「スーパーパワーシリーズ2026」5月29日(金)新木場大会詳報&試合後コメント 全日本プロレス

「スーパーパワーシリーズ2026」5月29日(金)新木場大会詳報&試合後コメント

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 5・17大田区での『チャンピオン・カーニバル』決勝戦を経て、6月ツアーで組まれている各タイトルマッチなどに向けての前哨戦が今大会からスタートした。

<第1試合>
シングルマッチ 20分1本勝負
〇本田竜輝 vs ×矢野安崇

 オープニングマッチには、5・17大田区大会で“国内再デビュー”を果たした矢野安崇が登場。大田区での青柳優馬に続き、今大会でもヘビー級の本田竜輝とシングルで激突した。

 リストの取り合いを軸にじっくりとしたスタート。本田がロープに詰めるも、体勢を入れ替えた矢野が離れ際にエルボー。矢野が軽快な動きからアームドラッグ、さらにドロップキック。本田もショルダータックルを返すが、矢野もすぐに反撃に転じてエプロンの相手をドロップキックで場外に落として、プランチャの追撃。リングに戻っても矢野が攻勢に出る。本田はカウンターで矢野を高々と舞い上げて、そのままマットに落とす。本田はロープ際に矢野を詰めて「1、2、3、4!」。本田がバックエルボー、スリーパーホールドで絞め上げる。

矢野もドロップキックで形勢逆転を図り、エルボーを連発。ロープから反転してのクロスボディーアタック、ドロップキックと畳みかけた矢野がバックに回る。本田はコーナーに押し潰して脱出すると、串刺しラリアット、ブレーンバスターと畳みかけるが、矢野も突進を迎撃して飛びつきスイングDDT、トラースキックを返す。ブレーンバスターはカウント2。リバース・フルネルソンの体勢は本田が脱出し、ショートレンジ・ラリアット。ファイナルベント狙いは切り返されるも、スピアで矢野の動きを止めて、走り込んでのラリアット。これをカウント2で返されると、ファイナルベントで粘る矢野を退けた。敗れたものの、体格差をモノともしない矢野の健闘が光った。

<本田のコメント>

本田「大田区大会でデビューした矢野安崇に勝ったぜ。もうアイツも全日本プロレスの一員だ。ただ! 俺も絶対にアイツには負けられない! ジュニアとかヘビーとか俺には関係ない。俺が一番強くなるんだよ!」

<矢野のコメント>

矢野「またもヘビー級の本田さんとの試合、凄い力がある。それは当然ヘビー級だから。でも、ヘビー級にはないものを俺は持ってると思ってるから。必ず全日ジュニアのテッペンに上ってみせます。ありがとうございました」

<第2試合>
世界ジュニアヘビー級選手権試合前哨戦 タッグマッチ 20分1本勝負
×立花誠吾 小河彪 vs 〇田村男児 大森北斗

 6・18後楽園大会での世界ジュニアヘビー級選手権に向けた王者・立花誠吾と挑戦者・田村男児の“エンドレス前哨戦”。両者はここ2カ月余りで12度、直接勝利を奪い合っており、戦績は6勝6敗の五分となっている。また、大森北斗は5・17大田区大会で唐突に「北斗軍の解散」を宣言。ユニットの行方が不透明な状況下、今カードではどのような動きを見せるか?

先発は立花と田村。静かな立ち上がりから、立花が自軍コーナーに田村を持っていったところで、小河にタッチ。小河と北斗が対峙。小河が強烈な逆水平チョップを連発すると、北斗は延髄斬りを返す。立花が小河にブラインドタッチでリングに入ってきて、北斗を羽交い締め。しかし、小河のエルボーは立花に誤爆する。立花と田村が「久しぶりだな!」と言い合いながらエルボーを叩き込み合う。田村は猛烈なフォアアーム連発から串刺しのぶちかまし。タッチを受けた北斗の突進は立花がかわし、ヤンキーカッターを決めて小河にスイッチ。小河は北斗にフライング・ショルダー、倒れ込み式ヘッドバットと畳みかける。北斗の正面飛びドロップキックを受け止めた小河は、倒れたままの相手をとらえてジャイアントスイング10回転。目が回ってフラフラの小河に田村がミサイルキック。

