「ニューイヤーウォーズ2026」1月2日(金)後楽園大会詳報&試合後コメント 全日本プロレス

「ニューイヤーウォーズ2026」1月2日(金)後楽園大会詳報&試合後コメント

ニュース

 大みそか決戦から2日後、早くも2026年の闘いが幕を開け、今大会では世界タッグ選手権試合がおこなわれた。

<大会開始前>

大会開始前に所属選手(青柳優馬を除く)、レフェリーがリングに集合すると、選手会長の宮原健斗がマイクを持ち「みなさんこんにちは! 2026、全日本プロレス“闘い始め”、たくさんのご来場、ありがとうございます。2026年も全日本プロレスは明るく、楽しく、激しいプロレスを日本全国のファンの皆さんにお届けしたいと思います」と新年のあいさつ。続けて宮原が新入団選手を呼び込むと、小藤将太が登場。小藤は「みなさん初めまして、全日本プロレスの小藤将太です! 2026年はOSW、そして全日本プロレスのダブル所属として、しっかりゼンニチジュニアを盛り上げていきたいと思います。よろしくお願いします!」と意気込みを語った。

 そして、集合写真に移ろうとしたところで、HAVOCの芦野祥太郎がマイクを手にして「新入団選手は小藤将太だけじゃねえぞ」とアピール。すると、テーマ曲とともに潮﨑豪が姿を現し、観客から「お帰り!」の声が飛ぶ中、「全日本プロレスの潮﨑豪です! よろしくお願いします!」と簡潔にあいさつ。集合写真を撮影したのち、諏訪魔は潮﨑から求められた握手を拒否して挑発するように引き揚げ、一方のヒゲを剃り落として、黒髪姿の潮﨑は四方に一礼をしてから花道を下がった。

<第1試合>
全日本プロレス2026年闘い始め シングルマッチ 30分1本勝負
潮﨑豪 vs 小藤将太

 オープニングマッチでは、入団が発表された潮﨑と小藤が「2026年闘い始め」としてシングルマッチで激突。

 潮﨑、小藤ともに黒のショートタイツ姿。ゴングが鳴ると両者は握手を交わして、まずはリストを取り合い、じっくりとグラウンドの攻防を展開する。潮﨑がヘッドロックで捕獲。小藤にロープに振られると、ショルダータックルで倒す。小藤もすかさずドロップキックを返して、アームドラッグで投げていく。小藤はエルボーを仕掛け、さらに逆水平チョップも連打。しかし、潮﨑もすぐに強烈な逆水平チョップを返して、走り込んでのケサ斬りチョップ。さらにグラウンドでフェースロックで締め上げる。潮﨑は赤く染まった自身の胸板を指さして、小藤のチョップを促す。潮﨑はすぐにチョップを返して、再びケサ斬りチョップからバックドロップで叩きつける。場内のコールを受けた小藤は潮﨑の突進を迎撃して、ミサイルキックで反撃態勢。卍固め狙いは潮﨑に切り返されるも、ランニング・エルボーからフィッシャーマンズ・スープレックスはカウント2。

小藤のエルボーを受け止めた潮﨑はレフトハンドのラリアットからフィッシャーマンズ・バスター。続けてコブラツイストでグイグイと締め上げ、“拷問コブラ”からカバーに入るも、小藤はカウント2で返す。小藤は丸め込みで食らいついていくも、逆水平チョップで動きを止められ、狙いすました豪腕ラリアットを食らい3カウントを聞いた。

 試合後、潮﨑は小藤を抱き起こして、手を取り健闘を称える。全日本の一員となった2人はファンの温かい拍手と声援を浴び、心機一転の2026年、気持ちを新たに所属としての闘いをスタートさせた。

