「チャンピオン・カーニバル2026」~正和工業株式会社presents~4月25日(土)春日部大会詳報&試合後コメント
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<第1試合>
6人タッグマッチ 20分1本勝負
青柳亮生 ライジングHAYATO ×井上凌 vs MUSASHI 〇井上凌 吉岡世起

「チャンピオン・カーニバル2026」第5戦となる春日部大会のオープニングを飾ったゼンニチJr.による6人タッグマッチは、アツハヤを敵視する井上凌がライジングHAYATOと打撃戦を展開。レッグラリアットを叩き込むと、HAYATOも負けじとバク宙フェイントで持ち味を発揮する。MUSASHIが連続ドロップキックで小藤を捕らえると、吉岡世起にタッチして、むーちゃんせーちゃんのコンビネーションが炸裂。アツハヤも背後から襲い掛かり同時プランチャを発射した。ジュニア戦士らしいハイスピードが繰り広げられる中、亮生組の連続串刺し攻撃から小藤がスワンダイブ式エルボーアタックをズバリ。自力で返した井上はハンドスプリング式スタナーで形勢逆転。MUSASHIがノータッチ・トペ・コンヒーロでアツハヤを足止めすると、井上が抵抗する小藤にハイキックから苧環(おだまき)。狙いすましたバズソーキックで3カウントを奪った。
〈井上・むーちゃんせーちゃんのバックステージ〉
井上「将太もけっこう進化してる。今日、取られそうだった。だけど、今日勝ったのは俺だ。チャンカン始まってからさ、アツハヤにやられっぱなしだけどさ、やっぱここでいい勝利できたと思うから明日またアツハヤと当たるだろ。俺ね、お前ら狙い続けるよ。すかしてんじゃねぇぞ」

MUSASHI「せーちゃん久しぶり」
吉岡「久しぶり。何してたの?」
MUSASHI「それはそれは。いろんな時代があるよ」
吉岡「いろんな時代がある?」
MUSASHI「それはそうとさ、むーちゃんせーちゃん、久々に組んでさ、第二章が始まったんだけど、俺思うんだけど、ちょっとむーちゃんせーちゃん変えていこうと思っていて」
吉岡「どんな風に?」
MUSASHI「なんか、ざっくりだよ、まだ」
吉岡「まだ?」
MUSASHI「まだざっくりだけど、むーちゃんせーちゃんいろんな意味で変わっていこうと思う」
吉岡「その内容を次回組む時に考えて発表してください」
MUSASHI「OK。よっしゃ行こう、むーちゃんせーちゃん」
〈アツハヤ・小藤のバックステージ〉
亮生「クソ、やばいな、むーちゃんせーちゃんに凌井上。すごいなやっぱり、ゼンニチJr.やっぱおもれえな」
HAYATO「そうだよ。チャンピオン・カーニバル中だけどジュニアもぜんぜんヘビーに埋もれないから」
亮生「やってやりましょう」
HAYATO「やっちゃおう」

小藤「負けてばっかで、しゃべることなんか何ひとつありません。ただ、今日は井上凌、これからも何度もやっていく相手だと思ってる。俺は絶対お前から一本取ってやるから、よく憶えとけよ」
<第2試合>
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
△鈴木秀樹【2勝2敗1不戦勝1分=7点】 vs △青柳優馬【1勝2敗1分=3点】

不戦勝を含む3勝で白星先行の鈴木秀樹と1勝2敗・青柳優馬のBブロック公式戦。優馬の復帰戦となった3.15後楽園大会の第0試合で両者は、濃密なキャッチ・アズ・キャッチ・キャンの攻防を繰り広げ、15分を戦い抜いた。
ゴングと同時に優馬がドロップキックで奇襲を仕掛け丸め込みで秒殺狙い。冷静に対処した秀樹はボディへのエルボーで優馬の動きを止める。優馬がしつこく丸め込んでもスリーパーホールドで捕獲。優馬はコーナーを蹴って強引にフォールの体制に持ち込むが3カウントは奪えない。バックの取り合いから秀樹がヨーロピアンクラッチを決めて和田京平レフェリーが3カウントを叩いた。リングアナウンサーは秀樹の勝利をアナウンスしたが、京平レフェリーは優馬が秀樹の腕を取ったことによって秀樹の肩もマットについた状態で3カウントが入ったことを説明。ダブルフォールによる引き分けで両者が1点を分けあう結果となった。
〈バックステージ〉

