「チャンピオン・カーニバル2026」~株式会社瀬戸presents~4月18日(土)名古屋大会詳報&試合後コメント 全日本プロレス

「チャンピオン・カーニバル2026」~株式会社瀬戸presents~4月18日(土)名古屋大会詳報&試合後コメント

ニュース

 4・12後楽園大会にて開幕した『チャンピオン・カーニバル2026』第2戦の名古屋大会では、A・Bブロック合わせて6つの公式戦がおこなわれた。

<第1試合>
10人タッグマッチ 20分1本勝負
〇青柳亮生 ライジングHAYATO 小藤将太 真霜拳號 吉岡世起 vs 芦野祥太郎 大森北斗 ×井上凌 村瀬広樹 ジャック・ケネディ

 ジュニアヘビー級勢を中心に、さまざまなユニットがシャッフルされた10人タッグマッチ。先発は北斗と小藤。小藤がドロップキックから追撃を狙ってロープに飛ぶも、ケネディが足を引っ張る。北斗から村瀬にタッチ。相手チームにつかまった小藤は芦野の突進を迎撃し、正面飛びのドロップキックを放って真霜にタッチ。芦野と真霜がエルボー合戦。真霜のハイキックをかわした芦野がバックに回り、ジャーマンで投げ捨てる。それぞれタッチで井上と亮生の攻防。井上が打撃を軸に攻め込み、北斗&ケネディとともに北斗軍スペシャルを狙う。しかし、すっぽ抜けてしまい、北斗&ケネディによってマットに叩きつけられてしまう。両チームが入り乱れた中、亮生&HAYATOが井上に合体攻撃。HAYATOがプランチャで相手チームをまとめて釘付けにすると、リング上では亮生がファイアーバード・スプラッシュを投下して井上を仕留めた。試合後、井上は北斗&ケネディに担がれて退場。一方、亮生と真霜は互いに警戒しながらグータッチを交わした。

<亮生組のコメント>

亮生「やったぞ」

HAYATO「勝ったよ」

亮生「やったぞ、ついに。とんでもない人数の、新しい北斗軍か、あれは?」

HAYATO「北斗軍、強かったよ」

亮生「さらにパワーアップしてるな」

HAYATO「パワーアップしてる」

亮生「ホント、危なかった」

HAYATO「ほんの紙一重の差。強かった」

亮生「ギリギリだった。でも、ゼンニチ本隊はこのまま北斗軍には負けない。ゼンニチ本隊もお見逃しなく」

芦野「HAVOC! 1人でもHAVOC、やるしかねえ。HAVOCの残りのみんなは、チャンピオン・カーニバル、マジで頑張ってくれ。HAVOC」

<北斗組のコメント>

北斗「ジャック、久々だな」

ケネディ「(日本語で)ヒサビサダナ」

北斗「オマエは相変わらずナイスガイだ。ナイスガイで最高の仲間だ。でもよ、北斗軍がこれ以上もっと上に行くためによ、一つ俺たち決断しなければならないことがある。近々からそれを言うからよ、ちょっと将来の話をしよう」

井上「明日、大阪、今日は負けたけどな、明日また当たるんだろう? 明日、今日の分までぶちのめしてやるから」

村瀬「久しぶりだな全日本プロレス、覚えてるか? ここ名古屋では、東海では俺のことを知らない人はいないぐらい、俺は有名人だよ。その俺がこれからどんどんどんどん、じわじわと全日本プロレスに上っていくからな、よく覚えとけよ。今日はこれぐらいじゃ」

<第2試合>
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
〇綾部蓮【2勝=4点】 vs ×ザイオン【1勝1敗=2点】

 ともに初戦で白星を挙げている綾部蓮(斉藤ジュンに勝利)とザイオン(鈴木秀樹に勝利)による公式戦。シングルは昨年9月の『王道トーナメント』2回戦以来(綾部が勝利)2度目で、タッグにおいては昨年の『世界最強タッグ決定リーグ戦』優勝決定戦、今年1月の世界タッグ王座戦ともに綾部がザイオンを下している。