<潮﨑のコメント>

潮﨑「全日本プロレス、潮崎豪です。そして2026年、一発目の試合で小藤先輩と対決できたことが良かったと思うし、2026年いいスタートを切ることができると、体感しました。1試合目で、“なにクソ!”っていう気持ちはありますけど、こうして俺にとっても小藤将太も、全日本プロレスにとっても意味のある闘いだったと思います。こうやって忘れていた全日本プロレスの闘いを1試合目で、自分にとって忘れかけていたものを取り戻せましたね。(再入団を決意した決め手は?)本当、こうやって全日本プロレスのリングでHAVOCとして闘うことになって、闘い続けて、全日本プロレスの素晴らしさ、熱さ、強さ、そして未来を感じましたし。ここからずっと続いていく未来というのは絶対にあることだと思うので。この潮﨑豪の胸を躍らせる未来というものを体感したかった。まだまだ未来がどうのっていう歳でもキャリアでもないと思うけど、すべてにおいての明るさ、それはリング上だけじゃなく、未来への明るさもある。そういうものを含めて、もちろんじっくりとこのリングに腰をすえて闘いたいと思いました。(「お帰り」という声も飛んでいたが?)まあ、お帰りっていうのは、出戻りの温かい言葉かもしれない。でも俺はそこは出戻りのとか、そんなのは気にしないよ。それは初戦(昨年10月)の宮原健斗とやったときに、そこは胸にはあるけど、それも含めて潮﨑豪だから。これから全日本プロレスで、この全身全霊の潮﨑豪をよろしくお願いします」

<小藤のコメント>

小藤「全日本プロレス入団して一発目、このタイミングで俺より後にきた豪と闘えたのは、かなり大きなものだと思ってます。もう、去年からずっと俺は負けっぱなしなんだよ。このままゆっくり列に並ぶつもりはないからな。俺はこのままの勢いで、ゼンニチジュニアのトップまで駆け抜けてやる。ありがとうございました!」

<第2試合>
バカの時代 vs 北斗軍 6人タッグマッチ 30分1本勝負
鈴木秀樹 真霜拳號 佐藤光留 vs 大森北斗 羆嵐 サイラス

 昨年3月の『チャンピオン・カーニバル』にエントリーしながらも体調不良で欠場となり、以後も来日が途絶えていたサイラスが大みそか決戦に続く“復帰2戦目”。

 のっけからサイラスが圧倒的なパワーとともに、相手チームを押し込んでいく。秀樹はサイラスを持ち上げようとするも、難しいと判断したのかすごすごとエプロンに下がっていく。サイラスから大森北斗に代わると、真霜が北斗に攻撃を仕掛けて、佐藤光留にタッチ。光留が北斗に腕ひしぎ十字固めを狙うと、サイラスがボディープレスでカット。北斗軍が光留にトレイン攻撃。北斗軍スペシャルは秀樹と真霜がカットに入り、哀れ北斗が一人でマットに叩きつけられる。それでも北斗&羆嵐が連係攻撃で逆に光留を追い込むと、最後は羆嵐がコーナートップからのダイビング・セントーンで粉砕。サイラスが復活した北斗軍が2026年一発目の闘いでチームワークの良さを見せつけて、快勝。バックステージで羆嵐は世界タッグ王座への挑戦をアピールし、北斗とともに怪気炎を上げた。

<北斗軍のコメント>

羆嵐「よし! 新年一発目、今年もよろしくお願いいたします。北斗、新年一発目、取っちゃったよ、スリー、俺」

北斗「珍しい」

羆嵐「ロケットスタート決めちゃったよ」

北斗「スタートダッシュ決めちゃった。何年ぶりだよ? 開幕戦、絶対に勝てない俺たち、新年一発目、絶対にやられちゃう俺たちが。どうしちゃったんだよ、オマエ」

羆嵐「午年だから、止まらないよ。おい、取りにいかないか?」

北斗「なにをだよ?」

羆嵐「世界のベルトだよ、世界のベルト。俺たち、(去年)10月勝てなかったな。今日、やるだろ、ザイオン&オデッセイとタロース&綾部が。おい、どっちでもいいよ、大森北斗、羆嵐で挑戦させろ。どうだ、おい。実績とかなんとか言ってきたら、そんなの関係ねえぞ。タッグのスペシャリスト、この俺、羆嵐がどっちかに必ず挑戦してやる。なあ、北斗?」

北斗「そういうことだよな。結果を残すしか俺たちに生き残る道はないと思うよ。5年間、(羆嵐は)全日本の所属になりたい、なりたいと願って、今年もダメだったよ。全然ダメだった。まったく声もかかってないらしい。もうよ、力づくで結果とともに取りにいくしかないだろ」

