「エキサイトシリーズ2026」2月7日(土)新木場大会詳報&試合後コメント
ニュース
今大会では、2・15後楽園大会&2・23大田区大会での『ゼンニチJr.タッグフェスティバル』及び各タイトルマッチに向けた前哨対決が並んだ。
<第1試合>
タッグマッチ 20分1本勝負
〇潮﨑豪 芦野祥太郎 vs 立花誠吾 ×宮本裕向

オープニングマッチには、1・25幕張大会で世界ジュニアヘビー級王座を奪取した立花誠吾が登場。1・11新宿大会ではスーパーヘビー級相手の4WAYマッチを制した“ヘビー級キラー(!?)”として、HAVOCコンビの芦野祥太郎&潮﨑豪と対峙した。
芦野&潮﨑の入場時にはいつものように「HAVOC!」の大合唱が起こり、立花には「チャンピオン!」の声が飛ぶ。気を良くした立花は「チャンピオンから行っていいすか?」とアピールし、先発で芦野と対峙。勢い勇んで芦野に向かっていき、カウンターのドロップキックを浴びせる。さらに宮本との連係も決めるが、ブレーンバスター狙いは切り返され、ランニング・エルボースマッシュも食らう。芦野から代わった潮﨑も、立花に強烈な逆水平チョップを連発。相手チームにつかまり防戦の立花は、芦野の突進をかわしてエルボーを叩き込み、続けてヤンキーカッターを決めて宮本につなぐ。宮本は打撃コンビネーションで芦野を攻め立てる。ラリアット狙いは芦野がかわしてバックに回り、投げっぱなしジャーマン。潮﨑が出てくると、立花&宮本はハイジャックパイルドライバー。宮本のムーンサルト・プレスは潮﨑がかわす。ハンドスプリング式エルボー狙いは芦野がキャッチし、潮﨑のラリアットとの合体ジャーマン。立花を排除すると、最後は潮﨑が痛烈に右腕を振り抜いて3カウントを奪った。
<芦野&潮﨑のコメント>
芦野「豪さん、ありがとうございました!」
潮﨑「ありがとうございましたー!」
芦野「よし、完璧だ。あと1大会で、2月11日、安齊と田村男児でしょ? 楽しみだね。もうそれが終われば、次は後楽園ホールでしょ。なにが待ってると思う? ザイオンとオデッセイが帰ってくるぞ」
潮﨑「HAVOC勢ぞろいだ」
芦野「HAVOCがついにフルメンバーだ。楽しみで仕方がない。誰が一番楽しみなのか。俺だよ。4人で入場から『HAVOC!』するのが楽しみだ」
潮﨑「4人だけじゃねえよ。会場全体だ」
芦野「そうだ」
潮﨑「会場全体で入場『HAVOC!』だ」
芦野「全員でHAVOCタオル、HAVOC Tシャツを持ってこい。全員で『HAVOC!』やろうよ」
潮﨑「楽しみだ」
芦野「後楽園ホール、バレンタインデーの次の日ですけど」
潮﨑「おっ、鼻血出ないかな。(チョコレート)食べすぎちゃって。それも『HAVOC!』」
<立花&宮本のコメント>

立花「悔しい、チャンピオンだけど悔しいな。チャンピオンの初戦だから決めたかったけど、すみません。チャンピオンとしての自覚がちょっと足りなかったかもしれないです」
宮本「チャンピオン、チャンピオン、うるせぇな」
立花「いやでも、チャンピオンなんで。チャンピオンとしての自覚がちょっと足りなかったです」
宮本「また同じこと言ったな」
立花「今日たまたまだからな、コスチュームが合ったの」
宮本「合わせてねえから」
立花「たまたま。俺がコスチューム出したら、宮本さんも『俺も赤だぞ』って。ちょっと恥ずかしい、合わせてきたと思われたら。勘違いすんなよ、あぁ~ん?」
<第2試合>
Road to ゼンニチJr.タッグフェスティバル タッグマッチ 20分1本勝負
MUSASHI ×小藤将太 vs 田村男児 〇佐藤光留

