【記者会見】「旗揚げ記念シリーズ2026」三冠ヘビー級選手権/世界タッグ選手権/世界ジュニアヘビー級選手権/アジアタッグ王座決定戦/GAORA TVチャンピオンシップ/全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権 全日本プロレス

【記者会見】「旗揚げ記念シリーズ2026」三冠ヘビー級選手権/世界タッグ選手権/世界ジュニアヘビー級選手権/アジアタッグ王座決定戦/GAORA TVチャンピオンシップ/全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権

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 10月2日、全日本プロレス事務所で10月ツアーでの各タイトルマッチに向けての記者会見がおこなわれた。

 まず、10・3行田大会での世界ジュニア王座戦=王者・田村男児vs挑戦者・吉岡世起&10・11仙台大会でのアジアタッグ王座決定戦=田村&立花誠吾vsMUSASHI&吉岡の一戦に向けて4選手が登場。しかし、いざ会見が始まると田村と吉岡にはまったく喋る余地が与えられず、それぞれのパートナーが代弁するように言葉を連ねていく。終始、MUSASHIと立花を中心に売り言葉に買い言葉的な取り留めのない言い合いが続き、その中でMUSASHIは吉岡との通算3度目のアジアタッグ王座戴冠を果たして「むーちゃんせーちゃんの新章をスタートさせたい」と宣言。一方の立花も全幅の信頼を寄せる田村とともにベルトを奪取し、「新しい風を吹かせて、アジアタッグの絶対王者になる」と力強く言い放った。

<世界ジュニア&アジアタッグ王座決定戦に向けた4選手のコメント>

――世界ジュニア選手権に向けて、それぞれの選手の意気込みをお願いします。

MUSASHI「(吉岡がマイクを手にする前に奪い取り)勝つのはせーちゃんです。世界ジュニア、取るのはせーちゃんです。見たでしょ、あのジュニフェスのせーちゃんの闘い。もうそれが答えです。せーちゃんは多くを語らない、以上です」

吉岡「……以上です」

立花「(田村がマイクを手にする前に奪い取り)男児の出る幕でもねえよ、オマエ。男児はタイトルマッチに向けて気合十分だよ、オマエ。ジュニフェスの決勝見たかって、見てるに決まってんだろ? 勝負は時と運って言うだろ、オマエ。男児だってあのとき連戦続きでシングルマッチやって大変だったんだよ。分かるか、オマエ? 本当の男児の強さをオマエらも身に染みて知ってるかもしれねえけど、オレの方が身に染みて知ってるからな。まだ分かってないな、男児の恐ろしさを。オマエ、男児が本気出したときには、首の骨をへし折るぞ。覚悟しとけ、オマエ。(田村が喋ろうとするも)大丈夫だ、任せとけ。大丈夫、安心しろ。オレがいるからな」

田村「……以上です」

――それではアジアタッグ王座決定戦に向けて、挑戦者チ…あっ、失礼しました。まずはMUSASHI選手と吉岡選手、コメントをお願いします。

MUSASHI「このアジアタッグに向けての前哨戦で、相手2人の個々のチカラ、タッグ力はよく分かりました。非常に強敵だなと思っています。正直、当日も厳しい闘いになるのではないかなと思っております。ただ、その強敵を倒せちゃうのが我々、むーちゃんせーちゃんです。そして、今回アジアタッグを戴冠すれば3度目となります。過去2度、アジアタッグを取って、防衛戦でタッグとして成長してきた自負があります。言ってしまえば、むーちゃんせーちゃんはアジアタッグといっしょに成長してきました。今回、アジアタッグ3度目の戴冠を果たして、むーちゃんせーちゃんの新章をスタートさせたいなと思っております」

吉岡「……以上です」

立花「(田村にマイクを取らせることなく)任せとけ、任せとけ。立花誠吾だ、あぁん? さっき言い忘れからな。司会の人がさっき、挑戦者チーム、あっ間違えたって言ってたな。それぐらいどっちがチャンピオンにふさわしいか、分かっちゃってんだよ。自分で言うのも恥ずかしいよ、オレたちがチャンピオンに…なっ、男児?」

