「NEW AGE CHRONICLE-Z FINAL」3月8日(日)新木場大会詳報&試合後コメント
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ライジングHAYATOがプロデューサーを務め、キャリア10年未満の若手選手を主体とした特別興行『NEW AGE CHRONICLE-Z』が、昨年3月以来1年ぶり7度目の開催で“ファイナル”を迎えた。大会コンセプトの一つとして「夢と実力があるレスラーの夢の叶う第一歩」を掲げ、全日本のみならず他団体の選手も参戦し、かつては公開入門テスト(2023年12月)もおこなわれるなど、“人材発掘”の側面も任っていた。今大会にもDRAGONGATEを中心に他団体からも数選手が参戦し、全5試合がマッチメークされた。
<試合前>
試合前に大会プロデューサーのライジングHAYATOが登場。「みんな今日はありがとう」と挨拶すると、各試合の見どころを以下のように語った。

<第1試合>「この試合は『NEW AGE CHRONICLE-Z』らしい第1試合だよ。みんな楽しんで」
<第2試合>「この試合は大森北斗の強い希望によって組まれた対戦カードだよ。楽しんで」
<第3試合>「この試合はジュニアでも2人いればスーパーヘビー級のオデッセイに勝てるんじゃないかっていう実験だよ」
<第4試合>「この試合はタイタンズ・オブ・カラミティに、DRAGONGATEの若手2人がどこまで、どこまでやれるか、その気合と根性を見せてもらうよ」
<第5試合>「この試合は『NEW AGE CHRONICLE-Z』ラストマッチ。俺も最後まで噛み締めながら試合するから、みんなも最後まで楽しんで」
最後に「『NEW AGE CHRONICLE-Z』始まるよ!」とのオープニングコールで第1試合に入った。
<第1試合>
スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負
田村男児 ×木村伸彦 vs 〇井上凌 ガイア・ホックス

台湾のプロレス団体『パズルプロレス』所属で、国内ではFREEDOMSを中心に活躍しているガイア・ホックスが全日本初参戦。パートナーの井上凌とは今年2月の『BAR045 9周年記念大会』でトリオを組んでおり、対戦相手の田村男児とは2024年8月に『Evolution』新木場大会でシングルをおこなっている(田村が勝利)。木村伸彦は黒潮TOKYOジャパン主宰の『UP TOWN』で昨年12月にデビューしたばかりで、全日本初参戦となる。
ゴング前に井上が田村を挑発するも、ガイアが井上を下がらせて田村と対峙する。ガイアは軽快な動きを見せ、コルバタからドロップキックを決めるが、田村もすぐにショルダータックルを返す。田村が自軍コーナーにガイアを持っていき、木村にタッチ。田村と木村がダブルのショルダータックル。木村がガイアにエルボー連打。ガイアは強烈なお返しの一撃で木村を倒し、ボディースラム、セントーン・アトミコと畳みかける。タッチを受けた井上も木村をとらえて攻め立てる。防戦の木村は矢のようなドロップキックを井上に突き刺して、田村につなぐ。井上がミドルキックを放てば、田村はフォアアーム・エルボーを返す。井上はソバットで動きを止めると、ハーフハッチで投げ捨てる。互いに譲らぬ攻防を見せて、それぞれパートナーにタッチ。木村がエルボー連発。ボディースラム狙いはガイアが踏ん張り、多彩な蹴り技で木村を痛めつける。木村はカウンターで担ぎ上げてボディースラムを決めて、コーナーへ。しかし、ガイアは木村を叩き落として井上につなぐ。ガイアとのトレイン攻撃から井上がサッカーボールキック。木村も丸め込みで必死に食らいつき、田村のアシストからスワンダイブ式ミサイルキックも叩き込む。ジャーマン・スープレックス狙いは井上に踏ん張られ、ロープに飛んだところで場外のガイアから背中に看板殴打を食らう。続けて井上がバズソーキックを叩き込んで、3カウントを奪った。
試合後、井上はガイアから促される形でハンドスプリングを決めてみせた。
<井上&ガイアのコメント>
ガイア「いいね、凌ちゃん」
井上「横浜よりも良かった」