2・15後楽園大会からスタートする『ゼンニチJr.タッグフェスティバル』(トーナメント)にエントリーしている、両チームによる激突。所属後初のチャンスとなる小藤にとっては、トーナメント開幕を控えてMUSASHIとのコンビの可能性を示すとともに、来たる吉岡&進組との1回戦に向けて弾みをつけたい。
先発で光留と小藤がじっくりとした攻防を展開。光留は腕を取り、自軍コーナーに引っ張ると田村とタッチ。小藤もMUSASHIにスイッチする。田村がMUSASHIを強引に担ぎ上げるが、敵軍コーナーに引きずられる。小藤のフォアアームを受け止めた田村は、バックブリーカーを決めて光留につなぐ。光留も蹴りを軸に小藤を攻め込む。防戦の小藤は田村にドロップキックを放って、MUSASHIにタッチ。MUSASHIは田村の突進をかわして、ヒザへのドロップキックで相手の体勢を崩すと、背中へのフットスタンプ、低空ドロップキックの畳みかけ。バックを取られた田村は強引に振りほどくと、フライング・ショルダーを放って光留にタッチ。光留の水車落とし狙いはMUSASHIが回転エビ固めで切り返す。延髄斬りは光留がかわして、足を取ってアンクルホールドで締め上げる。小藤がミサイルキックでカットし、MUSASHIからタッチを受ける。小藤は光留にコーナーから反転してのクロスボディーアタック。卍固めで光留を追い詰めるが、ロープに逃げられてしまう。フィッシャーマンズ・スープレックスもカウント2。トップコーナーからのミサイルキックをかわされた小藤は、田村のラリアット、デスバレーボムを食らう。光留の強烈なサッカーボールキックはカウント2で返した小藤だが、最後は逆エビ固めで締め上げられてギブアップ負けとなった。

MUSASHIはバックステージで小藤に対して“さん付け”呼びをやめるように指摘。小藤も最初こそは遠慮気味だったものの、最終的には「MUSASHI!」と呼び捨てにし、MUSASHIもまた「将太!」と呼び合うなど、試合には敗れたものの2人の距離をグッと縮めた上で、トーナメント1回戦に向かうことになった。
<田村&光留のコメント>

光留「なんかあります? なにもないでしょ。だって、彼(小藤)の知ってるプロレスじゃないから。お客様としてならいいんじゃないですか。でももう、所属なんでしょ? 全日ジュニアだって言ったでしょ? だったら明るく、楽しく、激しい以外もそこにあるっていうのを知らなきゃ」
田村「もっとね全日ジュニア、こういうのが全日ジュニアだと。明るく、楽しいもんじゃねえよ。泥臭く、不器用な。泥臭く行くしかないんだよ。全日ジュニアというのはそういうところ。楽しい、ラクをするもんじゃない。厳しいのが、それが全日ジュニアだから」
光留「トーナメント行こう」
田村「やりましょう」
<MUSASHI&小藤のコメント>

