「第13回 王道トーナメント」9月16日(水)新木場大会詳報&試合後コメント 全日本プロレス

「第13回 王道トーナメント」9月16日(水)新木場大会詳報&試合後コメント

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 『王道トーナメント』も2回戦に進み、今大会では準決勝進出を懸けた2試合がおこなわれた。

<第1試合>
6人タッグマッチ 20分1本勝負
田村男児 矢野安崇 〇立花誠吾 vs ライジングHAYATO ×大森北斗 青木優也

 『ゼンニチJr.フェスティバル』にもエントリーした6人のジュニア戦士が揃っての一戦。田村男児と立花誠吾は10・11仙台大会でMUSASHI&吉岡世起組とのアジアタッグ王座決定戦を控えている。

 先発は立花と北斗。北斗がショルダータックルで倒せば、立花はドロップキックを返して、それぞれタッチ。矢野とHAYATOの攻防となり、矢野が攻勢に出る。矢野がコーナーに上ると、HAYATOはデッドリードライブで投げ捨てて、エプロンの立花にも攻撃を加える。青木が北斗を熱く呼び込んで、矢野に連係攻撃。相手チームにつかまった矢野は、HAYATOにドロップキックを決めて田村につなぐ。田村はHAYATOに串刺しショルダータックル、高速ブレーンバスター。さらに俵返しで投げ捨てる。HAYATOはカウンターでショットガン・ドロップキックを決めて、青木にタッチ。青木は田村をロープに固定して、「辛抱せぇや!」からのチョップ連打。田村とエルボーのラリーとなり、青木は張り手、ヘッドバットと押し込む。しかし田村もショートレンジ・ラリアットを返して、立花につなぐ。

青木は田村と立花の誤爆を誘い、北斗にタッチ。北斗は立花にミサイルキック。立花もマンハッタンドロップからフロントキック。HAYATO組に攻撃を畳みかけられた立花だが、北斗を羽交い締めにして田村のラリアットを呼び込む。さらにサンドイッチ・ラリアット、合体イケメン落としと連係攻撃を決めていく。追い込まれた北斗も粘りを見せたものの、立花の強烈なエルボーで動きを止められ、アングルスラムからヤンキーハンマーと畳みかけられて3カウントを奪われた。

<立花&田村、矢野のコメント>

立花「ありがとう」

田村「アニキ、ありがとう」

立花「スゴいな、俺たち。完璧だった」

田村「やっぱりアニキは心強い」

立花「本当か。俺もだよ。やっぱりいままで組んできたヤツとは比にならない。主にイケメンだけど、アイツとは比べものにならないぐらい安心感がスゴい。ちょうどいい頃合いが。イケメンはバカみたいなヤツで、もういつも長くて長くて。でも、(羽交い締めの仕草をしながら)もう俺が押さえられる限界で来てくれる、完璧!」

田村「ありがとう」

立花「ありがとうな、マジでスゴい。マジでアジタック取れる、絶対取れる!」

田村「富山と長野いなくて、ちょっと寂しかったよ」

立花「本当か? 俺も久しぶりに男児と会えて嬉しかったよ。マジでアジタック巻こうぜ。巻いていろんなタックチームと闘って、いろんなタックチームを倒して、ちょっと男児とマジで日本のジュニアを代表する、俺たちみたいなカラダだけど日本のジュニアを代表するタッグチームになりたい」

田村「高めていこう」

立花「むーちゃんせーちゃん、絶対ぶっ倒してやる。覚悟しとけ、この野郎。あぁ~ん?」

矢野「勝ったぞ。前までのことは別にどうでもいい。これからこの調子で次決まった、仙台でGAORA。望月成晃、もうオジイさんは顔じゃないよ。若いヤツらで盛り上げていくから。期待しててください」