ガイア「そうだね」
井上「俺は来週、Jr.タッグフェスで相手側にいた田村男児、そして佐藤光留と準決勝だよ。ここで落としてたらなんの意味もなくなるからさ。ここで前哨戦やったんだからさ、もっともっとバチバチにやり合いたかったよ。そして、もう一人、パートナーいたな。木村伸彦、アップタウンの。めちゃくちゃ血気盛んなバチバチした若手だったね。でも、俺も負けてらんない。あんなめちゃくちゃ鋭いドロップキック、めちゃくちゃ痛かった」
ガイア「あれキレイだったな」
井上「あれは化けそうな」
ガイア「そうだね。スターになる前に何本取った方がいいんじゃない。まあでも、あれ(試合後のハンドスプリング)良かったんじゃない? 次使う、それ? わかんないね。頑張ってよ、俺(トーナメントに)出てないからな」
井上「ガイア・ホックス、同じ蹴り使いとして燃えるもんがあるんだよ。次はシングルマッチ、またタッグマッチで当たるかもしれないし、次は対角線で会いたいね」
<田村&木村のコメント>
田村「なんだあの野郎、バカ野郎、ガイア・ホックス。看板なんて使いやがって、反則だ、バカ野郎。オマエら反則負けだ。(木村に向かい)悔しいよな?」
木村「俺も悔しいです!」
田村「ぶっ倒すぞ!」
木村「必ず、リベンジします」
田村「よし、やるぞ!」
<第2試合>
スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
〇大森北斗 vs ×新橋二郎

昨年11月にDRAGONGATEでデビューした新橋二郎は、デビュー戦でいきなりオープン・ザ・お笑いゲートを戴冠し、“闘うサラリーマン”としてスーツ姿でファイトする個性派。北斗軍総帥としてクセの強いメンバーを束ねる大森北斗との一騎打ちは、一筋縄ではいかない気配が漂う。
新橋は名刺を配り歩きながら入場。持参した折り畳み傘で選手コールとともにゴルフのスイングを見せ、マイクを手にする。
新橋「全日本プロレスファンの皆さま、初めまして。わたくし本日、DRAGONGATEから出張して参りました、“闘うサラリーマン”新橋二郎と申します! 本日の商談相手である大森北斗選手、この大森北斗選手との商談が成功できれば、わたくしの今年の目標である部長への昇進も夢ではないと思っております! 部長昇進のため、わたくし精いっぱい頑張りますので、皆さま熱い、熱いご声援、どうぞよろしくお願いいたします!」
新橋はゴング前にレフェリーに名刺を渡し、ゴングが鳴ると北斗にも名刺を手に挨拶。しかし、北斗は受け取った名刺を破り捨て、「確かにイキのいい若手とやりたいって言ったけど、なんでこんなイロモノなんだよ! オマエは他花師からなにを学んだ!」と憤りをぶつけつつ、新橋を場外で痛めつける。リングに戻ると、新橋は弱々しい逆水平チョップ。北斗は攻撃を受け流すと「こんな若手がいるか!」と怒りとともに、殴り倒す。北斗は呆れ気味に「もう終わります」と宣言するも、新橋がカウンターでドロップキックを突き刺して反撃。さらに「出世するぞ!」と叫ぶと、傘を差しながらロープ渡りを披露。しかし、北斗にロープを揺らされて、あえなく股間を打ちつけてしまう。北斗が逆エビ固めで締め上げると、新橋は傘を伸ばしてロープエスケープ。北斗がコーナーに上ったところで、スマートフォンの着信音が鳴り、新橋が電話に出る。新橋は制止するレフェリーをロープに叩きつけ、北斗もマットに落下。新橋はスマホを手に北斗にコルバタから着地。北斗がスマホを奪ってマットに叩きつけると、怒り心頭の新橋はスーツとワイシャツを脱ぎ捨てる。さらに北斗を場外に出すと、エプロンから反転しての倒れ込み式ボディーアタック。傘での殴打は北斗にかわされるも、傘の柄で北斗を突き、さらにロープを背にした相手に傘殴打を狙う。しかし、一撃は北斗にかわされ、ロープを殴りつけた傘がハネ返って自身の頭部に直撃。そのまま後方に倒れ込んだ新橋に北斗がカバーに入ると、3カウントが数えられた。
試合後に北斗は試合前の非礼を詫びるように、丁寧な名刺交換をおこなってから引き揚げた。
<北斗のコメント>