小河からスイッチした立花が田村にフロントキック。田村も強烈なショルダータックルを返し、ブレーンバスター。エルボーのラリーから、田村がフォアアーム連発で押し込む。小河が田村を羽交い締めにして、そこに立花がエルボー。小河のアシストも受けて立花が北斗を追い込む。エルボー合戦は田村が制して、ショートレンジ・ラリアット連発。立花はカウンターのスピアからアングルスラム。ヤンキーハンマー狙いはスカされた立花は背後に回ってスリーパーホールド。田村はこれをバックドロップで切り返し、ラリアット。パワーボムの体勢は立花が必死に抵抗。それでも田村は力づくで立花を叩きつけて、ガッチリとエビ固めで押さえ込んで3カウント奪取。まだまだ続く前哨戦で、挑戦者の田村が再び勝敗で一歩リードした。

<田村&北斗のコメント>

田村「よし! 久しぶりだな、立花誠吾。いなかったときはちょっと不安だったよ。やり過ぎたときも不安だったけど、やり過ぎなくても不安だった。もう、どっちかわかんない。一応、6勝6敗だ。誰も追い求めてないと思うけど、前哨戦6勝6敗、12回やってるはずだ。数もわかんねえよ、もう。いいんだよ、やり切れば。まだまだこれからもやっていくぞ」

北斗「さあここから、ここからだぞ。大森北斗対北斗軍4連戦。いいよ、大丈夫だよ。リーダーだからって遠慮するんじゃない。俺がオマエら叩き潰してやるからよ。オマエらも叩き潰して来い」

<立花&小河のコメント>

立花「言えよ思ったこと。今日なにを思ったんだ、オマエは?」

小河「お久しぶりです、急きょ参戦することになりました、アップタウンの小河彪です。北斗さんがパーマをめっちゃアピールしてきたんですけど、時代はリーゼントですから」

立花「そうなの?」

小河「はい、時代はリーゼントですから」

立花「オマエとオマエの友だちしかリーゼントにしてるヤツ見たことねえぞ、この時代」

小河「本当ですか?」

立花「流行ってんの?」

小河「はや…流行らせます!」

立花「田村、2週間ぶりか? それぐらいぶりの前哨戦だ。前哨戦やり過ぎてたけど、ちょっと2週間開いて、3日に1回、2日に1回ぐらい前哨戦をやってたときは、ちょっとやり過ぎて不安になってた。これでいいのだろうか? こんなに前哨戦やって盛り上がるものなのだろうか?って。でも、やらないとやらないで不安になっちまった。やらなかったら、ちょっと距離が開いちまってるなって。もしかして世界ジュニアのタイトルマッチが忘れられちゃうんじゃないかって。会いまくってたらちょっとあれだし、会わなすぎるとちょっとあれだしって。もしかしてこの気持ちが恋?……なわけねえだろ、バカが気持ち悪い! 恋なんて生まれるか! アイツと俺に生まれるのは友情だろ? そっちの方がカッコいいだろ。友情だ、友情。男児を叩きのめして、このベルトを初防衛するのは、この俺、立花誠吾だ、あ~ん? 恋なんか生まれるか、そんなわけねえだろ」

小河「友情もちょっと笑っちゃいましたけど、行ってきます!」

<第3試合>
6人タッグマッチ 20分1本勝負
〇潮﨑豪 青柳亮生 ライジングHAYATO vs ザイオン 芦野祥太郎 ×MUSASHI

 5・17大田区大会の『チャンピオン・カーニバル』決勝戦後、「HAVOCのみんなと闘いたい」とユニットからの離脱を表明した潮﨑豪が青柳亮生&ライジングHAYATOとトリオを結成し、早速かつての仲間の芦野祥太郎&ザイオンと対戦。6・11新宿では潮﨑とザイオンのシングルが決まっており、前哨戦でもあった。