<青木&北斗、HAYATOのコメント>

青木「北斗、どうしたんだよ!?」

北斗「テメエ、コラ! なにやってんだ、味方だろ! 普通に味方投げるヤツがあるか、イカれてんのか、オマエ!?」

青木「あれが俺たちのタッグだろ!?」

北斗「フザけんなよ、ブサイクって言ってたり」

青木「それはゴメン」

北斗「ゴメンじゃねえんだよ、テメエ」

青木「ここからなにかが生まれそうな気がするから」

北斗「しねえよ!」

青木「なんで? なんでかな。まあ、いいや。大森北斗があんな調子でもな、俺はどんどんどんどん全日本プロレス、熱く熱く盛り上げていくぞ、この野郎」

HAYATO「王道トーナメント、盛り上がってるね。一つ言えるのは、立花誠吾、オマエだけは潰すよ」

<第2試合>
シングルマッチ 20分1本勝負
〇鈴木秀樹 vs ×小河彪

 9・9品川大会での『王道トーナメント』1回戦の宮原健斗戦でツメ跡を残した小河彪が、難敵の鈴木秀樹との一騎打ちに臨む。

 ゴングと同時に小河がドロップキック。秀樹のエルボーで動きを止められかけるも、ブレーンバスターで投げ捨てて、馬乗りでエルボー。そしてハンマー投げ(ジャイアントスイング)でぶん回す。フライング・ショルダーで秀樹を倒すと、ネックスプリングからバック宙。しかし、「行ってきまーす!」とアピールしてからの倒れ込み式ヘッドバットはかわされ、秀樹の厳しい蹴りを食らう。エルボーを返すも、秀樹の強烈な一発でハネ返される。秀樹は腰にもエルボーを連打して小河の動きを止めて、蹴り上げ、踏みつけと容赦なく攻め立てる。小河もエルボー、逆水平チョップで反撃を試みるが、すぐにエルボー、ニーリフトで動きを止められる。小河はコーナーに詰められながらもノド仏を掴んで押し返して、ラリアット連発。しかし、コーナーからのダイブは秀樹にかわされると強烈な蹴り上げを食らい、最後はスリーパーホールドで絞め上げて敗北を喫した。勝利した秀樹はダウンする小河を残して、足早に引き揚げていった。

<秀樹のコメント>

秀樹「素晴らしいレスラーなのは変わらず。ただ、全日本プロレスはデカくて、強くて、速くて、うまくて、そういう選手がいっぱい揃ってるんで。その中で小河彪という素晴らしい素材を持ったレスラーが、この先どう闘っていくか。この先。ここまでは素晴らしい。でも、ここに大きなポイントがあると思います。あとはそれを…まあ、それぐらいかな、いまは。特別なことじゃないんで、今日やったことは。みんなやってきたことなので。ようこそ、全日本プロレスへ」

<小河のコメント>

小河「毎回、リーゼントをグチャグチャにしてくる鈴木秀樹だから、髪の毛とかをやってくるかと思ったら、ボコボコに弾かれました。いままでが遊びだったことが、今日で分かりました。こんなんじゃ、まだまだダメだ。行ってきまーす!」

<第3試合>
6人タッグマッチ 20分1本勝負
×潮﨑豪 斉藤ジュン 斉藤レイ vs 〇ザイオン オデッセイ 芦野祥太郎

 明日の『王道トーナメント』2回戦での激突を控える潮﨑豪とザイオンの前哨対決。 ザイオンはロープを開けて潮﨑をリング内に招き入れる。潮﨑とザイオンが先発で向き合い、握手を交わして攻防スタート。手四つの力比べは互角。ザイオンが腕を取ると、潮﨑も取り返して捻り上げる。サーフボードストレッチでとらえられたザイオンは力を込めて押し返して体勢を入れ替える。潮﨑も押し返そうとするが、ザイオンはそれを許さずに締め上げる。互いに譲らぬまま、それぞれパートナーにタッチ。レイとオデッセイが対峙し、相撲のぶつかり合いようにカラダを衝突させる。さらに、ショルダータックル合戦でも互いに相手を吹き飛ばし合って、そのままジュンと芦野にタッチ。ジュンがフロントキックで芦野を場外に叩き出すと、そこから派手な場外戦を展開する。

リングに戻ると芦野がつかまる展開。芦野は斉藤ブラザーズの誤爆を誘い、レイにエルボースマッシュを決めてオデッセイにつなぐ。オデッセイはレイに串刺しボディーアタック、ド迫力のサイドバスターと攻撃を畳みかける。しかし、セカンドコーナーからのボディープレスはレイがかわして、カウンターのクロスボディーアタックを決めて、潮﨑につなぐ。ザイオンとの攻防となり、潮﨑は逆水平チョップ、カウンターでケサ斬りチョップをぶち込む。ザイオンも潮﨑の突進をかわして、コーナーマットに叩きつけると、パートナー2人とともにトレイン攻撃。ザイオンはうつ伏せの潮崎にボディープレス。潮﨑は懸命の抵抗を見せるも、オデッセイのジャーニーズ・エンドからザイオンのダイビング・ヘッドバットの連弾で3カウント。明日の一騎打ちを前に、手痛い敗北。一方のザイオンはコーナーに上り、芦野、オデッセイとともに「HAVOC!」のアピールをおこない、怪気炎を上げた。