北斗「(名刺を手にしながら)新橋二郎、杉原商事、課長、新橋二郎。これ(カメラに)映して大丈夫か? 電話番号とか書いてないのか、アイツ? まあ、いいだろう。ちょっと予想してた他団体の若手とは違ったけど、イロモノだったけどさ、アイツの魂あったよ。魂あるプロレス、デビューして3カ月でできるもんじゃないから。俺はちょっと感動を受けたよ。もし杉原商事、クビになったら、北斗軍で部長のイスを用意して待ってますんで、お待ちしております」
<新橋のコメント>
新橋「初めて全日本さんに出張に参りましたが、大森さんとの商談は失敗に終わりました。ですが、本日の商談で確かにつかんだものがあります。この手ごたえを忘れないうちに、もっともっと外回りの回数を増やして、精進していって、必ず部長になってみせます。ありがとうございました」
<第3試合>
スペシャルハンディキャップマッチ 20分1本勝負
立花誠吾 ×小藤将太 vs 〇オデッセイ

体重200kgの巨体を誇るオデッセイ(キャリア6年4カ月)を相手に、ジュニアヘビー級の立花誠吾&小藤将太が2人がかりで闘いに挑むハンディキャップマッチ。ちなみに立花と小藤の体重を合わせても、オデッセイ1人分に満たない。
小藤がさも当然のようにエプロンに下がり、必然的に立花がオデッセイと対峙することになり、開始のゴング。立花は果敢に組みつくが、あっさりと突き飛ばされる。バックを取っても振り回され、すぐに小藤にタッチ。小藤もまったくオデッセイに歯が立たないと見ると、立花は2人がかりで突進。しかし、それでも軽々と突き飛ばされてしまう。立花は「クリーンファイト!」との言葉とともに握手を求めるが、騙し討ちでオデッセイにサミング。そして、ヘッドロックで絡みつき、小藤も背後からしがみつくが、オデッセイが上体を振り回すと、2人は場外に吹っ飛んでしまう。立花と小藤はオデッセイを挟み撃ちし、小藤がドロップキックから串刺しエルボーと畳みかける。さらにストンピングを連打し、小藤が低空ドロップキックからカバーに入るも、カウント1でハネ返されてしまう。タッチを受けた立花がボディースラムを狙うが、あえなく押し潰されてしまう。オデッセイは2人まとめてショルダータックルで吹っ飛ばし、立花に串刺しボディーアタック、豪快なサイドバスターと攻め込む。立花はオデッセイの突進をかわして、小藤にタッチ。立花とともにトレイン攻撃、さらにダブルでヒザへのドロップキックからDDTで突き刺して、オデッセイをマットに這わせる。チャンスと見た小藤が卍固めを仕掛けるが、これは決められず。オデッセイは串刺しボディーアタックで2人を圧殺し、最後は小藤にジャーニーズ・エンドを決めて3カウントを奪った。
<オデッセイのコメント>
オデッセイ「今日は俺一人だったかもしれないが、ほかのメンバーの気持ちも胸に闘ったつもりだ。そして俺はチームのために勝利を手にした。もう少しで始まる『チャンピオン・カーニバル』に向けて、ちょっとしたウォーミングアップになったな。最高に気分がいいぜ」
<立花&小藤のコメント>
立花「バカ、テメエ、なに負けてんだよ」
小藤「すみません」
立花「この野郎、オマエ、本当にふざけやがって」
小藤「なにしてんすか最後? 死んでる場合じゃないでしょ」
立花「死んでねえよ、様子を見てたら終わってたんだよ。別に動けないから倒れてたわけじゃないよ、全然動けたけど。チャンピオンだぞ俺、ナメんなよ」
小藤「チャンピオンなのに…」
立花「チャンピオンだぞ。世界ジュニアのチャンピオンだぞ、オマエ。チャンピオンがあんなの動けるに決まってんだろ、あんな200kgぐらいヤツの攻撃食らったって」
小藤「めちゃくちゃやられてたじゃねえか、チャンピオン」
立花「オマエの方がやられてたじゃねえか。今日、足しか引っ張ってなかったな。ビックリした。こんな足引っ張るヤツがいるんだなって思った、世の中に。気をつけようと思ったよ。オマエとこれから気をつけようって思った、足を引っ張られないように(急にむせて咳込む)」
小藤「大丈夫すか、チャンピオン?」
立花「全然、大丈夫だよ。オマエ、なにジュニアタッグ(トーナメント)負けたの?」
小藤「負けました」
立花「バカみたいに負けやがって」