HAVOCコンビの入場時、顔にペイントを施したMUSASHIも輪に加わって「HAVOC!」の雄叫びに参加する。潮﨑はゴング前にHAYATOとうやうやしく握手を交わして、笑みを浮かべる。潮﨑は先発でザイオンと対峙。両者は力のこもった攻防。互いの攻撃を防御し合うなど、譲らぬ動きを見せる。熱烈にタッチを求めるMUSASHIが出て来て、HAYATOと向かい合う。しかし、MUSASHIは「HAVOC!」と連呼するばかりで、まったく攻防に移らない。そんなMUSASHIの背後に亮生&HAYATOが立ちはだかる。しかし、MUSASHIはうまい立ち回りで2人を場外に出して、ノータッチ・トペコンを発射して「HAVOC!」。HAYATOが相手チームにつかまる展開。防戦のHAYATOは芦野の突進を迎撃し、正面飛びのドロップキックを決めて亮生にタッチ。

亮生は芦野に串刺しバックエルボー、ドロップキック。ブレーンバスターは防がれ、旋風脚もかわされると、芦野にジャーマンでぶん投げられる。潮﨑とザイオンの攻防。エルボー合戦から、潮﨑がフライング・ショルダータックル。ザイオンをコーナーに詰めると、逆水平チョップを連発。ザイオンもローリング・エルボーを返し、ブレーンバスターもリバースで叩きつける。ザイオンからMUSASHIにタッチ。MUSASHIはパートナー2人を呼び込んで、潮﨑に連続攻撃。MUSASHIはコーナーに上りエストレージャフトゥーロを放つも、かわされてしまう。亮生&HAYATOが飛び技でHAVOCコンビを分断。リング上では潮﨑がMUSASHIにフィッシャーマンズ・バスター。ラリアット狙いはMUSASHIがカサドーラで切り返す。丸め込みをカウント2で返した潮﨑はトラースキックでMUSASHIの動きを止めると、最後は豪腕ラリアットを叩き込んで3カウント。

HAVOC脱退後の初戦を勝利で飾った潮﨑は亮生の抱擁は拒んで、握手を交わす。ほかの選手が引き揚げる中、ザイオンはロープにHAVOCのタオルをかけて潮﨑に視線を送る。花道を下がるザイオンを呼び止めた潮﨑がシングルに向けてアピールすると、ザイオンは敬意を示すように一礼してバックステージに消えた。

 また芦野はバックステージで、6・18後楽園大会での開催が決まっているNWA世界ヘビー級王座戦(カード未定)に向けて、挑戦者に名乗りを上げた。

<潮﨑組のコメント>

潮﨑「ありがとうございました!(と2人に一礼。これを見てHAYATOが引き揚げてしまう)いやいや…」

亮生「2人きりですね」

潮﨑「いやいや、見てる人いっぱいいるから。それはいかんよ…」

亮生「まずは握手から(と握手を交わす)」

潮﨑「ありがとう(亮生が先に引き揚げる)。よくない、よくないよくない…。こうやってね、俺の闘う意味、チャンピオン・カーニバル優勝は逃しましたけど、こうやって全日本プロレスで俺が闘う意味を見いだしてくれた仲間、そしてお客さん。一つの闘いが終わって、そしてまたもう一つの闘いが続いていく。この闘いの輪の中からはなかなか抜け出せないよね。俺がHAVOCを抜けたことでこうやって闘いが生まれる、こうやって熱く向き合ってくれる祥太郎、ザイオン、感謝しますよ。(6月)11日、新宿が楽しみだよ。じゃあ俺はこれから“推し”と握手してくる」

<芦野組のコメント>

MUSASHI「クソ、負けた。今日もHAVOC、やっちゃった。仕方ないでしょ、我慢できなかったんだから。HAVOC、We are HAVOC…」

芦野「HAVOCを抜けた豪さん、今日チョップ一発ぐらいだったけど、バチバチやり合いましょう、これからは。Once HAVOC always HAVOC。一度、HAVOCになったら、ずっとHAVOCだ。ザイオン(と呼び込む)」

ザイオン「目の前にブラザーがいるのを見て、誇りに思ったよ。シオザキさんはこれを望んでいたんだ。俺たちはいつも彼を応援する。一度、HAVOCになったら、永遠にHAVOCだ」