<HAVOCのコメント>

オデッセイ「あのゴウがHAVOCの餌食になった。明日もまた勝利をつかみ取るぜ、ベイベー」

ザイオン「さあ、行くぞ。明日の試合を甘く見るわけにはいかない。あの偉大なるゴウ・シオザキが相手だからな。一度、HAVOCを名乗れば、永遠にHAVOCであり続ける。だが、明日の夜は容赦しない。そこにあるのはHAVOCという破壊のみだ」

オデッセイ「その通りだ。HAVOCの逆襲が始まる。ここからが始まりだ、ベイベー」

ザイオン「さあ、頂点に行くぞ。俺たちは…」

オデッセイ「俺たちは…」

芦野「俺たちは…」

3人「俺たちは、HAVOC!」

<斉藤ブラザーズ、潮﨑のコメント>

ジュン「HAVOC」

レイ「やっぱり勢いがあるな」

ジュン「やっぱりデカいな」

レイ「俺たちの王道トーナメントは、公式戦は終わっちまったけども、これからもしっかり、仙台大会もあるし。これからも上を目指して、どんどんまたやっていこうぜ」

ジュン「まあ、気を取り直してやっていくんだが、ちょっと今日は食べたいのがあってな。ベルトを持ってて。このわらび餅を、潮﨑抜きで食べたいと思うんだけど。こういうタイプで作るのに時間がかかりそうだ」

レイ「ちょっとムリじゃないか?(苦笑)」

ジュン「いまは無理だな、あとでゆっくり味わうとしよう」

レイ「なんで出したんだ、いま?」

ジュン「いやできるかなと思ったら、ちょっとムリだなって。潮﨑抜きで食べてやろう。よし、DOOM」

潮﨑「2大会休んでね。今日は2大会ぶり。そんなに動けないほどでもない。明日、ザイオンとの2回戦、王道トーナメント、行けるね。今日これだけ、HAVOCの面々の技を食らえて良かったと思いますよ。激しい復帰祝いということで。俺には、俺のカラダ、俺の頭には記憶されたんで、明日が楽しみですね。王道トーナメント、その先に進むのは俺だ」

<第4試合>
6人タッグマッチ 20分1本勝負
宮原健斗 綾部蓮 ×小藤将太 vs 〇本田竜輝 羆嵐 MUSASHI

 悲願の『王道トーナメント』制覇を目指す本田竜輝が、明日の2回戦を控えて宮原健斗との前哨対決。

 先発はMUSASHIと小藤。ロープに詰めた小藤がチョップを放つと、MUSASHIもすぐにやり返す。しかし、小藤もカウンターでドロップキックを決めて、お株を奪うように「盛り上がっていこうぜ!」のアピール。MUSASHIから本田に代わると、宮原も出て来る。ロープに詰めた本田はクリーンブレークと見せかけてエルボー。さらに本田はショルダータックルで倒すと、宮原をロープに詰めると「1、2、3、4!」。宮原は本田を場外戦に連れ出すと、そこから両チームが派手に場外で痛めつけ合う。リングに戻り、宮原が本田を攻め込む。防戦の本田はシャットダウン・スープレックス狙いを切り返すと、カウンターのスピアを決めて羆嵐につなぐ。羆嵐と綾部がエルボー合戦。羆嵐はカウンターのラリアットで倒し、セントーンからアルゼンチン・バックブリーカーを狙う。綾部はそれを脱出し、ニーリフトからブレーンバスターの体勢。踏ん張った羆嵐が突進するも、綾部がとらえてフルネルソンバスター。綾部から代わった小藤が羆嵐のヒザにドロップキック連発からDDT。羆嵐はカウンターのドロップキックを放って、本田にタッチ。本田は小藤に串刺しラリアット。小藤も突進を迎撃し、ショットガン・ドロップキック。宮原組が本田にトレイン攻撃。小藤がミサイルキック、スワン式エルボーアタックから卍固めを狙う。しかし、本田が切り返してショートレンジ・ラリアット。小藤は丸め込みで食らいつき、今度こそ卍固めで捕獲。しかし、すぐにMUSASHIがカットに入り、本田は宮原を排除すると小藤にカウンターのスピア。最後はファイナルベントで3カウントを奪い、明日の宮原戦に向けて弾みをつける勝利。

