「第13回 王道トーナメント」【開幕戦・1回戦】9月9日(水)品川大会詳報&試合後コメント 全日本プロレス

「第13回 王道トーナメント」【開幕戦・1回戦】9月9日(水)品川大会詳報&試合後コメント

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《オープニング・王道トーナメント2026入場式》

『第13回 王道トーナメント』は、2年ぶりの開催となった品川大会で開幕。オープニングには、欠場中の青柳亮生が登場。9月29日に左膝の手術を実施することを報告し、「お医者様曰く、約9か月あればリングに戻って来られるそうなので、ちょっと長い間にはなりますが、全日本プロレスを楽しんで気長に待っていてくれたらうれしいです」とファンにメッセージを送り、そのままオープニングコールを務めた。

王道トーナメント入場セレモニーでは、昨年の覇者・宮原健斗が優勝トロフィーを返還。PWFスタン・ハンセン会長による開会宣言が代理人の大隅良雄氏によって代読され、スーパーヘビー級戦士16人が栄冠を争うトーナメントの幕が開けた。

《第1試合》
アジアタッグ王座決定戦前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
田村男児 〇立花誠吾 大森北斗 vs ×MUSASHI 関本大介 青木優也

アジアタッグ王座は“アツハヤ”青柳亮生&ライジングHAYATOの返上で空位となり、王座獲りに動いた“むーちゃんせーちゃん”MUSASHI&吉岡世起と田村男児&立花誠吾による新王者決定戦が10.11 仙台サンプラザホール大会で行われる。6人タッグマッチでの前哨戦は、MUSASHIと田村が互角の攻防を繰り広げ、ジュニフェスで激しくやりあった北斗と青木も火花を散らす。青木が「辛抱せぇよ!」と張り手を連発すれば、北斗もフロントハイキック、エルボーで応戦してブレーンバスター。田村と関本が肉弾戦を展開。立花が助けに入るも、関本は怪力無双のラリアット。MUSASHI組が立花を孤立させて連続トレイン攻撃。MUSASHIと青木のツープラトン・ブレーンバスターを喰らった立花だったが、田村のアシストからトペ・コンヒーロで特攻。MUSASHIをリングに戻してアングルスラム。追撃のヤンキーハンマーは空を切り、MUSASHIがエクスプロイダー、ファルコンアローと一気にラッシュ。ジャーマン・スープレックス・ホールドはカウント2。今度はエストレージャフトゥーロを狙ったが田村が阻止してラリアットで黙らせる。立花が蘇生すると合体式イケメン落としを敢行。立花は今度こそヤンキーハンマーをクリーンヒットさせてMUSASHIから3カウントを奪い、ライバル・田村とのアジアタッグ戴冠へ弾みをつけた。

〈田村・立花・北斗のコメント〉

立花「よっしゃ、男児ありがとう。むっちゃ良かった。むちゃくちゃ心強いな。男児が隣にいるとすごい心強い」

田村「俺もだよ、アニキ」

立花「今日も正直MUSASHIに途中追い込まれたけど、男児が助けてくれた。男児の一発のラリアットで戦況がひっくり返る。ありがとな」

田村「お互い様だ。ありがとう」

立花「絶対巻こうな!」

田村「俺たち前哨戦いっぱいやってんだよ!得意だぞ前哨戦は!」

立花「何回やってきたと思ってんだ!」

田村「3か月だ!3か月!」

立花「こっから10月までずっと連勝だ、この野郎!あぁん?」

北斗「青木、よくお前ブスとか言ってくれたな。僻んでんじゃねぇぞ。ゲジ眉コラ。てめぇとはよ、何回も何回もやりたくねぇんだ。俺の前に立ち塞がってくんな。バカ野郎!」

〈MUSASHI・青木・関本のコメント〉

MUSASHI「くそ…アジアタッグ前哨戦、今日せーちゃん不在だったからさ。俺が2人まとめて相手しようと思ってたんですけど、玉砕だよ。やっぱりね、あの2人は一筋縄ではいかない。強かった。まぁ俺ひとりじゃね、ちょっと難しかったけど、せーちゃんと2人ならいける」