芦野「ただな、豪さんが抜けたことによって、HAVOCも変わらなきゃいけないな。腰が寂しいよな? 俺の腰が…。6月18日、後楽園ホール。NWAのチャンピオンが来るな。おい、そのベルトに俺を挑戦させろ。全日本プロレス、そして日本代表、HAVOC代表で、NWAのベルトに挑戦するぞ。向こうがどう言うかはわからねえが、俺は言ったからな。NWAのベルトに6月18日の後楽園ホールで挑戦させろ。人の夢はな、追い続けたら絶対叶うんだよ。俺は諦めねえからな」

ザイオン「NWAタイトルに挑戦するのか?全日本にNWAベルトを持って来るんだ。俺たちが何者か見せてやれ。オールジャパンこそ俺たちだってことを示してやれ」

芦野&ザイオン「We are HAVOC、俺たちは…HAVOC!」

<第4試合>
6人タッグマッチ 20分1本勝負
×井上凌 vs 〇羆嵐

 6・6角田大会で愛澤No.1とのGAORA TVチャンピオンシップを控える羆嵐が井上凌をシングルで迎え撃つ。

 ゴングと同時に羆嵐は「ハァァー!」と雄叫びを上げる。ロックアップから羆嵐がロープに詰めてクリーンブレーク。リストの取り合いから、羆嵐がヘッドロックで締め上げる。羆嵐がショルダータックルで倒す。ドロップキック連発は食い止められた井上だが、うまく羆嵐を場外に落として、エプロンからサッカーボールキックを狙う。これは羆嵐にキャッチされるも、先にリングに戻り、今度はエプロンの羆嵐にハンドスプリングを決めて場外に落とす。今度こそエプロンを走ってのサッカーボールキックを決めて、場外でミドルキック連発。羆嵐も井上を担ぎ上げると、エプロンに叩きつけて、追撃のセントーン。リングに戻り、井上がローキック連発。羆嵐は蹴りを受け止めると、ボディースラムからセントーンを放つ。チンロックでギブアップを迫るが、井上はロープエスケープ。羆嵐はロープ際で井上を踏みつけるなど、一方的に攻め立てる。

 防戦の井上は延髄斬りで反撃し、飛びヒザ蹴りを見舞って形勢逆転。コーナーに詰めた羆嵐にミドルキック連発、背中にダブルニーを突き刺し、バックドロップで叩きつける。押せ押せの井上はハイキックからバズソーキックと畳みかけるもカウント2。羆嵐はカウンターのクロスボディーアタックで反撃し、ショートレンジ・ラリアット。走り込んでのラリアットもカウント2で返されると、コーナートップからのダイビング・セントーンで井上を圧殺し、完勝を収めた。

<羆嵐のコメント>

羆嵐「最近、勢いに乗ってる井上凌を完膚なきまでに叩きのめした羆嵐です、GAORAチャンピオンの羆嵐です。次は角田で防衛戦組まれてるけど、愛澤さん、準備できてますか? 俺、めちゃくちゃ体調いいですよ。筋力もスタミナも瞬発力も過去最高ですよ。羆嵐、受け止めれる覚悟できてますか? 俺は愛澤No.1を完膚なきまでに叩き潰す準備はできてますよ。楽しみですね。今日こうしてシングルができたのはね、非常に俺にとってはコンディション見る上でもよかったですね。全日本プロレスに感謝します。勝負は角田、愛澤さん、このGAORAのベルトを懸けて、お互いのすべてをぶつけ合いましょう。最高の作品にしましょう。以上、ハァァー!」

<井上のコメント>

井上「痛い、クソ。相手はもう防衛戦決まってるとはいえ、俺も今後の闘いに向けて、一戦、一戦、気は落とせねえんだよ。俺はもう言った、誓ったよ。今年、いろんな人からもう一歩だったっていう試合はしたくない。俺はちゃんと結果を残して、タイトル取って、全日ジュニアのより一歩先を行ってやるんだ。こんなところで止まってられるか。クソ!」

<第5試合>
タッグマッチ 20分1本勝負
〇青柳優馬 関本大介 vs 安齊勇馬 ×小藤将太

 5・17大田区大会で全日本所属後、自力初勝利を挙げた小藤将太が安齊勇馬とタッグを結成し、青柳優馬&関本大介という超強力コンビと激突。また、安齊は優馬の復帰後、2度目の“元パートナー”との対戦となった。

