「チャンピオン・カーニバル2026」【開幕戦】4月12日(日)後楽園大会詳報&試合後コメント
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〈オープニング・入場式〉

46回目となる春の祭典「チャンピオン・カーニバル2026」が開幕。今年は2ブロック制による総当たりリーグ戦で全16選手がエントリー。最終戦となる5.17大田区総合体育館大会の決勝トーナメントでAブロック1位とBブロック2位、Aブロック2位とBブロック1位が激突し、同大会でそれぞれの勝者による優勝決定戦を時間無制限1本勝負で行い、春の栄冠を争う。入場式にはDRAGONGATEの菊田円を除く15選手が参加し、各選手が火花を散らしていた。
〈第1試合〉
世界ジュニアヘビー級選手権試合前哨戦 6人タッグマッチ 20分1本勝負
×立花誠吾 小藤将太 吉岡世起 vs 〇田村男児 大森北斗 佐藤光留

立花誠吾は、1,25幕張大会で悲願の世界ジュニアヘビー級王座獲得も、戴冠後は屈辱の連敗。「世界ジュニアチャンピオンなら、誰にも負けねぇ気持ち持ってやれ」と喝を入れた田村男児の挑戦表明を受け、6.18後楽園大会のタイトルマッチ(第73代王者の初防衛戦)が正式決定となった。立花が小藤将太&吉岡世起、田村が大森北斗&佐藤光留と組んでの前哨戦は、先発を買って出た立花と田村がロックアップして互いの力を確かめ合う。「ヘビー級の恐ろしさを教えてやるよ」とアピールした北斗が小藤を捕らえると、田村と佐藤を呼び込み北斗軍スペシャルへ。しかし北斗だけが叩きつけられてしまい、立花に「だからチャンカー出られねぇんだよ」と罵倒され、泣き出してしまう。吉岡と佐藤がバチバチやり合うと、立花と田村もエルボー合戦。立花がSTOで優勢となり、連続串刺し攻撃からスピア。カウント2で返した田村はエルボーの連打でダウンもデスバレーボムで反撃。トドメのパワーボムを狙ったが、立花は回転エビ固め、イケメン落としで切り返す。ヤンキーハンマーが空を切ると、田村が電光石火のラ・マヒストラルで、またもやチャンピオンから3カウントを奪ってみせた。

〈田村・北斗・佐藤のバックステージ〉
田村「世界ジュニア戦が決まり、前哨戦が始まり、その前から前哨戦が始まっている。今3連勝、勢いに乗っている。このまま行くぞ。このままやってやる。チャンピオン・カーニバル始まったけど、ジュニアも黙ってないから。それを証明するためにやっていくつもりだから。立花誠吾、そのベルトの重圧に耐えれるか?その世界ジュニアのベルトは重いんだ。そういうもんだ」
北斗「まぁ、こんな形になってしまったけど、俺は止まるわけにはいかないし、北斗軍も止まるわけにはいかない。どうしても前に進めない時はやるしかねぇだろ」
佐藤「見たか今日のナイスアシスト!北斗軍のリーダー・大森北斗がチャンピオン・カーニバル、リーグ戦をかき回すぜ」
北斗「やめろやめろ!」
佐藤「かき回すだろ?」
北斗「出てないんだよ!」
佐藤「大森北斗はこれが本番だ!なんだっけ?DかCブロック」
北斗「Cブロックね。オイ!Cブロック、てめぇら全員覚悟しておけよ。見とけよ!」
〈立花・小藤・吉岡のバックステージ〉
立花「クソ…、お前らのせいだよ」
吉岡「なに負けてんだよ」
小藤「普通に負けてる」
立花「普通に負けてるって、普通に呼んだのに普通に来なかったお前らは何なんだよ。普通におかしいからな」
吉岡「普通に多くて入ってこないよ」
小藤「普通に入ってこない」
立花「これだから馬鹿はよ」
吉岡「誰が馬鹿だ。大卒だぞ」
立花「俺、高卒だよ」
吉岡「馬鹿じゃねぇか」
立花「魂の問題だよ」
吉岡「チャンピオンでベルト持ってるのに、すぐ負けてるんじゃねぇよ。お前はエセチャンピオンだ。バーカ。言ってやれ」
小藤「バーカ」
立花「ぜんぜん心広いから俺。ああいう人たちより心広いし、ムカついてないよ。ただ、今度会ったとき後ろから襲うだけ。まぁ、そんなことは置いておいて、マジで俺、今日は絶対勝てると思った。あいつのパターンをちょっと読み違えてたな。ラ・マヒストラルだろ、あれ。あいつ、俺のときしか出さないな。なんだビビってんのか?でも、ちょっとマジで前哨戦3回やって3回負けてる。まずいこのままじゃ。勢いで押されている。ちょっと切り替える。前哨戦、これからだからよ。スイッチが切り替わった俺はすごいぞ。何がすごいかは、見てからのお楽しみだけどよ。楽しみにしておけ、このヤロー。あぁ~ん?」
〈第2試合〉
チャンピオン・カーニバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
〇斉藤レイ【1勝=2点】 vs ×羆嵐【1敗=0点】

