「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」12月7日(日)名古屋大会詳報&試合後コメント
ニュース
11・22後楽園ホール大会で開幕した『世界最強タッグ決定リーグ戦2025』もついに最終公式戦を迎え、今大会でA・B各ブロックの優勝決定戦進出チームが決まった。
<第1試合>
6人タッグマッチ 30分1本勝負
青柳亮生 井上凌 小藤将太 vs 他花師 村瀬広樹 ジャック・ケネディ

オープニングマッチには愛知の隣県、岐阜県出身の村瀬広樹、そして岐阜を拠点に活動する『柳ヶ瀬プロレス』のジャック・ケネディが登場。想像しただけでもクセの強そうな他花師を交えたトリオはどのような形で機能するか?
相手チームを前にした他花師は普段以上に荒ぶる。先発で向かい合った小藤と村瀬が互いに譲らぬ攻防を見せ、それぞれタッチで亮生と他花師が対峙。他花師はこの日が誕生日の亮生に対して挑発的な動きも交えて攻撃を仕掛け、以後もチームで亮生をとらえて攻め立てる。防戦の亮生は他花師の地獄突きを自爆させ、ハンドスプリング式レッグラリアットを決めて小藤にタッチ。小藤は他花師にエルボーで向かっていく。亮生とのダブルの攻撃は防がれ、他花師のラリアットでまとめて吹っ飛ばされる。小藤からタッチを受けた井上が、相手チームの連弾を食らう。ケネディに追い込まれた井上だが、亮生、小藤のアシストを受けると形勢逆転。鋭い蹴りをケネディに畳みかけると、最後は狙いすましたバズソーキックをぶち込んで3カウントを奪った。
試合後も荒ぶる他花師をしり目に、パートナー2人は足早に引き揚げる。異色トリオは最後まで息が合わぬままに終わったかと思われたが、バックステージでケネディは他花師に師事を仰ぐというまさかの展開。2人の師弟関係がひっそりとスタートした…!?
また、亮生はバックステージで世界ジュニア王座への次期挑戦者の資料を確認した上で、「そいつとやります」と宣言。12・10後楽園ホール大会で意中の相手の名前を明かすとした。
<亮生組のコメント>

井上「見たか、あの今日、誕生日のジュニアチャンピオンを差し置いて、俺が3カウント奪った。しかもヘビー級から3カウントを奪ったのは今日が初めてかもしれない。今日がまぐれじゃないことを信じて、また10日の後楽園、それ以後も俺が3カウントを奪ってやる」
小藤「昨日に引き続き、今日もタッグですけど、勝つことができました。あとは、シングルで結果を残して、このままゼンニチジュニアの頂上まで駆け上ってみせます。ありがとうございました」

亮生「バースデーボーイの世界ジュニアヘビー級チャンピオンの青柳亮生です。いつか会社にお願いしたんですよ。次のチャレンジャーは面白いヤツを用意してくれって。そして、会社から資料をいただきました。率直に面白い。青柳亮生はもう決めました。そいつとやります。そいつの名前は…12月10日、後楽園ホールで発表いたします。青柳亮生、4度目の防衛戦にご期待ください」
<他花師組のコメント>
他花師「ジャック! ホワッツ・ハプン?(ジャックの英語を聞いた上で)分からん」
ジャック「(日本語で)自分の努力がちょっと、もっといつも強くなるようにやっているけど、簡単に言うけど一番難しい。だから自分はなにか新しいジャック・ケネディの方がいいと思う」
他花師「“ニュー”ジャック・ケネディ? 他花師がプロレスをイチから教えてあげようか?」
ジャック「YES」
他花師「アイ・ティーチ・ユー。ホンマに? 笑ってない、心?」
ジャック「全然、笑ってない! マスター他花師、レッツゴー!」
他花師「世界取るぞ! 釈羅不!」
<第2試合>
タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 デイビーボーイ・スミスJr. vs 斉藤ジュン 安齊勇馬