 先発は優馬と安齊。ロックアップから安齊がロープに詰めてクリーンブレーク。グラウンドで譲らずに、それぞれパートナーとタッチを交わす。関本が小藤をショルダータックルで倒す。小藤はコルバタで関本を投げ、ドロップキック。串刺し攻撃狙いは関本の突進に阻まれ、代わった優馬に攻め込まれるも、カウンターの低空ドロップキックを放って安齊につなぐ。

 安齊は優馬とエルボー合戦から、カウンターでドロップキックを突き刺す。バックドロップ狙いは優馬が切り返すも、着地のときに足を痛めたか、場外に退避する。小藤にリングに戻された優馬だが、足の踏ん張り利かず、攻撃にも力が入らない。安齊にキチンシンクを連発され、逆片エビ固めで絞られるも、優馬はどうにかロープエスケープ。防戦の優馬は安齊の突進を迎撃し、セカンドコーナーからのミサイルキックを放って、関本につなぐ。関本は安齊に串刺しラリアット、ボディープレスと畳みかける。アルゼンチン・バックブリーカーは小藤がカットに入る。それでも関本はラリアットで相手2人をまとめてなぎ倒し、安齊にパワーボムの体勢。これは安齊がリバースし、エルボーとフォアアームの打ち合い。関本がヘッドバットを放つも、安齊もベリー・トゥ・ベリーでぶん投げて、小藤につなぐ。小藤はランニング・エルボーで関本を倒し、フィッシャーマンズ・スープレックスの体勢。しかし、関本がリバースのブレーンバスターで投げて、優馬につなぐ。

 優馬&関本は小藤にトレイン攻撃を狙う。しかし、小藤がかわして誤爆を誘い、相手を次々にブレーンバスターで投げ飛ばす。小藤は安齊との連続攻撃で優馬を追い込んでいく。小藤はアームドラッグからフィッシャーマンズ・スープレックスもカウント2。再度のフィッシャーマンズ・スープレックス狙いは優馬が踏ん張る。ここで優馬は足の痛みがどこかに吹き飛んだのか、ドロップキックからキチンシンク、垂直落下式ブレーンバスターと攻撃を畳みかける。ロックスターバスターはカウント2で返されるも、続けてのTHE FOOLであっという間に3カウント奪取。

 試合後も優馬は足を痛めた素振りを見せるも、その場のもも上げ、ハンドスプリングを見せて“ノーダメージ”をアピール。優馬がまんまと相手チームを欺いて(?)、勝利した。

<優馬&関本のコメント>

関本「優ちゃん、大丈夫!?」

優馬「足が、足が! 足が痛い!」

関本「優ちゃんの足をこんなにやりやがって」

優馬「許さないぞ」

関本「許さないぞ」

優馬「許さないからな。この仕返しはどうなるか知らないぞ、小藤将太、安齊勇馬。俺の左足をよくもやってくれたな。絶対に許さないからな」

関本「絶対に許さねえから、覚えとけよ!」

<安齊&小藤のコメント>

安齊「大丈夫?」

小藤「すみませんでした。クソ。安齊さんと初めてタッグ組ませていただいて、俺がめちゃくちゃふがいない、それだけです。もっと安齊さんに似合うタッグパートナーになるために、このシリーズ、どうか俺の成長、横で見守ってください。お願いします(と頭を下げる)」

安齊「今シリーズ、ずっと組んでいくけど、いっしょに上目指そう。俺たちで強くなろう。今日はありがとう。またよろしくね」

小藤「ありがとうございました!」

安齊「あと、青柳優馬。ちょっと前に俺の横に立ってたはずなのに、俺の目の前に立って。ちょっと青柳優馬という人間を忘れていたけど、今日思い出しました。ああいう卑怯で陰湿で、そんな感じの人で。忘れてた自分が恥ずかしいです。俺はこのシリーズ、アンタといっぱい当たるけど、小藤将太とアンタに勝ってみせます。ありがとうございました」

<第6試合・メインイベント>
三冠ヘビー級選手権&世界タッグ選手権前哨戦 6人タッグマッチ 20分1本勝負
宮原健斗 斉藤ジュン 〇斉藤レイ vs 鈴木秀樹 ×綾部蓮 タロース

