「サマーアクションシリーズ2025」7月26日(土)新木場大会詳報&試合後コメント
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シリーズ5戦目となる新木場大会では、「ゼンニチJr.フェスティバル2025」の優勝決定戦進出者が確定(8.3大田区大会で優勝決定戦を開催)。7.24新木場大会終了時点で、Aブロックは、ライジングHAYATO、立花誠吾、吉岡世起の3人が勝ち点4で首位タイ。Bブロックは、勝ち点4でMUSASHI、田村男児、青柳亮生、”ミスター斉藤”土井成樹で並ぶ大混戦となった。土井は前回大会で全公式戦を終えている。
〈第1試合〉
世界タッグ選手権試合前哨戦6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 綾部蓮 本田竜輝 vs 大森北斗 タロース 鈴木秀樹

8.3大田区大会で行われる世界タッグ選手権試合、王者組・宮原健斗&青柳優馬vs挑戦者組・鈴木秀樹&真霜拳號へ向けた前哨戦。7.24新木場大会では、秀樹が優馬をスリーパーホールドで捕らえてギブアップ勝ち。制止に入った宮原も絞め落とし、強烈なデモンストレーションで王座獲りへ加速。試合後は、マイクで「いつもの200倍の宮原健斗を大田区で見せてください」と挑発した。
この日は、宮原が綾部蓮・本田竜輝と組み、秀樹は大森北斗・タロースと合体しての前哨戦。8.3大田区大会でのシングル初対決が決定している綾部とタロースが先発。長身の2人がロックアップ、手四つで力比べ、ド迫力の攻防を繰り広げ、いきなり場内のボルテージを上げた。北斗はナルシストポーズで本田に精神的ダメージを与えるが、本田も奇声をあげて襲い掛かると、反則カウントを煽っていく。そんな中、宮原はコーナーに控える秀樹にビッグブーツを叩き込むも、ひるまない秀樹がスリーパーで絡みつき7.24新木場大会の悪夢を蘇らせた。

再び綾部vsタロース。綾部が串刺しビッグブーツを放つと、両者がゴツゴツとエルボーを打ち合い、ラリアットで正面衝突。コーナーに下がると、宮原と秀樹の直接対決へ。宮原はドロップキックのコンボ。秀樹がぶら下がり式首4の字でやり返すと、北斗軍が綾部と本田を排除して、宮原に連続串刺し攻撃。秀樹は変形卍固め。抜け出した宮原がヒザで反撃すると、照準を合わせてのブラックアウトがクリーンヒット。秀樹をKOして、3カウントを奪った。前回大会の借りを返した宮原は、「200倍ブラックアウトをかましてやったぜ」と勝ち誇ると、「8.3大田区は400倍だ!」と予告。大の字になった秀樹を踏みつけて、ベルトをアピールした。
<リング上の宮原のマイク>
「おいおいおい、鈴木秀樹、(ベルトに)触るな。オマエが言ったんだからな。『200倍の宮原健斗で来い』って言うから、200倍のブラックアウト、すなわち200倍ブラックアウトをかましてやったぜ。あんたたちも憶えておけ、これが200倍ブラックアウトだ。言ったのはこいつだからな。誰にもの言ってんだ、オマエ!200倍?オレは一般人より常に200倍だ。いいか、今日は200倍だ。8.3大田区は400倍だ!」
<バックステージコメント>
宮原「見たか、鈴木秀樹の無様な姿を。オマエだぞ言い出したのは。200倍?言った通りだ。オマエその他大勢のプロレスラーとオレを一緒にするなよ。てめぇが言う200倍をオレが出しちゃったら、果たして鈴木秀樹ついて来れるのか。ただよ、200倍のブラックアウトはできちまったよ。8.3世界タッグはさらに×2、ダブルで400倍だ。8.3大田区で400倍のブラックアウト、鈴木秀樹てめぇのアゴにぶちかましてやるよオラ」