三冠ヘビー級王座への挑戦権を争っている斉藤ジュンと安齊勇馬がタッグを結成し、王者の宮原健斗との直接対決という注目の一戦。
ゴング前、安齊が先発をアピールすると、ジュンは「じゃあ、オマエがやってみろ」とエプロンに控える。のっけから宮原と向かい合った安齊はロープに詰めた離れ際にエルボーを見舞い、さらにヘッドロックで締め上げる。宮原のエプロン上での攻撃をスカして場外に叩き出すと、場外戦でも積極的に痛めつけていく。宮原も場外で安齊を担ぎ上げると鉄柵に落下させる荒っぽい反撃を見せ、ヘッドバットも連発。リングに戻っても相手チームにつかまった安齊は、スミスの突進をかわし、背後へのジャンピング・ニーからベリー・トゥ・ベリーで投げ捨てる。安齊のカバーは味方のジュンが阻止し、強引にタッチを交わす。ジュンがスミスにフロントキックで吹っ飛ばされると、今度は安齊が背中にタッチして試合権利を強奪。安齊は相手チームの連続攻撃のエジキとなるも、宮原にカウンターでジャンピング・ニーを見舞うと、フェースロックでギブアップを迫る。宮原はどうにかロープエスケープ。ギムレット狙いを切り返した安齊がバックに回り、シャットダウン・スープレックスの体勢。踏ん張る安齊を見てスミスがフロントキックを狙うも、これは宮原に誤爆。チャンスと見た安齊は宮原の後頭部にジャンピング・ニーを見舞うと、掟破りのシャットダウン・スープレックスで3カウントを奪った。
自分本位な闘いぶりで三冠王者の宮原から直接ピンフォール勝ちを挙げた安齊は、「ビッグマッチ」を「ビッグマック」と言い間違えるミスもあったものの、「これで決定だろ」と大みそか決戦での三冠挑戦をあらためてアピール。「なんか文句があるなら全部、青柳優馬に言え。そして文句がない人は、俺がとんでもねぇもの見せてやるから、全員俺についてこい」と王者とファンの眼前で言い放った。
<リング上での安齊のマイク>

安齊「宮原健斗から勝ったぞ! おい、これで決定だろ。12月31日、今年最後のビッグマック……ビッグマッチ! 12月31日、最後のビッグマッチ、宮原健斗対安齊勇馬、決定だろ。全日本プロレス、PWF、そして宮原健斗。なんか文句があるなら全部、青柳優馬に言え。そして文句がない人は、俺がとんでもねぇもの見せてやるから、全員俺についてこい」
<安齊&ジュンのコメント>
安齊「しっかり勝って、今日一番カッコつけるところで、なんだよビッグマックって。バカじゃねえのか。いままで散々カッコつけてきて、最後の最後にこれで…。まあ、これが等身大の俺なんじゃねえか。なんにも飾らなくて、等身大の俺なんじゃねえか。なんにも飾らなくなった俺だろ。俺が噛んだのも全部、全部、青柳優馬のせいだ。俺に起こることは全部、青柳優馬のせいだ。いいか、12月31日、今年最後のビッグマッチ、俺が必ず勝つからな!」

ジュン「俺は昨日で全勝を逃し、今日、宮原健斗から直接勝ちを取ったのも、安齊勇馬だ。いまの俺には年末の三冠に挑戦する資格はないだろう。いいぜ、安齊。宮原健斗への挑戦、オマエに譲ってやるよ。どこまでできるのか、俺に見せてみろ。だが、俺もまだまだこんなところで終わりはしない。シングルでもっともっと実績を作ってやる。宮原以外にもやり合いたい、目星をつけてるヤツはいるんだ。そうだな、まずはアイツを生贄に決めた。すぐに誰か分かるだろう。DOOM」
<宮原&スミスのコメント>