 6・18後楽園大会での三冠ヘビー級選手権&6・6角田大会での世界タッグ選手権に向けたダブル前哨戦。今大会では三冠王者と世界タッグ挑戦者組、三冠挑戦者と世界タッグ王者組がそれぞれ分かれての激突となった。

 入場してきた6選手はシングル王座を争う同士、タッグ王座を争う同士で対角に立つ。ジュンは右目にアイパッチを着用。先発で宮原が出て来ると、相手側も秀樹が対峙する。手四つの探り合いから、宮原がバックを取る。秀樹は相手の腕を取って体勢を入れ替えるも、宮原も足を取って応戦。宮原がレッグロックを決めると、秀樹は体勢を入れ替えてフォールを狙う。秀樹に押し込まれた宮原はブリッジワークからリバース・スープレックスで相手を投げて、距離を取る。緊張感の漂う間合いから、それぞれタッチでジュンと綾部の攻防。ジュンがロックアップからロープに詰めて、クリーンブレーク。今度は綾部がロープに詰めると、離れ際にジュンの右目を払うように挑発。ここから攻防が動いて、ショルダータックル合戦。互いに譲らず、今度はレイとタロースが対峙する。

 レイとタロースはロックアップの体勢で力を込め合う。離れると、レイが突進でタロースを場外に落とす。ここから両チームが入り乱れての派手な場外戦が繰り広げられる。ジュンは綾部のガウンを持ち出すとリング内のレイに投げ渡す。レイが綾部のガウンに噛みつくと、背後からタロースがカットに来る。両者はエルボー合戦。体をぶつけ合い、何度も正面衝突を繰り返して、宮原と秀樹の攻防へ。宮原がヒザへのドロップキックから低空ドロップキック。串刺しエルボーアタックからノーザンライト・スープレックスを狙う。しかし、秀樹がコーナーに宮原を追い詰めて、ボディーにエルボー連打。エルボー合戦から秀樹がスリーパーホールド。振りほどいた宮原がフロントキックを叩き込んで、ジュンにタッチ。ジュンが秀樹に攻勢。秀樹は素早く背後に回るとスリーパーでとらえて、自軍にコーナーに相手を持っていく。タッチを受けた綾部がジュンに串刺しフロントキックを狙うも、かわされる。ジュンからタッチを受けたレイが綾部にチョップ連打。ジュンとの連係攻撃からカバーもカウント2。

 レイが綾部を肩車すると、ジュンがコーナーに上る。しかし、連係攻撃が阻止されると、今度は綾部&タロースがレイに合体攻撃。世界タッグ王座を争う両チームが入り乱れる中、ジュンはタロースを場外に放り出す。リング内がレイと綾部の1対1に。レイがカウンターでクロスボディーアタック。すかさずジュンがスピアを決め、続けてレイがアイスバインをぶち込んで、王者の綾部から3カウント。斉藤ブラザーズが世界タッグ王座取りに向けて、弾みをつける勝利を挙げた。

 試合後には、まず宮原がマイクを手にする。三冠王者は挑戦者の秀樹に向かって「この闘いに言葉はいらないと思ってるよ。このベルトを懸けて、プロフェッショナル・レスリングで勝負だ!」と言葉で煽り立てることなく、力と力、技と技を真っ向からぶつけ合う“レスリング勝負”を三冠戦のテーマとして掲げた。

 続いてマイクを持ったタロースは「チビ兄弟」と日本語で挑発した上で、6・6角田での斉藤ブラザーズ粉砕を予告。これを受けてレイも「ぶっ倒してやるぜ!」と応戦し、ジュンの期待をスカすようにスイーツとビールでの“乾杯”も世界タッグ王座奪還までお預けにすると宣言。最後にあらためて“地元”6・6角田での必勝をアピールして、大会を締めた。

<試合後の各選手のマイク>

宮原「(タロースからマイクを奪って)ひと言喋らせろ、コラ! おい、鈴木秀樹、いよいよ俺たちの闘いが始まったな。俺たちレスラーもゾクゾクしているが、どうやら世間もこの闘いにゾクゾクしてるらしい。俺は鈴木秀樹と宮原健斗、この至宝、三冠ベルトの闘いに言葉はいらないと思ってるよ。このベルトを懸けて、プロフェッショナル・レスリングで勝負だ!」