羆嵐「そういうことを言うなよ、オマエ」

北斗「絶対、上の人たちにも話を出し続けて、全然まだ話は来てないらしい」

羆嵐「相手にされてないよ」

北斗「仕方ない。ならよ、世界のベルト取ってよ、そのあとも結果出し続けてよ、やるしかねえだろ。俺たちを無視できないようにしてやるよ」

羆嵐「どっちがチャンピオンでもいいよ。俺たちにやらせろ、挑戦させろ! ハァァァ!」

北斗「本気の羆嵐、やべえぞ」

サイラス「どうだ、勝ったぞ! 頂点に立つ俺たちを誰も止めることはできない。そしていま、俺たちは頂点にいる!」

<バカの時代のコメント>

光留「後悔しますよ。オマエら、後悔しますよ」

秀樹「ましもんとバカの時代を組んで、ましもんの時代。でも言いづらいから今日から、ましもんの時代、略して、ましもんに変わります! 頑張ろう、ましもん! まーしもん」

真霜「変わりません!」

<第3試合>
世界ジュニアヘビー級選手権前哨戦 タッグマッチ 30分1本勝負
青柳亮生 ライジングHAYATO vs KURAMA MAZADA

 1・3後楽園大会で世界ジュニア王座を争う青柳亮生とKURAMAの前哨戦。王者の亮生が団体からの資料に目を通した上で次期挑戦者としてKURAMAを“逆指名”。メキシコを拠点に活動していたKURAMAにとっては、日本での活動を本格化させる上でも世界ジュニア王座戦は試金石となる。

 亮生とKURAMAは先発で対峙し、互いに探り合うような攻防を見せてそれぞれパートナーにタッチ。MAZADAを相手にHAYATOが攻勢に出るも、ロープに飛んだところでKURAMAが足を引っ張る。しかし、KURAMAがロープに飛ぶと、今度は亮生が足を引っ張り、場外戦に持ち込む。場外KURAMAを痛めつけた亮生がリングに戻す。激しく攻め立てられたKURAMAだが、冷静に急所攻撃を見舞うなど、狡猾さも交えて亮生をいたぶる。亮生はKURAMA&MAZADAの連係攻撃のエジキとなるなど、苦しい展開。防戦の亮生はMAZADAにドロップキックを浴びせて、HAYATOにつなぐ。HAYATOはMAZADAをステップにして、エプロンで控えるKURAMAにドロップキック。MAZADAはHAYATOに変型フェースバスターを決めて、KURAMAにタッチ。アツハヤは連係攻撃でKURAMAを追い込んでいく。KURAMAも相手2人をまとめて場外に出すと、トペ・スイシーダの追撃。MAZADAとの連係から、変型ネックブリーカー、その場跳びのムーンサルト・プレス。追い込まれた亮生だが、隙を突いての旋風脚から素早く丸め込んで逆転の3カウントを奪った。

王座戦を控えて挑戦者からピンフォール勝ちを挙げた亮生はマイクを持つと「おい、KURAMA。明日、こんなもんじゃねえぞ。テメエをボコボコにして、メキシコに返してやる!」とアピールし、さらにファンに向かっても「明日、KURAMAをボコボコのボコボコのボコボコのボッコボコにしますので、みんなで楽しみましょう! ハハハ!」と高笑いを上げながら必勝を宣言した。

<亮生&HAYATOのコメント>

亮生「一発目、バッチリ勝って、明日だ、一番大事なのは明日だ。KURAMAの野郎、なんだろう、思ってた面白さとは違うと言いましたけども、逆に面白いね、ここまで来たら。ここまで来たら、俺は振り切るよ。オマエも振り切って来いよ。振り切ってこないと、俺がこのまま食っちまう。お客さんは楽しみにしといてください」

HAYATO「まあ、俺が今日言えることは、2026年、今年もよろしくね」

<KURAMAのコメント>

KURAMA「せこいな、全日本! レフェリーにいくら払った? その額なら、俺でも出せるわ。明日もだろ、青柳亮生。その闘い方で勝ちにくるんだろうな。お金払ったら、勝たせてくれるのか? レフェリー、アイツはピンチェ・ロコ(クソ野郎)だ。あと、リング上で、明日はボコボコのボコボコのボコボコのボコボコ? 知らねえけど、メキシコに送り返す? なんでもいいけど、明日は俺が勝たないとダメなんだよ。俺の夢、目標のためにも。そして、勝った暁にはそのベルトを持って、全日本さんに飛行機代を出してもらって、海外旅行でも行こうかな。明日を楽しみに待ってろよ」