宮原「(倒れ込みながら)最後なんだ? 最後なにが起きた? 終わって、頭真っ白だ。最後なに? 最後、最後なにが起こったんだよ? シャットダウン? 頭が真っ白だ。最後アイツはなんて言ってんだ? 三冠? 大みそか? 俺は誰に負けたんだ? 安齊勇馬? ……やられた、やられた。(上体を起こして)これ(ベルト)か? これだろ、安齊勇馬。やってやろうじゃねえか。テメエの逆シャットダウンか。ナメられたもんだな。スーパースター、第76代三冠ヘビー級チャンピオン、ナメられたもんだな。世代交代ってやつか、これは? どうなんだ? それを狙ってんだろ、アイツは。やってやるよ、大みそかで。やってやるよ」
スミス「今夜は勝てなかったかもしれないが俺たちの闘いはまだ終わっていない。アンザイ、オマエは三冠ヘビー級王座への最有力候補だと思っているのか? オマエは今日が何日か、何年かも分かっていなかった。マイクでビッグマッチをビッグマックと言っていたな。どうした、アンザイ? 次、俺と同じリングに立ったとき、そのときはオマエの最後になる。アンザイ、次は俺とシングルマッチで闘え。三冠ヘビー級王座へのナンバーワンコンテンダーだと思っているなら、その実力をきちんと証明してみろ。俺はオマエを見ているぞ」
<第3試合>
世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負
大森北斗 羆嵐 vs 田村男児 佐藤光留

12・6大阪大会で現アジアタッグ王者のMUSASHI&吉岡世起を下して、待望のリーグ戦1勝目を挙げた田村男児&佐藤光留が、同じく公式戦でMUSASHI&吉岡を下している大森北斗&羆嵐と対戦。ともに1勝同士の最終公式戦で、有終の白星を挙げるのはどちらか?
ゴング前、北斗は「これ負けた方が最下位だぞ?」と自軍と相手チームにプレッシャーをかけるように言い放つ。序盤から北斗軍が光留をとらえる。光留は北斗に腕を決められながらも、足を取り返してそのまま自軍コーナーに引きずって、田村につなぐ。田村が北斗をコーナーに詰めて、フォアアームを連発。北斗は顔面かきむしりから場外戦に持ち込むが、他花師の地獄突きは誤爆。リングに戻っても北斗がつかまる展開。防戦の北斗は光留の腕ひしぎ十字固めを切り抜けると、逆片エビ固めを決める。北斗と光留が激しい攻防を見せ、代わった田村も北斗に猛烈なショルダータックル。担ぎ上げられた北斗は脱出すると、投げっぱなしジャーマンからRKO。タッチを受けた羆嵐も田村にセントーン、串刺しラリアット、セカンドコーナーからのダイビング・セントーンと畳みかける。
羆嵐はクロスボディーで相手2人をまとめて圧殺すると、北斗を担ぎ上げて田村&光留に投げつけていくという豪快な攻め。田村の強烈なショートレンジ・ラリアット、走り込んでのラリアット、デスバレーボムで攻め込まれるも、カウンターの正面飛びドロップキックで相手の猛攻を遮断。埼玉に乾杯!を決めると、続けてトップコーナーからのダイビング・セントーンで田村を沈めた。
北斗&羆嵐が意地の勝利を掴み取り、セコンドに付いた他花師、ケネディとともに勝ち誇った。
<北斗&羆嵐のコメント>
羆嵐「凄いな、佐藤光留、田村男児組。男児、オマエのクローズライン凄いな。危なかった。でも、負けるわけにはいかないんだよ、俺たちは。今日1勝を積み重ねて、水曜日までまだわかんないだろ。誰かが病欠になるかもしれない。俺はよ、なにが起こるかわからない。俺はまだ世界のトロフィー、あきらめてねえから。オマエも心しておけよ。俺たちが上がるかもしれねえんだから、決勝まで。心しておけよ。真っ向勝負だぞ」
北斗「今日のオマエはマジ強かったよ。久々にやっぱりあの羆嵐が見られて良かったと思うけど、ちょっと出るのが遅いな、それが」羆嵐「はぁ?」
北斗「ちょっと遅いな」
羆嵐「オマエ、モノゴトをやるのに遅いとか早いとかねえだろ」
北斗「そうか、わかった。明日からもこの調子で頑張ろうぜ」
羆嵐「明日は誰だ?」
北斗「明日、移動だ」
羆嵐「移動か。よし、行くぞ」
北斗「行くぞ、おら!」
羆嵐「ハァァー!」
<田村&光留のコメント>
光留「なにが聞きたいんだよ? 最下位だって言いたいのか? 最下位じゃねえよ。1チーム、参戦すらしてねえチームがいるんだろ? アイツらのこと、なかったことにするんじゃねえよ。このリーグ戦で俺ら1勝4敗、それ以上になにが残った? 北斗軍の中途半端さだけだろ? 男児ちゃん、今日の羆嵐、あれ完全に覚醒羆嵐だ」
田村「いままでの羆嵐と全然違った。北斗軍っていうより、羆嵐だった。北斗軍の羆嵐じゃなくて、羆嵐だった」
光留「途中、北斗を俺らに投げてきたろ。あれはオマエの本心じゃないのか? 野生の本能じゃないか、羆嵐? 羆嵐、待ってるよ」
田村「まだ終わらねえ、これからです」
<第4試合>
世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負
ザイオン オデッセイ vs 本田竜輝 野村直矢

