「スーパーパワーシリーズ2026」~積田冷熱工事株式会社presents~6月18日(日)後楽園大会詳報&試合後コメント 全日本プロレス

「スーパーパワーシリーズ2026」~積田冷熱工事株式会社presents~6月18日(日)後楽園大会詳報&試合後コメント

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『スーパーパワーシリーズ2026』~積田冷熱工事株式会社presents~6.18 後楽園ホール大会は、チケット全席種完売、観衆1504人・満員札止めを記録。三冠ヘビー級選手権、アジアタッグ選手権、世界ジュニアヘビー級選手権、さらにNWA世界ヘビー級という四大タイトルマッチがラインナップされた。

《第1試合》
10人タッグマッチ 30分1本勝負
ザイオン MUSASHI 吉岡世起 ×小藤将太 小河彪 vs 大森北斗 〇矢野安崇 河野真幸 阿部史典 青木優也

オープニングを飾ったのは、個性派揃いのヘビー・ジュニア混合10人タッグマッチ。北斗軍解散から再出発となる北斗が奇襲を仕掛けて試合開始のゴング。ザイオンと激しくやり合うと、MUSASHIと青木が情熱的なバトルを繰り広げる。リーゼントがトレードマークの小河も得意技を連発して高いポテンシャルを見せつけた。小藤と矢野の新世代ライバル対決は、小藤が前転式ドロップキックで優勢となり、連続トレイン攻撃。10人が入り乱れる主導権争いからむーちゃんせーちゃんが同時にトペ・コンヒーロ。リング上では小藤がオーバーヘッドキックからフィッシャーマンズ・スープレックスもカウント2。さらなる追撃を狙うと、矢野が足をすくってジャックナイフ固めで逆転勝利。再デビュー後の初白星をあげ喜びを爆発させた。

〈矢野・青木のバックステージ〉

矢野「よっしゃ!よっしゃー!ありがとうございます。全日本プロレス再デビューしてから初勝利。ありがとうございます。俺がこの勢いに乗って全日ジュニアを盛り上げる。そして、この俺が全日ジュニアのトップに立ってやる。これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

青木「よっしゃあ、やってくれたね。矢野君がやってくれました。しかしね、やっぱ自分自身、全日本プロレスに上がらせてもらって、ただスポットで、ただレギュラーだけじゃ物足りないんで、どんどんどんどん青木優也、レスラー青木優也として、しっかり成果を残していきたいな、MUSASHI!あの目、あの気迫、俺は忘れちゃいねぇからな。MUSASHI、とことんやろうぜ」

〈小藤・むーちゃんせーちゃん・小河のバックステージ〉

小藤「クソッ…矢野安崇、こんなんでお前調子乗んじゃねぇぞ。俺が一回ぶっ倒さないと気が済まないんだよ。お前が普通にこのリングでやってることが俺は気に入らないんだよ。お前は必ずぶっ倒して、俺はもっと上に行ってやるから。よく覚えとけよ、コラ」

MUSASHI「青木、青木、青木、青木ー!勝ったつもりか?青木!まだだ。まだまだだ。青木、青木、青木」

吉岡「落ち着いて、青木じゃないから」

MUSASHI「青木、青木、青木!」

小河「ありがとうございました。アップタウンのリーゼント・小河彪です。今日は10人タッグという貴重なメンバーの中に入れさせてもらいましたけど、もっと僕のことをみなさんに見てもらいたいです。全日本プロレスでも僕の団体・アップタウンでもみなさん、このリーゼントを見に来ていただけませんか?もっと面白いプロレスしてみせます!行ってきます!」

《第2試合》
世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第73代王者】×立花誠吾 vs 〇田村男児【挑戦者】

立花誠吾は1.25幕張大会で青柳亮生を破り、世界ジュニアヘビー級王座初戴冠。田村男児が王者狩りに成功してタイトル挑戦が決まると、3月から前哨戦がスタート。15回もの前哨戦は、8勝7敗で立花が勝ち越してタイトル戦を迎えた。2年前の後楽園大会、GAORA TV王座を懸けた両者の一戦が第2試合で行われたことから、立花は「第2試合であの日1番すげぇ試合をしたと思っているからよ。同じシチュエーションで、2年前の俺たちを超える」とアピール。その要望が通り第2試合でジュニア王座戦が組まれ、ついに決着の時を迎えた。