優馬「すいません。なんのこっちゃ分かんない。どういうことですか、京平さん?」
秀樹「京平さん」
京平レフェリー「2人揃って珍しいことなんだけど、最後押さえてたんだけど青柳が手引っ張ってたの覚えてない?手引っ張ってんだよ。そっち(秀樹)の肩がついてる。同時に肩がついてるからダブルフォール」
秀樹「俺が先に入ってもダメなんですか?」
京平レフェリー「入ってる。入ってるんだけど、俺がカウントする前に青柳がそっちの手を引っ張ったことによって、こっちも攻撃してるんだよ。両方、肩ついてるんでダブルでカウントした。珍しくて俺も初めてのケースなんだけど」
優馬「これ得点どうなるんですか?」
京平レフェリー「普通はお互い負け。でもリーグ戦なんで、2ポイントっていうのがあるんで。それをお互いに1ポイントずつ分け与えることによって、俺はクリアかなって。自分の判断だな。レフェリーの判断でノーカウントじゃなくて、1ポイントずつ分け与えるということで。普段はカウントなし。だから、こういうケース、俺も何十年やってるけど初めてのケースなんだよ。まぁ、すごいこと起きたなって俺は思うよ。あとでビデオ見返してもらえば俺の言ってることが分かる」
*秀樹と京平レフェリーが先に去っていく
優馬「でも、いいや。鈴木秀樹相手に1点勝ち取ったんだから。デカいほうだよ。棚ぼた出場。棚ぼた勝利からの棚ぼた引き分けだよ。これもう優勝しかねぇよ。棚ぼた優勝だよ」
<第3試合>
チャンピオン・カーニバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
〇真霜拳號【2勝1敗=4点】 vs ×オデッセイ【2勝2敗=4点】

1勝1敗・真霜拳號と2勝1敗・オデッセイのAブロック公式戦。4.23新宿大会で真霜は安齊、オデッセイは宮原に敗れて初黒星を喫した。
ロックアップで組み合うとオデッセイが桁外れのパワーで先手。さらに荒々しい連打でコーナーに追い詰め串刺し攻撃で圧殺すると場外戦でも巨体を生かしたファイトで主導権を握った。防戦一方となった真霜だが、ボディプレスを回避。DDT怒涛の3連発からバズソーキック一閃。カウント2止まりとなり、スリーパーホールドでギブアップを迫った。強引に振り払ったオデッセイは重爆ボディプレス。さらにコーナーに飛び乗ってダイブも痛恨の自爆。このチャンスを逃さなかった真霜が強烈なヒザ蹴り。さらに胴締めスリーパーホールドで動きを封じると、オデッセイはたまらずギブアップ。大物狩りに成功した真霜が勝ち点を4に伸ばした。
〈バックステージ〉

真霜「めちゃくちゃデカかった。タロースとはまた違う。なんだろうな、縦にも横にもデカいっつうのは難しいねぇ。ぜんぜん俺のパワーじゃコントロールできねぇよアイツ。まぁまぁでもこれで2勝1敗かな俺。行けんだろ。残り勝ちゃあ俺がこのAブロック突破間違いなし。うん。この調子で行くぜ、明日も」
<第4試合>
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
×関本大介【2勝1敗1不戦勝=6点】 vs 〇菊田円【2勝1不戦勝1両リン=6点】