<第4試合>
8人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 斉藤ジュン MUSASHI 吉岡世起 vs 安齊勇馬 芦野祥太郎 本田竜輝 田村男児

 大みそかの代々木大会で三冠ヘビー級王座を争った宮原健斗と安齊勇馬が、大激闘から2日後に8人タッグで対峙。

 先発でジュンと安齊が対峙。安齊がドロップキックを放てば、ジュンもすぐにショルダータックルを返して譲らない。ジュンから代わったMUSASHIは小気味のいい動きで相手チームを翻弄し、場外の芦野にトペコンアタックを放つなどチームの主導権を握り、コーナーに控える自軍3選手を招き入れると手を取り「今年も盛り上がっていこうぜー!」のアピール。しかし、調子づいたところで相手チームの反撃を許し、MUSASHIから代わった吉岡も本田につかまり攻勢を許す。吉岡は得意の打撃を軸に本田に反撃。シザーズキックを食らった本田は強烈なラリアットを返して、田村にタッチ。宮原組は田村にトレイン攻撃。宮原は田村に串刺しエルボー、ブレーンバスターと畳みかける。シャットダウン・スープレックス狙いは田村が踏ん張る。田村はショルダータックルから味方3選手とともにトレイン攻撃。さらに宮原にダイビング・ショルダーアタックを見舞い、担ぎ上げようとする。これは踏ん張られるも、田村は宮原にショートレンジ・ラリアットを連発。さらに追撃を狙うも、吉岡、ジュン、MUSASHIの連弾を食らって動きを止められ、最後は宮原のシャットダウン・スープレックスで3カウントを取られた。

<宮原、ジュンのコメント>

宮原「始まったぜ、2026年、三冠チャンピオンとして始まった。さあ、次の三冠戦の舞台を、俺は1月25日、幕張メッセと宣言した。会社から発表あったかい? まだ? 正式発表、まだ? そして今日、チャレンジャー、無差別級、ヘビーでもジュニアヘビーでも構わないと言ったが、ここまで誰か名乗りを上げてるか? 上げてない、名乗りを上げてない。あと、2つ、3つ、3試合残ってるのか。さあ、誰だ? 無差別級だぞ。今日このリング上で名乗りを上げろ」

ジュン「やって来たぜ、2026年! 今年もいっぱい盛り上げてやる。DOOM!」

<安齊、本田のコメント>

安齊「今日から2026、大みそか終わってから、俺は一切、下を向いてねえぞ。今年も全力で駆け抜けます」

本田「今年もよろしく! 今年は三冠取るぜ!」

<第5試合>
シングルマッチ 30分1本勝負
関本大介 vs 井上凌

 ジュニアヘビー級の井上凌が“マッスルモンスター”関本大介との一騎打ちに臨む。 じっくりとした立ち上がり。井上のフロントキックを受け止めた関本がヘッドバット。井上もひるまずにフロントキックを返し、前後からサッカーボールキック。関本をコーナーに詰めると、ミドルキックを連発する。関本は突進してきた井上をショルダータックルで豪快に吹っ飛ばし、ボディースラムで叩きつける。井上もミドルキックで立ち向かうが、蹴り足を掴まれると、逆片エビ固め、STFで捕獲される。井上がロープエスケープ。防戦の井上は関本の突進を迎撃し、セカンドコーナーからのミサイルキック。串刺しフロントキックから串刺し低空ドロップキックと畳みかける。関本はロープ際の井上にラリアットを放ち、座り込む相手に追撃のクロスボディーを放つと、勢いあまって場外に転落。リングに戻ると、井上にバックドロップ。ラリアットをかわした井上がハイキック。大観音スープレックス狙いは関本がこらえる。関本は脱出すると、振り向きざまにショートレンジ・ラリアット。井上が蹴りで抵抗するも、関本はカウンターのラリアットで黙らせ、走り込んでのラリアット。これは井上にカウント1で返されて驚きの表情を浮かべるも、続けてのビッグバンカタストロフィーで3カウントを奪い、雄叫びとともに勝ち名乗りを受けた。

<関本のコメント>

関本「ウォー! 井上、井上凌、やるじゃねえか。おい、(頭を指しながら)インプットしたぞ、オマエの名前、ここ(頭)の中に響いたぞ。また、思いっきり闘おうや、井上凌。それまで俺も体調を万全にしとくからよ。いつでも来い、この野郎」