タロース「(斉藤ブラザーズに向かって日本語で)チビ兄弟。6・6、タイタンズ・オブ・カラミティは、カクダにイキマス。(英語で)オマエらのホームタウンで叩きのめしてやる」

レイ「ヘイ、タロース。You are going Die!ぶっ倒してやるぜ!」

ジュン「6・6角田大会、俺たち斉藤ブラザーズの地元でタイタンズを倒し、必ず世界タッグのチャンピオンに返り咲いてやるぜ!」

レイ「よし、じゃあ今日は勝って、気分もいいしな。久しぶりにスイーツとビールで乾杯だー!……と言いてぇところだが、まだ明後日の古河大会、そして6・6角田大会が残ってる。乾杯はそれからだ、なぁみんな! (残念がるジュンを見て慰めるように)今度な。よしじゃあ、俺たち斉藤ブラザーズがタイタンズ・オブ・カラミティから世界タッグを奪い返してやるぜ、DOOM!」

<秀樹&斉藤ブラザーズのコメント>

秀樹「チャンピオンが言った通り、6月18日までなにかを特別に煽ることなく、毎日を精進して進みたいと思います。ありがとうございました」

レイ「フゥゥー! 勝ったぜ! ひとまず今日は前哨戦だが、明後日の古河大会、そして6・6世界タッグ戦に向けて、いい弾みがついたんじゃねえか?」

ジュン「6・6地元の角田、再び世界タッグチャンピオンに返り咲いてやる。まずは明後日だな」

レイ「油断せず、しっかりとやろう」

ジュン「それよりもあれはなんだったんだ?」

レイ「なんだ?」

ジュン「ビールと甘い物で乾杯って言っただろ。なんで期待させて落とすんだよ」

レイ「ホントにしようと思ったんだけど、そりゃな、ちゃんと世界タッグ取り返してからじゃないか」

ジュン「まあな」

レイ「納得するんだ(苦笑)。リング上とは別でこのあと奢ってやるから」

ジュン「じゃあ俺は塩豆大福が食べたい」

レイ「塩豆大福、いいよ。DOOM!」

ジュン「DOOM!」

<宮原&綾部&タロースのコメント>

宮原「さあ、始まったな、鈴木秀樹との闘いが。『チャンピオン・カーニバル2026』覇者、鈴木秀樹。今日、三冠戦が決まって初めて手と手が触れ合ったな。ゾクゾクしたぞ。そして、この6月18日、聖地後楽園ホールに向けて、世間もゾクゾクが止まらないようだな。凄い期待感をもう感じるよ。今日、前哨戦はスタートした。残り各会場、各地で鈴木秀樹、オマエとリング上で目と目が合えば、俺たちは競い合うんだ。なにを競い合うか。なにで闘うか。そう、プロフェッショナル・レスリングだ。プロ中のプロ対プロだ。そう、オマエと俺が向き合えば、この口から発せられる言葉は必要ないようだ。テメエも言っていたが、そこだけは共感だ。俺がこの口から発すれば発するほど、なにかをこの闘いについて発言すれば発言するほど、薄っぺらいものになってしまうようでな。さすがの宮原健斗の、スーパースターの口もこの闘いに限っては、プロフェッショナル・レスリングで勝負させてもらう。さあ、鈴木秀樹、闘いは始まったばかりだ。期待感は凄まじいものがある。ただ、俺はその期待感をずっと背中に抱えて生きてるから。鈴木秀樹、まだまだ前哨戦は残ってる。次、テメエと向き合う場所は5月31日、茨城県だ。鈴木秀樹、茨城県で次リング上でプロフェッショナル・レスリングの闘いができるのを楽しみにしてるぜ。ゾクゾクするぜ」

タロース「斉藤ブラザーズ、今日は運が良かったな。タイトルマッチではこうはいかない。カクダではタイタンズ・オブ・カラミティがベルトを掲げる」

綾部「やってることおかしいだろ。あんなヤツらに、世界タッグ渡さねえよ」