田村「そう」

立花「とりあえず男児とのタッグ、正直オレが一番ワクワクしてる。まだ組んで4、5回ぐらいしか試合してねえかもしれねえけど、むちゃくちゃシックリと来るし、すげぇワクワクするし、なによりもメチャクチャ頼りになる。この男、ジュニアなのかどうかっていうのもいろいろあるけど…」

吉岡「オマエもだろ」

立花「あん? うるせぇ、オレはジュニアだろ。組んだときの安心感、そして頼りになる男、素晴らしい。男児の一発ですべてがひっくり返る。それぐらいのチカラを男児は持ってる。アジアタッグ、ここ最近ずっと似たようなチーム、アツハヤとかむーちゃんせーちゃんとか…あとなんだ誰がいるんだ? 分かんねえけど、変わったものがないっていうか、オレと男児で新しい風を吹かせて、アジアタッグの絶対王者になる。覚悟しとけ、この野郎、あぁん?」

――吉岡選手は8・29大田区で田村選手に勝利して短いスパンでのシングルになるが、それは有利に働く?

MUSASHI「(吉岡にマイクを取らせることなく)そこに関してはなにも関係ないですね。せーちゃんはいつでもコンディションを整えているので、スパンが短いとかは関係ないです。常に全力です」

立花「答えになってねえだろ」

MUSASHI「なってるだろ。スパンの話をしたから、スパンの話をしないでくださいって言っただろ!」

立花「だから答えになってねえだろ!」

MUSASHI「なってるだろ。スパンは関係ないんだよ、せーちゃんに」

立花「いつでもコンディションを整えてるって、みんなそうに決まってんだろ!」

MUSASHI「スパンは関係ねえんだよ!」

立花「質問したヤツはこれでいいのか?」

――大丈夫です。

MUSASHI「ほら、大丈夫だろ! 全員の答え、オレが答えてやるよ」

立花「なんだよ、全員の答えって!」

――田村選手も短いスパンでの吉岡選手との対戦になるが?

立花「(田村にマイクを取らせることなく)男児にスパンなんて関係ねえんだよ! いつだってコンディション整えてよ、誰といつどんなときだって闘ったってな、変わらねえんだよ」

吉岡「オマエさっき、むーちゃんが全部答えるって言っただろ!」

立花「コイツ、ちょっと答えるの遅かったろ! ちょっと待ったよ、オレは。一瞬間を空けたけど、マイクを取る気配すらなかったじゃねえか」

MUSASHI「油断してたんだよ」

立花「自分で言ったなら、ちゃんと責任持て、この野郎。以上です」

――立花選手は田村選手と一つの同じモノを取りに行くということに関して思いはある?

立花「正直、男児とは一昨年のGAORAのときの前哨戦からやって来て、今年も4月の半ば、いや頭ぐらいから6月の…」

吉岡「はっ?」

立花「うるせぇな、オマエ。なんでこういうときはオマエ、なにも言わねえんだよ」

MUSASHI「切り替えが大事だろ! 喋るときはちゃんと喋れ。いつまでもフザけんな!」

立花「フゥゥン(と鼻息が荒くなる)まあ、男児とは…フゥゥン(鼻息荒く)」

吉岡「ちゃんと喋れよ」

立花「うるせぇな、いま自分の心の内側にグッと押さえ込んでんだよ。そういうときあんだろ、大人だったら。オレはオマエらと違ってカッコいい大人だからよ。よくヤンキーの漫画とかであるけどよ、河原の…河原じゃねえな、河川敷とかでケンカして」

吉岡「変わんねえだろ」

立花「なんだよ、うるせぇな! 河川敷でケンカして、“オマエ、やるな”みたいな、そういうやつじゃねえけど、特別な仲間意識とは違う、同じ釜のメシを食ったわけでもなければ、同じところでデビューしたわけでもねえし、同じチームにいたわけじゃねえけど、男児には特別な思いがある。一昨年のGAORAのときから通じ合ってると思っているからよ。手を取り合ってるヤツが常に通じ合ってるっていうのもそうかもしれねえけど、闘いに闘い抜いたオレたちにしかない絆があると思ってる。だから男児とこのアジアタッグのベルトを巻きたい。そんな感じだな」

――田村選手と立花選手はチーム名などは考えている?