青木「ブス!あのモジャモジャ、大森北斗、おめぇだよ!あの野郎、散々スカしやがってよ。あいつのせいで俺のジュニフェス、まだ言うぞ!俺は終わったことグチグチ言うの嫌いだけど、言うぞこの野郎!大森北斗てめぇに借り作ってんだよ、こっちはよ。忘れねぇからな、この野郎。スカしてんじゃねえぞ、この野郎。いつか正面でやってやる!」

関本「今日ありがとうございました。本番はね、王道トーナメント 1回戦 芦野祥太郎戦、今週土曜日。思いっきりぶつかっていくんで、芦野祥太郎思いっきり受け止めてくれよ。なぁ頼むぞ」

《第2試合》
6人タッグマッチ 30分1本勝負
本田竜輝 羆嵐 ×矢野安崇 vs ザイオン 〇オデッセイ 芦野祥太郎

9.12富山・黒部大会では、全日本プロレスTV認定 6人タッグ王者の本田竜輝vs羆嵐、HAVOCのザイオンvsオデッセイという王道トーナメント1回戦が組まれており、芦野祥太郎も黒部大会で関本大介との1回戦に臨む。GAORA TV王者・望月成晃への挑戦が決まった矢野安崇が先発を買って出ると、スーパーヘビー級のオデッセイと対峙。力では敵わなかったがスピードでかく乱して、オデッセイのお株を奪う腰クネポーズを披露。怒ったオデッセイは重爆ボディで返り討ちにしてローラー攻撃でお仕置き。芦野が俵返しで投げ捨て、ザイオンもワイルドな追撃を仕掛ける。矢野が自力でピンチを脱すると本田が突進。串刺しラリアットを叩き込んで反則カウントを叫んだ。ところが、ラリアットが羆嵐に誤爆して仲間割れ。HAVOCは鉄の絆を見せつけ矢野に集中砲火。芦野&ザイオンの豪快なタックルからオデッセイのJourney’s End(ジャーニーズ・エンド)に繋いで圧巻の勝利を収めた。試合後も本田と羆嵐の怒りは収まらず場外で大乱闘。バックステージでも舌戦を繰り広げた。

〈芦野のコメント〉

芦野「よし!黒部だ、9月12日黒部、王道1回戦 関本大介、勝つぞ。必ず勝つ!そして2人が」

オデッセイ「どうだ?見たか?分かるだろ?これでいいんだ。まあ、そんなことはどうでもいい。俺たちは兄弟だからな。仕事をする時がいつなのか、分かってる。そして、戦う時がいつなのかも分かってる。そう、今日はとにかく全力でやる時だった。誰がやれる? お前たちだってできるだろ。まあ、あいつらもな」

ザイオン「また俺たちがぶつかることになるかもしれないな。……いや、戦いなんて言葉じゃ足りない。これは戦争になる。でも、それこそ俺たちが大好きなものだ。そう、それこそがHAVOCだ」

オデッセイ「俺たちがやってることそのものだぜ」

ザイオン「トーナメントも始まる。俺たちは3人とも出場する。俺たち3人だ。めちゃくちゃ楽しみだよ。HAVOCを代表して戦うんだ。誰が優勝してベルトを持ち帰るかなんて関係ない。とにかく、俺たちの誰かが(トロフィーを)持って帰る」

オデッセイ「それが一番大事なことだ。なあ、俺たちがこれからぶつかるのは分かってる。そして俺はお前を愛してる。だけど、いざその時が来たら、すべてを出し切れよ。俺は約束する。俺も自分が持っているものを全部ぶつける。だから覚悟しておけ、兄弟」

ザイオン「準備はできてる。それこそ俺が望んでることだ、ベイビー。だから俺はお前のことをクソ愛してるんだよ。ああ、そうだ」

〈本田・羆嵐・矢野のコメント〉

本田「なんだよ、お前。全試合そうやってみればいいじゃねえか」

羆嵐「ふざけんじゃねえよ。助けに行けよ、お前。言いたいことがあるのか?」

本田「毎試合そうやってみろよお前。こんだけのことでしかキレねぇのか。俺になんかに言われて、そういう時にしかキレられねえのかお前。もういいよ。9月12日は富山だ。メインイベントでお前潰してやる、お前」