本田「新木場大会終了、来週はいよいよ8月3日、大田区総合体育館大会だ。相手は野村直矢、おとといも行ったけどな。てめぇどの面下げて全日本プロレスのリングに戻って来るんだよ。調べたらオレが入団した時と入れ替わりで退団してるじゃないか。このやってきた4年、5年、格が違ぇんだよ。大田区総合体育館大会でオマエは終わりだ。野村直矢を潰してやる」
綾部「ちょっとやばいな。楽しすぎるよ、タロースとの戦いは。大田区8月3日、タロースとの1対1が待ちきれないよ。こんなに楽しい感覚は久しぶりだ。大田区のリングでタロースを沈めるのを考えるだけでゾクゾクしてたまらない。早く8月3日が訪れないものか」
北斗「まぁいいよ、今日の試合は置いておこう。そんなことより、大田区!8月3日、大森北斗・羆嵐vsデイビーボーイ・スミスJr.・Ⅹ。何回も言うが全日本プロレスでⅩといえば、北斗軍の専売特許だからな。誰が連れてくるんだよ、スミスが用意したのか?会社が用意したのか?本当に分からない。スミスが用意したとすれば誰なんだよ?会社が用意するとしたら誰だ?そのまま王道トーナメントに出すんだろ。いったい誰なんだよ!このオレにⅩを仕掛けるとはいい度胸じゃねぇか」
〈第2試合〉
三冠ヘビー級選手権試合前哨戦6人タッグマッチ 30分1本勝負
斉藤ジュン 斉藤レイ “ミスター斉藤”土井成樹 vs 青柳優馬 芦野祥太郎 井上凌

三冠ヘビー級王座を保持する斉藤ジュンは、7.21大阪大会で本田竜輝の挑戦を退け、6度目の防衛に成功。青柳優馬は同大会で実施された次期挑戦者決定戦でデイビーボーイ・スミスJr.を撃破。地元・長野県松本市でのタイトルマッチを熱望し、8.10 エア・ウォーターアリーナ松本(松本市総合体育館)大会で開催されることが正式決定となった。
ジュンと優馬が対峙して試合開始のゴング。慎重に間合いを取ると、ロックアップからジュンがロープへ押し込んでクリーンブレイク。優馬がドロップキックを放つと、倒れないジュンは豪快なタックルをお見舞い。ジュンが束ねていた髪の毛を解くと、優馬は「髪切れよ」といちゃもんをつける。ジュニフェスを戦い抜いた井上と土井のスピーディーな攻防を経て、芦野とレイが激突。ジュンが分厚い肉体で弾き飛ばし、全体重を乗せて踏みつぶすと、レイと土井も加勢。斉藤ブラザーズが「ミスター、カモン!」と呼び込むが、土井は「今日は嫌です」と拒否。ミスターコールが発生して、土井はしぶしぶリングインする。ジュンに振られて芦野に突進したが、かわされてコーナーに衝突。優馬組は土井に集中砲火を浴びせる。低空ドロップキックで流れを変えた土井は、ジュンにチェンジ。レイもリングインして二人掛かりで優馬を痛めつけ、今度こそ土井との連携を決めた。救出に入った芦野がジャーマンでジュンを投げ捨て、井上もPKでアシスト。優馬はダイビング・エルボードロップ。ロックスターバスターを狙ったが、ジュンがリバース。間髪入れずチョークスラムで叩きつけるとカウント2。ランニングニーをブチ込むやジャックハマーで畳みかけ、優馬を完全粉砕した。
<バックステージコメント>
土井「とりあえず言わせてくれよ。オレのジュニフェス、まだ終わってへんから。セミとメインの結果次第や。まだあるよ。セミで阿部ちゃんが勝って、メインで亮生と男児が両者リングアウトか無効試合、それやったらまだオレも4点で望みあるから。もう一試合するつもりでいてるから。そこでオレが持ってる男か、持ってへんか決まるやろ。オレはもう1試合やる気満々やから」
ジュン「そして今日の前哨戦、きっちりと青柳優馬獲ってやったぜ。この調子で8.10のあいつの地元・長野県松本でもこのベルトを防衛してやる。楽しみにな。DOOM!」
レイ・土井「DOOM!」
ジュン「じゃあ暑いからアイス食べに行こうか。オレはあずきバーが食べたい。おまえ(レイ)は、ビールを凍らせてシャーベットにして食べたいんだろ?」
レイ「あんまり美味くなさそうだ」
ジュン「じゃあ今日はオレが買います」
レイ「オレ、チョコモナカな」