MUSASHI「小藤君、ゴメン!(と頭を下げる)」
小藤「どうしたんですか、急に」
MUSASHI「ゴメンなさい!(と頭を下げる)。このタッグで、ゼンニチJr.タッグフェスティバル出るって言ってるのに、俺、吉岡世起のことしか考えてなかった。タッグパートナーの小藤君のこと、ないがしろにしてた。本当にすみませんでした!(と頭を下げる)」
小藤「MUSASHIさんが謝ることじゃないです。自分がMUSASHIさんを振り向かせるのに時間がかかってしまって…」
MUSASHI「違う! それは違う、なに言ってんだ。すべて俺が悪い。今日の負けも、俺のせいだよ。俺が小藤君のことちゃんと見てなかったから。でも今日からがスタートでしょ。今日からやっていこうよ、本格的に。そこでさ、俺思ったんだけど、いま『MUSASHIさん』って呼んでるよね? もうやめよう、そういうの! 先輩かもしれないけど、そんな壁、取っ払おうよ! もう『MUSASHIさん』なんて、やめてくれ。そこからまず距離感が生まれてる」
小藤「なんて呼んだら…」
MUSASHI「『MUSASHI』でも『むーちゃん』でも、なんでもいいよ。ほかにあだ名があるならあだ名でもいいし、呼びやすい名前、呼びやすい呼び方で俺のこと呼んでくれ。ただし、『MUSASHIさん』はやめてくれ、もう!」
小藤「はい、すみませんでした」
MUSASHI「任せたそこは。俺からは以上です」
小藤「今日からタッグ始動です。ボクが足を引っ張ってるかもしれないけど…」
MUSASHI「引っ張ってない。それは違うよ。そんなこと言うな」
小藤「ここにいるMUSASHIといっしょに」
MUSASHI「おう!」
小藤「MUSASHI、タッグリーグ、絶対に優勝しよう」
MUSASHI「小藤君、当たり前だ、アジアタッグ取り戻すんだ」
小藤「将太って呼んでください」
MUSASHI「将太!」
小藤「MUSASHI!」
MUSASHI「いいね、将太!」
小藤「MUSASHI!」
MUSASHI「行こうぜ、今日からだ!」
<第3試合>
Road to ゼンニチJr.タッグフェスティバル タッグマッチ 20分1本勝負
△青柳亮生 ライジングHAYATO vs 吉岡世起 △進祐哉

第2試合と同じく、ジュニアタッグトーナメントにエントリーしている両チームの対戦。ともに実力者コンビであり、仮にトーナメントを勝ち上がった場合、準決勝で対戦する可能性がある。
先発は亮生と進。亮生がカウンターでドロップキックを決めれば、進はうまくグラウンドに引きずり込んでクロスフェースを狙うも、亮生はすぐにロープエスケープ。それぞれタッチでHAYATOと吉岡の攻防。HAYATOが強烈なオーバーハンドチョップ。突進は吉岡がかわして、高速ロープワークからフロントキックを決める。HAYATOが飛び技のフェイントからポーズを決めると、背後から進が襲い掛かる。亮生も入ってきて相手2人を場外に出すと、HAYATOとともに同時プランチャを発射する。攻め込まれた吉岡はエプロン際でHAYATOに延髄斬りからカーブストンプ。タッチを受けた進もHAYATOを攻め立てる。相手チームの隙のないコンビネーションに防戦となったHAYATOは、進にショットガン・ドロップキックを見舞って、ようやく亮生にタッチ。亮生は進に対して軽快な畳みかけを見せる。進も反撃に転じて吉岡につなぐ。
吉岡は鋭い蹴りを亮生に放つも、ブレーンバスター狙いはリバースされる。タッチを受けたHAYATOは亮生との合体攻撃で吉岡を攻め込む。トラースキックは吉岡がキャッチし、エルボーのラリー。吉岡がシザーズキックを放てば、HAYATOもファルコンアローを返して譲らず。それぞれタッチで亮生と進の攻防。亮生がハンドスプリング式レッグラリアットから、ロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス。吉岡&進は連係で局面を打開し、進はHAYATOをクロスフェースで締め上げる。追い込まれた亮生だが、HAYATOのカットがどうにか間に合う。亮生&HAYATOが合体ハウザーインパクトからシド&ナンシーを狙うも、これはカットされる。残り時間1分となり、4選手が入り乱れる。トラースキックが連鎖する中で、フルタイムを告げるゴングが鳴った直後、進は亮生をクロスフェースで捕獲。亮生がタップする中でも締め上げ続けて大きなダメージを負わせた。
実力伯仲の両チームによる闘いは、互いに一歩も譲らぬ末に20分ドロー。試合後も亮生と吉岡は挑発し合うなど『ゼンニチJr.タッグフェスティバル』に向けて機運を高める一戦となり、試合後にマイクを手にしたHAYATOも「もっともっと熱い闘いを見せてやるよ」と来たるトーナメントでのゼンニチジュニアの“大爆発”を予告した。
<試合後のマイク>