王座戴冠から5か月、初防衛戦となる第73代チャンピオン・立花は、ショートタイツで登場。決戦のゴングが打ち鳴らされると、アニキコールが会場を包み込む。鮮やかにリープフロッグを決めた立花は、マンハッタンドロップ、ガンをつけてからケンカキック。田村も勢いよくタックルで突っ込み応戦。立花がコーナーに打ち付けるコンプリートショット、DDTで主導権を握り、変形キャメルクラッチ、クロスフェースを極めていく。アングルスラムを防いだ田村はバックフリップで流れを変えて串刺しタックル。フロントハイキックをかわしてスリーパーホールドで絡みつく。立花がバックドロップで引き剥がして、エプロンでイケメン落とし。場外の田村が立ち上がると、ノータッチ・トペ・コンヒーロで追撃を仕掛けた。リングに戻してスピアから急角度バックドロップ。さらにコーナーに上げて雪崩式の大技を狙う。田村がラリアットで叩き落そうとしても、強引に雪崩式アングルスラム。カバーに入るもカウント2。一気にヤンキーハンマーで仕上げにかかわると、動きを読んだ田村がラ・マヒストラル。立花が肩を上げてもスリーパーで捕獲する。さらに立花の足をロープにかけて強烈なDDT。再びスリーパーでギブアップを迫る。立花はなんとかロープエスケープ。15分経過。パワーボムを回転エビ固めで切り返した立花は丸め込みを連発。田村もスモールパッケージを踏ん張って、ブレーンバスターでぶっこ抜く。ショートレンジラリアットを打ち込んで、ロープに走って会心の一発。フォールを切り返した立花が、投げっぱなしジャーマンからラリアット。イケメン落としを決めさせない田村がデスバレーボム。カウント1。パワーボムの体制に入ると、今度は立花がイケメン落とし。田村もカウント1で返して生え抜きの意地を見せる。エルボー合戦でも両者一歩も引かず、ラリアットで正面衝突。田村がカウンターのラリアットで勝機を引き寄せると、アニキコールをかき消す圧巻のパワーボム。20分超えの熱戦に終止符を打ち、2度目の戴冠。2年3か月ぶりに世界ジュニアのベルトを巻くと、立花と抱擁を交わし健闘を称え合った。

〈バックステージ〉

田村「やっぱ気持ちいいよ。気持ちいいと同時に、初めて世界ジュニアのベルト巻いた2、3年前も重かったけど、今回はまた別の意味で重みのあるベルトになった。立花誠吾ありがとう」

立花「いや、俺こそありがとう。俺はジュニアのベルトを獲った時からお前とプロレスやりたいって言ってたから。お前とこうやって後楽園で 2年前を越えられたんじゃないかって俺は思える。これでまた一歩、俺はレスラーとして成長できた。ありがとう男児。またちょっと持っといてくれ。ジュニフェスで優勝して、俺がまた戻ってくるから。頼むぞ。いつジュニフェスやるのかわかんねぇけど。それまでチャンピオンでいてくれ」

田村「またやるよ。こうやってまだ、まだまだ終わらないから。タイトルマッチまだまだ終わらない。これからもっと続くから。まだ始まってねぇんだよ。これからなんだよ。このベルトの重みがのしかかってくる。だからそのためにも、チャンピオンとして、いつどんな時でもチャンピオンらしく強く歩み続ける。そうやってやっていく」

《第3試合》
8人タッグマッチ 30分1本勝負
×斉藤ジュン 斉藤レイ 本田竜輝 羆嵐 vs 綾部蓮 タロース 関本大介 〇真霜拳號

地元凱旋となった6.6角田大会で世界タッグ王座に返り咲いた“斉藤ブラザーズ”斉藤ジュン&斉藤レイが第3試合に登場。全日本プロレスTV認定6人タッグ王者の本田竜輝&羆嵐と組んで、綾部蓮&タロース&関本大介&真霜拳號という強力なカルテットと激突した。

スーパーヘビー級戦士による8人タッグマッチは、いきなりレイとタロースが観客のド肝を抜く肉弾戦。綾部の進撃に一時押された本田は、反則カウント1・2・3・4!を満員のファンと大合唱して、羆嵐とコンビネーションを決めた。ところが、綾部に反撃を許し、ローンバトルに突入。スピアでピンチを脱すると、羆嵐が関本にセントーン、串刺しラリアット。関本もブレーンバスターをリバースし、続いた綾部は串刺しフロントハイキックからランニング・ネックブリーカードロップ。羆嵐もひるまずにアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げ、バックフリップを決めてみせた。青コーナーサイドがジュンを孤立させ集中砲火。Titans of Calamityの合体殺法も飛び出す。10分経過。真霜が試合を終わらせにかかると、レイがジュンを救出。斉藤ブラザーズが連続串刺し攻撃、ダブルのヒップトスで立て直し、必殺合体殺法・八木山サイクロン(Fall outから改名)の体制。関本のカットに救われた真霜は、ラリアットをさばいて脇固めから無道に移行。ここは本田と羆嵐がカットに入る。そんな中、関本はレイをラリアットで弾き飛ばした。ジュンのスピア、チョークスラムを喰らった真霜だったが、Dying Lightは受け止める。関本がラリアットで助太刀すると、無道で一気に締め上げ、危険と判断したレフェリーがゴングを要請した。