2度目の優勝を狙う関本大介は不戦勝含む3勝で無敗。DRAGONGATEのオープン・ザ・ドリームゲート王者に君臨する菊田円は4.23新宿大会でザイオンと両者リングアウト決着によって勝ち点4で足踏みとなった。序盤からド迫力のロックアップ、手四つで力比べ。両者、一歩も譲らない。菊田がロープに走るとタックル合戦に発展。ラフプレーを駆使した菊田は豪快なボディスラム。逆水平チョップを叩き込んで挑発すると、怒った関本もマシンガンチョップをお見舞いする。菊田を場外に放り投げ、ストンピングの嵐。容赦なく鉄柱に叩きつけ大ダメージを与えていく。リングに戻るとブレーンバスターから逆エビ固め。なんとかロープに手を伸ばした菊田は、追走式タックルで反撃の狼煙。チョップ&グーパンチの連打からハーレム・サイドキックを見舞った。関本がアルゼンチン・バックブリーカーでやり返してもブレーンバスターでシャットアウト。壮絶なチョップのラリーから関本がリバース・スープレックス。ダイビング・ボディプレスは菊田が回避してヒップアップをブチ込む。菊田は串刺しラリアット、ヒップアタックと畳みかけ、ローリング・ラリアットを発射。間一髪回避した関本は左右のエルボーからラリアットで正面衝突。不屈の闘志で打ち勝ってみせると、ビッグバンカタストロフィの体制。抜け出した菊田がヒップアタックで試合をひっくり返すと、ラリアットの乱れ打ち。関本をなぎ倒すと、渾身のローリング・ラリアットで熱戦に終止符。菊田が関本の連勝を止め、負けなしのまま3勝目をマークした。
〈バックステージ〉

菊田「関本大介、アイツは今、どこの人間なんだ。全日本プロレスなのか?まぁ、どこでもいいや。チャンピオン・カーニバル2026、4戦を終えて負けなしだぞ、俺。全日本プロレス、こんなもんか?こんなもんだったのか? 2年連続2度目の出場、ドリームゲート・チャンピオン菊田円は、誰が止めるんだよ。オイ、俺の相手はどこいんだよ。誰なんだ?まぁ、誰でもいいぞ。ドリームゲート・チャンピオン菊田円が胸を貸してやる」

関本「なんだ、アイツ…。効きました。すごいですね、あぁ、ローリング・ラリアット?ちょっと最後、軌道がよく見えなかったんだけど、クソッ…俺も右腕には自信あるんですけど、デカいなぁ。もっと鍛え直します。もっと鍛え直して右腕をぶっとくしてやります」
<第5試合>
世界ジュニアヘビー級選手権試合前哨戦 8人タッグマッチ 20分1本勝負
〇立花誠吾 芦野祥太郎 大森北斗 小河彪 vs ×田村男児 綾部蓮 潮﨑豪 安齊勇馬

激化の一途を辿る立花誠吾と田村男児の前哨戦は、両者の星の奪い合いが続き、4.23新宿大会では田村がダンロックで立花からギブアップを奪取した。この日もチャンピオンとチャレンジャーが先発を買って出て一進一退の攻防。全日本プロレス初参戦となったプロレスリング・アップタウンのリーゼントルーキーこと小河彪は、ゼンニチ新時代を象徴するエース・安齊勇馬相手に恵まれた体格を生かしたダイナミックなファイトを展開する。大森北斗はアップタウンの2人と北斗軍スペシャルを仕掛けたがこの日も自爆。ローンバトルが続いた北斗だったが潮﨑豪をDDTで突き刺す。芦野と潮﨑のHAVOC対決も白熱し、再び立花vs田村。田村が新宿の再現とばかりにダンロックで捕獲すると小河がカット。さらに小河はフライング・ショルダータックルを連発してダイナミックなバックドロップ。リーゼント・ヘッドドロップも飛び出して連続トレイン攻撃へ。今度こそ北斗軍スペシャルが完璧に決まり、立花がスピアで追撃。安齊のジャンピング・ニーアタック、綾部のフルネルソンバスターを喰らってしまった立花だったが、田村のデスバレーボムを切り返して横十字固め。そこからクロスフェイスロックにつないで見事な一本勝ち。新宿でギブアップを奪われた借りを春日部で返した。