小藤「自分だって負けてんじゃないですか。チャンピオンのくせに負けてんじゃないですか、自分だって」
立花「チャンピオンだから負けちゃダメなの? そんなの誰がつくったんだよ、バカ。最終的にタイトルマッチで勝てばいいんだよ、バカ! 教えてやろうか、この野郎。防衛戦じゃなきゃ負けたっていいんだよ。(引き揚げながら)まあ、あれ以外も負けねえけどな!」
小藤「もう、うるさい!」
立花「オマエとやったって負けねえよ、何回やったって負けねえよ、ボコボコにしてやる今度!」
小藤「うるさい!」
立花「覚悟しとけ、今度!」
小藤「うるさい! うるさすぎる。去年1年越しのNEW AGE、一生懸命闘いたかったっすけど、ちょっと相手悪すぎないですかね?ボクは隣にいたジュニアチャンピオン、ちょっと視野に入れてこれからも闘っていきます。ありがとうございました」
<第4試合・セミファイナル>
スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負
〇綾部蓮 タロース vs 望月ジュニア ×木村和真

現在、開催中の『ゼンニチJr.タッグフェスティバル』に井上とのコンビでエントリーしている望月ジュニアが、DRAGONGATEの後輩である木村和真とコンビを結成し、現・世界タッグ王者の2メートルコンビと激突。木村は昨年8月にデビューし、ホームリングの3・3後楽園大会で自力初勝利を挙げたばかり。ちなみにタロースは年齢こそ34歳も、キャリアは4年4カ月とまだ“若手”の部類にある。
先発は木村とタロース。場内の「カズマ」コールの中、タロースは「このガキは誰だ!」と挑発し、ロープに詰める。木村は果敢に突っ込んでいくが、弾き返される。木村は担ぎ上げられるも後方に着地し、ヒザ裏にドロップキック。さらに望月とダブル・ショルダータックルを狙うが、ハネ返される。タロースから綾部にタッチ。綾部が上から振り下ろすようなエルボーを木村に見舞う。木村も逆水平チョップを返すが、エルボー一発で動きを止められる。再びタロースが出て来て、木村に串刺しボディーアタック連発からビッグブーツを浴びせる。相手チームにつかまり防戦の木村は、綾部の逆エビ固めも懸命にロープエスケープ。木村はタロースの突進をかわして、どうにか望月にタッチ。望月は得意の蹴りをタロースに畳みかけ、バックに回る。しかし、これはタロースが脱出して綾部にタッチ。綾部はハイアングルのボディースラムからフルネルソンの体勢。望月は脱出すると、ミドルキック、ジャンピング・ニーを突き刺して木村につなぐ。木村は綾部に逆水平チョップからスリーパーホールドで絡みつく。綾部は加勢に来た望月をビッグブーツで迎撃し、タロースとの連続攻撃で木村を追い込む。木村は望月のアシストも得て、綾部にワキ固め。さらに望月との連続攻撃から、コーナーから飛びついての腕ひしぎ十字固めで捕獲。綾部がロープエスケープ。綾部はエルボーで木村の動きを止めると、フルネルソンバスター。最後はアイアンメイデンで締め上げてギブアップを奪った。

<綾部&タロースのコメント>
綾部「初対戦の2人、DRAGONGATEの望月ジュニアと木村和真、まあ当然の勝利だ。ただ、ちょっと関節(技)は効いたかな。また絶望を味わいたければ、何度でも我々タイタンズ・オブ・カラミティの前に立ってくれ」
タロース「あの若者たちの蹴りは強烈だったし、彼らの実力を感じた。いつかまた彼らに会える日が来ることを信じているよ。でもいまは、俺たちが世界最大で最強のチームだ。タイタンズ・オブ・カラミティはここに立ち続ける!」
<望月&木村のコメント>
木村「アー、クソ。相手が2メートル超えとはいえ、DRAGONGATEを代表して来て、全日本プロレスに自分2連敗してるので、必ずやり返してみせます」
望月「おい、あんなデケぇ相手と闘うのはほぼ初めてだったけど、一発ぐらい蹴り顔面に届かせてやろうと思ったっすけど、いまいち効いてなかったですね。また全日本のヘビーともやらせてください」
<第5試合・メインイベント>
NEW AGE CHRONICLE-Z 6人タッグマッチ 20分1本勝負
×ライジングHAYATO 斉藤レイ 本田竜輝 vs 青柳亮生 斉藤ジュン 〇安齊勇馬