立花「チーム名?」

吉岡「ねえんだったら、いま決めろ」

立花「チーム名は大切だからゆっくり考えていくんだよ」

田村「そういうことだ」

立花「いまはありません」

吉岡「普通だな」

立花「いまはねえんだから、しょうがねえだろ! でも、アジアタッグを取ったときにチーム名をどどん!と発表してえな」

田村「そうだな」

立花「アジアタッグを取ったときに、オレたちのとっておきのチーム名を…(突然マイクがハウリングを起こす)ビックリした! オレのせいか…悪かったな。アジアタッグを取ったときにどどん!とチーム名を発表するから、楽しみにしとけ、この野郎」

吉岡「じゃあ、しばらく時間が」

立花「うるせぇな、オマエはいちいち。隣のヤツ、マイクを持ってねえと、なんにも喋らねえじゃねえか」

MUSASHI「うるせぇな。さっきも言ったけど、切り替えだろ」

立花「どこで切り替えたんだよ」

MUSASHI「オマエはずっとフザけたままだろ。さっきの(マイクの)キィィみたいなやつだって」

立花「あれに関しては絶対オレじゃねえだろ…一応、謝ったけど、大人として」

MUSASHI「なんだよ河川敷の話も」

立花「河川敷の話は割と分かりやすかったろ!」

MUSASHI「むーちゃんせーちゃは同じ釜のメシも食い」

立花「ウソつけ、食ってねえだろ!」

MUSASHI「河川敷で殴り合いもしてんだよ! むーちゃんせーちゃんは河川敷で殴り合いしたよ」

立花「大ウソつきだな、オマエ! オレは河川敷じゃなくて、リングの上で殴り合いてえんだよ」

MUSASHI「リングの上でも殴り合いしたけど、むーちゃんせーちゃんは河川敷でも殴り合いしたよ」

立花「それプライベートで仲が悪いだけだろ」

MUSASHI「お互いのチカラを確かめ合うために、河川敷集合なって言って、陽が暮れる前に思い切り殴り合ったよ」

立花「気持ちわりぃ。本当だとしたら、気持ちわりぃだろ、そんなの」

吉岡「殴り合う前に約束すんだぞ、偉くねえか。何時に殴り合いしましょうねって言って行くんだぞ、すげぇだろ」

立花「気持ちの悪いタッグだよ。そんな気持ちの悪いタッグは、男児とアニキでボコボコにするぞ」

 続いて10・12北上大会での全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合=王者組・本田竜輝&羆嵐&立花誠吾vs挑戦者組・鈴木秀樹&河野真幸&小藤将太の一戦に向けて、6選手が登場。各選手の意気込みに移る前にマイクを手にした小藤が「全日本プロレスと言えば、明るく、楽しく、激しい。それを一番体現できるのが、この6人タッグのベルトだと思ってる」と語ると、鈴木秀樹が各選手にペットボトルを配る。

 小藤は会見にも“明るく、楽しい”要素を加えるべく、各選手が炭酸水を一気飲みし、飲み終わった選手からコメントを出していく形式を提案。仮に飲んでいる途中でゲップが出てしまった場合は会見場から即退席しなければならないというルールも加え、場合によっては全選手が退席してしまうリスクも含んだ形での会見がスタートした。

 6選手が一斉に一気飲みを始めると、秀樹、河野、立花と次々にゲップとともに会見場から強制退場となり、最終的に小藤、本田、羆嵐の3選手が飲み干すことに成功。しかし、羆嵐はコメントを出す段階で思わずゲップが出てしまい退席となり、結局は本田と小藤の2選手が意気込みを語った。