レフェリーストップながら世界タッグ王者狩りをやってのけた真霜は、「てめぇらの持つ世界タッグ、関本さん、一緒に獲ってやりましょうよ」と挑戦表明。レイが「その挑戦、受けねぇわけがねぇだろうが!場所はここ、後楽園ホールで7月19日だ!」と受諾すると、敗れたジュンも「後楽園の借りは後楽園で返す。DOOM!」とリベンジを誓った。

〈リング上のマイク〉

真霜「今、俺がマイク持ったつうことはわかるよな?斉藤ジュン、てめぇから文句つけようがない勝ちだ。ということは、てめぇらの持つ世界タッグ、関本さん、一緒に獲ってやりましょうよ。どうする?このまま負けたまま、引き下がるのか?俺たちの挑戦を受けるのか?返答を聞かせてくれ」

レイ「オイ、関本大介。そして、ましもん。今、ジュンが目の前でやられたんだ。その挑戦、受けねぇわけがねぇだろうが!場所はここ、後楽園ホールで7月19日だ!」

ジュン「後楽園の借りは後楽園で返す。DOOM!」

〈関本&真霜・Titans of Calamityのバックステージ〉

関本「真霜おめでとう!」

真霜「もし獲ったらと思ってましたけど、バッチリ獲りましたよ。あのアシストのおかげで」

関本「やるときはやる男・真霜拳號だね」

真霜「よし!一か月後、やりますか」

関本「やりましょう!」

綾部「今日、改めて斉藤ブラザーズが世界タッグのベルトを持って入場してきたのを見て、何か角田での敗戦、また悔しい思いがこみ上げてきたし、やっぱりあのベルトはTitans of Calamityの腰にあるべきだ。取り戻したいと強く思った。そして試合後、目の前で世界タッグ挑戦表明、めちゃめちゃ複雑な気持ちになった。まぁTitans of Calamityは、すぐにあのベルトを取り戻すからな。そしてタロースは一旦、今日で最後になる。タロースが隣にいない時期がちょっと続くけど、Titans of Calamityは当然終わるわけではないから。タロースが隣いない期間、綾部蓮にできることというか、さらなる進化を遂げていくので、隣にタロースがいなくなろうが綾部蓮に注目は続けてくれればいいかな」

タロース「今夜、Titans of Calamityが最強であることを証明した。ヤツらをあっさり倒した。だが、今俺が抱えている問題は、ヤツら(関本&真霜)が俺たちのベルトに挑戦表明したことだ。関本、真霜、一体何様のつもりだ?あのベルトはTitans of Calamityのものだ。お前らが持っていようが持っていまいが、俺たちは必ずお前らをぶちのめしてやる。俺が戻ってきたら、誰がベルトを持っていようが関係ない。ベルトはTitans of Calamityに戻ってくるからだ。日本よ、ありがとう。またすぐに会おう」

〈斉藤ブラザーズ・本田・羆嵐のバックステージ〉

レイ「大丈夫か?やられちまったな。関本大介、そして、ましもん。今、リング上で言った通り、お前たち2人の挑戦受けてやるぜ。この世界タッグを懸けて、ここ後楽園ホールで7月19日に、ぶっ倒してやろうぜ!」

ジュン「後楽園でやられた借りは後楽園で返す。やるのが楽しみだぜ」

レイ&ジュン「DOOM!」

本田「まぁ今日は負けてしまったんですけど、本田竜輝、一個人としても、まだ全日本プロレスで何も結果を残していない。もうチャンピオン・カーニバルも終わって、今歩きます。夏が過ぎれば王道トーナメントも始まるわけだ。3年連続準優勝の本田竜輝は今年こそ、必ず優勝する!」

羆嵐「元気がいいね。26歳、7歳、俺も今の本田ぐらいの年齢の時はね、すごい元気だった。でも羆嵐、ただいま35歳。二冠ですよ。GAORAのチャンピオンシップ、6人タッグのチャンピオンシップ持ってます。俺は前からも言ってるけど、どんな対戦相手の挑戦を受ける。俺はこのGAORAのベルトも6人タッグのベルトも全て守り抜いて最高のベルトにしてみせる。この俺、羆嵐から2026年残り、目を離すなよ。以上だ。ハー!」

《第4試合》
NWA世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】〇"ザ・スリルビリー"サイラス・メイソン vs ×芦野祥太郎【挑戦者】