<井上のコメント>

井上「クソ。2026年、始まったばっかり。今日、闘ったヘビー級でもなんでも関係ないんだよ。とにかく今度こそ、今度こそ、2026年は必ず飛躍の年にします。負けてたまるか、このまま終わってたまるかよ」

<第6試合・セミファイナル>
世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【第102代王者組】ザイオン オデッセイ vs 綾部蓮 タロース【挑戦者組】※「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」優勝

 昨年末の『世界最強タッグ決定リーグ戦』を制した“タイタンズ・オブ・カラミティ”綾部蓮&タロースが、最強タッグ優勝決定戦でも対戦したザイオン&オデッセイが保持する世界タッグ王座に挑戦。綾部&タロースが勢いのままにベルト奪取を果たすか、一方のザイオン&オデッセイが優勝決定戦での借りを返して防衛に成功するか?

 綾部&タロースは最強タッグの優勝トロフィーを持参して入場。一方の王者組のセコンドには芦野と潮﨑が付く。先発はオデッセイとタロース。互いに胸を小突き合い、さらにエルボー合戦とのっけからともにド迫力の攻防を見せる。ショルダータックル、ラリアットも相打ちとなり、互いに譲らぬままパートナーにタッチする。綾部が強烈なエルボーを放つと、ザイオンもお返しの一発から力比べを要求。手四つから綾部が押し込むも、ザイオンもブリッジワークから押し返していく。綾部のフロントキックをキャッチしたザイオンは、ラリアットでなぎ倒す。綾部もヒザを突き上げ、ボディースラムで叩きつける。綾部がエプロンに出ると、ザイオンはラリアットで場外に叩き出す。ここから派手な場外戦が展開され、オデッセイは机を持ち出してリングサイドにセットする。綾部を担ぎ上げて鉄柱にぶつけたザイオンは、リングに戻っても攻勢に出る。

相手チームにつかまり防戦の綾部はオデッセイをドロップキックで吹っ飛ばして、タロースにつなぐ。タロースはザイオンに串刺しボディーアタックを見舞い、オデッセイもフロントキックで場外に叩き出す。しかし、オデッセイもロープ際の相手2人をラリアットでまとめて場外に出す。再び場外戦となり、綾部&タロースがオデッセイに連続攻撃、さらに巨体を机に寝かせる。タロースがエプロンから攻撃を仕掛けようとすると、ザイオンがカットに入る。しかし、綾部が加わりタロースと2人でザイオンをとらえ、机上のオデッセイに向かって投げ捨てて、テーブルクラッシュ! リングに戻り、綾部&タロースがザイオンを仕留めにかかる。ザイオンはダブルチョークスラム狙いを切り返して一度は反撃に転じるも、綾部のフロントキックで動きを止められると、最後はダブルチョークスラムのエジキとなり、3カウントが入った。

最強タッグ優勝決定戦に続いて綾部&タロースに敗北を喫したHAVOCコンビが世界タッグ王座から陥落。一方、最強タッグ覇者として世界タッグ王座を獲得した2mコンビは高々とベルトを掲げ、文字通りの“最強タッグチーム”であることを誇示した。

リング上でマイクを手にした綾部は「(ベルト獲得は)あくまでも通過点にすぎない」と口にすると、タロースに「次はどうしたい?」と問いかける。タロースは「三冠チャンピオンになりたいです」と最高峰王座へのチャレンジをぶち上げ、三冠王者の宮原を呼び込む。場内からのコールも受けて満を持して登場した宮原は「ジュニアヘビー、ヘビー級の挑戦は受けると言ったが、オマエはスーパーヘビー級だ。挑戦はノーだ!」と、タロースのデカさを理由に(!?)挑戦を拒否。しかし、綾部&タロースに詰め寄られ、担ぎ上げられると「イエス、イエス!」と強制的に受諾の返答を引き出され、「1月25日、幕張メッセ。答えはイエスだ!」とタロースの三冠挑戦を認めた。

パートナーの三冠挑戦が決まった綾部は「この2026年、全日本プロレスの頂に立つのは我々、タイタンズ・オブ・カラミティだ」とチームとしてのさらなる快進撃を宣言した。