<全日本プロレスTV認定6人タッグ王座戦に向けた各選手のコメント>

――それではタイトルマッチに向けて、各選手に…。

小藤「ちょっといいですか。全日本プロレスと言えば、明るく、楽しく、激しい。それを一番体現できるのが、この6人タッグのベルトだと思っています。ということで、秀樹さん、お願いします」

秀樹「はい(イスから立ち上がり、自分も含めて各選手にペットボトルを渡していく)」

小藤「いま皆さんの前に炭酸水を置かせていただきました。この炭酸水を一気飲みして、飲み終わった人からコメントを出していい、ということにします。もしゲップをしてしまったら、その瞬間に退席になります」

本田「小藤将太がそれをやりたいんだな、明るく、楽しく、激しいを体現するために。まずは会見からってことだな?」

小藤「そうです」

立花「オレたちチャンピオンだからな、なんでも受け止めてやるよ。受け止めた上でねじ伏せてやる。炭酸飲むスピード、見とけよ」

小藤「コメントを出していいのは飲み終わった人から」

羆嵐「聞きたいことが一つあるんだけど。(明らかに一人だけサイズの大きいペットボトルを手にして)オレだけ不利じゃねえか? なんだこの、太ったペットボトル」

小藤「それはちょっと体重の関係で…」

羆嵐「いや、おかしいだろ」

~~炭酸水の一気飲みがスタートし、小藤、本田、羆嵐の3選手が残る~~

本田「結局、こういう形になってしまったな、小藤将太。10月12日、岩手県サンレック北上で6人タッグのベルト。挑戦者がオマエ、誰を連れてきたかと思ったら、鈴木秀樹、河野真幸だと。確かに2人がメチャクチャ強いのは知ってるよ。オレは2026年、小藤将太が全日本プロレスに入団してからメチャクチャ強くなってる姿、リング上で活躍してる姿を見ている。6人タッグを防衛してやるから!(ゲップを我慢しながら)変なテンションにさせやがって…以上だ」

小藤「今回、6人タッグに挑戦するにあたりまして、強力な助っ人を2人も用意させていただきました。ボクは6人タッグのこのベルトを北上で取って、6人タッグの絶対王者になってやります」

羆嵐「………ウプッ! すみません、いまの咳でゲップが出ちゃいました。退席ですか?我慢してたんですけど…すみません(退席する)」

――小藤選手が元WRESTLE-1の選手がビビる選手として河野選手を連れて来たことに関しては?

本田「誰を連れて来るんだろなと思っていたら、一番デカくて、強い、河野真幸だったので。それ自体に関しては…(ゲップを我慢しながら)ビックリですね。こうやって調子を狂わせるところから闘いは始まっているんだなっていうことに、いま気づきましたね。でも、この6人タッグのベルト、オレたち3人で価値をどんどん上げていきたい。この会見場ではやられてしまったなというのがあるので、リング上でやり返します」

――小藤選手は最終的には自分が勝利を挙げてベルトを取りたい?

小藤「それはもちろんあります。助っ人を2人用意したっていうのは、相手も相当な強いチャンピオンですし、これぐらい強い助っ人を用意しないと勝てないんじゃないかと思ったので、2人にお願いして頼んだんですけど。でも、やっぱり最終的には自分のチカラでベルトを取りたいなというのはあります」

 続いて10・11仙台大会でのGAORA TVチャンピオンシップ=王者・望月成晃vs挑戦者・矢野安崇の一戦に向けて、2選手が登場。8・29大田区大会で10人タッグながら望月からフォール勝ちを挙げて挑戦権を手にした矢野は「いまのボクには勢いがあります」とキッパリと言い放ち、その上で「望月さんにはない若さを持ってます。このベルトの価値、全日本プロレスを盛り上げる覚悟があります。是非その覚悟を見てください」と相手を挑発しつつ、シングル王座初挑戦&初戴冠への強い思いを口にした。