優馬「もうやだ、やめたいもう。8月3日も8月10日も全部やめたい。もうやめたいわ。でも、頑張るしかないな。頑張ります。8月3日全力、8月10日も全力。斉藤ジュンにやられ、鈴木秀樹にやられ、踏んだり蹴ったり。だけどこれがむしろ青柳優馬だ。いいか、青柳優馬の右に並ぶ者はいない。負けることに関して、このオレ青柳優馬の右に並ぶ者はいないぞ。もはやオレの勝ちだ」
芦野「8月3日、大田区総合体育館大会、HAVOCの第2章やっと始まるぞ。バカでかい180キロ超えのオデッセイがついに来るぞ。ザイオンも全日本プロレスに帰ってくる。やるぞ。HAVOCが全日本を大混乱に導いてやるよ」
井上「ジュニフェス、誰よりも一足早く終わってしまって、またドベみたいなところからスタートだけどさ、また自分の近道になるようなことしっかりと掴んで、誰よりも上に行ってやるよ。このリーグ戦の中で、一番不甲斐ないのはオレだからさ。誰よりもトップ登って。この現状、打破してやるよ。以上」
〈第3試合〉
ゼンニチJr.フェスティバル2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負
吉岡世起 vs 佐藤光留

世界ジュニアヘビー級王者としてジュニフェスに臨んだ吉岡世起は、HAYATOに敗れて黒星スタートとなったが、立花・井上に連勝を収めて優勝圏内をキープ。佐藤光留は井上から白星を奪取し、HAYATOと立花には敗れている。
両者、ローキックでけん制し合うと、タックルを潰した吉岡が首を固めながら上のポジションを取る。一瞬の隙をついて体を入れ替えた佐藤は、フロントネックロックもロープエスケープ。吉岡がマシンガンキックをお見舞いすると、高速ロープワークから強烈な蹴りを叩き込む。佐藤は脇固めからアームロック。腕を固めたままショルダーバックブリーカーのように叩きつける。腕を絡め捕ったままギブアップを迫ったがロープエスケープ。吉岡は佐藤を場外に落とすと、エプロンを疾走してサッカーボールキック。リングに戻して串刺しニーからサッカーボールキックを連打。意地を見せた佐藤も立ち上がり、「ぜんぜん痛くありません!」と蹴り返す。吉岡は追撃を許さずシザースキックをズバリ。強引にマットに叩きつけると、コーナー最上段からスワントーンボムで急降下。直撃した佐藤だが、腕と首に絡みつき、アンクルホールドに移行。ジャンピング・ハイキックから渾身のミドルキック。肩を上げたと同時に腕ひしぎ逆十字固めへ。抜け出した吉岡がクラッシュドライバーに持ち込もうとしたが、佐藤は再びアンクルホールド。吉岡がロープに近づくとバックドロップ。今度こそ腕ひしぎ逆十字固めで腕を伸ばしきると一本勝ち。佐藤が2勝目を挙げ、吉岡は痛恨の2敗目。両者2勝2敗、勝ち点4でフィニッシュとなった。
<バックステージコメント>
佐藤「言ったろ、言ったろ、まだ始まってもねぇんだよ!ジュニフェスはもう終わったかって?始まってもねぇんだよ!これだけは言っとくよ。2勝2敗、チャンピオンに勝ったやつは誰だ。そうだ、佐藤光留とライジングHAYATOだ。オレたちは勝ち点2じゃない、800だ。だから今802点と802点で並んでるんだ。立花が勝ってみろ同点決勝だ。いいか、まだ始まってもねぇんだ」
吉岡「あぁ負けた、くそ…佐藤光留。むーちゃんごめん」
〈第4試合〉
ゼンニチJr.フェスティバル2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負
ライジングHAYATO vs 立花誠吾

HAYATOは、世界ジュニアヘビー級王者・吉岡、佐藤に勝利したが、井上に黒星。立花は初戦で吉岡に黒星を喫したが、井上、佐藤に連勝して優勝圏内に踏み留まった。2勝1敗の勝ち点4同士の対戦。第3試合の結果を受け、この試合の勝者はAブロック突破が確定。時間切れ引き分けの場合、両者が勝ち点5で並ぶため、無制限一本勝負の延長戦に突入。両者リングアウト決着などで無得点試合となった場合、勝ち点4で並んだ4選手による代表決定トーナメントにもつれ込む。