<試合後のリング上のやり取り>

綾部「2026年、一発目、世界タッグ取ったぞ! 2026年、初絶望を味わったか? 綾部蓮自身、全日本プロレスで初めてのベルトだ。ザイオン、オデッセイからこのベルトを取れたこと嬉しく思うよ、ザイオン、オデッセイ、まだまだ闘っていこうぜ」

タロース「ドウモアリガトウゴザイマス、ニッポン! アヤベサン、ドウモアリガトウ!」

綾部「世界タッグのベルトを取って、みんな分かっていると思うが、我々タイタンズ・オブ・カラミティはここで終わるわけではない。あくまでも通過点にすぎないんだ。いい幕開けができたけど、次はどうしようかな?(英語で)タロース、次はどうしたい?」

タロース「ワタシデスカ? 三冠チャンピオンになりたいです! ミヤハラさん!」

場内から「ケント」コールが起こるも、宮原は出て来ず。綾部が「タロースがお呼びだぞ、三冠チャンピオン。出て来てもらおうか」とアピールすると、ようやく宮原が姿を見せて、タロースは「コンニチハ、ミヤハラさん」とリングに招き入れる。

宮原「答えはノーだ!(場内からブーイングが起こる)俺は階級は問わないといった。ジュニアヘビー、ヘビー級の挑戦は受けると言ったが、オマエはスーパーヘビー級だ。あらためて言うぞ、挑戦はノーだ! オマエはスーパーヘビーだ。Too Muchだ! もう一度、あらためて言うぞ、ノーだ!」

綾部&タロースに挟み撃ちにされて、ダブルチョークスラムの体勢で担ぎ上げられた宮原は「イエス、イエス!」と懇願するように叫んで、苦しげにマットにヒザをつく。

タロース「アリガト、ケントサン!」

宮原「俺を誰だと思って…(むせるように)ゲホゲホ! なんだよ、おいプロレスファン、見たいのか!? 分かったよ、1月25日、幕張メッセ、答えはイエスだ!」

 宮原が引き揚げあと、あらためて綾部がマイクを手にする。

綾部「ということで、1・25幕張で王者・宮原健斗対挑戦者・タロース、三冠王座戦、決定でいいだろう。いまの闘いを見ればわかるはずだ。この2026年、全日本プロレスの頂に立つのは我々、タイタンズ・オブ・カラミティだ」

<綾部&タロースのコメント>

綾部「よし、2026年、最高の幕開けだ。言っただろ、絶望の幕開けをお見せすると。世界タッグ奪取、自分にとって全日本プロレス、初めてのベルトだ。ただ、ここはゴールでもなんでもない、通過点にすぎない。まだまだ我々、タイタンズ・オブ・カラミティ、快進撃は始まったばかりだからな。タロースの三冠挑戦、ほぼ決定。ザイオン、オデッセイ、まだまだ闘おうぜ」

タロース「オデッセイ、ザイオン、とんでもない闘いになったな。オマエたちは二度も俺たちを追い込んだ。しかし、俺たちは地球上で最大最強のタッグチームなんだ。そして、タイタンズ・オブ・カラミティのいるべき場所は、ここにある」

綾部「サンキュー、タロース」

タロース「アリガトウ、アヤベサン」

※ザイオン&オデッセイはノーコメント

<メイン前>

 メイン開始前に場内ビジョンで「ゼンニチJr.タッグフェスティバル」の開催を発表。参加チームは青柳亮生&ライジングHAYATO組、田村男児&佐藤光留組、“ミスター斉藤”土井成樹&セニョール斉藤組、阿部史典&立花誠吾組、関札皓太&さくだとしゆき組、吉岡世起&進祐哉組、MUSASHI&小藤将太組、井上凌&望月ジュニア組の8チーム。1回戦は2・15後楽園&2・23大田区、準決勝は3・15後楽園、決勝戦は3・20八王子で開催。1回戦の組み合わせは阿部組vs亮生組、土井組vs井上組(2・15後楽園)、関札組vs田村組、吉岡組vsMUSASHI組(2・23大田区)。

