても触れて、「親子ともども消し去ってやるからな!」と“望月一家”を挑発した。

<試合後のリング上でのマイク>

亮生「(エキサイトする吉岡とMUSASHIを見て)場外、大変危険になっております、選手から離れてください。選手から離れてください」

阿部「(地声で)煽るなって、オマエ!」

亮生「すみません。ロード・トゥ・ゼンニチJrタッグフェスティバル前に事件が起きたの知ってます? (トーナメント開催の)きっかけになったチャンピオンチームが負けました。でも、そんなのどうでもいいですよ。そんなことより、俺はこのゼンニチJrタッグフェスティバルで、どのチームが一番強いか、どのチームがゼンニチジュニアで一番強いか、それを決めるのが一番大事なので」

阿部「(マイクを奪い取ると)俺はどのチームが一番強いか。おい、25日、アニキ(立花)がオマエからベルト取って、そのノリで、その流れで、アニキのチカラを借りて、俺たちが一番強いチームになるからな。1回戦、オマエ、楽しみにしとけ。そのときはオマエ、丸腰だけどな!」

亮生「っていうぐらい、アジアのチャンピオンが代わったのは、もういいんだ。アジアタッグも大事だけども、まずは皆さま、ゼンニチJrタッグフェスティバルをお楽しみください。そして、望月ジュニア、井上凌組、おもしろいじゃん。決勝上がってこないとできないよね。望月ジュニアと井上凌を、アツハヤは決勝で待ちます。そしてだ、アジアタッグチャンピオン誰だ? モッチーね。親子ともども消し去ってやるからな、楽しみにしとけ!」

<亮生組のコメント>

亮生「リング上で言った通りだ。アジアタッグチャンピオンが代わろうが、代わるまいが、俺たちゼンニチジュニアのやることは変わらない。一番強いタッグチームを決めて、アジアを取り戻す。それだけです。それだけじゃないね。望月ジュニアと井上凌、おもしろいね。アツハヤとやるなら決勝に来るしかないよ。そこでアツハヤが優勝し、パパの持つアジアタッグ奪取して、望月ファミリーを終わらせます。すべて決まってます。青柳亮生とライジングHAYATOに期待してください」

阿部「25日、立花誠吾がゼンニチジュニアのベルトをひっぺがし。100人いたら99.9人が負けると思ってるシングルマッチだと思います。ボクも負けるんじゃないかとちょっと思ってます。でも、彼はミラクルを持っている男なので。彼なら勝てると思って、まず(亮生を)丸腰にした上で、2月のタッグトーナメント1回戦、丸腰のタッグチームと、片一方ベルトを持った、1人は丸腰のタッグチーム。1人ベルトを持ったタッグチームの我々が優勝します。我々が優勝します。ジュニアのタッグのトーナメントの頂に阿部と立花が立ちます」

※MUSASHIはノーコメント

<吉岡組のコメント>

吉岡「会見で声を聞きたくないとか言ったら、今度は闘いたいとか言ってよ、なにがしたいんだ、アイツは。芯がねえんだよ、芯が。そんなヤツに負けるわけねえだろ。まず幕張でボコボコに叩きのめして、タッグのトーナメントも当たり前のように勝ってやるからな」

望月「大丈夫か?」

井上「アー、クソ。ほかのチームよりも一足先に俺ら組んで、俺が取られるとは。申し訳ない」

望月「いやいや、いいよ頑張ろうぜ。そして、オーイ! なんだよ、アジアタッグ? 加藤、ISHINが持ってたアジアタッグをフジイとあのクソ親父が、なにしてんだよ! あんなの普通、“ベテラン頑張りましたね”で終わりだろ」

井上「こうなったら俺ら優勝して、親父から取るか、オマエの」

望月「そうだな。俺が責任をもってアジアタッグを全日本に返すので、皆さん応援よろしくお願いします」

井上「よっしゃやっていくぞ、次から!」

<第6試合・メインイベント>
三冠ヘビー級選手権試合前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 鈴木秀樹 本田竜輝 vs タロース 綾部蓮 安齊勇馬