「チャンピオン・カーニバル2026」の戦いは、昨年の覇者・斉藤レイ〈4年連続4度目の出場〉とGAORA TV王者・羆嵐〈2年連続4度目の出場〉のAブロック公式戦で幕開け。2024年9月の王道トーナメント1回戦では、レイがBBQボムで勝利している。激闘の春を体現するスーパーヘビー級バトルは、ゴングと同時に後楽園ホールを揺るがすような肉弾戦が繰り広げられ、力比べで意地を見せた羆嵐は豪快なスープレックス。場外戦ではレイのタックルを鉄柱に誤爆させ、150kgをアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げた。連覇を狙うレイもセントーンを回避。ヒップドロップ、串刺しラリアットと重爆ファイトを仕掛ける。羆嵐がボディスラムでやり返し、セカンドロープからのダイビング・セントーン。ラリアットで正面衝突すると、羆嵐が渾身の一発で打ち勝ち雄叫びを上げる。しかし、ブレーンバスターはレイがリバース。さらにレイはボディアタックを受け止めて張り手。逆にボディアタックで圧殺するとBBQボムが大爆発。羆嵐を討ち取り、史上4人目となる連覇へのスタートダッシュを決めた。

〈バックステージ〉
レイ「フォー!勝ったぜ!羆嵐ぶっ倒してやったぜ!去年と違っていいスタートを切ることができた。羆嵐、タフだったが、今日はしっかり俺がぶっ倒してやったぜ。まぁ、そしてだ。やっとチャンピオン・カーニバルが始まったわけだが、俺、今年で4回目なんだけど、毎年オープニングマッチ、必ず俺が出ている。まぁ、いいんじゃねえか。チャンピオン・カーニバル、オープニングマッチは斉藤レイ。いや、いいと思うぜ。とにかくこの調子で残りも全部勝って、今年も最後にあのドでけぇトロフィーを持って、ビールと一緒に乾杯してやるぜ。DOOM!フォー!」
羆嵐「最後なんだ?負けた?負けたのか俺?」
〈第3試合〉
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
×青柳優馬【1敗=0点】 vs 〇関本大介【1勝=2点】

サイラスのシリーズ全戦欠場を受け、最年少優勝記録保持者(2022年、26歳6カ月)・青柳優馬〈8年連続8度目の出場〉の緊急出場が決定。開幕戦は2016年に優勝を果たしている関本大介〈9年ぶり4度目の出場〉との対戦となった。10年前のシングルマッチ(2016年1月18日、D-RIZE新木場大会)では、関本がサソリ固めで勝利している。優勝経験者同士のBブロック公式戦は、関本が腕を締め上げながら優馬の動きをコントロール。優馬がドロップキックで応戦しても関本は分厚い肉体でぶつかっていく。アルゼンチン・バックブリーカーでリングサイドを歩き回り、自慢のパワーをアピールすると、リング上でも逆エビ固めでスタミナを削った。防戦一方の優馬だったが、串刺し攻撃を止めてミサイルキック。串刺しエルボーの連打からダイビング・ボディアタックを発射してフロントネックロックで絡みつく。優馬をエプロンに追いやった関本はタックルで場外に落とし、追撃のトペ・スイシーダ。鉄柵に頭から突っ込んで流血したが、大関本コールが発生した。カウント9でリングインした優馬に串刺しタックルからブレーンバスター。さらにセントーン、ボディプレスで追撃。コーナー最上段に上がると、優馬が下からドロップキック。雪崩式ブレーンバスター、ジャーマン・スープレックスを喰らってもすぐに立ち上がった関本は、ラリアットでシャットアウト。ぶっこ抜きジャーマンを切り返した優馬は丸め込みを連発。ラリアットで正面突破すると再びジャーマン。ロックスターバスターでも3カウントは入らない。THE FOOLは不発となり、関本がフルパワーのジャーマン。ラリアットでも優馬が沈まないとみるや、ビッグバンカタストロフィで15分超えの熱戦に終止符。勝ち点2をもぎ取った。