NWA世界ヘビー級チャンピオンの“ザ・スリルビリー”サイラス・メイソンが来日。身長196cm、体重136kg、2015年にプロレスデビューしたメイソンは、ブラジリアン柔術黒帯、州高校レスリング選手権で2度の優勝経験を持つ本格派で、2025年8月にニューヨークで行われたNWA77で同王座を獲得し、すでに44回防衛を重ねている。

1948年に創設され、かつてジャイアント馬場も戴冠。ゼンニチマットで約2年ぶりの開催となったNWA世界ヘビー級選手権試合は、芦野がサブミッションを極めに行くと、メイソンは自慢のパワーで対抗。荒々しく場外の鉄板、鉄柵へと叩きつけていく。芦野も追撃を振り切ると、鉄柵にヒザを固定してピンポイント攻撃。リング上では俵返しを決めて得意の足攻め。ザイオンを彷彿とさせるヘッドバットも叩き込んだが、メイソンがダイナミックに反撃する。引き込んでのラリアットからロープの反動を利用したエルボードロップを投下。芦野はフロントハイキックをかわしてジャーマンを連発。一気にアンクルロックで締め上げる。メイソンは長い脚で蹴り上げて脱出すると、走り込んでクローズライン。さらにフィニッシャー・スリルライド(大旋回スクラップバスター)で芦野を討ち取った。V45を飾ると、自ら握手を求め、芦野もその手をガッチリ握り返した。

〈バックステージ〉

芦野「サイラス・メイソン、どんな選手かは徹底的に調べて知ってたよ。全日本プロレスの人間も、全日本プロレスファンも、そんなに知らなかっただろう。俺は調べて知ってたんだよ、あいつの強さを。だからこそ、短期決戦、長引かせない試合に持ってったけど、やっぱ強え。これが全日本プロレスの面白さだ。体重が100kg超えようが、105kg超えようが、190cmのヤツに届かねぇんだよ。ただな!諦めたらプロレスラーじゃねぇ。まだ終わってない。負けたけどよ。アメリカ行ってやるよ。知らねぇよ。勝手に行くからな、アメリカ。サイラス・メイソン、テネシーだろ。お前、テネシーで持ってろ。西東京市の芦野がテネシーのサイラス・メイソンをタップアウトさせてやってやるよ」

《第5試合》
タッグマッチ 30分1本勝負
〇潮﨑豪 安齊勇馬 vs ×諏訪魔 青柳優馬

潮﨑豪と諏訪魔は、3.20八王子大会で11年ぶりに対戦。諏訪魔は「潮﨑とやるために全日本プロレスに来た」と明言し、潮﨑も諏訪魔との再戦を熱望していた。潮﨑が安齊を制して先発を買って出ると、いきなり諏訪魔と対峙。まずは暴走ファイトを封印した諏訪魔が、ロープに押し込むとクリーンブレーク。その後も怪力で潮﨑の動きを封じた。安齊は優馬に打点の高いドロップキック。素早く潮﨑にスイッチして、潮﨑はコーナーに控える諏訪魔にも一撃。優馬にチンロックを極めると、背後から諏訪魔が襲い掛かり暴走モードに突入。ファンが持参した応援タオルを奪ってチョーク攻撃。さらに場外を引きずり回して西側看板に顔面を叩きつけた。安齊にはリングサイドのマットを剥がしての危険なDDT。リングに戻ると、優馬が潮﨑のボディに集中攻撃。苦しい展開が続いた潮﨑だったが、フライング・ショルダーで悪い流れを断ち切り、安齊がニーアッパー、ダブルアーム・スープレックスで続く。再び潮﨑vs諏訪魔。潮﨑はマシンガンチョップからランニング袈裟斬りチョップ。そのまま安齊と連携を狙ったが、諏訪魔はダブルのチョップ、ラリアットで返り討ちに。優馬との連続串刺し攻撃から豪快な投げっぱなしジャーマン。顔面を蹴って挑発すると、潮﨑はローリングラリアットに豪腕を合わせるカウンター。フィッシャーマンバスターも決まったが、猛烈な連打で諏訪魔が盛り返す。安齊がジャンピング・ニーアタックで追撃を阻止すると、バックドロップを決めて優馬を排除。潮﨑はゴーフラッシャーをカウント2で返されるや、全身全霊の豪腕ラリアットを見舞って諏訪魔を完全粉砕。試合後、優馬に肩を借りて退場する諏訪魔を呼び止め、「またやるぞ!」と地声でアピール。諏訪魔コールが発生すると、諏訪魔は両腕をあげて歓声に応えてバックステージに下がっていった。