羆嵐「潰してみろコラ。お前もっとやってみろオラ。ビビりやがって、この野郎。ふざけんじゃねぇぞ」

本田「うるせぇなお前!」

*本田が襲い掛かるが羆嵐が返り討ちにする。

羆嵐「帰れオラ!言いてぇことあんだこっちは。オイ、しょっぱいな。俺にしかいけねぇのか。ビビってんのか。お前、全日本プロレスの所属じゃねぇのか?なめんじゃねぇよ。本田お前、しっかり首洗って待っとけよ。俺だけにつっかかってくんじゃねぇよ。ブラザーズなり、宮原健斗なり、安齊につっかかってみろオラ。ビビりがよ。しっかりあの野郎ぶっ潰してやるからな。俺ブチギレてんぞ。やってやるぞオラ」

矢野「くそ…HAVOCオデッセイ、デカすぎる。GAORA TV決まったのに、この調子じゃ、お客さんを満足…満足どころか期待すらされていない。まだまだ時間はあるから、はぁ、もっと強くなる。そして俺がベルトを獲る。ありがとうございました」

《第3試合》
6人タッグマッチ 30分1本勝負
斉藤ジュン 斉藤レイ ×ライジングHAYATO vs 〇青柳優馬 安齊勇馬 小藤将太

青柳優馬と斉藤ジュン、安齊勇馬と斉藤レイが9.13長野・松本大会でおこなわれる王道トーナメント1回戦へ向け6人タッグマッチで前哨戦。まずは優馬とジュンが力比べ。押していったジュンは、「青柳優馬DOOM!」と挑発して強烈なタックルを見舞う。安齊とレイの直接対決では、安齊がクリーンブレイクと見せかけエルボーで進撃。間髪入れずドロップキックを放ったが、レイが肉厚ボディで弾き飛ばし、奇声をあげながらチョップを乱射。HAYATOとスピーディーなバトルを展開した小藤は気合みなぎるエルボー。スワンダイブ式でも突き刺すと、ウラカン・ラナを受け止めてスタイルズクラッシュの体制。レイがチョップで阻止して場外戦へ。斉藤ブラザーズが暴れまわると、HAYATOが小藤をリングに戻して痛めつけていく。小藤はDDTで流れを変え、優馬&安齊と連続攻撃。安齊のバックドロップから優馬がダイビング・エルボードロップを狙ったが、ジュンが妨害してデッドリードライブ。さらにジュンのチョークスラムが火を噴くと、HAYATOがライオンサルトを発射。3カウントが入らないと見るや、人でなしドライバーを狙ったが優馬が一瞬の隙をついた回転エビ固めで3カウントを奪取。

逆転勝利を飾った優馬は退場していくジュンを呼び止めると、「我が地元・松本で斉藤ジュンをDOOMしてやる。ブワー!」とジュンの真似をしておちょくってみせた。

〈リング上のマイク〉

優馬「ちょっと待った斉藤ジュン!9月13日、我が地元・松本で斉藤ジュンをDOOMしてやる。ブワー!ブワー!ブワー!」

〈優馬・安齊・小藤のコメント〉

優馬「めちゃくちゃ調子いいぞ。ブワー!いいか、9月13日 松本で斉藤ジュンをDOOM!」

安齊「試合はよくわからないうちに勝ってたな。そんなことより1回戦、松本 斉藤レイ、今日めちゃくちゃチョップされたけど、顔面には一発も来てねぇな。あんたなりに俺に気使ってんのか?この後、ドラマ、映画、その他いろんな仕事が決まってるけど、俺の一番はプロレスなんだよ。松本で俺の顔の形変えてみろよ。そんなことはお構いなしに俺が必ず勝つからな。今日はありがとうございました」

小藤「王道トーナメント期間中、ジュニアはこれといった大きな行事はないけど、全日ジュニア、ジュニフェスを通して存在感を示せたと思うんで、これからも王道トーナメントだろうが、全日本にはジュニアがいるんだっていうことを俺が引っ張って見せていきたいと思います。ありがとうございました」

〈斉藤ブラザーズ・HAYATOのコメント〉

レイ「いよいよ王道トーナメントの始まりだ。安齊勇馬、9月13日松本でお前をぶっ倒して、まずは第一回戦突破してやるぜ!バチバチに張りあげてやるぜ!フォー!」

ジュン「青柳優馬、今の俺にはお前しか見えない。地元の松本でDOOMしてやるよ」

HAYATO「負けちゃった…ジュニフェス途中でリタイアして、なんとかこの前の大田区で復帰できたけど、また新しく王道トーナメントが始まって、この気持ちをどこにぶつければいいのか、ちょっと迷子だった。迷子だったんだけど、入場するまでは。でも、小藤翔太のあの熱さに当てられたね。まさかカスザコ色白センター分け、最近俺に近寄ってきて金髪に変わったけど、そんな奴にくすぶってちゃダメだって教えられたね。まぁだからこれからは気を引き締めて王道トーナメント中でもPunkに行くよ。Let’s Punk!」