〈バックステージ〉
関本「ありがとうございました。ヨッシャー!まず開幕戦、いいスタートが切れた。青柳、昔と今、ぜんぜん違うな。恐ろしいよ。青柳優馬、恐ろしいレスラーだ。オイ、何回でもやってやる。コノヤロー。お前のエルボー効いたぜ」
〈第4試合〉
チャンピオン・カーニバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
×タロース【1敗=0点】 vs 〇真霜拳號【1勝=2点】

世界タッグ王者に君臨する“Titans of Calamity”のタロースがカーニバル初出場。初戦の相手は、2年連続5度目の出場で2AWタッグ王座を保持する真霜拳號とのシングル初対決となった。タッグチャンピオン対決は、真霜がグラウンドでの勝負をアピールすると、タロースは怪力で持ち上げてハイアングル・ボディスラム。真霜もビッグブーツを読んでドラゴンスクリューを決めて足攻めを仕掛けていく。真霜がエプロンから放った蹴りは、タロースが受け止めて荒々しく叩きつけ、リングに戻ってもサイドウォークスラム、串刺しボディアタックと進撃が続く。ビッグブーツをかわした真霜は、スクールボーイからヒザ十字固め。そこからクロス式レッグロックに移行したが、抜け出したタロースのビッグブーツを被弾する。一気に畳みかけたタロースがチョークスラムを狙うと、切り抜けた真霜はサミングから腕をロックしての丸め込みでカウント3。勝負タイムは7分31秒。頭脳プレーで巨人狩りに成功した。

〈バックステージ〉
真霜「やったぞ、オイ。一番身長のあるヤツから1・2・3。文句なしだろ。あのデッカい体をよ、こうやって、こうやって、折り畳んでやったぜ。ダメージとか知らねぇよ。勝ちゃいいんだ。勝って勝って、このデカいヤツらが揃ったリーグ戦、俺が勝ち残ってやる。俺が優勝だ」
〈休憩前〉
1.3後楽園ホール大会で覆面レスラー・KURAMAとして世界ジュニア王座に挑み、練習生として全日本プロレスに入団した矢野安崇がリングイン。5月17日の大田区総合体育館大会で再デビューすることを報告すると、会場のファンからは温かい拍手と矢野コールが送られた。
〈矢野のマイク〉

矢野「全日本プロレス練習生の矢野安崇です。5月17日、大田区大会で再デビューすることが決定しました。全力で頑張ります!応援よろしくお願いします」
〈第5試合〉
8人タッグマッチ 20分1本勝負
〇宮原健斗 本田竜輝 青柳亮生 ライジングHAYATO vs オデッセイ 芦野祥太郎 MUSASHI ×井上凌

休憩時間明けの8人タッグマッチでは、チャンピオン・カーニバル2026のAブロックにエントリーしている三冠ヘビー級チャンピオン・宮原健斗とオデッセイが直接対決。両者の公式戦は、4.23新宿大会でおこなわれる。MUSASHIが芦野&オデッセイとHAVOCポーズを決めて入場すると観客にHAVOCコールを煽る。先発で亮生と対峙したMUSASHIは高速のバトルでファンを魅了も、ドロップキックを被弾して出鼻をくじかれる。それでも井上が盛り返すと、場外のアツハヤにノータッチ・トペ・コンヒーロをクリーンヒットさせた。HAVOCは南側客席通路になだれ込み、宮原と本田を衝突させるなど大暴れ。宮原とオデッセイの前哨戦では、宮原がフロントハイキックを放てば、オデッセイも全体重を浴びせるラリアット。優勢となったオデッセイは腰をくねらせるポーズから串刺し攻撃を決め、助けに入った本田もまとめてサイドバスターで叩きつけていった。オデッセイのリフトアップから芦野がジャーマン。MUSASHIがエストレージャフトゥーロを放つと、井上がレッグラリアット、バズソーキックで金星奪取へ突き進む。ローンバトルを強いられた宮原だが、パートナーに救われると、アツハヤのダブル・ハウザーインパクトから一気にシャットダウン・スープレックス・ホールド。あっという間に3カウントを奪うと、コーナーに上がり三冠ベルトを誇示した。