HAYATO「会場のお客さん、全日本プロレスTVとYouTubeを見てるみんな、ゼンニチジュニアは楽しいでしょ? 熱いでしょ? 2・15後楽園ホールから開幕する『ゼンニチJr.タッグフェスティバル』、こんなもんじゃないよ。もっともっと熱い試合見せてやるよ」
亮生「(倒れているところにマイクを向けられて)そういうことだ!」
HAYATO「Let’s PUNK!」
<亮生&HAYATOのコメント>

HAYATO「惜しかったね」
亮生「あぶな…危なくねえな。危なくねえよ」
HAYATO「余裕でしょ」
亮生「余裕だよ。ここからだよ。始まるぞ、2・15、『ゼンニチJr.タッグフェスティバル』。一個も落とせないね」
HAYATO「今日以上に熱い試合で勝つ、優勝する」
亮生「1回戦ももちろんだけど、勝ち上がって、向こうも勝ち上がれば、もう一回できるだろ。ススヨシ、なんだススヨシって。なんだか知らねえけどな。今日は恥ずかしい目に遭わされた。その借りは絶対に返すから、上がって来いよ、ススヨシ」
HAYATO「そういうことだよ」
<吉岡&進のコメント>

進「タップしたな、最後。時間過ぎてても、俺には分かったぞ、『やめて、やめて』って」
吉岡「あと数秒あれば、俺たちの勝ちだった。アイツらがもし1回戦勝ち上がって、2回戦、俺らと試合だったら俺らの不戦勝でいいだろ。ダメか?」
進「いや、もっと時間内に参ったさせてやろうよ」
吉岡「OKです」
進「勝ち上がって来いよ、絶対」
吉岡「全日本あの2人、期待してんでしょ、全日本ファンの皆さん。なんか、いい絆があるかどうか知らないけど、こっちだって、俺、デビューして…二十歳でデビューしてるから、18年やってきてんだよ。いろんな団体でいろんなベルト取ったりしてんだよ。そんじょそこらのタッグチームとは絆が違うんだよ、絆が! ねえ、進さん」
進「俺らが大本命だから」
吉岡「大本命だから。俺らが優勝して、アジアのベルト取るから」
<第4試合>
シングルマッチ 30分1本勝負
×他花師 vs 〇羆嵐

2・1沖縄大会での世界タッグ王座戦後、羆嵐は「自分のチカラで結果を出していく」と北斗軍脱退を表明。パートナーを務めていた大森北斗は「結果が出ない理由を北斗軍のせいにするな」と憤り、ケジメの一騎打ちを要求した。そして、今大会でのシングルマッチが発表されたものの、北斗がインフルエンザ罹患により欠場となり、代替として北斗軍の他花師が緊急参戦して羆嵐と1対1で激突することになった。
羆嵐は北斗軍仕様の白の道着で登場。ゴング前にはがっちりと握手を交わす。羆嵐がロープに詰めると、クリーンブレークで「ハァァー!」と叫ぶ。すると他花師も狼の遠吠えのように美声を会場に響かせる。手四つの力比べは他花師が押し込み、さらに地獄突き。ショルダータックルは互角。他花師はフェイントからの地獄突き。羆嵐はショルダータックルでなぎ倒すと、相手を踏みつけていく。場外の他花師を羆嵐が追いかける。すると他花師は素早くリングに戻り、エプロン際の羆嵐にロープを利用した急所攻撃を放つ。他花師が狡猾な攻めも交えてペースを握る。他花師は「裏切り者!」と連呼しながら羆嵐を痛めつける。ブレーンバスター狙いは羆嵐にリバースされて、マットに叩きつけられる。羆嵐はセントーンから串刺しラリアット。さらに、セカンドコーナーからのダイビング・セントーンと畳みかける。アルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げてギブアップを迫るが、他花師は顔面かきむしりで脱出。他花師は狙いを定めてランニング地獄突きから正調式、ダブルとバリエーション豊富な地獄突き攻めを展開する。しかし、串刺し式はかわされ、羆嵐の正面飛びドロップキックを食らう。他花師が逆水平チョップを放てば、羆嵐はエルボーを返し、ラリアットも相打ち。他花師が地獄突きから延髄斬り。しかし、羆嵐はカウンターのラリアットで動きを止め、埼玉に乾杯!でマットに叩きつける。カウント2で返されると、最後はトップコーナーからのダイビング・セントーンで他花師を沈めた。
試合後、羆嵐はケジメをつけるように他花師に一礼から座礼を見せて花道を引き揚げた。
<羆嵐、他花師のコメント>