〈立花・小河のバックステージ〉

立花「勝ったぞ-!7戦目にして3勝4敗。ギブアップさせられたからギブアップ取ったぞ」
小河「めっちゃカッコよかったです。世界ジュニアチャンピオンの生の戦いがあんなに近くで見れて最高でした」
立花「お前いいな。初参戦だろ?」
小河「アップタウンの小河彪です。リーゼントやらせてもらってます。全日本プロレス初参戦ありがとうございました。立花さんの肩をお借りして思いっきり戦うことができたと思いますが、まだまだやり足りないので明日もあります。もっとこれから全日本のリングでやっていきたいのでよろしくお願いします」
立花「よし!むちゃくちゃよかっただろ。なかなか今のプロレス界でデビューして、こんなデカいヤツってそんなにいない気がする。体もすごいし、もっともっとできるぞ。全日本はアップタウンにない、むちゃくちゃデカいヤツと、正調の強さを持った人間がいっぱいいるから思いっきりボコボコにしてもらえ。そんで最終的にボコボコにしろ」
小河「分かりました」
立花「よし。俺が世界ジュニア巻いているあいだにお前も何かのベルト目指せ」
小河「巻きます!」
立花「最終的にはな。あんまり生意気なこと言うな。気を付けろ」
小河「すいませんでした。ありがとうございました!」
〈田村・安齊のバックステージ〉

安齊「すいません。ヤンキーに気を取られていたら、気づいたら試合終わってました。めちゃくちゃ運動能力があるリーゼントが1人いたけど、また全日本のリングで、もしかしたらアップタウンのリングで当たることを楽しみにしてます。そして明日、俺、オデッセイ。オデッセイだよな?あんなヤツ、あんなヤツ…どうしたらいいんだよ」

田村「ギブアップした。ギブアップしてないかもしれない。したかもしれないし、してないかもしれない。さだかではない。ただ今日、対戦相手にいた小河彪、あいつデカいな。立花誠吾もデカいけど、小河彪もっとデカいな。明日、新潟、前哨戦またやる。次はギブアップしない」

綾部「今日は公式戦無かったから8人タッグだったけど、明日、新潟・三条vs青柳優馬、なぜかあいつには、俺の記憶が正しければ今までシングルの戦績、0勝5敗ということで、なかなか認めたくない戦績だ。それを明日、あいつから初勝利、遅いけど初勝利をもぎ取ってチャンピオン・カーニバル、そして綾部蓮というレスラーにとっても、アイツに全敗というのは許されないから明日、何が何でも勝利をもぎ取ろうか」
<第6試合>
チャンピオン・カーニバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
〇斉藤レイ【3勝1敗=6点】 vs ×タロース【1勝2敗=2点】

斉藤レイは4.23新宿大会で潮﨑をアイスバインで粉砕して2勝1敗と白星先行。タロースは開幕黒星も4.19名古屋大会で潮﨑を破っており1勝1敗という状況だ。
のっけから巨体が何度もぶつかり合い、タロースが打ち勝って場外戦へ。レイが鉄柱とサンドイッチしても大巨人の進撃は止まらない。トップロープを一跨ぎにしてリングに上がると串刺しボディアタックを連発してビッグブーツ。そのまま必殺のチョークスラムを狙ったが未遂に終わる。レイがブレーンバスターをリバースして重みのあるエルボーを打ち合う。タロースが脳天チョップで優勢となったが、レイも狂乱の逆水平チョップで応戦。タロースはビッグブーツで立て直してサイドバスターからフォール。カウント2。レイは追撃を振り切りクロスボディで巨体をなぎ倒すと、顔面を力一杯張ってからアイスバイン。大巨人を討ち取り3勝目を飾った。
〈バックステージ〉