《第4試合》
王道トーナメント 1回戦 時間無制限1本勝負
×鈴木秀樹 vs 〇ティモシー・サッチャー

チャンピオン・カーニバル2026覇者の鈴木秀樹が、全日本プロレス初参戦&王道トーナメント初エントリーのティモシー・サッチャーと1回戦で激突。2019年4月にジョシュ・バーネットが主催する『Blood sport』で2人の一騎打ちが実現しており、秀樹がダブルアーム・スープレックスでKO勝ちを収めている。また、2022年にはプロレスリング・ノアでユニット「REAL(レアル)」を結成して共闘。GHCタッグ王座を獲得するなど実績を残した。世界が注目する技巧派対決は、“サブミッション・スペシャリスト”サッチャーが弓矢固め、フェイスロックと次々にテクニックを披露。秀樹も首投げで体制を入れ替えフルネルソンで捕獲して動きを封じて譲らない。両腕を取り合うハイレベルな攻防から秀樹が欧州式の回転エビ固め。サッチャーは冷静に返して組みついていくと腹固め。抜け出した秀樹が足を極めに行くと、サッチャーが大きな手で張っていきアームロックを仕掛けた。秀樹もヒザ十字で切り返し、リーガルストレッチに移行しようとする。嫌がったサッチャーはストレートアームバーからクルックヘッドシザース。さらにキーロックを極めたまま回転して、ロープブレイクを許さない。耐え抜いた秀樹がリバースインディアンデスロックからサーフボードストレッチ。卍固めが未遂に終わっても、ワンハンド・バックブリーカーで黙らせた。インディアンデスロックで足を固めたままエルボーを放つと、サッチャーがヘッドバットで応戦。スタンドの攻防に戻るとフロントスープレックスで投げ飛ばして右腕に絡みつく。秀樹が逆さ押さえ込みで切り返しても、肩を上げると同時にフジワラアームバー(脇固め)を完成させて勝負あり。チャンピオン・カーニバル覇者を破り、2回戦に駒を進めた。

〈サッチャーのコメント〉

「ありがとう鈴木。あと99回戦えば、あなたがその大半を勝つだろう。だが今夜は違う、サッチャーの時間が来たんだ。鈴木さん、あなたに心からの敬意と憧れを抱いている。だから、また試合がしたくなったら、いつでも俺は相手になるぜ。1人片付いた。次は誰だ?連れてこい!サッチャーの時間だ」

〈秀樹のコメント〉

――技術と技術の勝負でした。

秀樹「めちゃくちゃ悔しいです。めちゃくちゃ悔しい。とにかく悔しい。まぁ言い訳ですね。なんかありますか?俺、何言っても言い訳ですね」

―― 悔しいというのは、鈴木選手が得意とする土俵で負けたからですか?

秀樹「負けた僕がペラペラ喋るのも。これはね、別に普通ですよ。本当に。何かすごいことやったから普通って言えば、なんかすごいと聞こえるってあるじゃないですか。そうじゃなくて本当に普通。これがプロレスだっていう試合で負けたのがめちゃくちゃ悔しいです。めちゃくちゃ悔しい。会見の時に世界中で一番注目されてる試合がこれだと思ったけど、そこで勝ちたかったですけどね。いや、もう強かった。あと次(サッチャーの相手は)誰ですか?安齊とレイの勝った方?わかんないけど、その辺ですね。応援するけど、全日本の選手にも負けないでほしいですね。僕は僕よりも強いと思ってるから他の選手。でも悔しいです」

《第5試合》
王道トーナメント 1回戦 時間無制限1本勝負
〇宮原健斗 vs ×小河彪

前年度覇者で今年は史上初となる三冠チャンピオンとしての王道トーナメント制覇を宣言した宮原健斗の1回戦の相手は、昨年12月にデビューしたプロレスリング・アップタウンの小河彪。開幕前の記者会見で宮原は、「この俺にどこの馬の骨かもわからないような奴を1回戦でよく当ててくれたな」と不満を爆発させ、「1回戦1分で終わらせます」と予告した。キャリア1年未満で大抜擢となった小河は、「正直、超なめられてますのでムカついています。思いっきりぶつかって、ぶっ倒しに行きます!」と下剋上を誓っており、記者会見の場で宮原をジャイアントスイングでぶん投げるデモンストレーションを敢行した。