試合後はダウンする宮原をしり目に、「どちらが勝つことを望みますかー!?」と観客を煽り、最後は三冠王者に「明日、オマエのこと本気で潰しに行くぞ」とふてぶてしく宣告して、引き揚げた。

<試合後の本田のマイク>

「おい、宮原健斗、どこだ? おい、なんだオメエ、もうくたばっちまったか!? オマエの代わりに聞いてやるよ。明日の王道トーナメント2回戦、どちらが勝つことを望みますかー!? ホンダ、ホンダ(とコールを煽り)明日、オマエのこと本気で潰しに行くぞ」

<本田、MUSASHI&羆嵐のコメント>

本田「ヨーシ! いよいよ明日、王道トーナメント2回戦だ。なんだ宮原健斗、俺のこと甘く見てんじゃねえのか? だったら本気で潰すぞ」

羆嵐「先輩、どうぞ。先に話してください」

MUSASHI「いや、どうぞ。話してください」

羆嵐「いいんですか? ボクからでいいですか? ボクはね王道トーナメント1回戦敗退なんで、失うものもね、もう失ったんで。なにもないですけど、テーマを見つけてね。テーマを見つける、見つけるって言って、なかなか見つからないですけども。とりあえず、いま持ってるこの6人タッグのベルトをボクはもっともっと輝かせたい。そしてGAORAのベルト、取り返すのは俺しかいないだろう。羆嵐から目を離すなよ。王道トーナメント、1回戦敗退のこの羆嵐。この俺、羆嵐から目を離すな。しっかりここから上昇していくからな。以上です」

MUSASHI「アジアタッグが控えているということで、最近アジアタッグ前哨戦が続いていたんですけど、今日はアジアタッグの前哨戦ではなかったんですけどね。こういう試合でなにかを残す、そういうのも大事になってくると思います。明日、第何ラウンドですか、アジアタッグ前哨戦? 明日もね、ちょっとせーちゃん不在ですけど、俺1人であの2人を倒してやりますよ」

羆嵐「しゃあ、行こう! ハァァァ!」

<宮原組のコメント>

宮原「おい、本田竜輝。威勢だけは認めてやろう。さあ、いよいよ明日、負けたら終わりの準々決勝。宮原健斗vs本田竜輝。まあ、世間の声は間違いなく宮原健斗を応援するだろう。威勢だけは認めてやるよ、本田竜輝。俺はこのチャンピオンとして、三冠チャンピオンとして王道トーナメントを制覇するという、前人未踏のことをやろうとしてるからね。申し訳ないが、本田竜輝。オマエには負けてもらう。そして、このメンバーの中で唯一、2連覇の懸かった男だ。さあ明日、準々決勝。本田竜輝、勝負だ」

綾部「今年の王道トーナメント、9日の品川で潮﨑豪に負けて早々に終わってしまった。その現状、悔しくて仕方ないけど、受け入れて綾部蓮はさらに強くなる。さらなる怪物を目指していく。それだけだから。ただ、潮﨑豪、この際、優勝してくれよ。じゃなきゃ俺のメンツも保てられないからな。どちらにせよ潮﨑豪、必ず1対1でリベンジさせてもらうからな」

小藤「王道トーナメント期間中、ジュニアの選手にもテーマのある闘いをしている選手が何人かいる。今日、対戦相手にいたMUSASHIもアジアタッグを狙う選手の1人だよ。俺はこの期間中、なにもテーマを持てていないけど、俺だって狙ってるからな。おい、MUSASHI。オマエらだけじゃないぞ、アジアタッグ目指してるのはオマエらだけじゃないんだよ。あと本田、何回もオマエにやられて悔しくないわけがないだろ。オマエが持ってるベルトも狙ってるからな。俺は全方位に対して牙を剥いていく。これからも全日ジュニアとして存在感を示していってやる」

<第5試合>
王道トーナメント 2回戦 時間無制限1本勝負
〇安齊勇馬 vs ×ティモシー・サッチャー

 9・9品川大会の『王道トーナメント』1回戦で鈴木秀樹を下し、その後の各試合でも確かなテクニックを見せているティモシー・サッチャーと安齊勇馬の2回戦。並外れた技巧と若さあふれる勢いが激突する注目の一騎打ちとなった。