レイ「勝ったぜ。タロースをぶっ倒してやったぜ!オイ、Titans of Calamity、俺たち、斉藤ブラザーズがただやられっ放しだとは思うなよ。これはまだ俺たちのペイバックの始まりにしかすぎねぇ!そしてなんだ、チャンピオン・カーニバル、これで6点か。他のヤツのポイントなんか見てねぇが、トップか?これで上位なんじゃねぇか?残りのチャンピオン・カーニバル、真霜、ましもんだ!ましもんと宮原健斗、そして安齊勇馬!全員ぶっ倒してやるぜ!フォー!」
<第7試合・セミファイナル>
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
〇本田竜輝【2勝2敗1不戦勝=6点】 vs ×ザイオン【1勝2敗1不戦勝1両リン=4点】

最年少優勝を目指す本田だが、4.23新宿大会で秀樹に敗れて2勝2敗(不戦勝含む)。ザイオンは不戦勝を含む2勝1敗1両者リングアウトで春日部大会を迎えた。
ヘッドロックを巡る攻防から本田が勢いよくぶつかっていき先手。反則カウント1・2・3・4!で自分のペースに引き込む。場外戦ではザイオンが鉄柱に衝突させて、エプロンに叩きつけるバスター。本田をリングに戻してフットスタンプ、羽折り固めでスタミナを削っていく。軽快なムーブから串刺しタックル。さらにフルパワーでコーナーにスローイング。打撃戦からサモアンドロップが炸裂するとコーナー最上段へ。ダイビング・ヘッドバットを投下も本田がエルボーで迎撃。ラリアットを振り抜くと、最終兵器・ファイナルベントを敢行。これが決まってはザイオンも返すことができず試合終了。会心の勝利をあげた本田が最年少優勝へ一歩前進した。
〈バックステージ〉
本田「しゃあ!ザイオンから勝ったぞ。これで不戦勝含めて勝ち点6だ、オイ。次は栃木で綾部蓮、勝負だ!」
<第8試合・メインイベント>
チャンピオン・カーニバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
〇宮原健斗【2勝1敗1分=5点】 vs ×羆嵐【3敗=0点】

三冠ヘビー級チャンピオンの宮原健斗は4.23新宿大会でオデッセイとのシングル初対決を制して待望の初白星。GAORA TV王者の羆嵐は開幕2連敗を喫し地元埼玉で初白星を狙う。両者は3.20八王子大会で三冠王座を巡り対戦し、宮原がシャットダウン・スープレックスで勝利している。
春の祭典での雪辱を見据えていた羆嵐が肉弾殺法を仕掛けると、セントーンを回避した宮原が場外に引きずり込み頭突きを連発。顔面を攻められ続けた羆嵐はコーナー上に宮原をセットすると腰目掛けてダブルスレッジハンマー。ボディへのタックルで追撃し、バックブリーカーからバックフリップ。セントーンも投下して、アルゼンチン・バックブリーカーからそのままドロップ。それでも宮原は3カウントを許さない。鋭いエルボーを放ち前に出たが、羆嵐はラリアットで黙らせてセントーン。セカンドロープからのダイビング・セントーンはカウント2.8。埼玉に乾杯!をこらえた宮原は、コーナー最上段の羆嵐を捕まえて雪崩式ブレーンバスター。抵抗する羆嵐にブラックアウトをクリーンヒットさせた。ラリアット、ドロップキックが直撃しても、カウンターのブラックアウト。顔面にも突き刺してカバー。羆嵐が肩を上げると両腕を完全にロック。ついにシャットダウン・スープレックス完成して文句なしの3カウント。第二の故郷である埼玉県で2勝目をあげると、改めて決勝進出を誓い、最高締めで春日部大会はフィナーレとなった。