〈バックステージ〉

潮﨑「何を肩借りて帰ってんだ、あいつ。負けたとはいえ、俺が獲られたとはいえ、あいつは自分の足で帰んなくちゃいけない。まだまだ全然だ。俺が知ってる諏訪魔じゃないよ。俺が楽しみにしてる諏訪魔じゃないよ。ゾクゾク肌に切り刻まれるような殺気を持つ諏訪魔と俺はやりたいな。全日本プロレス、いろいろな地方で戦いやってるけど。毎回上がってこい。今のままの諏訪魔じゃ、やる価値はないよ。みんなもそう思うだろ?あれが見たい諏訪魔じゃないだろ?ゾクゾク、ワクワク、ビリビリした諏訪魔を出してほしいね」

安齊「後楽園ホール大会ありがとうございました。立ち見も完売して、文字通り超満員の後楽園。やっぱりめちゃくちゃ気持ちがいい。本当にプロレスやってて楽しかった。ただやっぱり、腰が寂しいよな。外じゃ今、全日本プロレスの名前をさらに広めて、全日本プロレス、安齊勇馬、めちゃくちゃ顔を売ってるけど、リング上だったらまだ全然結果出せてない。今年、上半期もうすぐ終わる。絶対に結果残します」

諏訪魔「チクショー…こんな、こんな負けは認められない。もう一回やらせてもらいたいな。まだまだチャンスくれるだろ、全日本は。お客は俺が握ったんだよ、お前。あとはあいつにトドメ刺すだけなんだよ。ちょっと優しくしてやっちゃったな。まぁいいや。文句あるんだったら組め、組め、組め。全日本、次も組めよ」

《第6試合・セミファイナル》
アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【第131代王者組】ISHIN ×加藤良輝 vs 〇青柳亮生 ライジングHAYATO【挑戦者組】※ゼンニチJr.タッグフェスティバル優勝者組

DRAGONGATEで猛威を振るう極悪ユニット“我蛇髑髏”のISHIN&加藤良輝は、昨年の大晦日にむーちゃんせーちゃんを撃破してアジアタッグ王座初戴冠を果たした。しかし、望月成晃&ドン・フジイに敗れて王座陥落。その後もドラゲーマットでタイトルマッチが行われ、望月&フジイから堀口元気&神田裕之へ王座が移動したが、6.4後楽園大会でISHIN&加藤がベルト奪還に成功した。“チーム204キロ”は、DRAGONGATEのオープン・ザ・ツインゲート王座、琉球ドラゴンプロレスリングの双琉王を保持しており、タッグ三冠王に君臨している。“アツハヤ”青柳亮生&ライジングHAYATOは、挑戦者チームを決めるタッグトーナメント「ゼンニチJr.タッグフェスティバル」で優勝。トーナメント制覇から3か月が経ち、満を持してタイトルマッチに臨んだ。

加藤vs亮生で試合がスタート。加藤がパワー、亮生がスピードで一進一退の攻防。ISHINはHAYATOの顔面を掻きむしり、パワフルなタックル。HAYATOが突進を止めてヘッドシザースも、加藤がリング下から足を取り場外ダイブを妨害した。そのまま場外戦となり、チーム204キロが無法ファイトで試合を優位に進めていく。リングに戻ると、HAYATOが高速のムーブでかき乱しドロップキック。亮生もアクトバティックなムーブで翻弄する。延髄斬り、ハンドスプリング・レッグラリアットを直撃させると、同時にプランチャ。しかし、チーム204キロがかわして再び場外戦となり、南側通路で大乱闘。アツハヤが反撃に転じると、HAYATOが入場口の上から捨て身のダイブを放った。ISHINへの連続串刺し攻撃が決まり、HAYATOがコーナーから飛びつきコードブレーカー。さらにバックドロップ&ネックブリーカーで追撃。助けに入った加藤が盛り返し、倒れたHAYATOの上に亮生をボディスラム。さらにフロントキックとラリアットでサンドイッチ。亮生は大ダメージを負ったが、ISHINのスーパーフライを阻止して雪崩式フランケンシュタイナー。HAYATOも加藤にラ・プファドーラ。亮生はトラースキックの連打から旋風脚。加藤がデスバレーボムでやり返しても、カニバサミでロープに叩きつけ、HAYATOがトップロープを越えてエプロンへのDDT。亮生がリバースフランケンからムーンサルトプレスを連続投下。ファイヤーバードスプラッシュを狙うとISHINがコーナー上の亮生を捕まえて雪崩式ブレーンバスター。ぶっこ抜きジャーマンから加藤がラリアットをブチ込む。自力で返した亮生は加藤の必殺カデーレ・ルナを切り返してジャックナイフ固め。大逆転の3カウントが入ったかに思われたが、ISHINがレフェリーのカウントを妨害。暴走が止まらないISHINはリングに鉄板を持ち込んで亮生をぶん殴った。そこに颯爽と現れたHAYATOが鉄板を奪い取って悪を制裁。アツハヤのペースとなり、合体ハウザーインパクト。命懸けのシド&ナンシーを直撃させ、HAYATOが場外のISHINをスワンダイブ式プランチャで足止め。このチャンスを逃さず亮生がファイヤーバードスプラッシュを爆発させ、加藤から3カウントを奪取。全日本プロレスに至宝を取り戻し、アツハヤとしては初のアジアタッグ戴冠&初のタッグベルト奪取となった。