羆嵐「北斗がインフルエンザになって、アイツとの一騎打ちはなくなっちゃったけど、代わりに他花師さんとやってね。他花師さんにはまだ伝えてなかったから。リング上で肉体通して、俺は他花師さんに伝えたつもりです。きっと、他花師さんならね、俺よりもキャリアあるから、俺のやりたいことっていうのも分かってくれると思うんだけど。いまの羆嵐の気持ちをぶつけたつもりです。今日、他花師さんとの最後になるから、(道着を)着てきました」
他花師「クマ」
羆嵐「他花師さん、大丈夫ですか?」
他花師「強い。まさか対角に立ったらこんなに強いなんて。あらためてクマちゃん、強いわ。強い」
羆嵐「いや、俺も危なかったですよ。でも他花師さん、言うのが遅くなっちゃったけど、俺、北斗軍抜けます」
他花師「らしいな。まあ、クマが決めた道、それはたぶん、恐らく険しい道、獣道やろう。でもクマな、その道、正しい道進んで、上に行けると思う。後悔ないな?」
羆嵐「はい!」
他花師「そして、この道着も今日で最後。しかし、クマ、凄いよ。急きょ北斗がインフルエンザで代打という形やけど呼ばれて、6時20分の始発の新幹線で新神戸から乗って来て、新木場着いて、腹減ったからカレー食べようと思って。クマとやから、どうしても勝ちたいからカツカレーを食べた。でも、いまのセントーンで、カツカレー、外に出たな」
羆嵐「マジすか…すみません」
他花師「まあ、最後になるけど、カレーだけに、引導(インド)を渡されました。釈羅不、頑張って(先に引き揚げる)」
羆嵐「……たぶん伝わりました。他花師さんには伝わったはず。俺は俺の道をこれから突き進みます。そしてこの道着とは、しばらくもうお別れかな。とにかく俺は、いま俺は関本大介しか見えてない。関本大介を倒すのはこの俺、羆嵐だ。羆嵐から目を離すなよ」
<第5試合・セミファイナル>
世界タッグ選手権試合前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
〇綾部蓮 タロース 安齊勇馬 vs ×鈴木秀樹 関本大介 真霜拳號