〈リング上のマイク〉

宮原「2勝目、GETだぜー!そして、ここ埼玉県にスーパースター・宮原健斗が帰って来たぜ。今日の埼玉県春日部市、どうやら羆嵐はここ埼玉県の出身らしい。もう一回言うぞ。もっと反応しろよ。羆嵐はここ埼玉県の出身らしいぞ。ただ、何を隠そう、この俺も第二の故郷が埼玉県だ。なぜだか知ってるか?(観客の声を聞いて)やめとけ!その名前は禁句だ。そう、ここ埼玉県で俺も18歳から23歳、約5年間を過ごしたんだ。埼玉県在住のみなさま、プロレス界きってのスーパースターがここ埼玉県で育ったということを誇りに思うんだな。埼玉県は何もない。(ブーイングが飛ぶ)最後まで聞け。ただ俺がこの埼玉県に引っ越して越谷レイクタウンができたし、三郷のららぽーともできたし、今じゃ都会だ。埼玉県、これくらいでいいか。俺には嫌な思い出しかないからな。ただ、嫌な思い出も今日を境に埼玉県が大好きになったぜ。嫌な思い出というところは、絶対書かないように。そしてチャンピオン・カーニバル、今現在、宮原健斗の得点は5点だ。5月17日、東京・大田区総合体育館の決勝まで必ず俺が進んでやるぜ。そこで埼玉県のみなさんの正直な声を聞きたーい。チャンピオン・カーニバル2026、埼玉県のみなさまは誰が優勝することを望みますかー?正直な声を聞かせてくれ!(健斗コールが発生)満場一致で、宮原健斗です。ここ埼玉県にまた帰って来るのを楽しみにしてるぜ。最後に埼玉県春日部市のみなさんに聞きたーい。チャンピオン・カーニバル、最高ですかー!(最高!の声)チャンピオン・カーニバル、そして埼玉・春日部、最高」
〈バックステージ〉

宮原「よっしゃあ。さぁさぁ2勝目だ。ここ埼玉県、何を隠そう、隠したくても隠せない俺が18歳から23歳まで過ごしたことのある地域なんだ。ここから近いかは知らんけどな。だから俺にとっては、埼玉県は第二の故郷だ。埼玉県と聞いて、足が震えて止まらないぜー。ピリッとしたねぇ。『もしもし、はい!ケントです!』ピリッとしたぜ。オイオイオイ。ピリピリしてよ。ただよ、今日このチャンピオン・カーニバル中盤戦で、あの時この埼玉県で過ごした若き日、苦い思い出もあるが、こうやってスーパースターとして帰ればすべて最高の思い出だ。そう、そのピリッとした空気を今日ここ埼玉県で感じ取れたのが俺にとっては収穫だ。さぁ2勝1分け、得点5点。明日は新潟県だ。ジャイアント馬場さんの故郷だ。そこで三冠チャンピオンが、vsタロース。馬場さんを彷彿とさせる身長だ。新潟県で必ず俺がメインイベントを締めくくる!しゃい!」
羆嵐「ふぅ、3連敗か…ヤバいな。公式戦、あと4試合。絶対落とせねぇな。厳しいね、チャンピオン・カーニバル。世界最強のリーグなんじゃないのこれ。俺がまた1勝もできてないんだよ。GAORA TVチャンピオンの羆嵐がいまだに1勝もできてない、世界一過酷なリーグ戦、チャンピオン・カーニバル。ここから俺が4連勝してひっくり返したら一番面白いんじゃねぇのか。フリーのGAORAチヤンピオンの羆嵐が、チャンカンチャンピオンになってな、こっから大逆転だよ。クソー…今日は負けたくなかった。ここ知ってる?俺の地元なんですよ。前にいた団体でね、年に3回も4回も興行やってるような、地元でやっぱ勝ちたかったな。メインで締めたかったな。それよりもやっぱ宮原健斗に100倍返しできなかったのがね、無念です。まだまだ落ち込んじゃいられねぇからな。ここから4タテするぞ。明日もあんだろ。俺はあきらめねぇぞ。3連敗から不死鳥の如く、俺はな、復活してみせるぞ。やってやるぞ」