 じっくりとした立ち上がりから、ザイオンが打撃を軸に攻勢。綾部はカウンターのフロントキックでザイオンを迎撃し、串刺しビッグブーツからショルダータックル。ブレーンバスター狙いはザイオンが踏ん張る。綾部はカウンターでダイビング・ネックブリーカーを決めると、逆エビ固めで締め上げる。ザイオンはロープエスケープ。ザイオンは串刺しバックエルボー、綾部の突進をかわしてスピア。綾部もエルボーを返して、フルネルソンバスターもカウント2。デスルーレット狙いはザイオンが切り返してブレーンバスター。ザイオンが攻勢に出て、デスバレーボムで叩きつける。ザイオンがコーナーに上ると、綾部がデッドリードライブで放り投げる。綾部は正面飛びドロップキックから一気にデスルーレットで叩きつけて3カウントを奪った。綾部が初戦から2連勝を飾った。

<綾部のコメント>

綾部「当然の2連勝だ。ザイオンとは去年の9月以来、王道トーナメント以来のシングル。やっぱりザイオンとの闘いは楽しかった。今日は短期決着狙って、仕留めたつもりだよ。明日は大阪、鈴木秀樹。世界タッグのときのように、また葬ってやる」

<ザイオンのコメント>

ザイオン「先週のヒデキさんとの闘いのように、一気に関門を突破しようとしたが、アヤベはしっかり予習して、俺の動きを見ていたんだろうな。今日はアイツの準備が万端だった。アイツは素晴らしい選手だし、タイトルを持っているのも納得だ。アメリカに行ってクロケットカップも制覇したんだろ? アイツは絶好調だ。だが、一度火がついても、それはいつか必ず消える日が来る。今日はただの通過点だ。俺はこの経験から学び、もっと強くなる。このリーグ戦は俺が制覇する。自分のためじゃない。ほかの誰のためでもない、“ブラザー”のためにな」

<第3試合>
チャンピオン・カーニバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
×斉藤レイ【1勝1敗=2点】 vs 〇オデッセイ【1勝=2点】

 初戦で羆嵐を下している斉藤ジュンと、今一戦が公式戦初戦となるオデッセイによる初シングル。

 開始早々、両者は互いを引き寄せてエルボーの打ち合い。ショルダータックルで正面衝突し、それぞれ吹っ飛ぶなどド迫力の攻防を見せる。場外戦でもショルダータックルでぶつかり合って、互いに譲らない。タックルでレイをぶっ倒したオデッセイは踏みつけから、リングの角に相手をぶつけるなど攻勢に出る。リングに戻ると、レイが反撃に転じてボディープレスを連発。パワーボムの体勢はオデッセイがリバース。レイの突進をかわすと、串刺しラリアット。ラリアットの相打ちからレイがロープに飛ぶと、オデッセイがカウンターのクロスボディーアタック。レイもすぐにクロスボディーを返して、両者ダウン。ともに立ち上がると、レイがチョップで押し込んで、ショルダータックルをぶちかます。オデッセイもバックドロップを返すが、ジャーニーズエンド狙いはレイが切り返す。それでもオデッセイは強烈なラリアットでレイをなぎ倒すと、最後はセカンドコーナーからのダイビング・ボディープレスで3カウント。大型ファイター同士の闘いを制したオデッセイが、1勝目をゲットした。

<オデッセイのコメント>

オデッセイ「アイツも十分にデカいが、俺には及ばなかったな。俺がチャンピオン・カーニバルを制覇する、トロフィーは俺のものだ。

俺たちは、俺たちは、HAVOC!」

<レイのコメント>

レイ「オデッセイ、さすが200kgはデケぇな。久しぶりに自分より重いヤツとやったぜ。だが、いいか。今日はあくまでも、今日の勝ちだ。次はぶっ倒してやるぜ。あぁ、デケぇ」