Bブロックを無敗で突き進んできたザイオン&オデッセイが最終公式戦で本田竜輝&野村直矢と激突。ザイオン&オデッセイは勝利すれば文句なしの優勝決定戦進出で、一方の本田&野村が勝利した場合は、すでに公式戦を終えている宮原&デイビーボーイ・スミスJrを含めて勝ち点8で3チームが並ぶことになる。
ゴング前のボディーチェック中、ザイオンのニーパッドの中からなぜか派手なパンツが出て来て、取り上げられる。ザイオンは先発で対峙した本田をショルダータックルで吹っ飛ばす。さらなる突進はカニ挟みで倒され、本田にロープに押しつけられて「1、2、3、4!」のエジキとなる。それでもすぐに反撃に転じたザイオンは串刺しスピアからオデッセイにつなぐ。オデッセイは野村のエルボーを受け止めると、強烈なショルダータックル。場外戦でも相手チームを痛めつけていく。リングに戻っても、野村をとらえて攻勢をしかける。防戦の野村はオデッセイのボディープレスをかわして、本田にタッチ。HAVOCコンビは本田に連係攻撃を決める。本田はザイオンの突進を迎撃し、エルボー、ショルダータックルで反撃して、野村にタッチ。素早いタッチワークを見せた本田&野村はザイオンに合体スピアを発射。オデッセイも合体スピアで倒し、野村のフロッグスプラッシュから本田がラリアットでザイオンをなぎ倒す。本田のスリーパーホールドをパワーで切り抜けたザイオンはオデッセイにタッチ。オデッセイは相手2人にまとめてサイドバスターを放って、すぐにザイオンにタッチ。オデッセイのジャーニーズエンドからザイオンがダイビング・ヘッドバットにつないで本田から3カウント。HAVOCコンビが世界タッグ王者の実力をまざまざと見せつけて、圧巻のBブロック全勝突破で優勝決定戦進出を決めた。
<ザイオン&オデッセイのコメント>

オデッセイ「またしても強烈な一撃だ!」
ザイオン「俺たちは無敗なんだ。誰も俺たちに勝てない。俺たちは山の頂上にいる」
オデッセイ「俺たちは頂点にいる、頂点だ。俺たちは富士山の頂上にいるんだ」
ザイオン「俺たちは決して負けない。HAVOCがすべてを手にする。最後までHAVOCが勝つ。俺たちは…」
オデッセイ「俺たちは…」
ザイオン&オデッセイ「俺たちは、HAVOC!」
<本田&野村のコメント>
本田「あー、負けたぁ!」
野村「俺たちの最強タッグもここで終わった。クソ、悔しいな、本田」
本田「悔しい、クソッ! 寝てる場合じゃないな、これ。最強タッグ終わったけど、寝てる場合じゃなかった、俺は!」
野村「本田、よくやった」
本田「ザイオン、オデッセイ、やり返してやる!」
野村「OK、OK。このままじゃ終わんねぇぞ」
<第5試合>
世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負
鈴木秀樹 真霜拳號 vs MUSASHI 吉岡世起