 予想通りにじっくりとした展開で試合は進み、サッチャーのテクニックに安齊も対抗して、相手の腕をハンマーロックで固めていく。サッチャーは足を取って体勢を入れ替えると、レッグロック、ニーロックで痛めつける。サッチャーは前腕で顔にこすりつけるイヤらしい攻めから、エルボースタンプ。さらにフェースロックで捕獲すると、安齊はロープエスケープ。サッチャーは安齊の腕を固めてカバー。安齊がカバーを返すと、足も取って弓矢固めで締め上げる。安齊はどうにか脱出して、距離を取る。サッチャーがヘッドロックで捕獲し、ショルダータックル。安齊はカウンターのドロップキックからカバーに入るも、サッチャーはカウント1で返す。サッチャーは潜り込むように足を取りにいき、グラウンドに持ち込む。安齊も応戦してグラウンド・ヘッドロック。サッチャーは腕を取ると、指を折り曲げつつ腕を蹴りつけるというエグい攻め。エプロンのサッチャーに安齊がエルボー。安齊が場外に追いかけるも、サッチャーは腕を取り鉄柱にぶつけると、リング内に戻す。サッチャーがアームロック狙いも、安齊がロープエスケープ。突進を迎撃した安齊がセカンドコーナーからミサイルキック。串刺しエルボーアタックからベリー・トゥ・ベリーもカウント2。カウンターのドロップキックからバックを取る。サッチャーは腕を取って前方回転してグラウンドに持ち込んで、アームロックで捕獲。安齊はどうにかロープエスケープ。サッチャーが腕ひしぎ十字固めを狙うと、安齊は上から押し潰して脱出。安齊はジャンピング・ニーからギムレットの体勢。しかし、サッチャーは切り抜けてワキ固めで締め上げる。安齊は脱出すると、ジャンピング・ニーアタック。すぐさまガムシャラにつないで、3カウント。サッチャーのテクニックに大いに苦しめられながらも、薄氷の勝利を挙げて準決勝進出を決めた。

<安齊のコメント>

安齊「いてぇ。ティモシー・サッチャー、メチャクチャすげぇな。やっぱりプロレス、めっちゃ楽しいな。今日勝ったから次へ、準決勝か。またすげぇ人と試合できんだろ。次、青柳優馬か関本大介、勝った方。考えただけでワクワクが止まらねえな。この秋、必ず俺が優勝するぞ。今日はありがとうございました」

<サッチャーのコメント>

サッチャー「よくやったな、アンザイ。よかったぞ。よかったぞ……アァ!」

<第6試合・メインイベント>
王道トーナメント 2回戦 時間無制限1本勝負
〇青柳優馬 vs ×関本大介

 9・13松本大会で斉藤ジュンを下して、10度目の出場にして初めて『王道トーナメント』1回戦を突破した青柳優馬が関本大介との2回戦に臨む。今年の『チャンピオン・カーニバル』公式戦では関本が勝利を収めている。

 ゴングと同時にロックアップから、関本がロープに詰めてクリーンブレーク。優馬のショルダータックル、ドロップキックをどっしりと受け止めた関本はタックルで場外に相手を吹っ飛ばし、場外戦ではアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げてリングサイドを練り歩く。リングに戻っても、関本が攻勢に出る。関本は巧みに足を取っての逆片エビ固め、弓矢固めなどパワーのみならず多彩な攻めを展開する。逆エビ固めを懸命にロープに逃れた優馬は、カウンターでドロップキックを浴びせて、ようやく反撃態勢。串刺しエルボーアタック、コーナーから反転してのクロスボディー、コーナー最上段からのクロスボディーアタックと畳みかけてエンドゲームで捕獲するも、関本がロープエスケープ。優馬のセカンドコーナーからのミサイルキックをかわした関本は、サソリ固めで締め上げる。これをロープに逃れた優馬はコーナートップからのミサイルキック、投げっぱなしジャーマン連発。しかし、関本もカウンターのラリアットで優馬を吹っ飛ばして、両者ダウン。

カウント8で立ち上がった関本が串刺しスピア、バックブリーカー、セントーン、ボディープレスと畳みかけるも、カウント2。優馬は関本のジャーマン狙いを前方回転で切り返して、丸め込み。カウンターのエルボーで関本をなぎ倒してコーナーへ。しかし、関本がとらえて雪崩式ブレーンバスター。そして、コーナートップからのダイビング・ボディープレスを決めるも、優馬がカウント2で返す。関本はジャーマンでぶっこ抜き、ショートレンジ・ラリアットを決めるが、これもカウント2止まり。食らいつく優馬は関本に担ぎ上げられると十字架固めで切り返し、追走式エルボーアタックからジャーマン・スープレックス。ダイビング・エルボードロップからロックスターバスターはカウント2。ならばとTHE FOOLで叩きつけて3カウント。