序盤から一進一退の攻防が続き、HAYATOが場外ダイブを狙うと、立花が素早くリングインしてトペと見せかけてのヤンキー座り。リングインしたHAYATOも負けじと華麗なバク宙&パンクポーズでファンを魅了。立花は「正々堂々やろうぜ」と握手を求めると、HAYATOが応じようとした瞬間に騙し討ち。「勝てばいいんだよ!」としたり顔を見せ、コウモリ吊り落としを決めていく。ここから首をピンポイントに攻めていった。HAYATOが抵抗してもフライングメイヤーから後頭部への蹴り、ネックブリーカーで追撃を仕掛ける。苦しい時間が続いたHAYATOだが、高速ロープワークからのエルボーで反撃の狼煙。ドロップキックの連打で場外に落として、スワンダイブ式プランチャ。リング上でもスワンダイブ弾を狙ったが、立花がヤンキーカッターで逆襲。マンハッタンドロップからケンカキック。フォールを返されるとクロスフェースロックで締め上げる。なんとかロープに逃れたHAYATOは、頭突きを被弾しながらもエルボー合戦で打ち勝ちゼロ戦キック。立花がランニングエルボーを叩き込んでも、ファルコンアローで譲らすダブルダウン。両者カウント9で立ち上がる。
エプロンでスリリングな攻防が展開されると、立花がイケメン落とし。なかなか立ち上がることができなかったHAYATOだが、カウント9ギリギリでリングに生還。ここが勝負どころと見た立花は、一心不乱にエルボーを打ち込む。雪崩式えびす落としで勝負に出たが、カウント2.9。ならばと、イケメン落としを敢行も、これでもHAYATOは沈まない。声援に後押しされたHAYATOは、追撃を振り切って人でなしドライバー。一気にフィニッシュを狙ったが、シド・ヴィシャスは痛恨の自爆。立花は再びクロスフェースでギブアップを迫ったがHAYATOが足を延ばしてロープに逃げる。20分経過。立花はローリングエルボー、後頭部へのエルボーからえびす落とし。HAYATOがトラースキックを放っても、ヤンキーハンマーを振り下ろしてカバー。ギリギリでクリアしたHAYATOはコードブレーカーから丸め込み。さらに、オーバードーズで完全に動きを封じると、立花の執念を断ち切って完全決着。大逆転勝利を収めたHAYATOが勝ち点を6に伸ばし、優勝決定戦進出を決めた。
<リング上のHAYATOのマイク>
「ジュニフェス決勝戦に進出したよ。まだBブロック、誰が来るのか決まってないけど、誰が来ても必ずオレが勝つよ。みんなも決勝、見に来て。Let’s Punk!」
<バックステージコメント>
HAYATO「なんとか勝ったよ。正直、最後の方もう意識なかったけど、勝てたみたいでよかった。決勝に行くって決まっただけだから、まだ完全に勝ちじゃないから。決勝に勝って、しっかりみんなに勝ちたい。Bブロックは亮生に来てほしいかな。亮生とライバル対決やりたいね。たぶんみんなもそれを望んでるんじゃないかな。亮生はきっと勝ち残ってくるよ。みんな決勝楽しみにしてて。Let’s Punk!」
立花「くそ…マジか…正直もうオレができるすべてをやった。オレの残ってる技もう一個もない。最後の走ってのヤンキーハンマーだけやってないの。あともうダメ。アイツ、ゾンビかよ、気持ちわりぃ…どうしたら勝てんだよ。くっそー、ムカつく。ライジングHAYATOが決勝か。ふざけんな、オレ決勝だろ。ふざけんなよ」
〈第5試合・セミファイナル〉
ゼンニチJr.フェスティバル2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負
MUSASHI vs 阿部史典