<第4試合>
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
×鈴木秀樹【2敗=0点】 vs 〇関本大介【2勝=4点】

 初戦で青柳優馬との激闘を制して白星発進を飾った関本大介と、初戦でザイオンに敗れた鈴木秀樹の公式戦。かつて両者は大日本マットでベルトも懸けて対戦している。

 序盤、腕の取り合いを軸にじっくりとした攻防。グラウンドで関本が腕を決めにかかると、秀樹は首を取って応戦する。スリーパー狙いは関本が切り返して腕を取る。秀樹は絡みつくとスリーパーホールドからエルボースマッシュ。しかし、関本もすぐにドロップキックを返して、秀樹を場外に出す。トペの追撃は秀樹がエルボーで迎撃。秀樹は関本をコーナーに詰めて、ボディーにエルボー連発。さらにモンキーフリップからニードロップを投下する。ダブルアーム・スープレックス狙いは関本がリバース。関本は串刺しスピアからブレーンバスターで叩きつけ、セントーン、ボディープレスを投下する。アルゼンチン・バックブリーカーで担がれた秀樹はスリーパーで切り返すが、関本はこれを脱出するとアトミックドロップ。関本のラリアットをかわした秀樹はバックに回ると、ジャーマン・スープレックス、フルネルソン・スープレックス。関本もすぐに立ち上がって、ショートレンジ・ラリアットを返す。秀樹は関本の側頭部あたりにヒジを落とし、強烈な蹴り上げを連発。カバーはカウント2。スタンドのジャベで締め上げられた関本は強引に脱出すると、ショートレンジで右腕を振り抜く。関本は秀樹のドロップキックを食らうも、倒れることなくそのままラリアットを叩き込み、すぐさまビッグバンカタストロフィにつないで2連勝。一方の秀樹は2連敗となった。

<関本のコメント>

関本「よっしゃー! 勝ったぞ、おい。開幕から2連勝、このまま突っ走るぞ。このまま突っ走って、優勝まで行ってやる、この野郎。いいぞ、調子がー!」

<秀樹のコメント>

秀樹「見てもらった通りです。強いな、強い。何年前…わかんないな。むかしなんか、どうでもいいですね。今日勝たないとダメだ、いまが大事。2連敗したってことは、だいたい優勝しますよ。最初負けたら(優勝確率)70%ぐらい、2連敗したらあと全部勝つはず。プロレスだったら、普通。よく見たことある、小さい頃、プロレスで。だいたい2試合ぐらい負けたら優勝するから。これ優勝、優勝、優勝しちゃう」

<第5試合>
世界ジュニアヘビー級選手権試合前哨戦 6人タッグマッチ 20分1本勝負
〇立花誠吾 羆嵐 MUSASHI vs ×田村男児 安齊勇馬 タロース

 6・18後楽園大会で決まっている世界ジュニアヘビー級選手権に向けた立花誠吾と田村男児の前哨戦。4・12後楽園では挑戦者の田村がラ・マヒストラルで王者から3カウントを奪っている。

 先発は立花と田村で、互いに譲らぬ攻防を見せる。田村からタロースに代わると、MUSASHIが対峙。MUSASHIは高々と担ぎ上げられるも脱出して、「タイム!」と声をかけて、タロースに握手を求める。タロースが応じるとガットショットからコーナーに振ろうとするも、相手はビクともせず。それでもタロースの突進を迎撃して、コーナーからダイブするもキャッチされてしまう。タロースはMUSASHIを担いだまま立花、羆嵐を蹴散らして、さらに相手をマットに叩きつける。その後も防戦のMUSASHIは安齊に低空ドロップキックを決めて、羆嵐にスイッチ。羆嵐は安齊をボディースラムで叩きつけ、セントーンから串刺しラリアット。さらにセカンドコーナーからのダイビング・セントーンを投下する。アルゼンチン・バックブリーカーは安齊が脱出し、ドロップキックからベリー・トゥ・ベリーで投げる。エルボー合戦から安齊がカウンターのジャンピング・ニー。羆嵐も正面飛びドロップキックを返すが、安齊はラリアットをかわしてバックに回り、ジャーマンで投げ捨てる。