鈴木秀樹&真霜拳號は12・6大阪大会で芦野祥太郎&潮﨑豪に土をつけ、優勝決定戦進出に可能性をつなぐには勝利が必須の状況でMUSASHI&吉岡組との最終公式戦を迎えた。
ゴング前に秀樹とMUSASHIががっちりと握手。秀樹はパートナーの真霜にも手を差し出すが、真霜が応じようとすると手を引っ込める。先発はMUSASHIと真霜。ショルダータックル合戦は互角。MUSASHIが逆水平チョップを見舞うと、吉岡との連係攻撃。秀樹がカットに来ると、MUSASHIにスリーパーホールドを決めて強引に流れを変える。タッチを受けた秀樹はMUSASHIをコーナーに詰めてボディーにエルボー、執拗なストンピングを浴びせる。相手チームにつかまり防戦のMUSASHIは、真霜の突進を食い止め、延髄斬りを見舞って吉岡につなぐ。吉岡はスピードに乗った動きから低空ドロップキック。相手2人を場外に出すと、追撃のケブラーダを見舞う。吉岡の蹴り足をキャッチした真霜がアンクルホールド。秀樹もMUSASHIをコブラツイストで捕獲する。
その後、吉岡からタッチを受けたMUSASHIが吉岡とのサンドイッチ攻撃を狙うが、真霜にかわされてしまい、吉岡のジャンピングキックが誤爆。MUSASHIは秀樹に攻め込まれるも、低空ドロップキックで反撃し、今度こそ吉岡との連係攻撃を決める。MUSASHIのエストレージャフトゥーロは秀樹にかわされる。真霜が吉岡を排除し、秀樹とのダブルの延髄斬り。秀樹がMUSASHIにツームストーン・パイルドライバー。ダブルアーム・スープレックス狙いはMUSASHIが逆さ押さえ込みで切り返す。そこから目まぐるしい丸め込みの応酬となった中、MUSASHIがカサドーラで組みついて、ガッチリとエビ固めで押さえ込んで3カウントを奪った。
秀樹&真霜は痛恨の黒星で優勝戦進出争いから脱落。アジアタッグ王者のMUSASHI&吉岡は前世界タッグ王者からの殊勲の星で公式戦を終えた。

<MUSASHI&吉岡のコメント>
MUSASHI「せーちゃん、やったぞ!」
吉岡「やった、むーちゃんが」
MUSASHI「勝ったぞ、最終戦」
吉岡「勝った。リーグ戦、もしかしたら敗退決まってるかもしれない。でも、むーちゃんがヘビー級から、鈴木秀樹から3カウント取ったんだ! これ以上の勝ちねぇだろ!」
MUSASHI「ということは、俺たちは決勝に、進出か?」
吉岡「……進出か?」
MUSASHI「聞かせてくれよ、せーちゃんの声で。俺たちの結果を聞かせてくれ。せーちゃんの口から聞かせてくれ」
吉岡「えーと、今日…鈴木秀樹から3カウント取った。ヘビー級から3つ取った。決勝戦へは行けま……行けま…続きはお願いします(先に引き揚げる)」
MUSASHI「なんだよ、せーちゃん。もったいぶりやがって。決勝進めるんだろ、俺ら?(「ニャー」と猫の鳴き声が聞こえる)あれ? あれ? 俺ら決勝進めるんだよな?(「ニャー」の声)えっ? 久々じゃない? このタイミングで猫?(「ニャー」と聞こえる)猫どこだよ? 猫!」
<秀樹&真霜のコメント>
真霜「ちょっと、どういうことだよ。(秀樹が)すげぇ急所にダメージ受けてんじゃねぇか。反則だろ。反則したんじゃないか。大丈夫ですか? 大丈夫?(なぜか秀樹が卍固めを仕掛ける)イヤだ、イヤだ、イヤだ、イヤだって!(真霜がタップすると秀樹は技を解いて引き揚げる)ちょっと…なんでだ、俺が技かけるチャンスだったのに、いま。なんでだ、なんでだ…」
<第6試合・メインイベント>
世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負
綾部蓮 タロース vs 芦野祥太郎 潮﨑豪