<第7試合・メインイベント>
新春バトルロイヤル 時間無制限

 今大会の出場選手が揃っての、恒例の新春バトルロイヤル。リング上が選手で埋め尽くされる中、あちらこちらで闘いが展開され、次々に選手が失格となっていく。残りが宮原、安齊、潮﨑、小藤の4選手になると、場内から「コフジ」コール。潮﨑がコーナーで宮原をとらえると、小藤がカットに入り、さらにドロップキックで潮﨑をオーバー・ザ・トップロープで失格にさせる。宮原は小藤に“パワハラ”を仕掛け、結託して安齊を攻めようとする。しかし、安齊に攻撃をかわされると、逆に小藤、安齊のトレイン攻撃を食らう。小藤に圧力をかける宮原にブーイング。しかし、小藤はひるむことなく宮原をオーバー・ザ・トップロープで葬り、安齊との一騎打ちとなる。安齊のドロップキックを食らった小藤だが、お返しのドロップキックで反撃し、ミサイルキックの追撃。フィッシャーマンズ・スープレックスは決められず、安齊のジャンピング・ニーを食らう。ギムレット狙いは小藤が切り返して、丸め込みを連発。ドロップキックからフィッシャーマンズ・スープレックスと安齊を追い込み、首をかっ切るポーズを見せる。しかし、カウンターのジャンピング・ニーで動きを止められ、ジャーマン・スープレックスはカウント2で返すも、最後はギムレットで3カウントを喫した。

 バトルロイヤルの優勝賞金100万円を手にした安齊は小藤に対して「全日本プロレスの“黒髪イケメンの枠”は俺なんだよ! 入団発表したからって、勝たせるほど優しい先輩じゃねえぞ!」と大人気なく言い放つ。それを受けて小藤は安齊にカッコよさでは劣ることを認めつつも「イケメンが何人いたって、いいじゃないですか。イケメン2人で全日本プロレス、もっと盛り上げていきましょう!」とアピール。最後は安齊が「2026年も明るく、楽しく、激しいプロレスで、必ず全日本プロレス盛り上げてみせます! だから、皆さん、俺たちから目を離さないでください! 俺との約束です」と若い世代でリング上をさらに活性化させることを約束し、大会を締めた。

<試合後の安齊、小藤のマイク>

安齊「新春バトルロイヤル、優勝したぞー! まず今日、入団発表した小藤将太、全日本に来てくれてありがとう。先輩としてひと言だけ、小藤将太に。全日本プロレスの“黒髪イケメンの枠”は俺なんだよ! 入団発表したからって、勝たせるほど優しい先輩じゃねえぞ! でも正直言って、後輩からは好かれたい。せっかく今日、入団発表したんだから、小藤将太、なにか喋りなよ」

小藤「最初からイケメン度合でアナタに勝てるなんて思ってないですよ。でも、イケメンが何人いたって、いいじゃないですか。いいですよね、お客さん! アナタは高身長でイケメンで強い…クソッ。でも、ボクだって高身長ではないですけど、イケメンでなによりいい匂いなんですよ。これからはそんなイケメン2人で全日本プロレス、もっと盛り上げていきましょう」

安齊「小藤、オマエ、言うことがめちゃカッコいいな。今日から闘い始めた全日本プロレス、2026。俺たちでもっともっと盛り上げますけど、皆さん付いてこれますか? 俺は後輩たちにカッコいい背中を見せないといけないんですよ。皆さん、見ててくれますか? 2026年も明るく、楽しく、激しいプロレスで、必ず全日本プロレス盛り上げてみせます! だから、皆さん、俺たちから目を離さないでください! 俺との約束です」

<安齊のコメント>

安齊「新春バトルロイヤル2026、この俺、安齊勇馬が優勝したぞ! 今年皆さん、なに年か知ってますか? 午年らしいですよ。そりゃ優勝するのは、安齊勇馬しかいないだろ。全日本プロレスには2頭の馬がいるんだよ。その中でも俺が、この俺が2026、必ず盛り上げて、最後あの三冠ベルトまで辿り着いてみせる。とにかく2026、一個も一瞬も目を離さないでください。俺との約束です」

<小藤のコメント>

小藤「1日2回、負けました。でも今日、お客さんの反応を見る限りだと、俺も全日本に入団して、よかったなと。これで後悔なく前に進んで行けます。リング上でも言った通り、カッコいい人が何人いたっていいじゃないですか。カッコいい方がもっと世間に届きます。俺はこの全日本プロレス、ゼンニチジュニア、もっと大きくして、ゼンニチジュニア世界一にしてみせます。約束します。ありがとうございました!」