それぞれタッチで立花と田村の攻防。猛烈なエルボーのラリーを展開し、田村がカウンターのショルダータックルで倒す。立花はタロースの突進を田村に誤爆させる。羆嵐とMUSASHIが安齊とタロースを分断し、リング上は立花と田村の1対1。立花はローリング・エルボーで田村をグラつかせ、オリンピックスラム。ヤンキーハンマー狙いは田村が切り返してラ・マヒストラル狙いも、立花は脱出。立花は四つん這いの田村の側頭部にエルボーを叩き込み、すぐさまヤンキーハンマーにつないで3カウント。これまで田村に苦杯を舐め続けていた立花が一矢報いた。

<立花のコメント>

立花「1勝目だ、この野郎! 1勝目だ、1勝目。いま男児との前哨戦4試合やって、1勝3敗。ここからあと10試合ぐらいあんだろ? 結果的には11勝3敗ぐらいになるわけだ。ムチャクチャ楽しいよ。アイツ、ヤバいなぁ。でも、メチャクチャ楽しい、メチャクチャ充実感ある。この充実感、男児とじゃないと味わえねえな。もっとだ、明日も。(6月)18日までムチャクチャ長いぞ。2カ月あるからな。でも2カ月、もうタイトルマッチとか気にせず、体も心もすり減らして、とんがらせた状態で試合しようぜ、この野郎。あぁん?」

MUSASHI「タロース、俺はなタッグでオマエに勝ってんだよ。シングルで俺はオマエに勝つ!」

羆嵐「チャンピオン・カーニバル始まって、なかなか前哨戦ができない中、しっかりと安齊とタロースと絡めて、今日はとても有意義な試合でした。俺がやることは一つだからよ。明るく、楽しく、激しい、GAORA TVチャンピオン羆嵐のプロレスで、プロレスLOVEで一人ひとりの敵を真っ向勝負でぶち倒して、チャンピオン・カーニバル制覇するだけだ。タロース、オマエも担いでぶん投げて、圧殺してやる。もちろん安齊、オマエもだ。しっかり叩き潰してやるからな。GAORA TVチャンピオン羆嵐だ、ハァァー! 羆嵐から目を離すな」

<田村組のコメント>

田村「負けたー! 負けた。3勝1敗、前哨戦はまだまだ続く。体がもつかは分からない。なくなっちゃうかもしれない。すり減っちゃうかもしれない。それでも6月まで、このままやり続ける。やるだけだよ。見ててください」

安齊「名古屋大会、ありがとうございました。今日組んだタロースも羆嵐も、同じブロック。チャンピオン・カーニバル、先のことは一切、考えてねえな。いま考えてんのは明日、大阪、宮原健斗。まだ公式戦、1試合しかしてないけど、いまだ勝ち星なし。さすがに2連敗はやべぇだろ。満員の大阪で、俺が三冠チャンピオンから勝ち星挙げてやるよ。今年の春は俺のもんだ。ありがとうございました」

<タロースのコメント>

タロース「どんな形であれ、負けるのは決して気持ちのいいものではない。MUSASHIさんに負けるのは、どんな形であれ絶対に許せない。MUSASHI、オマエの声が聞こえていないとでも思っているのか? 俺はいつでも、シングルマッチでオマエと闘う準備ができたら、いつでも受けて立つぞ。だが、それまでは明日の試合に集中しなければならない。チャンピオン・カーニバルのAブロックで潮﨑豪と対戦する。このまえの彼と安齊の試合を見たが、明日もとんでもない激戦になることを確信している。俺は待ちきれない」