 一方の望月は「ボクは彼にない経験があると思ってます。そして、年齢の割には若いと思っています」と自身の経験値とともに、8月ツアーの『ゼンニチJr.フェスティバル』でも実証した衰えを感じさせない闘いぶりへの自信を口にし、その上で「望月成晃に興味を持ってもらうのが、このベルトの価値。GAORA TVのタイトルマッチ、面白いじゃねえかと思ってもらえるベルトにしたいなと思っています」と先を見すえた王者としての展望をあらためて語った。

<GAORAチャンピオンシップに向けた矢野、望月のコメント>

矢野「いまボクには勢いがあります。望月さんにはない若さを持ってます。そして、このベルトを取って、このベルトの価値、全日本プロレスを盛り上げる覚悟があります。10・11仙台、是非その覚悟を見てください」

望月「DRAGON GATE、望月成晃です。いま挑戦者がボクが持っていない若さを持っていると言いましたけど。ボクは彼にない経験があると思ってます。そして、年齢の割には若いと思っています。大田区では一本取られましたけど、きっちりシングルになったらどうなるのかっていうのを分からせてあげたいなと。三冠とも世界ジュニアとも違う、ものスゴく自由なベルトだと思うので、このベルトをボク色にもっともっと染めて、どんな相手とでもやっていきたいなと思っています。よろしくお願いします」

――別ブロックだったジュニフェスでのそれぞれの闘いをどう見ていた?

矢野「点数も高得点でしたし、激しい試合の中で望月さんも勢いはあるのかなと思ってたんですけど、まあ優勝しなかったらそれまでなので」

望月「矢野選手もスタートダッシュは良さそうでしたけど、後半にいくにつれて名前を聞かなくなったので失速したのかなと。ボクは最後までなんとか優勝争いしたかなと思うんですけど、彼の言う通り優勝しなかったらいっしょなので。ただ、ボクは代打でジュニフェスに出させてもらって、この歳ですけどジュニアという舞台で目いっぱい…頑張れたっていうのはちょっとイヤらしい言い方ですけど、十二分に元気なところを、まだまだやれるっていうところを見せられたんじゃないかと。優勝できなかったことより、それを示せたことの方が自分の中で嬉しかったので。とにかく大田区で一本取られているっていうのが一番悔しいので、ジュニフェスの結果っていうのは特に頭にはないです」

――仮に今回防衛した先でどのような展望を描いている?

望月「他団体から来ている人間なので自分から誰を指名っていうつもりはないので。もちろん世界ジュニアや三冠を目指している人がほとんどでしょうから、やっぱり望月成晃に興味を持ってもらうのが、このベルトの価値というか。そういう闘いをしていきたいなと。結果このベルトが、GAORA TVのタイトルマッチ、面白いじゃねえかと思ってもらえるベルトにしたいなと思っています」

 続いて10・11仙台大会での世界タッグ選手権=王者組・斉藤ジュン&レイvs挑戦者組・青柳優馬&安齊勇馬の一戦に向けて、斉藤ブラザーズと青柳が登場。安齊はスケジュールの都合で会見を欠席し、書面でコメントを寄せた。

 1人でコメントを出すことになった青柳は、昨年8月の地元・松本大会での斉藤ジュンとの三冠戦で敗北を喫したことを引き合いに出し、今度は斉藤ブラザーズの地元である宮城県でのリベンジを宣言。安齊とは先日の9・22後楽園大会以降はまったく会話を交わしていないながらも、チームワークにはほぼ問題がないとしてパートナーへの絶対的な信頼を示すと、リング外の活動も忙しい斉藤ブラザーズに対して「肩の荷を軽くさせてあげたい」と不敵に言い放った。

 一方の王者組のレイは世界タッグ王座の通算防衛回数記録の更新を掲げた上で、「オレたち斉藤ブラザーズはリング上も、そしてリング外も常にいっしょの、まさに真のタッグチーム」とパートナーが会見を欠席した挑戦者組とは対照的な長い月日を重ねた絆の深さをアピールした。