試合前からケントコールを浴びてご満悦の宮原だったが、リーゼントコールに代わると不満げな表情。試合開始のゴングと同時に小河が襲い掛かり、エルボーの速射砲、フライングショルダーアタック。玉砕覚悟で突っ込んでいったが、宮原もブレーンバスターからブラックアウトをズバリ。そのまま一気にシャットダウン・スープレックスで1分殺を狙った。こらえた小河が丸め込みで切り返すとリーゼントコールが発生。1分で終わらせることができなかった宮原は、場外に引きずり込み頭突きを何発も叩き込む。小河がリングに戻って来ても強烈な顔面蹴りをお見舞い。防戦一方となった小河だったが、気合のタックルで反撃の狼煙。バックドロップを決めると、ヘッドスプリング、バク宙を披露してリーゼント・ヘッドドロップ。続けてラリアットをブチ込もうとしたが、宮原が飛びついてスネークリミットへ。ロープブレイクで試合続行。小川は顔面蹴りを被弾しながらも逆水平チョップを3連打。渾身のブレーンバスターはカウント2。突っ込んできた宮原をキャッチして、ハンマー投げジャイアントスイングでぶん回す。千載一遇のチャンスを手繰り寄せるとラリアットをブチ込む。だが金星は掴めない。カウンターのブラックアウトを喰らっても不屈の闘志で立ち上がってみせた。ならばと宮原は正調ブラックアウトで顔面を打ち抜き、最上級のフィニッシャーであるシャットダウン・スープレックス・ホールドで熱戦に終止符を打った。

宮原は大の字となった小河を抱き起こすと、小河の手を上げ奮闘を称えた。

〈宮原・小河のコメント〉

宮原「どこの馬の骨かもわからない男を、このスーパースターの1回戦に全日本プロレス当てやがって。と、昨日まで思っていたが、この世界はリング上が全てだ。今日この会場で彼の名を呼び続けた。それはなぜか。彼のハートが見てる人に、今日まで彼のキャリアの短い中でも伝わっているからということだ。どこの誰かはわからんかったが、覚えたぞ。アップタウン、リーゼント、小河彪だ。いってらっしゃいだ」

小河「最後だけ…『行ってきます』です」

宮原「どこの馬の骨なの?」

小河「黒潮TOKYOジャパン率いるアップタウンのリーゼント小河彪です。まずは今日は戦っていただいて本当にありがとうございました。誰かわからない、お前誰だ?

とずっと言われ続けて、それに返すように自己紹介してましたけど、さっき言っていただいた言葉がめちゃくちゃ心に染みて嬉しく思います。僕の夢はスーパースターになることです。だからプロレス界のスーパースター宮原さんと当たれたこと、本当は本当はめちゃくちゃ嬉しかったです。でもそんな気持ちのままじゃダメなので、もう当たることはないとか言われてたけど、僕がその段階まで行って、なんなら超えて宮原さんとまた戦ってみせます。なんなら組んでいただいてもとても嬉しいです」