<第6試合>
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
×斉藤ジュン【2敗=0点】 vs 〇青柳優馬【1勝1敗=2点】

 ともに初戦で黒星を喫している斉藤ジュン(綾部に敗北)と青柳優馬(関本に敗北)の公式戦。シングルは昨年2&8月の三冠ヘビー級王座戦、2023年のカーニバル公式戦ともにジュンが勝利している。

 序盤、ジュンは場外戦で優馬を痛めつける。優馬もジュンを鉄柵に振り返して反撃態勢を取ると、リングに戻っても攻勢に出る。防戦のジュンは優馬のブレーンバスター狙いを踏ん張り、突進を迎撃すると串刺しバックエルボー、串刺しビッグブーツと畳みかける。さらに滞空式ブレーンバスターを決めると、チョークスラム狙い。これは優馬が踏ん張り、カウンターのドロップキック。突進を迎撃し、セカンドコーナー、トップコーナーからのミサイルキックを連弾。続けてエンドゲームで締め上げるが、ジュンがロープエスケープ。優馬がコーナーに上ると、ジュンがとらえて雪崩式チョークスラム。正調チョークスラム狙いは優馬が切り返して、巧みに丸め込む。優馬がフロント・ネックロックで絡みつくも、ジュンがブレーンバスターで切り返し、さらにショートレンジ・ラリアット。Dying Light狙いは優馬が切り返して、横入り式エビ固め。レッグロールクラッチ・ホールドもカウント2で返された優馬だが、トルネードDDTからダイビング・エルボードロップを連発。再びエンドゲームで捕獲し、グイグイと締め上げると、レフェリーストップが試合を止めた。苦しみながらも1勝目をゲットした優馬は何度も両腕を突き上げて喜びを表し、四方に一礼してからリングを下りた。

<優馬のコメント>

優馬「1勝、つかんだ。斉藤ジュン相手に勝ったんだ、ありがたいね。しかし斉藤ジュン、なんか痛々しいテーピングして来てたけど、大丈夫なのか? 運のない男め。そう考えたら、俺、青柳優馬はサイラスが欠場して棚からボタ餅、チャンピオン・カーニバル出場を決めた。そして今日の勝利は斉藤ジュンが前の試合でケガをしているということで、これもほぼほぼ棚からボタ餅勝利と言っても過言ではないだろう。もうこれ、俺にキテるぞ。運は我にありだ。これは棚ぼた出場、棚ぼた勝利、棚ぼた優勝、間違いなし!」

※ジュンはノーコメント

<第7試合・セミファイナル>
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
×本田竜輝【1敗=0点】 vs 〇菊田円【1勝=2点】

 ともに公式戦初戦となる本田竜輝と菊田円による公式戦。昨年のカーニバルでは最終公式戦で激突し、本田が勝利を収めている。

 序盤、本田がショルダータックルで菊田を場外に出す。本田は場外で菊田を鉄柱に叩きつけ、さらに右腕を取って鉄柵を利用して締め上げる。菊田は右腕の痛みをこらえながら反撃に転じ、鉄柵際で座り込む本田めがけてヒッププレスを見舞う。ようやくリングに戻ると、菊田が本田をコーナーに詰めて後頭部にエルボー。本田のエルボーを受け止めると、強烈な逆水平チョップ。防戦の本田は菊田をブレーンバスターで叩きつけて反撃し、スピアを決めると右腕をとらえて絞り上げる。菊田は右腕の痛みに顔を歪めながらも、後ろ回し蹴りのような形で本田の側頭部を蹴り上げ、コーナーに詰めると逆水平チョップを連発する。さらにコーナーに乗せると、雪崩式ブレーンバスター狙い。これは踏ん張られるも、菊田はコーナーの本田にフロントキックをぶち込み、宙づり状態の相手にヒップアタック。