〈宮原・本田・亮生・HAYATOのバックステージ〉
宮原「チャンピオン・カーニバル、いよいよ始まったな。すさまじい熱気だ。チャンピオン・カーニバルの開幕戦にして、もうこの熱気だ。待ち望んでいたんだよ、日本中のプロレスファンがチャンピオン・カーニバルを。さぁ、次は4月18日、話題の名古屋の会場だ。そして対戦相手は潮﨑豪だ。名古屋の話題の会場で話題の対戦カードだ。潮﨑豪、名古屋で勝負だ。4月18日だ!」
本田「よし!チャンピオン・カーニバル2026、開幕だ。俺は歴代最年少優勝目指して、このカーニバルに挑む。そして初戦は、4月18日名古屋でDRAGONGATEの菊田円。まぁ、そこの一戦だけは俺が全日本プロレスを代表して、お前のこと潰してやる」
亮生「始まりましたね、チャンピオン・カーニバル」
HAYATO「ひとつ言いたいことあるんだけど、アジアタッグいつやるの?」
亮生「オイ!といっても、どっちに言えば。全日本プロレスなの?ドラゲーなの?両方か?分かんねぇけど、アツハヤはいつでも行けるぞ。全日本さんとDRAGONGATEさん、なんか上手いことやって、さっさと組んでくれ。いや、さっさとじゃなくてもいいぞ。チャンピオン・カーニバル終わってからでもいいし、最中でもいい。いつでもいい。いつでもアツハヤは準備ができている。楽しみにしとけ」
HAYATO「いつでもやるよ。Let‘s Punk!」
〈芦野・MUSASHI・井上のバックステージ〉
芦野「オイ!俺は今何を思っているか。不信感だよ、全日本プロレスに対しての。チャンピオン・カーニバルにエントリーもされてねぇ。怒ってるよ。悔しいよ。じゃあ、ぶつけてやるよ。どの試合でも、チャンピオン・カーニバルの前座でも何でもいい。思いっきり芦野祥太郎のプロレスを思いっきりぶつけるだけだ。見返してやるよ。そうやってな、俺のプロレス人生始まってるんだよ。絶対に見返してやる」
MUSASHI「HAVOC!と言ってましたけど、俺はHAVOCじゃない、むーちゃんせーちゃんだ。今日限定のHAVOC!です。ただね、このチャンピオン・カーニバル、ジュニアですけど、何かアクション起こさないといけない。そのつもりで臨んでいます」
井上「クソ…、チャンカン始まって、全日本プロレスのヘビー級が戦うトーナメントなので、やっぱりどうしてもジュニアヘビー級、大人数の試合が多くなってくるけどさ、俺としてもゼンニチジュニアの一員だからさ、そこは舐められたくない。あと今日いたアツハヤ、このチャンカン中にいっぱい当たるだろ。俺は八王子の恨みもあるからさ、ここで一気に清算しようと思ってますよ。やってやるぞ!」
〈第6試合〉
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
×鈴木秀樹【1敗=0点】 vs 〇ザイオン【1勝=2点】

3年連続3度目の出場・鈴木秀樹と2年連続2度目の出場・ザイオンのBブロック公式戦。両者は昨年も同じブロックとなり、秀樹が丸め込みで勝利している。ゴング直後に緑のフェイスペイントを施したザイオンがスピアで先制。華麗な身のこなしで翻弄し、フルパワーでコーナーに叩きつけていく。秀樹もコーナーに詰めてボディにエルボーを連打、ぶら下がり首4の字固めとトップギア。場外戦ではザイオンがエプロンへのスラムが炸裂し、そのままリングに戻してキャメルクラッチで捕獲。脱出した秀樹が腕と足にストンピングを落とし、ネックスクリューからニードロップ。まさかの雪崩式フランケンシュタイナーが飛び出すと、ダブルアーム・スープレックスで仕上げにかかる。こらえたザイオンは鋭いエルボーで黙らせ、真っ逆さまに落とすThe Rundownからダイビング・ヘッドバットで秀樹を完全粉砕。昨年の借りを返し、開幕白星を飾った。