2・1沖縄大会で世界タッグ王座初防衛に成功した綾部&タロースに対して、鈴木秀樹が諏訪魔とのコンビでのベルト挑戦をアピール。2・23大田区大会でのタイトルマッチが決定し、王者組と秀樹による前哨対決となった。
真霜は選手コール時の「ましもん」の呼称に難クセをつける。先発は綾部と秀樹。綾部がロープに詰めると、秀樹は離れ際に張り手を見舞う。しばしの睨み合いが見られたのち、綾部がエルボーを返し、ダウンする秀樹になおもエルボーを見舞っていく。秀樹はエルボーをガードし、前蹴りをキャッチすると、自軍コーナーに持っていき関本とタッチ。秀樹は緊張感を漂わせながらエプロンに下がる。
関本の安齊の攻防に移り、安齊のドロップキックを受け止めた関本がショルダータックルでなぎ倒す。それぞれタッチでタロースと真霜が対峙。真霜は意を決してチョップを放っていくが、タロースのエルボー一発に吹っ飛ばされる。タロースがロープに飛ぶと、秀樹が足を引っ張る。真霜が背後から襲いかかり、顔面かきむしり。代わった秀樹がタロースにボディーブロー連発。しかし、タロースはかまわずにブレーンチョップを交わして、綾部につなぐ。綾部と秀樹がエルボーの打ち合い。押し込まれた秀樹だが、タッチを交わした綾部に襲い掛かるなど、挑発的に食らいついていく。防戦の秀樹は安齊にジャンピング・ニーアタックをかわして、関本につなぐ。関本は安齊に串刺しスピア、バックブリーカーからセントーン、ランニング・ボディープレスと畳みかける。パワーボム狙いは安齊がリバース。安齊もベリー・トゥ・ベリーで関本を投げて、タロースにタッチ。タロースは関本に串刺しボディーアタック、投げっぱなしサイドバスター。踏みつけは関本がかわして、真霜にスイッチ。
タロースの突進をかわして蹴り足をつかんだ真霜はドラゴンスクリューからアンクルホールドで締め上げる。タロースは技を決められながらも手を伸ばして綾部にタッチ。秀樹も出て来て、綾部にぶら下がり式の首4の字固め。コブラツイストは綾部が切り返す。秀樹は丸め込みから低空ドロップキック連発。秀樹組が綾部にトレイン攻撃。しかし、綾部もすぐにフルネルソンバスターを秀樹に返す。なおも攻撃を仕掛けようとした綾部に対して、秀樹がスリーパーホールド。これはタロースがカットに入り、綾部との合体ネックブリーカー。最後は綾部がデスルーレットで秀樹を沈めた。
試合後も綾部&タロースは秀樹の頭を踏みつけるなど挑発。王者組がタイトルマッチに向けて強さを見せつけた一方、秀樹は不安を残す一戦となった。
<綾部組のコメント>

綾部「鈴木秀樹、潰しがいがあるね。刺激的だよ。ただ、大田区、2月23日、オマエが味わうのは絶望だっていうのは忘れるな。今日のはほんの序の口だ。オマエがどんなに来ようとも、諏訪魔といっしょに来ようとも、最後に勝つのはタイタンズ・オブ・カラミティ、それだけだ」
タロース「どんな卑劣な手でも使ってみろ。背中を向けた隙に後ろから飛びかかる?卑怯者め。2月23日、オマエの化けの皮を剥がしてやる。リングに上がるのは俺とオマエとアヤベさんだけだ。誰を連れて来ようと構わない。これまでの相手と同じくオマエを叩き潰してやる。すべては2月23日だ」

安齊「新木場大会、ありがとうございました。俺はいったい何回、タイタンズ・オブ・カラミティと組めばいいのか、よく分からないけど。今日の相手もそうだな、真霜拳號、鈴木秀樹、関本大介。関本はGAORAのベルト持ってるし、タイタンズ・オブ・カラミティなんて、どう考えたって、対角で闘った方が楽しいに決まってんだよ。でも俺、一人ぼっちだから、いま。いまもう2月だぞ。俺の横にいたヤツ、いったいいつになったら戻ってくるんだ。俺は今年シングルはもちろん、タッグでも必ず結果出します。ありがとうございました」
<秀樹組のコメント>

秀樹「なにかあれば。なにもなければ終わります。見ての通りです。(タイトルマッチに向けて敗北を喫してしまったが?)そんなありきたりな質問を東京スポーツがしてどうするんですか。マスコミも選手もプロフェッショナルでやりましょう。富士大会でプロフェッショナルを見せます。ありがとうございました」
<第6試合・メインイベント>
三冠ヘビー級選手権試合前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 本田竜輝 ×井上凌 VS 〇斉藤ジュン “ミスター斉藤”土井成樹 セニョール斉藤