場外戦に移行し、菊田がパワーボムの体勢も本田がリバース。リングに戻ると両者は串刺しラリアットを打ち合い、エルボー合戦。本田は菊田の突進をかわして、相手の後頭部にラリアット。投げ捨てジャーマンから追撃を狙うも、菊田がカウンターのヒップアタック。消耗戦となる中、エルボーのラリー、ラリアットの相打ち。本田はお株を奪うローリング・ラリアットから正調ラリアットを叩き込むもカウント2。ファイナルベント狙いは菊田が切り返し、背中を向ける相手の後頭部にヒップアタックをぶち込む。さらに本田をコーナーに詰めて後頭部にエルボー連打。スリーパーホールドで捕獲するとグルグルと回してみせる。ラリアット狙いは本田がワキ固めで切り返そうとするが、菊田は左腕を振り抜いて強引に脱出。すぐさま走り込んでのラリアットも決めるもカウント2。ならばとローリング・ラリアットをぶち込んで、粘る本田を仕留めた。

<菊田のコメント>

菊田「おい、全日本プロレス、いや本田竜輝、去年のチャンピオン・カーニバルの借りは返したぞ。まあ、オマエなんかな、借りどうこうで済む話じゃねえんだ。オマエが立てなくなるまで、いつでもどこでも、オマエをぶっ飛ばしてやる。いつでもどこでも、だ。最後に言っとくぞ、この俺がドリームゲートチャンピオンだ、菊田円だ」

<本田のコメント>

本田「菊田円、もう一回だ、もう一回やらせろ! クソッ」

<第8試合・メインイベント>
チャンピオン・カーニバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
×宮原健斗【1敗=0点】 vs 〇潮﨑豪【2勝=4点】

 開幕戦(4・12後楽園)のメインイベントで安齊勇馬との一戦を制して11年ぶりのカーニバルで白星スタートを切った潮﨑豪が、現三冠ヘビー級王者の宮原健斗との公式戦に臨む。昨年10月の三冠王座戦では敗れている潮﨑としては、初戦勝利の勢いのままに半年ぶりの一騎打ちを制して価値ある2勝目をゲットしたいところ。一方、自身2度目となる三冠王者としての優勝を目指す宮原も公式戦初戦で白星を挙げ、幸先のいいスタートを切りたい。

 グラウンドを軸にじっくりとした立ち上がりを見せる。潮﨑をロープに詰めた宮原は離れ際に平手チョップ。さらにフロントキックを打ち込んで潮﨑を場外に落とすと、場内から「ケント」コール。場外戦で宮原が攻勢に出る。入場花道上で宮原がブレーンバスターを狙うも、これは潮﨑が切り返してDDTを決める。潮﨑はお返しとばかりに場外で派手に宮原を痛めつけ、場外マットをはがした場所でDDTも放つ。首にダメージを負った宮原に対して、潮﨑はリングに戻ってもDDT、フェースロックと攻撃を仕掛けていく。防戦の宮原はヒザへの低空ドロップキックから反撃態勢。串刺しエルボーからブレーンバスター狙いも、潮﨑はエプロンに着地。すかさず宮原はフロントキックで潮﨑を場外に落とし、エプロンでパイルドライバーを狙う。潮﨑が脱出して、逆にエプロンでブレーンバスターを狙う。今度は宮原が切り返して互いにエプロンでの攻撃を狙い合う。最終的には宮原をリバースで持ち上げた潮﨑が尻もちをつくようにして、相手の首をエプロンマットにめり込ませた。大ダメージの宮原は場外カウント9でリングに戻る。