<世界タッグ王座戦に向けた各選手のコメント>

安齊「(書面でのコメント)今回は仕事の都合で会見に出席できず、申し訳ございません。世界タッグへの挑戦、横に立つのは青柳優馬。考えるだけでワクワクします。強くて、カッコいい2人の“ユウマ”が、斉藤ブラザーズのホームである仙台でベルトを必ず巻きます。オレは青柳さんとだったらなんでもできると思っているので、オレたちだけを見ていてください」

青柳「10月11日に、斉藤ブラザーズのほぼホームである宮城県仙台市でタイトルマッチをやるんですけども、去年の8月10日、いまでも忘れません。1年前ですけど、松本で三冠戦、斉藤ジュンのベルトに挑戦して、地元で苦い思いをしました。なので、今回はその報復として斉藤ブラザーズのホームである宮城県で“Wユウマ”が勝って、世界タッグチャンピオンになって、仙台大会を締めたい…いや、仙台大会は負けた斉藤ブラザーズに締めてもらって終わりたいと思います」

ジュン「10・11、オレたちの地元、宮城仙台で誰が挑戦してくるのか気にはなっていたんだが、まさか“Wユウマ”が挑戦してくるとはな。正直言って驚いたぜ。だが、オレとしては先日の王道トーナメントで青柳優馬に痛い目に遭わされているし、むしろこれは絶好のチャンス、ウェルカムだ。だが、やはり気になるのは、安齊勇馬が今日来ていないことだろ。本人の言い分は分かるし、言いたいことは分かるんだが、オレから見てすでに2人の“ユウマ”は気持ちがバラバラだ。そんなことでは、オレたちの地元で斉藤ブラザーズに勝つことはできないぜ。10・11、“Wユウマ”をDOOM!」

レイ「いまジュンが言った通りだな。オレたちの地元宮城で、仙台サンプラザホールでこの世界タッグを“Wユウマ”からしっかりと防衛する。オレたち斉藤ブラザースはいま、歴代最多、通算最多の防衛回数14回だ。今回防衛すればさらに上の15回になる。これから防衛を重ねていけば、誰にも抜けないような16回、17回、18回、いや20回、30回と歴史上、類を見ない大記録になる。そのためにも、ここでこのベルトを落とすわけにはいかねえな。そして、だ。安齊勇馬がいねえみたいだが、リング外の仕事もいろいろと忙しいんだろう。オレたち斉藤ブラザーズもここ数日、宮城で仕事をさせていただいて、昨日仙台から帰った来たばかりだ。忙しいのはいいことだ。それはもちろん否定しねえ。ただな、オレたち斉藤ブラザーズはリング上も、そしてリング外も常にいっしょの、まさに真のタッグチーム。どんなタッグが来ても負ける気がしねえぜ。楽しみだ。DOOM!」

――安齊選手とのコミュニケーション、チームワークに不安は?

青柳「王道トーナメントの準決勝で話して以来、一切話していないので、コミュニケーションという点では一切ないですね。今日も会見前に安齊が欠席するっていう連絡を会社から聞いたので、寝耳に水と言ってしまえばそうなるんですけど、仕方ないかなと。明日から始まる行田大会、安齊勇馬、ちゃんと会場には来ますから、そのときにしっかりとリング上でお見せできれば問題なく斉藤ブラザーズから取れると思っています。なぜなら王道トーナメント1回戦で、“Wユウマ”が“ダブル斉藤”に勝ってますから。問題ないと思っています」

――安齊選手は青柳選手とだったらなんでもできると言っていたが?