ともに1敗で迎えたAブロック最終公式戦は、セミファイナルで秀樹&真霜組が敗れたことで勝者チームが優勝決定戦進出を決める状況で迎えた。リーグ戦を通して不敵な自信を携えながらほかのチームを圧倒してきた2mコンビとユニットの勢いに押されるようにリーグ戦を駆け抜けてきたHAVOCコンビが最後のイスを懸けて対戦した。
先発で綾部と向き合った芦野はあの手この手で足元から崩しにかかる。タロースが出てくると、芦野から潮﨑へ。潮﨑がショルダータックルを放つも、タロースはビクともしない。ならばと潮﨑はコーナーからダイブするも、タロースにキャッチされてベアハッグで締め上げられる。これを脱出するも、ショルダータックルで倒されて、相手チームにつかまる。防戦の潮﨑はタロースにエルボー、ヒザへのドロップキックを決めて芦野につなぐ。芦野もタロースに飛び上がるようなエルボーを放つが、カウンターのキチンシンクで動きを止められる。劣勢の芦野は綾部の逆エビ固めを耐えしのぎ、タロースの猛攻も受け止める。そして、ロープ際でタロースをうまく場外に落とし、エプロンに上がった相手のヒザにドロップキックを浴びせて、潮﨑にタッチ。潮﨑はタロースのヒザを蹴りつけて相手にヒザを突かせると、すかさずレフトハンドのラリアットを叩き込む。さらにブレーンバスターを狙うが、これは切り返されてボディースラムで叩きつけられる。
タッチを受けた綾部が潮崎に串刺しフロントキック。フルネルソンで捕獲された潮﨑は力づくに脱出すると、エルボーの応酬に持ち込む。逆水平チョップを打ち込み、綾部の蹴り足をキャッチすると、ドラゴンスクリューを決めて芦野にタッチ。芦野は綾部の串刺し攻撃をかわして、足に攻撃を集中。綾部もジャンピング・ネックブリーカーを返し、潮﨑に対してはタロースとのダブルのフロントキックを見舞う。綾部&タロースの連係攻撃は潮﨑が食い止め、芦野が綾部にDDT。潮﨑のラリアットのアシストから、タロースの巨体をジャーマンでぶん投げる。綾部にもサンドイッチ攻撃を仕掛けた芦野は、アンクルロックでギブアップを迫る。綾部&タロースはフロントキックで相手チームの猛攻を食い止めると、今度こそ芦野に合体攻撃を見舞う。綾部のデスルーレット狙いを切り返した芦野がアンクルロックで捕獲して、追いつめる。綾部が懸命に耐える中、タロースのカットが間に合う。タロースは潮﨑、芦野の順番でチョークスラム。続けて綾部が芦野をデスルーレットで叩きつけて3カウントを奪った。
HAVOC同士による優勝決定戦の野望を打ち砕いた綾部&タロースは、芦野を踏みつけて勝ち誇る。マイクを手にした綾部は「我々を止めることができる相手なんて存在しない」と胸を張り、優勝決定戦で激突するザイオン&オデッセイと向かい合うと「タイタンズ・オブ・カラミティが絶望というものを味わわせてやる」と不敵に言い放ち、タロースとともに最強タッグ優勝をあらためて予告した。
一方、惜しくも優勝決定戦進出を逃した潮﨑の元に、バックステージで斉藤ジュンがシングルマッチを要求。大みそか決戦での一騎打ちで合意すると、潮﨑は同日におこなわれる三冠王座戦を意識して「三冠の闘いを超えてやろうじゃねえか」と宣言。その上で「2025年最後で大きな大きな刺激、そして大きな大きな栄光。そうだ、絶望の先には栄光、そして光だ! その光を俺が掴んでみせるよ」と2025年を締めくくるような激闘を展開した上での必勝を誓った。
<リング上での綾部のマイク>