10度目の出場にしての1回戦突破から、勢いのままに2回戦の壁も突き破って準決勝進出。9・22後楽園で安齊と激突することになった。

 試合後、「もう俺が王道トーナメント優勝だ!」とすべてを出し尽くしたように叫んだ優馬の前に、安齊が登場。優馬から「次に彼はこう言うでしょう。『ボクだけ見ていてください』」と機先を制された安齊だったが、「アナタが俺の横からいきなり消えて、そこから俺もいろいろ経験して、さらに強く、カッコよくなりましたよ」と昨年末の“痛いところ”をほじくり返しつつも応戦。さらに「全日本プロレスの強くて、カッコいい“ユウマ対決”。皆さん、俺だけ見ていてください。青柳優馬に勝って、アンタに言いたいこと全部言って、俺が優勝する」と言い放って、颯爽と花道を下がった。

 しかし、1回戦、2回戦と激戦を制して大きな手ごたえを得ている優馬も「俺が安齊勇馬をやっつけて、ボコボコにして動けなくして、俺が言いたいことぶちまけてやる!」と自信あふれる口調でアピールし、最後は9・13松本大会に続き観客とともに「えいえい、おう!」とかちどきを上げて、新木場2連戦の初日を締めた。

<試合後の優馬、安齊のマイク>

「勝ったぞ! 勝ったんだ、あの、あの関本大介に勝ったんだぞ。もう俺が王道トーナメント、優勝だー! 残りのトーナメントなんかもうどうでもいい、いますぐトロフィーを持って来ーい! ダメ? フザけんな。もうリタイアしたい。だけど斉藤ジュンを倒し、関本大介を倒したんだ、もうあとは誰が来ようと、オレの敵ではない! 次9月22日の後楽園ホール大会は、ボク誰と準決勝やればいいんですか? 安齊勇馬か。おう、そうか、そうか。なるほど、なるほど、安齊勇馬か(安齊が花道から登場する)。ボクはもうたくさん彼を見てきました。なので、次に彼はこう言うでしょう。『ボクだけ見ていてください』と。どうぞ皆さんそのまま、安齊優馬だけを注目してさしあげてください。最後の最後に皆さんが目にするのは、この青柳優馬だ」

安齊「1回戦、2回戦って青柳優馬のプロレスを見て、やっぱり強くて、カッコいいっすね。アナタが俺の横からいきなり消えて、そこから俺もいろいろ経験して、さらに強く、カッコよくなりましたよ。準決勝、全日本プロレスの強くて、カッコいい“ユウマ対決”。まあ、皆さん、俺だけを見ててください。準決勝、青柳優馬に勝って、アンタに言いたいこと全部言って、俺が優勝する(睨み合ったのち、引き揚げる)」

優馬「気まずい。でも、俺が安齊勇馬をやっつけて、ボコボコにして動けなくして、俺が言いたいことぶちまけてやる! ということで、本日の新木場大会、1日目、青柳優馬が締めてもよろしいでしょうか? ありがとうございます。前回の松本大会から新しい締めを用意したんですけども、いっしょにやってもらえますか? ボクが『みなのもの、かちどきを上げろ』と言ったら、『おう!』と言ってください。そのあとにボクが『えいえい』って言ったら…(観客が「おう!」と言うのを聞いて)さすがです、皆さん。最近、大河ドラマにハマって、それに触発されているだけなんですけども、これいっしょにできたら楽しいなと思って、今日もやらせていただきます、いいでしょうか! OK、肉声で行くぞ。戦国時代はマイクなんてなかったからな。みなのもの、かちどきを上げろ! えいえい、おう! えいえい、おう! えいえい、おう! えいえい、おう!」

<優馬のコメント>

優馬「関本さんに勝った、奇跡だけの勝利だ。奇跡が2度続いている。2度あることは3度あるということで、準決勝も勝ち進み…3度じゃ足りないな。あと2度勝たないと優勝できないから、9月22日、安齊勇馬を倒して、その次に誰が来るか分かりませんが、これだけ錚々たるメンバーを倒してきたんだ。俺が優勝することは間違いなしだと言っても過言ではないでしょう。安齊勇馬、“ユウマ対決”、勝負だ。“じゃない方”のユウマが行ってやんぞ、シャッ!」

<関本のコメント>

関本「いや、負けました。強いっすね、青柳優馬。本当に強かったです、青柳優馬。完全に負けた。スゴい畳みかけだった。素晴らしいっす。あの畳みかけは返せねえよ」