〈バックステージ〉
秀樹「飲み込まれました。強い。でも、まだここから。まだここから」
〈第7試合・セミファイナル〉
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
〇綾部蓮【1勝=2点】 vs ×斉藤ジュン【1敗=0点】

綾部蓮はタロースとのコンビ“Titans of Calamity”で世界タッグ王座を保持しており、3.15後楽園大会で斉藤ブラザーズの挑戦を退け3度目の防衛に成功。3.20八王子大会のシングル2番勝負でも、綾部が斉藤レイ、タロースが斉藤ジュンを撃破している。対ToCで連敗を喫したジュンは斉藤ブラザーズの逆襲を誓って春の祭典に臨んだ。綾部は3年連続3度目の出場、ジュンは4年連続4度目のカーニバル出場となる。両者は昨年の王道トーナメント1回戦(8.31神戸大会)でも対戦し、綾部が当時の三冠王者・ジュンをデスルーレットで葬った。
ニューコスチュームで登場した綾部がロープに押し込んで頭を撫でて挑発。タックル合戦を制して追撃を狙ったが、ジュンがフロントハイキックをかわして場外戦へ。鉄柵に叩きつけたジュンはファンの応援タオルを借りてチョーク攻撃。綾部も鉄柱、鉄柵に振り返して流れを変えると、先にリングに戻って昼寝ポーズ。ゴツゴツとしたエルボーを叩き込んだ綾部がボディスラムで叩きつけアイアン・メイデンへ。完成する前にエスケープしたジュンは、串刺しフロントハイキックを2連発。両者がのど輪を掴み合い、壮絶なエルボーのラリー。綾部の雪崩式ブレーンバスターが決まり、今度こそアイアン・メイデン。完璧に極まったが、ジュンの足がロープに届いた。デスルーレットを予告した綾部だが、踏ん張ったジュンがぶちあたり。15分経過。雪崩式ブレーンバスターをやり返したジュンは、抱え上げて落とすバックドロップ。ローリング・ラリアットでなぎ倒してジャックハマーに繫ぐもカウント2.9。Dying Lightの発射体制に入ったが、綾部がランニング・ネックブリーカードロップ、ドロップキックで逆襲。ジュンがスピアで突っ込んできても追撃を許さず投げっぱなしドラゴン。一撃必殺のデスルーレットで突き刺して完全決着。勝ち点2を獲得すると共に、斉藤ブラザーズ連続粉砕を成し遂げ、「チャンピオン・カーニバル、絶望に染めてやるよ」と初制覇へ怪気炎を上げた。
〈バックステージ〉
綾部「チャンピオン・カーニバル開幕戦、斉藤ジュン撃破だ。これで先月の世界タッグから斉藤レイとのシングル、そして今日の斉藤ジュンとのシングル合わせて、斉藤ブラザーズを完全粉砕だ。まあ、今の綾部蓮は誰も止めることができない。このチャンピオン・カーニバル、絶望に染めてやるよ」
ジュン「綾部蓮、言い訳は無しだ。今日の俺はお前より弱かった。ただそれだけだ。だが、必ず借りは返してやる。チャンピオン・カーニバルはまだ始まったばかりだ。DOOM!」
〈第8試合・メインイベント〉
チャンピオン・カーニバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
〇潮﨑豪【1勝=2点】 vs ×安齊勇馬【1敗=0点】