ファイナル興行のファイナルマッチは、全日本所属選手による6人タッグマッチ。大会プロデューサーのHAYATOはキャリア9年5カ月で10年目に突入し、青柳亮生は7年2カ月、本田竜輝は7年半、斉藤ブラザーズは4年9カ月、安齊勇馬は3年半とそれぞれキャリアを重ねている。“アツハヤ”コンビとして『ゼンニチJr.タッグフェスティバル』にエントリーしているHAYATOと亮生が敵同士となり、斉藤ブラザーズ対決は昨年6月以来、9カ月ぶりとなる。
各選手がそれぞれのテーマ曲に乗って登場し、最終入場はもちろんプロデューサーのHAYATO。ゴング前、レイから指名する形でジュンとの兄弟対決で試合開始。ロックアップは互いに譲らず、ショルダータックルも互角のぶつかり合い。レイは逆水平チョップからショルダータックルで倒すが、ジュンもすぐにビッグブーツを返す。それぞれタッチで、アツハヤ対決へ。スピーディーなリストの取り合いから、HAYATOがオーバーハンドチョップ。華麗なロープワークから、亮生がドロップキックを突き刺す。HAYATOもコルバタで亮生を投げ、飛び技のフェイントからポーズを決めると、レイ&本田も加わる。その後、両チームが派手な場外戦を展開する。
リングに戻り、亮生がつかまる展開。HAYATOがロープに飛ぶと、安齊が足を引っ張り、すかさず亮生が低空ドロップキックを見舞って形勢逆転。防戦の展開のHAYATOは、カウンターでジュンのヒザにドロップキックを見舞って、レイにつなぐ。レイがジュンに逆水平チョップからショルダータックル、ヒップドロップと畳みかける。ジュンも強烈なヘッドバットからエルボースマッシュを返して、亮生にタッチ。亮生はレイにドロップキックを連発し、「投げるぞ!」のアピール。ブレーンバスターの体勢に入るも、レイを持ち上げることはできず。亮生のチョップ連打を受け止めたレイは逆水平チョップ一発でなぎ倒して、本田にタッチ。本田は亮生に串刺しラリアット、さらにロープに詰めて「1、2、3、4!」。ファイナルベント狙いは亮生が切り返す。亮生がトラースキック連発も、本田もラリアットを返す。亮生は本田に飛びつきDDTを決めて、安齊につなぐ。
本田から代わったHAYATOは安齊にコードブレーカーから、グラウンドに引きずり込んで足を決める。さらにレイ、本田とともに連続攻撃を決めて、安齊を攻め立てる。安齊もHAYATOにニーアッパーからダブルアーム・スープレックス。両チームが入り乱れ、斉藤ブラザーズがド迫力のぶつかり合い。残り時間3分で、HAYATOと安齊がエルボー合戦。安齊はジャンピング・ニー連発でHAYATOを追い込み、ギムレット狙いはHAYATOが切り返してひとでなしドライバー。HAYATOがコーナーに上ると、亮生がカットに入り、雪崩式スパニッシュフライ。ジュンがチョークスラムを狙うと、HAYATOの味方のレイも加わって兄弟で高々と担ぎ上げてマットに叩きつける。さらにもう一人のパートナーの本田がHAYATOにファイナルベントを決め、最後は安齊がギムレットで勝利。プロデューサーでありながらも、HAYATOは味方からも痛めつけられるという散々な目に遭って3カウントを喫した。
試合後、まず安齊がマイクを手にして「素敵な大会終わらせたくないですよね?」と大会継続を示唆。「プロデューサーは面倒臭いので…」と後ろ向きの姿勢(!?)をのぞかせながらも「カッコいいお知らせができるように頑張ります」と新たな若手興行開催への含みを持たせた。
続けてプロデューサーのHAYATOがマイクを持ち、「俺の新しいライバルたちを探す」という当初の大会コンセプトを踏まえた上で、「去年、初めて参戦した(小藤)将太、俺たちの家族に、全日本プロレスの一員になって、それだけでも俺はこの『NEW AGE CHRONICLE-Z』やってよかったと思えたよ」と、大会の功績の一つとしてゼンニチジュニアの新戦力を輩出したことを挙げた。