試合後は、第1試合で勝利した矢野が青柳優馬との挑戦をアピールし、小藤も安齊勇馬と挑戦に名乗り。亮生は2チームによる挑戦者決定戦を提示した上で「勝った方と防衛戦して、アツハヤがバッチリ勝ちますんで」と防衛を誓った。また、大森北斗もアツハヤの前に現れ、8.9後楽園大会で開幕する「ゼンニチJr.フェスティバル2026」出場を示唆。亮生とHAYATOに「久々に俺とシングルやろうぜ」と言葉をかけて退場した。

〈リング上のマイク〉

亮生「アツハヤ、アジアタッグ獲ったぞ!長かった、お客さんからしたら半年、お待たせしてしまいました。アツハヤでこのベルトを目指したのは、もう6年も7年も前からです。長かったね、HAYATOさん。めちゃくちゃ長かったけどさ、ここからがスタートラインでしょ。いつ何時、誰の挑戦でも受ける、かっこいい、かっこいい、かっこいいチャンピオンチームになりますので、みなさんご期待ください」

*中締めをしようとすると矢野がリングイン

矢野「亮生さん、HAYATOさん、ベルト奪取おめでとうございます。次、そのベルトに挑戦させてください」

亮生「いつ何時、誰とでもやるって言ったぞ。素晴らしいね。でも1人?どうするの?」

矢野「パートナーはいます。優馬さんです。優馬さん来てください!」

*青柳優馬がリングイン

優馬「残念な方の優馬さんです」

矢野「“ゆうまでヤス”、そのベルトに挑戦させてください。」

*小藤がリングイン

小藤「ちょっと待て。この会場の反応を見てみろ。誰も、今日、俺にまぐれで勝ったくらいで挑戦してほしいなんて思ってないんだよ。俺だって、ジュニアタッグフェスティバル、何の価値もない大会だったかもしれない。でもこの2人(アツハヤ)が価値のあるものに変えてくれたんですよ。亮生さん、HAYATOさん、僕に挑戦させてください」

亮生「でも将太、パートナーいないじゃん」

小藤「パートナーいるに決まってるじゃないですか。日本一、かっこいい勇馬さん、出てきてください」

*安齊がリングイン

小藤「僕とアジアタッグ挑戦しましょう」

*安齊はうなずく

亮生「(観客に)どっちがいい?(ユウマコールが発生して)亮生:わかんねぇ!わかんねぇからさ、小藤・安齊組vs矢野・青柳組で挑戦者決定戦やってよ。勝った方と防衛戦して、アツハヤがバッチリ勝ちますんで。ということで、中締めをしたいと思うので解散!」

*矢野&優馬・小藤&安齊が退場すると北斗がリングイン

北斗「さすがだね。かっこいいよ、アツハヤ。俺も『今すぐ、そのアジアのベルトに挑戦させてくれ』って言いたいところなんだけど、今、俺にパートナーなんかいないし…俺に求められてるのはシングルの結果だから。だからゼンニチJr.フェスティバル、久々に俺とシングルやろうぜ」

*北斗が退場

亮生「(北斗のアピールには触れず)ということで、全日本プロレス、さらに向こうへ。Plus Ultra!」

HAYATO「Let’s Punk!」

〈アツハヤのバックステージ〉

亮生「やったぞー。やりましたね」

HAYATO「長かった。7年くらい?」

亮生「やっときたね。リング上でも言った通り、スタートです。ここから」

HAYATO「アジアタッグは半年間、よそにいってたからね。しばらくは大事に引き取りたいと思います」

亮生「アツハヤに引き続きご注目ください。そして出てきたね、最後の最後に。アジアタッグ挑戦者もそうなんですけど、なんですか、あれ(北斗)は?ヘビー級じゃないの?俺たちが一番苦しかった時代に、全日ジュニアが苦しかった時に『ヘビー級に転向します』『ヘビー級で頑張ります』、そう言ってたぶん出て行ったんですよ。まぁ、あんまり覚えてないです。興味ないですからね。で、こうやって今、盛り上がってきたところに、ヘビー級で生き残れなかったから降りてきたわけだ。そのようにしか僕は捉えられません。来る者を拒まず、去る者を追わずスタイルですけど、ちょっとこればっかりは納得いかないかな。それを許す会社もどうかと思いますよ。まぁ、正式に決まったかどうかはわからないんで、この辺にしておきますけど。とりあえずアジアタッグを取り返せたんで、今日は楽しく終わりたいと思います」