1・25幕張大会で三冠ヘビー級王座を防衛した宮原に対して斉藤ジュンが挑戦表明。王者は断固拒否の姿勢を示したものの、団体は2・23大田区大会でのタイトルマッチを発表し、2・1沖縄大会に続いてこの日も両者の前哨対決が組まれた。宮原は大田区大会で斉藤レイが復帰することも踏まえて、同大会では「斉藤ブラザーズを応援する空気が充満してしまう」と“アウェー”の雰囲気になることを警戒している。
宮原とジュンは先発で対峙し、のっけから激しいぶつかり合いを見せる。宮原が井上と代わると、ジュンもセニョールにタッチ。井上は得意の蹴りでセニョールを攻め、カットに来た土井も蹴散らす。しかし、土井&セニョールも素早い連係で形勢逆転し、流れを変える。宮原はロープに飛んだジュンの足を引っ張り場外に引きずり込む。そこから両チームが派手な場外戦を展開する。宮原はファンが持っていたジュンのタオルを奪い取ると、わざわざリング上で踏みつけるという挑発行為。リング内外で相手チームにつかまったジュンは、宮原のシャットダウン・スープレックス狙いを振りほどいて、ようやく土井にタッチ。宮原組が土井に襲い掛かる。井上が攻勢をかけるが、土井も相手の蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリュー。さらに大暴走からジュンにつなぐ。ジュン組が井上に連続攻撃。ジュンは本田にスピア。井上へのチョークスラム狙いは切り返され、打撃の畳みかけを受ける。しかし、カウンターのフロントキックで井上の動きを止めると、続けてバックドロップ。宮原にもラリアットを放つと、Dying Lightで排除。最後はサイコブレイクで井上を沈めて、2・23大田区での三冠戦に向けて弾みをつけた。
試合後、ジュンは弟・レイも復活する2・23大田区大会の公式ハッシュタグを「#DOOMの日」にすることを宣言。すると宮原は「それは絶対にさせない」と大人気なく断固として拒否。会場の共感をどんなに得られずとも拒絶する宮原に対して「しつこい」とシビレを切らしたジュンは、「だったらまた、会社に決めてもらう」と三冠王座への挑戦を巡る押し問答時と同様に、団体に公式ハッシュタグの判断を仰ぐとした。
仮に団体から公式ハッシュタグ「#DOOMの日」の了承が出た場合、宮原にとってはさらに“アウェー”の空気になることが濃厚となった。
<試合後のマイク>

ジュン「斉藤ブラザーズが勝ったぜ! この勢いのまま2月23日、大田区を斉藤ブラザーズの、そうだな“DOOMの日”にしてやる。オマエらみんな、ハッシュタグに“#DOOMの日”って書いて、SNSに上げろ。それが俺たち斉藤ブラザーズのチカラになる」
宮原「いまオマエ、なんて言った? もう一度、ちょっと頼む」
ジュン「2月23日を、“DOOMの日”って言ったんだ」
宮原「DOOMの日? 2月23日、東京・大田区総合体育館、なにがDOOMの日なんだ、それは?」
ジュン「2月23日大田区は、弟の斉藤レイが完全復活。そして俺はオマエから三冠ベルトを奪ってチャンピオンになる、DOOMの日だろうが」
宮原「なにそれ、いま流行りのSNSのハッシュタグってやつ、言ってんの? まさかオマエ、2月23日、東京・大田区総合体育館の公式ハッシュタグの話をしてんのか、オマエ」
ジュン「そうだよ! しつこいな」
宮原「そんな個人の締めの『DOOM』なんて、公式で使うな。DOOMの日は絶対にやらない!(ファンから「え~」の声)」
ジュン「DOOMの日だ!(ファンから歓声)」
宮原「DOOMの日は絶対にさせない!」
ジュン「DOOMの日だ!」
宮原「絶対にさせない!」
ジュン「#DOOMの日だ!」
宮原「#DOOMの日は絶対にさせない!」
ジュン「オマエはしつこい! 分かった、だったらまた、会社に決めてもらう(会場から拍手)。まあ、どうなるか結果は分かっているがな。宮原健斗、DOOM!」
宮原「(引き揚げつつマイクを通さずに)絶対にさせないからな!」