宮原「そろそろ終わっていいかな?」

小河「すいません。長話が得意で」

宮原「俺まだ王道タッグで 1回戦終わったばっかりなんだよ。わかる?」

小河「おめでとうございます」

宮原「9月12日の羆嵐vs本田竜輝の勝ち上がった方と2回戦だ。どちらが来るのか楽しみにしてるよ。以上かい。自己紹介は?言い残したことないかい?」

小河「行ってきます!」

宮原「最後 2人でやっとくか。立って気合入れていこう」

小河「はい、お願いします」

宮原「全日本プロレス、満場一致で最高の男・宮原健斗です!行ってきまーす!」

小河「アップタウンのリーゼント・小河彪です。行ってきます!ありがとうございました」

《第6試合・メインイベント》
王道トーナメント 1回戦 時間無制限1本勝負
〇潮﨑豪 vs ×綾部蓮

第2回(2014年)王道トーナメント優勝者の潮﨑豪は、11年ぶり4度目のエントリー。5年連続5度目の出場となる綾部蓮は、2024年に優勝を果たしており、2年ぶり2度目の制覇を狙う。両者はシングル初対決。優勝経験者同士による開幕戦のメインイベントは、ロックアップから綾部がロープに押し込んで潮﨑の頭をポンポン。タックル合戦でも打ち勝って先手を取る。出鼻をくじかれた潮﨑はロープ際で豪腕を振り抜き、綾部の巨体を場外に落として見せた。エプロンに寝かせると走り込んでヒザ。大ダメージを負った綾部だったが、エプロンから追撃を狙う潮﨑を捕まえて荒々しく場外にぶん投げ、鉄柱に腰を打ち付けていく。場外ボディスラムも飛び出し、潮﨑はカウント9でなんとかリングに生還。その後も綾部は腰へのピンポイント攻撃で主導権を握り、逆エビ固め。なんとかロープに手を伸ばした潮﨑はフライングショルダーで逆襲。ロープ越しに綾部を捕らえると、ヘッドシザースで場外に落とし、捨て身のダイブを敢行した。袈裟斬りチョップからバックドロップ、さらにはコーナーに詰めてマシンガンチョップ。フィッシャーマンバスターにはつなげられず、綾部が串刺しビッグブーツ、ランニング・ネックブリーカードロップで進撃して、再び逆エビ固めでギブアップを迫る。どっしりと腰を落としたが、潮﨑はロープエスケープ。綾部のエルボー、潮﨑の逆水平チョップ、意地のラリーが続き、綾部の渾身の一撃で潮﨑が前のめりに崩れ落ちる。綾部は狙いすましたドロップキックからランニングエルボー。フルネルソンボムも豪快に決めて、仕上げのデスルーレットを予告。諦めない潮﨑はブレーンバスターで投げ返し、ラリアットを連発。大巨人の進撃を豪腕で止めるとリミットブレイク。綾部がカウント2.9で肩を上げても全身全霊の豪腕ラリアットで完全決着。

12年ぶりの優勝へ会心のスタートをきった潮﨑は、「綾部蓮、化け物だな。ボロボロだよ」と綾部の実力を評価し、「俺はこの全日本プロレスのリング、日本プロレスの醍醐味が、そして夢が詰まっているリングだと思ってます。チャンピオン・カーニバルは優勝できませんでしたが、この王道トーナメント俺がいただきます」と優勝を誓った。2回戦ではザイオンvsオデッセイの勝者と激突する。

〈リング上のマイク〉

潮﨑「キツいなぁ…まずは今日みなさん、お足元の悪い中たくさんのご来場ありがとうございます!王道トーナメント開幕戦、初戦でこうやって、全1回戦があったわけじゃないけどさ、ここで勝てたこと、この勢い乗るしかないでしょ。ただひとつ言わせてください、過去3回、たった3回、俺は王道トーナメント出ましたけど、こんなにキツいか?これだけのヘビー級、全日本プロレスこれだけのメンツが揃ったこの王道トーナメント、過去最強じゃないか?今、ここで戦った綾部蓮、化け物だな。ボロボロだよ。でもこうやって俺はこの全日本プロレスのリング、日本プロレスの醍醐味が、そして夢が詰まっているリングだと思ってます。チャンピオン・カーニバルは優勝できませんでしたが、この王道トーナメント俺がいただきます。みなさんがいるからこそ、この王道トーナメント、さらにさらに盛り上がること間違いないと思ってます。この王道トーナメントがある全日本プロレス、全日本プロレスはなんだ?(ファンが『最強!』と返し)全日本プロレス、最強!ありがとう!」

〈潮﨑のコメント〉

潮﨑「リング上で言ったように、今年の王道トーナメント、俺も過去3回しか出たことねぇけど一番キツいんじゃない?このエントリーされてるメンツ見ても全日本プロレスにしかできないプロレス。俺はそれはプロレスの醍醐味が詰まってる戦いだと思ってるし。まだ1回戦終わってないところもあるんだよな。これから続く全日本プロレスも、プロレスの醍醐味を来てもらう人、見てもらう人たちにね、プロレスの魅力というものを味わってほしいね。以上。キツいな」

〈綾部のコメント〉

綾部「これで綾部蓮の今年の王道トーナメント終わってしまった。潮﨑豪、不思議なやつだ。このままじゃ終わらんぞ。」