 1・25幕張大会で三冠ヘビー級王座を争う王者・宮原健斗と挑戦者・サイラスの最後の前哨戦。宮原は規格外のデカさを持つ挑戦者を迎え撃つにあたって神経質になっており、1・11新宿大会では顔に「デキモノ」が噴き出たことを吐露。それでも決戦が近づく中で「いつまでも逃げない」と王者らしい堂々たるふるまいを見せると、身長213cmの巨体にシャットダウン・スープレックスを決めることを宣言。一方でタロースの得意技の一つであるビッグブーツに対しては、「(シューズに)鉄板が入ってるだろう」と警戒の色を強めている。

 宮原はゴング前に、レフェリーに対してタロースの右足のシューズをチェックするように要求。タロースは余裕の笑みで応じて、宮原を挑発していく。2人は先発で対峙し、タロースは組み合った宮原を軽々と放り投げてしまう。タロースは宮原をロープに詰めて、クリーンブレークからマッスルポーズを決める。宮原はガットショットからショルダータックルも、タロースは倒れず。逆にタックルで倒されると、場外に退避する。宮原がリングに戻ってタロースと組み合うも、再び自軍コーナーに投げ捨てられ、秀樹にタッチ。タロースから代わった綾部は秀樹のボディーへのエルボーを阻止し、ボディースラムで叩きつける。秀樹は味方の本田になぜか張り手を見舞って、タッチ。本田が安齊に「1、2、3、4」を狙うと、秀樹はなぜか阻止にかかる。それでも本田はめげずに、秀樹を排除した上で「1、2、3、4!」を決める。安齊へのトレイン攻撃を狙うも、本田の一撃は秀樹に誤爆とチグハグ。タロースが場外で宮原を痛めつける中、リング上では本田が相手チームにつかまる。

防戦の本田はどうにか秀樹につなぐ。秀樹は安齊にハーフボストンクラブ。安齊はカウンターでジャンピング・ニーを返して綾部にタッチ。綾部は秀樹に串刺しフロントキック、ランニング・ネックブリーカードロップ。秀樹はサムソンクラッチから低空ドロップキックを連発し、綾部の突進を迎撃すると、ぶら下がり式の首4の字固め。秀樹はボディーへのエルボーから延髄斬り、卍固め。脱出した綾部は正面飛びのドロップキックを放って、タロースにつなぐ。秀樹から代わった宮原はタロースに攻撃を畳みかけるが、ヘッドバッドで動きを止められると、串刺しボディーアタックから投げっぱなしサイドバスターで叩きつけられる。担ぎ上げられた宮原は背後に着地すると、シャットダウン・スープレックスの体勢。振りほどかれた宮原はそのまま本田にタッチ。本田はうまく相手チームの誤爆を誘い、連係攻撃も阻止。しかし、綾部&タロースのダブルのフロントキックで動きを止められると、タロースのスネークアイズから豪快なビッグブーツを顔面に浴びて3カウントを奪われた。

 試合後、宮原はタロースと対峙。タロースのスネークアイズからのビッグブーツをかわしてマイクを手にすると「俺は二度は同じ技は食らわないぞ」とアピール。さらに、挑戦者の眼前でベルトを巻いて仁王立ちすると、タロースの「弱点を見つけた」と口にし、その上であらためてシャットダウン・スープレックスでの勝利を宣言した。

 一方、タイタンズ・オブ・カラミティも黙ってはおらず、まず綾部は宮原に対して「みっともないよ」と王者らしからぬふるまいを指摘。幕張当日はタロースのセコンドに付くことを明かし、「宮原健斗が絶望を味わう瞬間を見届けさせてもらうよ」と挑発。そして、タロースも「もう逃げることはできないぞ」と王者に詰め寄り、ベルト奪取を宣言した。