年始に全日本プロレス再入団を発表した潮﨑豪は、実に11年ぶり4度目のカーニバル出場。対する安齊勇馬は4年連続4度目のエントリー。両者は、2023年8月にプロレスリング・ノアのリーグ戦「N-1 VICTORY」でシングル初対決。その時は潮﨑が豪腕ラリアットで勝利している。ファンの優勝予想1位という期待を背負った安齊はニューコスチューム、潮﨑は新たな入場ガウンで決戦のリングに上がった。
2年8か月ぶりの一騎打ちは、じっくりと互いの進化を確かめ合うと、安齊がドロップキックをズバリ。場外にエスケープした潮﨑を追いかけてエルボーを打ち込んでいく。潮﨑がやり返そうとしても鉄柵を踏み台にしてのエルボーアタック。潮﨑は低空ドロップキックで流れを変え、鉄柵・鉄柱・エプロンを使ったニークラッシャー。非常なヒザ攻めで機動力を封じた。長い場外戦を経てリングに戻ると、潮﨑はリバースハーフボストンクラブ、左ヒザへの逆水平チョップで主導権。ミサイルキックで突破口を開いた安齊は、串刺しジャンピングエルボーからスロイダー。キレのあるドロップキックからジャーマンを狙ったが、決めさせない潮﨑がフライング・ショルダーからコーナーに詰めてマシンガンチョップ。何十発と喰らっても前に出続けた安齊は必死にエルボーで喰らいつく。投げっぱなしジャーマン2連発からジャンピング・ニーアタックも潮﨑がラリアットを叩き込んでダブルダウン。両者カウント8で立ち上がり、安齊がジャンピング・ニーアタック。ロープに振っての一発も決まり、試合を終わらせにかかる。潮﨑が抵抗しても再びジャンピングニー。さらにダブルニーアタックからギムレットで仕上げにかかった。潮﨑はフランケンシュタイナーで切り返すと、捻りを加えて叩きつける雪崩式ブレーンバスター。渾身のゴーフラッシャーはカウント2.9。リミットブレイクの体制に入ると、抵抗する安齊のヒザに豪腕ラリアット。テキサスクローバーホールドでギブアップを迫る。拷問を抜け出した安齊はバックドロップでぶん投げ、後頭部にヒザ。正面から顔面を射抜いてカバーも仕留められない。潮﨑がカウンターのラリアット。執念で立ち上がった安齊を豪腕ラリアットで一回転させる。安齊が驚異的な粘りを見せても、右ヒジのサポーターを外して、再び豪腕をフルスイング。限界を超えた一戦を制した。初優勝へ会心のスタートを切った潮﨑は、ファンの声援に感謝すると「チャンピオン・カーニバルの期間だけはHAVOC潮﨑豪じゃない。全日本プロレス潮﨑豪だ!」と宣言。春の祭典の熱気を11年ぶりに感じ、「このあとが楽しみだ。全日本プロレス、盛り上がっていこうぜ!」と叫んで開幕戦を締めた。
〈リング上のマイク〉

潮﨑「キツい…。まずは、これだけの歓声、これだけの応援、ありがとうございました。安齊勇馬、強いな。全日本プロレス、チャンピオン・カーニバル、約11年ぶりに帰ってきました。お客さんのこれだけの熱さ、これだけの盛り上がり、本当に感謝します。今日、初日だよ?初日でもこれくらいの声を上げてくる、本当に嬉しい。ありがとう。この歓声、みんなの声、みんなの想いに応えるよう、俺はひとつ、このチャンピオン・カーニバルの期間だけはHAVOC潮﨑豪じゃない。全日本プロレス潮﨑豪だ!まだ今日、始まったばかり。初日でこの熱さ。このあとが楽しみだ。全日本プロレス、盛り上がっていこうぜ!ありがとう!」
〈バックステージ〉

潮﨑「全日本プロレス、チャンピオン・カーニバル、まぁ初戦だから、初戦だから、初戦だから。安齊勇馬だから、安齊勇馬だから、キツかったのかな。こんなキツかったか。強くなったよ、クソー、チクショー、悔しい。あんなに強くなってる、悔しいよ。負けることはまったく、これっぽっちも考えてないけど、危なかったね。危なかった。強いよ。それ以上にチャンピオン・カーニバル、こんなに熱かったか。これだけの盛り上がり、これだけのお客さんのノリありましたか?俺がいない間11年間、コツコツコツコツ、コツコツコツコツと積み上げてきた、作り上げていった。これが全日本プロレスの強さなんだと思う。それを今日は物凄く感じました。勝ててよかったよ。以上」

安齊「チャンピオン・カーニバル2026開幕戦、今年の春は俺が勝つとか言って、コスチュームも変えて…。潮﨑豪、やっぱりすげぇ。めちゃくちゃ強かった。そして、めっちゃ面白かった。今日勝てなかったけど、俺の目標はあのでっけえトロフィーだ。この1敗で下を向くほど、だせぇ男じゃねぇから。今年の春、全部かっさらうのは俺だ。下向かねぇ。大田区まで突っ走るだけだ」