綾部「我々、タイタンズ・オブ・カラミティ、最強タッグ優勝決定戦進出だ。まあ、当然の結果だ。綾部蓮、タロース、我々を止めることができる相手なんて存在しない。名古屋のみんな、いまのを見て分かっただろ?(タロースのアピールを受けて再びマイクを手にする)3日後、12月10日、後楽園の優勝決定戦、我々の生贄になるのはオマエら、ザイオン、オデッセイに決まったみたいだな(両チームが睨み合う)。ザイオン、オデッセイ、オマエらとなら楽しい闘いができると思うとワクワクするよ。ただ、12月10日、後楽園ホール、タイタンズ・オブ・カラミティが絶望というものを味わわせてやる」
<綾部&タロースのコメント>
綾部「よし、当然の結果だ。これで後楽園ホールの優勝決定戦進出が決まった。芦野、潮﨑、絶望っていうもんを味わっただろう。さあ、後楽園ホール、今日闘った同じHAVOCの現世界タッグチャンピオン、ザイオン&オデッセイ。優勝決定戦の我々の生贄に決まったな。ザイオン、オデッセイ、彼らとなら楽しい楽しい闘いができると思ってるよ。ただ、最後に味わうことになるのは、タイタンズ・オブ・カラミティが味わわせる絶望だ」
タロース「潮﨑、芦野、オマエらも強かったが、俺とアヤベさんがこのリーグ戦で証明してきたように、このまま優勝する。12月10日、再びHAVOCを葬る。最強を証明するのが待ちきれない。あと一つだ」
綾部「さあ、あと一つ、タッグのトロフィーを取って、制させてもらおうか」
<芦野&潮﨑のコメント>
芦野「豪さん…」
潮﨑「大丈夫か?」
芦野「この最強タッグ、勝ち点を取ったのは豪さんだけ。俺が2試合ともやられた。これがいまの俺の実力か」
潮﨑「違うよ。これはタッグチーム、タッグチームの力だ。祥太郎のマイナスだけじゃねえよ。最後2敗はしたけど、こんなに祥太郎との絆を掴めて、それだけで俺はデカいものを掴んだと思ってるよ」
芦野「綾部蓮、オマエ言ったな、絶望を与えると。絶望の先になにがあるか知ってるか? 希望だよ。HAVOCには希望しかねえ。ここから這い上がる、這い上がるぞ」
潮﨑「希望、そして光だ」
芦野「這い上がるぞ」
ジュン「(コメントスペースに割って入ってくる)潮﨑豪、俺は今日、三冠への挑戦を安齊勇馬に譲った。だが、俺はまだまだこれからシングルで実績を作っていく。そのためにも、オマエは俺の次の生贄だ。潮崎豪、俺と年末大みそか、シングルをやれ。挑戦を受けろ」
潮﨑「おい、ちょっと待て。大みそか、三冠も大みそかだよな? いいだろう。斉藤ジュン、俺はオマエと試合をしてみたかった。この試合でアイツらの三冠の闘いを超えてやろうじゃねえか」
ジュン「決まったな」
潮﨑「やってやるよ」
ジュン「あとは会社しだいだ。(握手には応じずに)DOOM!」
潮﨑「いいね、俺にとってこの1年、2025年最後で大きな大きな刺激、そして大きな大きな栄光を。そうだ、絶望の先には栄光、そして光だ! その光を俺が掴んでみせるよ。見とけよ」
芦野「おい、ザイオン、オデッセイが世界タッグ? 潮﨑豪はジュンと? 俺はどこだよ。いいよ、俺が全部ひっくり返してやるよ。テメエの力でな」