青柳「安齊勇馬がなんでもできると言えば、なんでもできると思います。未知数なので楽しみもあれば、不安もほんの少しだけありますけど。不安はたぶんボクだけなので、問題ないです」

――ほかの3選手が芸能活動などをしている中、青柳選手にそういう話は…。

青柳「ボクに関してはまったくなにもないです、潔く言わせてもらうと。彼らと安齊のスケジュールは分かんないですけど、全日本プロレスオフィシャルサイトのスケジュールを見ていただければ、ほぼ青柳優馬のスケジュールだと思ってもらって大丈夫だと思います。97%ぐらい…98%かな? まあ、適材適所ですから。そういう外に向けてできる選手、そうでない選手。いろんな団体見渡してもいると思うんですよ。できる人とできない人っていますし、需要がある人もいればない人もいる。ボクは“ない側”なんですけど、言ってて悲しいんですけど、ボクにはプロレスがあります。あとやっぱり、質問とは逸れるかもしれませんが、昨日まで仙台にいたと。仕事でメディア出演もして、相当忙しいわけですよ。このベルト重いですよ、彼らには。タイトルマッチもやらなくちゃいけない、とにかく忙しい。だからちょっとでも肩の荷を軽くしてあげたい。宮城の皆さん、斉藤ブラザーズから世界タッグのベルトがなくなっても気づかないと思います。だから、ひっぺがしてやります、ボクらが。ちょっと安齊には負担をかけてしまいますけども、安齊だったらできるので問題なく。我々、“Wユウマ”がチャンピオンになります」

レイ「明後日また仙台に行くからな。そして、テレビでこのベルトを担いでたっぷりロケしたから、宮城の人にこのベルト=斉藤ブラザーズっていうふうに思われてるだろうな。なくなったらちょっとオレも気まずいから」

青柳「一応なくなったときのコメントをあとで撮っておいた方がいい、番組用に。絶対取るからオレらが。『申し訳ございませんでした、DOOM!』って言っておいた方がいいぞ」

 最後に10・22後楽園大会でおこなわれる三冠ヘビー級選手権=王者・宮原健斗vs挑戦者・本田竜輝の一戦に向けて、それぞれ意気込みを語った。

 9・22後楽園大会で4度目の優勝決定戦進出で悲願の初優勝をつかみ取った本田は、「自分の人生を懸けて三冠に挑戦します」と“夢”と公言する三冠王座の奪取に向けて全身全霊で宮原に挑むことを宣言。王者の宮原からの「2大エース時代の到来」「すでに新時代に突入している」という発言を受けては「(2大エース発言に)一番ムカついたのは自分自身。そういった悔しい気持ちだったり、全部ぶつけて、本田竜輝が新しい時代に持って行ってやろうかなと思います」とこれまで味わってきた悔しさ、憤り、勝利への執念などすべての感情を原動力に変えて、新時代をけん引していく覚悟を示した。

 対する宮原は「勢いだけでは取れない。2大エース時代の到来を宣言した、そこにどう食らいつくかで10月22日はまったく変わってくる」と本田の思いの強さを推し量るかのように言葉を投げかけた。さらに、旗揚げ54周年記念日となる同大会で自身が持つ連続防衛タイ記録V10が懸かっていることに触れて「最高のシチュエーションが整った。V10を果たし、その先の絵をファンの皆さんに10月22日のリング上で見せたいと思う」と2度目のタイ記録樹立とともに前人未到の偉業に向けて歩みを進めていくことを誓った。

<三冠王座戦に向けた本田、宮原のコメント>

本田「今回、王道トーナメント優勝することができました。オレはもう、キャリア丸8年経って、いまの全日本プロレスでは少し時間がかかりすぎたかもしれないけど、ようやくこうして本田竜輝個人として初めてのタイトルをスゴく嬉しく思っています。そして、10月22日、宮原健斗の持つ三冠に挑戦することが決定しました。もちろんここで一発で宮原健斗からベルトを取りたいのと、プロレスは自分の人生が投影されるものだと思っているので、オレはこの10月22日、後楽園ホール、自分の人生を懸けて宮原健斗の持つ三冠に挑戦します」