HAYATO「俺は楽しく終わらないよ。ジュニア舐めんじゃねぇぞ」

〈チーム 204 キロのバックステージ〉

加藤「チーム 204 キロの俺とISHINの初めての勲章がやられちまったな。全日への通行手形もこれで無くなった。ただな、一度全日本に落とされて今ここにいるんだろ?次あるよな?通行手形がなくなったってもあるよな。お前らが望もうが望まないが、俺は来るぞ。ここに帰ってくるぞ。俺の復讐は始まったばかりだ!」

〈ゆうまでヤスのバックステージ〉

優馬「ゆうまでヤス、いけるね」

矢野「いけます」

優馬「まぁ、ちょっと壁が一つ出てきたけどいけるでしょ?弟がベルト持ってるの気に入らないからさ」

矢野「獲りに行きましょう!この2人だったら必ず取れると思うんで期待していてください」

優馬「獲っちゃおう。獲るぞ!」

矢野「はい!行きましょう!」

〈安齊&小藤のバックステージ〉

小藤「日本一かっこいい勇馬さんです」

安齊「待って、違う。世界一かっこいい勇馬さんです」

安齊「すいません。ここにいる世界一かっこいい勇馬さんと一緒にアジアタッグ挑戦権を懸けて向こうのチームと対戦します。俺が矢野安崇から絶対に獲ってやる。やりましょう」

《第7試合・メインイベント》
三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第76代王者】〇宮原健斗 vs ×鈴木秀樹【挑戦者】※チャンピオン・カーニバル2026優勝者

三冠ヘビー級王者・宮原健斗は、昨年9月に7度目の戴冠を果たし、ここまで6度の防衛に成功。鈴木秀樹は、潮﨑豪との熱戦を制し、史上最強のメンバーが集結したチャンピオン・カーニバル2026で初優勝。春の栄冠を勝ち取ると、宮原に挑戦状を叩きつけ、チャンピオンもタイトルマッチに合意した。シングルマッチでの対戦は1勝1敗。2024年の王道トーナメント1回戦では宮原、昨年のチャンピオン・カーニバル開幕戦では秀樹が勝利している。

王者vs覇者、最高と最強を極めた男による頂上決戦は、午後9時25分に開戦のゴング。極上のプロフェッショナル・レスリングの時間が始まり、場内は緊張感に包まれ静まり返った。手四つで秀樹が押さえ込むと、宮原がブリッジで押し返してスープレックス。秀樹は素早く足を取っていくが、宮原がフロントキック。場外に追いかけて頭突きを何度も叩き込む。秀樹も意表をついたソバットで流れを変え、腰にエルボーを打ち込む。リングに戻してワンハンド・バックブリーカー。宮原のドロップキックをかわすと同時にストンピングを落とす。そこからインディアンデスロックで動きを封じ、腕を固めてボディにエルボーを連打。コーナーに押し込まれた宮原だったが、エルボーを受けきって前進すると低空ドロップキック。秀樹のぶら下がり首4の字固めからエプロンでスリリングな攻防。ここでは宮原がパイルドライバーで突き刺していく。壮絶なエルボーのラリーから秀樹がエクスプロイダー。宮原もすぐにブレーンバスターで投げ返す。ジャーマンを切り返した秀樹がヨーロピアンクラッチ。コブラクラッチでスタミナを削る。なんとか振り払った宮原は、強引なジャーマンからブラックアウト。追撃を許さない秀樹は、カミカゼ、ペディグリーと畳みかけ、容赦ない蹴り上げからダブルアーム・スープレックス。15分経過。宮原がブラックアウトを突き刺しても秀樹はカウンターのドロップキック。再び、ダブルアーム・スープレックスを放ったが、宮原も意地のブラックアウト。宮原のブラックアウト、秀樹のエルボーが激しく交錯。かろうじて打ち勝った宮原は、秀樹の動きを封じると、必殺のシャットダウン・スープレックスが爆発。大合唱と共に3カウントが入り、宮原が三冠ベルトを死守した。