休憩後の2試合はBブロックの公式戦。MUSASHIは、7.24新木場大会のメインイベントで土井から会心の勝利。亮生も撃破しているが、田村に敗れて2勝1敗という状況。阿部史典は泥沼の3連敗で脱落が決まっている。
力比べから阿部が押し倒してMUSASHIの肩をマットにつける。MUSASHIがブリッジを見せると、その上に乗っていった。盛り返したMUSASHIは両手を掴んだままスープレックスを決める。軽快なムーブで翻弄して、後頭部にフットスタンプ。場外で激しい火花を散らしてリングに戻ると、MUSASHIがしつこく顔面締め。抜け出した阿部はグーパンチも自分の拳にもダメージが。それでも、逆さ押さえ込みで流れを変えて延髄斬り。回転浄土宗からサッカーボールキックで追い打ちを仕掛ける。MUSASHIは腕と足を極めるジャベで応戦。低空ドロップキックからラッシュも阿部がアイルビーバック式おハムロールで反撃。伊良部パンチが火を吹きMUSASHIが崩れ落ちるようにダウン。壮絶な打ち合いから阿部がアイルビーバックも、読んでいたMUSASHIはエクスプロイダー、ファルコンアローと畳みかける。お卍固めを極められそうになったが、飛びつき式回転エビ固め。阿部もフランケンシュタイナーで対抗して丸め込み合戦。MUSASHIはジャーマンスープレックスを2で返されるとコーナー最上段へ。エストレージャフトゥーロを発射したが、逃げずに受けきった阿部が下からひっくり返して3カウントを奪取。情念で白星をもぎ取り、1勝3敗でフィニッシュ。MUSASHIは2勝2敗・勝ち点4で公式戦全日程を終えた。
<バックステージコメント>
阿部「最終戦でやっと勝つことができました。なんというか、まだまだ弱いんだなっていうか、いろんなことを改めて考えたリーグ戦だったので、また明日から、どんどん上に行くためにやっていきたいと思います。それでも応援してくれた人たち、本当にありがとうございました」
MUSASHI「くそ…負けた…まぁでも、まだこれで終わりじゃないでしょ。メインの結果次第でまだオレ勝ち上がる可能性ありますよね。メインの結果を待ちますよ。今日でBブロック、オレの公式戦は終わりましたけど、オレの気持ちというか戦いはしっかり見せれたんじゃないかと思います。でも、今日は勝ちたかったよ、くそ…このあとの試合の結果を待ちます」
〈第6試合・メインイベント〉
ゼンニチJr.フェスティバル2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負
田村男児 vs 青柳亮生

連覇を狙う田村男児は、MUSASHIと阿部を撃破し、土井には黒星。ジュニアリーグ提唱者の青柳亮生は、阿部と土井に勝利も、MUSASHIとのシングル初対決には敗れており、両者2勝1敗という状況。セミファイナルの結果を受け、メインイベントの勝者がBブロックを突破。時間切れ引き分けの場合は、勝ち点5で並ぶため、両選手による時間無制限の延長戦に突入。無得点試合となった場合は、得点上位4選手で進出者決定トーナメントを行う。
田村と亮生は、2019年1月2日にタッグを組んでデビュー。注目の同期対決は、目まぐるしいグラウンドの攻防で幕開け。田村がヘッドロックで締め上げると、ロープに振られながらも強烈なタックル。亮生も鮮やかなアームホイップを決めて主導権を譲らない。田村は風車式バックブリーカーで黙らせ、腰にストンピングを落としていく。シュミット式バックブリーカーも決めてボディシザース。亮生がアクロバティックなムーブでかき乱そうとすると、今度は左ヒザをラリアットで刈り取り、非情なヒザ攻めでペースを握る。ドロップキックで一矢報いた亮生は、フランケンシュタイナー。ブレーンバスターをリバースされそうになり後方に着地したが、ヒザのダメージで崩れ落ちる。田村が串刺し式タックルからブレーンバスター。さらに逆エビ固めでヒザにダメージを蓄積させた。