<試合後のリング上のマイク>

宮原「右足に鉄板? 入れてないのは良ーく分かったよ。ただな、俺は二度は同じ技は食らわないぞ。いいか、もう1月25日は目の前だ。いいか、なぜ俺が最高の男かを、分からせてやるよ。おい、三冠ベルト巻いてくれ、俺に。オマエの目の前で巻いてやる。三冠ベルト貸せ、オマエ巻け(とベルトを腰に巻かせる)俺がチャンピオンだ。さあ、そこでだ、1月25日、宮原健斗とタロース、どちらを応援するんだー!? どっちを応援するんだー!? どっちを応援するんだー!? 満場一致で“アイ・アム”だ。1月25日、幕張メッセ。オマエの弱点は今日見つけた。そして、弱点の最後はシャットダウン・スープレックスや」

綾部「(マイクを奪い取って)宮原健斗、みっともないよ。現三冠王者の闘いぶりを見れば分かるだろう。タロースの挑戦表明を拒否して、前哨戦では逃走した挙句にKOされ、タロースの足には鉄板が入っているというありもしない言いがかりをつけた。1月25日、幕張、三冠ヘビー級選手権試合、俺もタロースのセコンドにつく。そこで、宮原健斗が絶望を味わう瞬間を見届けさせてもらうよ」

タロース「ケント、1月25日、幕張メッセ、もう逃げ回ることはできないぞ。なぜなら、リングにはオマエと俺しかいないからな。いまは好きなだけ喋ればいい。俺がオマエからベルトを取ることは揺らがない。(引き揚げる宮原に向かって)あそこにいるのがキミたちのチャンピオンの、ケント・ミヤハラさんだ。これまでリングに上がるたびに逃げてきた男だ。ありとあらゆる人の陰に隠れてきた男だ。1月25日、幕張メッセで俺は全日本プロレスの伝説に身を捧げるつもりだ。誰が真のチャンピオンか見せてやる」

<綾部組のコメント>

綾部「幕張、1月25日の幕張。リング上で言った通りだ。現三冠王者・宮原健斗のタロースが挑戦表明からの闘い方、態度、もろもろ含めて、どちらが王者にふさわしいのか。しっかりした目をもってる者なら分かるだろう。幕張、この俺、綾部蓮ももちろんセコンドに付いて、新三冠王者タロースが誕生する瞬間を見届けさせてもらおうかな。サンキュー、タロース」

タロース「もう逃げも隠れもできないぞ。1月25日、幕張メッセのリングは1対1だ。俺が勝利し、伝説に身を捧げて、真の王者は誰かを見せつけてやる」

安齊「タイタンズ・オブ・カラミティと組んで、あの2人が俺の両隣にいると、俺がメチャクチャ霞む。早く、いっしょにいたバカが帰って来ないと」

<宮原のコメント>

宮原「いよいよだ。1月25日、幕張メッセ。なあ、アイツは右の足の裏に鉄板はあったか? オマエはどう見たんだ? どう見たんだ! 中元アナはどう見たんだ?(「ないと思います」との言葉を聞いて)入ってないのか? その目で見たのか、オマエは? ないように見えたか? わかったよ、オマエがそう言うなら、そういうことにしてやろう。タロース! 

オマエの右足を食らうことは二度とない。俺を誰だと思ってんだ? 最高の男は二度同じ過ちは犯さないんだよ! そして、テメエの弱点を今日見つけた。いいな、幕張メッセ、テメエの弱点を見つけた上で、あらためて宣言するぞ。俺は幕張メッセで、シャットダウン・スープレックスで、(手を「バン、バン、バン」と叩いて)1、2、3を取るからな。幕張メッセ、注目しとけ。おい、中元、こっち来いよ、オマエ(中元アナを呼び寄せる)右足に入っていなのは、その目で見たのか、オマエ? 幕張メッセ当日、オマエは実況するのか?(中元アナ「します!」)オマエ、入ってないって言ったからな。これで25日入ってたら、オマエの実況のこれからを担うぞ」