試合後、宮原は秀樹と固い握手を交わし、次回防衛戦の舞台を7.25神戸大会に指定。「最多防衛記録10回を塗り替えるぞ」と、自身と川田利明による最多防衛記録V10の更新を宣言すると、満員札止めの会場と最高締めでひとつになり、後楽園大会は最高のフィナーレを迎えた。

〈リング上のマイク〉

宮原「7度目、防衛したぞー!もうやめておこう今日。(健斗コールが発生)なんだよ。俺の声を聞かないと帰れないって?もう早く帰りなさいよ。まぁいい。7度目の防衛を果たし、チャンピオンに休暇はない。次のチャレンジャーは…。知らないよ、そんなの。あなたたち予想しなさいよ。今終わったばっかりなんだよ。次のチャレンジャーのことなんか知らないよ。誰が見たいんだ?勝手に言ってなさいよ。ただ、次のチャンピオンシップの場所を、チャンピオン権限で決めさせてもらおう。東京が続いたな。俺は全国区のスーパースターだ!舞台を発表しよう。なんでやねん。関西だ!7月25日、神戸でやってやる。あなた方も僕の姿をもっと見たいかもしれませんが、関西のみなさんも首を長くして待っています。ただ、日本でやるから、あなたたちも来れるだろ。さぁ7度目の防衛を果たし、俺の野望を今教えてやろうか。最多防衛記録10回を塗り替えるぞ。そして改めて教えてやるよ。これがスーパースター・宮原健斗だ。そして!これが全日本プロレスだ。最後に会場のみなさんに聞きたーい!全日本プロレス、最高ですかー?(最高コール)全日本プロレス、最高」

〈バックステージ〉

宮原「よっしゃ。7度目、7度目防衛成功。この1か月、鈴木秀樹と一緒にこのリングで戦ったような感覚を終えた気分だ。鈴木秀樹とリングで向かい合い、まだまだプロレスの奥深い部分を学んだよ。すなわち、この俺にとってもプロレスにまだまだゴールはないということだ。だからこそ、俺はこうやって汗水垂らしてリングで戦ってんだろ。それが今日、このベルトを懸けて鈴木秀樹と戦った。それが全てだ。ヤツも天邪鬼だ。リングを降りれば、ヤツの本音を聞き出すのは難しい。ただ、ヤツとリングで向かい合えば、ヤツもこの俺と同じ匂いがするんだよ。プロレスのために生きているような感覚が、あいつにもあるんじゃねぇか。リングを降りても、リングに上がってもプロレスラーだ。あいつとは同じ匂いがする。だからこそ今日は、まっすぐプロフェッショナル・レスリングで戦った。今日は俺の勝ちだ。さぁ、次は鈴木秀樹と宮原健斗の物語がどのようになってくるのか。プロレスラーをやっている限り続くんだ。それはヤツもそう思ってるだろう。鈴木秀樹、頼もしい全日本プロレスの門番だ。鈴木秀樹、てめぇが今いくつか知らんが、あと30年は全日本プロレスの門番をやれ。いいな。てめぇは、あと30年、全日本プロレスの門番をやれ。そして、次のチャレンジャーは誰だ?今終わったばかりだ。プロレスファンは贅沢だ。次から次へと自分たちの予想をしたがる。まぁしょうがないよな。俺らは予想され屋だからな。誰が来るのか、6月中に出てこい。6月中だ。ただし、舞台は決めた。リング上で言った通り関西やで。もう一度言うぞ。関西やで。7月25日、関西・神戸やで。そういうことや。関西や。神戸や。7月25日や。っしゃあ!」

――超満員の景色はどう感じましたか?

宮原「今、全日本プロレスは熱がすごい。それはチャンピオン・カーニバルから感じてる。その熱が人を呼び、さらに人が人を呼ぶ。全日本プロレスは今、最高のスポーツエンターテインメントを提供してるからね。それはこのように、興味湧くのも俺がファンだったら思う存分わかる。ただし、次の大会、東京・後楽園ホールもチケット残りわずかだ。そして今日、俺の発言により、7月25日神戸大会のチケットもソールドアウトになっちゃうだろう。この言葉を聞いているあなたたち、すぐチケットを買っとけよ」

秀樹「苦しいけど立ちます。宮原健斗がプロレス界の最高の男。最高な理由が分かりました。宮原健斗は今を生きてますね。今、生きている宮原健斗と少しだけ先を見ようとした僕との差じゃないですか。でも、負けて言うのも変ですけど、最高の理由が分かりましたね。これは今日は言わないです。僕は分かりました。これから全日本プロレスの若い選手たちが、その宮原健斗が最高だという、なぜ最高なのかというところも、自分なりに答えを探しに行ってください。それを見るのを楽しみにしてます。僕は分かりました」