宮原「全日本プロレス第76代三冠ヘビー級チャンピオン、宮原健斗です。次の挑戦者は本田竜輝。王道トーナメントを制覇して、満を持して挑戦。オレはこの夏リング上で、全日本プロレス2大エース時代が到来したと宣言した。その発言を一番面白く思っていないであろう人間が、本田竜輝じゃないのかな? 本田竜輝は挑戦表明のときに『新しい時代を作る』と言っていたが、もうすでに全日本プロレスは新しい時代に突入している。そんな時代に本田竜輝がなにを見せるのか、なにを発言するのか、すべては10月22日。楽しみにしてます。そして、全日本プロレスはこの日、54周年だ。全日本プロレスはさまざまな時代があった。でもいつも、明るく、楽しく、激しいプロレスというのは変わらず、世の中に見せてきた。そして、その時代、時代を応援してくださるファンの皆さんのおかげで54周年を迎える。だからこそ、むかし全日本プロレスを見ていたよという方々にもこの日、全日本プロレスを会場で体感してほしいと思っています。そして最後に、ボクはこの日、宮原健斗の持つV10のタイ記録に挑む。V10のタイ記録、そして54周年、まさに最高のシチュエーションが整った。オレはスーパースターだから、そういったシチュエーションが整えば整うほど、光り輝く。さあ、本田竜輝。そんなスーパースターと闘うんだ、楽しみにしてるよ。そしてオレはV10を果たし、その先の絵をファンの皆さんに10月22日のリング上で見せたいと思う」

――宮原選手の「2大エース時代の到来」「新しい時代に突入している」という発言については?

本田「2大エース発言に対しては『なに言ってるんだ』っていう気持ちが一番ありましたね。でもそれは、プロレスラーであったらみんな思う気持ちなんじゃないかなと思いますけど、一番ムカついたのは自分自身だと思っているので。10月22日、いままでのそういった悔しい気持ちだったり、全部ぶつけて、本田竜輝が新しい時代に持って行ってやろうかなと思います」

――通算5度目の三冠へのチャレンジ。王者・宮原に挑むというシチュエーションをどう捉えている?

本田「自分自身、王者決定戦(2022年1月)のときも当時のチャンピオンがケガをしたり、また違うときはチャンピオンから逆指名してもらったり、挙句の果てにはスイーツを泥棒したりいろいろすることはあったけど、こうしてやっとチャンスを自分でつかんだっていうのが、めちゃくちゃデカいですね。この勢いのまま、宮原健斗から三冠のベルトを取るっていうことに価値があると思うので。あともう一つの気持ちは、三冠は俺の夢なので。絶対に取りたいです」

――昨年の王道トーナメントでは優勝して三冠に挑戦、今年は逆に王者として優勝者を迎え撃つことになったが?

宮原「俺は記者会見で2連覇を目指すと言いましたが、正直、昨年優勝していたことを忘れてました。それぐらいオレの1年っていうのは濃いんでしょうね。オレは過去を振り返らない人間だから、それぐらい1年前の優勝というのを忘れるぐらい、そのあとのオレの行動の方が大事だったんじゃないかなと。だからあまりそういうことは気にせず、いまは10月22日の対本田竜輝というものに完全にスイッチが入っているので、あまり昨年のこととか、もしかしたら9月のことさえオレにとっては過去だから。あまりもう興味がありません」

――過去の本田選手との違いは感じている?

宮原「勢いは数年前から感じていますが、ただこれは三冠ヘビー級ベルトという、すべての全レスラーが目指すものなので、勢いだけじゃ取れませんし、勢いだけじゃ世間も認めませんし。スゴく高いレベルの話をしているので、勢いだけでは取れないと思います。そして、オレの2大エース時代の到来を宣言した、そこにどう食らいつくかで10月22日はまったく変わってくると思います」

――宮原選手から三冠を取りたいという気持ちは強い?

本田「やっぱり宮原健斗がいままでずっと全日本プロレスの、もちろんいまもそうですけど先頭に立っているのは自分が一番体感して、分かってます。そして、ボクが最初の(挑戦となった)三冠王者決定戦で(宮原に)ボッコボコにされて、そのときにどんな手段でもいいから這い上がって来いと言われたんですよ、宮原健斗に。その言葉をずっと覚えていて、こうしてもう4年以上ですかね、メチャクチャ時間はかかってしまいましたけど、チャンスを自分でつかんだので、もういまは自信しかないですね」