そして、出場選手をリングに呼び込むと、一つの終わりを経て新たな旅立ちへの思いを込めるように「みんなで『翼をください」を歌おう』とまさかの提案。HAYATOは指揮棒を振りながら選手たちとともに『翼をください』を合唱。歌い終わると「ありがとう、バイバイ!」とファンに感謝を伝え、会場にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの『世界の終わり』が流れる中で集合写真を撮影し、『NEW AGE CHRONICLE-Z』の歴史に幕を閉じた。
<試合後の安齊、HAYATOのマイク>
安齊「最後の『NEW AGE CHRONICLE-Z』勝ったぞー! まずは感謝から…ライジングHAYATOプロデューサー、ありがとうございました。今日も含め、『NEW AGE CHRONICLE-Z』、皆さん楽しかったですか? 皆さんもこの大会、この興行、大好きですよね? そんな素敵な大会、終わらせたくないですよね? 今日プロデューサーから取った俺が次の…プロデューサーは面倒臭いので(場内からブーイング)。まあ、カッコいい俺のことだから、皆さんにカッコいいお知らせができるように自分なりに頑張ります。あとはプロデューサーにお任せしましょう」
HAYATO「(倒れた状態で安齊からマイクを向けられて)みんな、今日はありがとう。ちょっと待って…俺、みんなになんかした? (HAYATOがみずからマイクを手にすると、「ハヤト」コールが起こる。立ち上がろうとするも、やはり倒れ込んでしまう)みんな、今日は楽しんでもらえた?(大きな拍手が起こる)。じゃあ、いいや。今日で『NEW AGE CHRONICLE-Z』ファイナル。これを全7大会やってきて気づいたんだけど、本当に俺はみんなに支えられながらプロレスしてるんだなって。そしてみんな、ずっと応援してくれてありがとう。みんな思い返してみてほしいんだけど、この『NEW AGE CHRONICLE-Z』は、俺の新しいライバルたちを探すって言って始めたんだよね。去年、初めて参戦した(小藤)将太、俺たちの家族に、全日本プロレスの一員になって、それだけでも俺はこの『NEW AGE CHRONICLE-Z』やってよかったと思えたよ。本当にありがとう。今日、参戦してくれた全選手リングに来て(選手たちがリングに集結する)。みんな今日はありがとう。本当ならここでみんなにもお礼を言って終わるんだろうけど、俺はちょっとそういう湿っぽいのはキラいだから、ヤス、あれ持ってきて(練習生の矢野から“指揮棒”を受け取る)。よし、じゃあ最後、みんなで…今日は終わりじゃない、今日は新たな始まりだよ。だからみんなで、『翼をください』歌って終わろう。(みずから指揮棒を振って選手たちで合唱。歌い終わると)ありがとう、バイバイ!」

<各選手のコメント>
HAYATO「ありがとう。リング上でも言ったけど、俺のライバルを探すっていう、『NEW AGE CHRONICLE-Z』7回できて、本当にありがとう。7回やって、本来の目的であるライバル、小藤将太、所属に変わって、十分やり切った。でも、これは終わりじゃないからね。これが始まり。また、どこかで。Let’s Punk!」
本田「『NEW AGE CHRONICLE-Z』、今日でラストだ! ライジングHAYATOが素敵な若手興行で、とても素晴らしい経験になった。そして俺はこれからもプロレスラーとして、全日本プロレスで一番を狙うだけだ! シャッ!」
安齊「亮生さんがブーイングとかするから、ウソで言ったつもりが、俺やる流れになっちゃったじゃないですか、プロデューサー!」
亮生「やんないの?」
安齊「あんな重荷、ムリです、やらないです」
亮生「そういう流れかなって」
安齊「いや変なこと言うから、本当に青柳兄弟はってなってますよ」
亮生「すみません…」
安齊「勘弁してください。次の後楽園、そういうお兄ちゃんも含めやっと全員揃うから、全員ちゃんと見に来いよ! 本当にしっかりしてください」
亮生「すみません……そういうことだ!」
レイ「久しぶりにちょっとやり合ったな」
ジュン「楽しかったぜ」
レイ「今日は若手興行、最後の日ということで、楽しかった。そして3月15日、いよいよ世界タッグ戦があるな」
ジュン「世界タッグと言えば斉藤ブラザーズのモノだからな。綾部蓮とタロースは震えて眠るがいい。DOOM!」
レイ「DOOM!」