亮生が延髄斬りを放っても、田村がニークラッシャーで鎮圧。両者ヒザをついてのエルボー合戦に発展する。打ち込まれる度にヒートアップしていき、一時田村が優勢となったが、亮生はロコモーション式フィッシャーマンズスープレックス。15分経過。追撃のムーンサルトプレスは自爆となったが、相手の虚を突いて丸め込む。追撃をしのいだ田村は、ダンロック(変形テキサスクローバーホールド)で捕獲。パワーボムの体制に入ると、亮生が回転エビ固めで抜け出し、丸め込みを連発。逆打ちを狙うと、男児がこらえてバックフリップ。さらに俵返しで追い打ち。気合を入れてコーナーから追撃を狙う。亮生が必死に食らいついてスパニッシュフライが狙うと、雪崩式デスバレーボムが大爆発。カウント2で返されると、ダンロックで勝負に出た。しかし仕留め切ることができない。ヒザを抑えてうずくまる亮生を引き起こすと、パワーボムでトドメを狙ったが、亮生がフランケンシュタイナー。トラースキックを連発すると、田村がショートレンジ・ラリアットでシャットアウト。亮生はスクリューキックからリバース・フランケン。もう一発スクリューキックを直撃させると、ムーンサルトプレスを2連発。田村が気力を振り絞りキックアウトしても、必殺のファイヤーバードスプラッシュで熱戦に終止符を打った。この瞬間、亮生のBブロック突破が確定。8.3大田区大会、優勝決定戦のカードは、Aブロック代表・HAYATO vs Bブロック代表・亮生に決まった。
試合後、HAYATOがリングに上がり、両者が睨み合う。HAYATOが無言で退場すると、亮生は「全日本プロレスをさらに向こうへ連れて行きます」と誓い、8.3大田区大会の優勝決定戦へ向け闘志を燃やした。
<リング上のマイク>

亮生「優勝決定戦、青柳亮生進出だー!生き残ったのは青柳亮生だ。そして、優勝するのは青柳亮生というのは決まっているんだけども、その対戦相手は一体誰なんだ?」
*HAYATOがリングに上がる。亮生とにらみ合ったが、無言で退場した
亮生「やっぱライジングHAYATOだよね。きっと、今の全日ジュニアだったら、こうなるんじゃないかってずっと思って待っていました。予選のリーグ戦で全日本プロレスのジュニア戦士が、すげぇってことは分かっただろ。でも、そのさらに上、青柳亮生がいるってことを8.3大田区で証明してみせるので、みなさま会場へお越しください。よろしくお願いします。8.3大田区で青柳亮生が優勝して、全日本プロレスをさらに向こうへ連れて行きます。全日本プロレス、さらに向こうへ!プルスウルトラ!」
<バックステージコメント>
亮生「決まったんだ。Bブロック・青柳亮生、そしてAブロック・ライジングHAYATO。リング上でも言った通り、今の全日ジュニアだったら、こうなるんじゃないかと予想はしていましたが、きっとお客さんもHATATOもオレも願ってた大田区のメイン。ここで全日ジュニアの最高峰をお見せした上で、青柳亮生が優勝するんで。是非その目で、大田区に来て見届けてほしいと思います。今日はありがとうございました」
田村「負けたんであんまり言うことはないですね。ただ、連覇もできなかったけど、最後は気持ちで負けたかもしれない。それは勝ちにこだわって攻めてやったけど、最後は意地が勝っちゃって。やっぱり同期というものは特別なんです。意地を張りたくなっちゃう。勝ちにこだわっていても、どうしても意地を張りたくなっちゃう。それが同期という特別な存在でした。亮生はヒーローで、陽な感じで、ただボクはヒーローにはなれなかった。だけどヒーローがいるからこそオレもいるし、その他もいる。ジュニアのメンバーも、ヘビーだってそうだし、だからこそずっとヒーローでいてほしい、そう思います。ただ負けたんで、次は勝つ。それに向かってやるだけ。いろんなものを積み重ねて、プロレスをしていこうと思ってます。ありがとうございました」