土井「俺もちょっと喋らせてもらうぞ! 今日は三冠戦の前哨戦やったかもわからんけど、もう一つ、来週から始まる『ゼンニチJr.タッグフェスティバル』の前哨戦でもあったな!ちなみに俺たちミスターとセニョールの1回戦の相手は井上凌と望月なんちゃらってヤツや。俺は望月なんちゃらってヤツのことを、よく知らんけどな。(会場から「え~」の声)『え~』ちゃうわ! 望月なんちゃらか、なんちゃらジュニアか知らんけどな、俺は知らんからな。優勝するのは間違いなく、ミスターとセニョールや! ボクらからは以上です。ジュン、お願いします!」
ジュン「というわけだ、みんな楽しみにしていてくれ。じゃあ、久しぶりにあれをやるか。待ちに待った甘い物の時間だ!」
土井「(マイクを通さずに)ないです! 持ってきてないです! すみません!」
ジュン「と思ったんだが、じゃあ大田区で宮原健斗に勝って、そうしたらあらためて、甘い物をみんなの前で食べてやろう。それが一番おいしい食べ方だ。そうだろ、お客さん?(会場から拍手)。よし、じゃあ久しぶりに斉藤ブラザーズで締めるか。立てるヤツは立ってくれ。俺がなんて言って締めるか、みんな分かるか? (一部の観客が「DOOM!」と口にする)声が小さいな。久しぶりにやるから忘れてしまったわけじゃないだろ? 俺が右腕を上げたら、いっしょに『3、2、1、DOOM!』だ。いいか? なんかみんな静かだな。レイが好きなヤツはレイのポーズをやってもいいぞ。外は雪が降ってるし…(観客の「え!?」との声を聞いて)雪、降ってるぞ。まだまだ寒いから、みんな体調管理に気をつけて、全日本プロレスをまた楽しんでくれ。行くぞ! 3、2、1、DOOM!」

<斉藤ブラザーズのコメント>

ジュン「前哨戦を取ってやったぜ。この調子で、2月23日、大田区、俺がベルトを取り返してやる。楽しみだ。それから2月23日、DOOMの日だ。覚えておけ」
土井「Jr.タッグフェスティバル、始まるな、開幕するな! リング上でも言った通り、俺らの1回戦の相手は井上凌と望月なんちゃらや。井上凌となんちゃらジュニアや。合わせて、“なんちゃらなんちゃら”や。どうでもええわ、そんなこと。1回戦も準決勝も決勝も勝って、アジアタッグに挑戦するのはミスターとセニョールや!」
<宮原組のコメント>

宮原「おい、アイツなんて言った、斉藤ジュンは。コメントで(なんて言った)。リング上で言ったろ、アイツ、DOOMの日って。DOOMの日ということは、アイツ自身、『DOOM』という締めをやってるから、斉藤レイの復活、そして斉藤ジュンの三冠挑戦。それにあたって、DOOMの日と言ってるらしいな。アイツの言ってることはどういうことだ? いわゆる、このSNS時代のこの中で、2月23日、東京・大田区総合体育館の公式ハッシュタグ、それを“DOOMの日”にしてくださいということだろ? オマエの締めのDOOMの日なんかな、使ってたまるかよ、そんなもん。全日本プロレス、会社にも言ってんだよ。斉藤ブラザーズを推すのか? 2月23日は、どうなんだよ、会社よ。2月23日はDOOMの日、そんなもの絶対につけるな。絶対につけるな、いいか。会社に言ってんだからな。DOOMの日、そんなアウェーの中、俺に闘わせるのか? スーパースターにアウェーの中、闘わせるな。DOOMの日は、断固拒否だ!」

本田「新木場大会、終了だ! 次は2月11日、富士。2月11日、なんの日か。俺の26歳の誕生日! 26歳の誕生日に皆さん祝いに来てください! そして試合も絶対に勝ちます」

井上「また負けちゃったよ。クソ。こんな状態じゃアイツに顔向けできねえわ、(望月)ジュニアに。いよいよ来週だな。今日闘った土井とセニョール、必ずオマエらぶっ倒して。初戦突破して、準決も突破して、決勝も突破して、アジアタッグ、必ず挑戦して取ってやる」