潮﨑は走り込んでのケサ斬りチョップからコーナーに詰めて逆水平チョップ連打。宮原もエルボーを返していき、互いに意地を張り合う。宮原が投げっぱなしジャーマンを決めると、潮﨑はレフトハンドのラリアットを返す。宮原のブラックアウトをキャッチした潮﨑は、強烈なエルボーで相手にヒザをつかせて、フェースロックに移行。ジリジリと締め上げてギブアップを迫り、相手がグッタリとしたところでカバーに入るもカウント2。ゴーフラッシャー狙いは宮原が首固めで切り返し、カウント2で返されると同時にブラックアウトを叩き込む。シャットダウン・スープレックス狙いは潮﨑が脱出。潮﨑は突進した宮原にカウンターでトラースキック。そして、コーナー上で宮原をとらえて、ひねりをくわえたブレーンバスター。ゴーフラッシャーはカウント2。豪腕ラリアット狙いは宮原がカウンターのスタンド式ブラックアウトで迎撃。追撃のブラックアウトからシャットダウン・スープレックス狙い。潮﨑はどうにか脱出すると、走り込んできた宮原に右腕を振り抜くがカウント2。ならばと右腕のサポーターを外して豪腕ラリアットを見舞って、3カウントを奪った。

 現三冠王者を下して公式戦2連勝を飾った潮﨑は、「アイツが築いてきた歴史、アイツが積み上げてきた記録。しっかりと勝ちました。アイツの全日本プロレスを愛する気持ち、皆さん感じましたよね?」と宮原への敬意を示すマイク。さらに「全日本プロレスに潮﨑豪が戻って来たこと、選手のみんな、スタッフのみんな、そして皆さんで全日本プロレス」と、全日本の一員としての自覚と結束をにじませるアピールをおこない、最後は韓国のアイドルグループ・BTSばりに「Make some noise!」と叫んで観客を煽り、開幕戦に続いて大会を締めた。

<潮﨑のマイク>

潮﨑「(「シオザキ」コールの中)Make some noise! ここ名古屋、ありがとう。前回、健斗とやったシングルから、そこから約半年。強いな。この闘いを通して、アイツが築いてきた歴史、アイツが積み上げてきた記録。しっかりと勝ちました。アイツの全日本プロレスを愛する気持ち、皆さん感じましたよね? そして、それ以上に(四方に手をかざして)たくさんの応援をありがとう。全日本プロレスに潮﨑豪が戻って来たこと、そしてこの会場にいる選手のみんな、スタッフのみんな、そして皆さんで全日本プロレスだと思ってます。これからもこのリングを、そして全日本プロレスを盛り上げてください。皆さん、声出せる?(と何回か聞く)。OK、いくよ、全日本プロレス……Make some noise! 騒げー!(歓声の中で)ありがとう、大好きです」

<潮﨑のコメント>

潮﨑「きっつ、きっつ…。チャンピオン・カーニバル2026、2つ目。2つ目。これ、第2戦で、2つ。まだ続くよ。全日本プロレス『チャンピオン・カーニバル』は、激しい、厳しく、楽しい、そして激しい闘いはまだまだ続いていきますよ。全日本プロレスを感じますよ。アイツの、宮原健斗が積み上げてきた歴史、そしてアイツの強さ、熱さ、すべて今日来たファンのみんなはつかんでたんじゃねえかな。これが全日本プロレスだね。その男に勝てた、ほんの紙一重だよ、本当に。俺は、まだまだ続くチャンピオン・カーニバル、全日本プロレス『チャンピオン・カーニバル2026』、まだ狼煙にすぎないよ。ここから今日の闘い、今日の勝利で勢いは俺についてる。この闘いの輪からは抜け出せない、さらに俺が加速させていく。全日本プロレス、いいね」

<宮原のコメント>

宮原「終わった? おい、俺がいまここにいるってことはよ、終わったのか?  おい、終わったのか? おい、俺が今日闘った相手、誰だよ。誰だよ?(潮﨑豪選手です)。終わったの? 潮﨑豪? えっ、アイツに負けたってことか、今日、俺は? えー…今日は5月17日か? 4月? ファイナルじゃないのか、今日は? 5月17日、ここ大田区総合体育館じゃないのか? 違う? 最後じゃない? じゃあ、今日はなんの日だよ。(公式戦初戦です)初戦?まだ、始まったばかりじゃねえかよ。よかった5月17日じゃなくて。潮﨑豪への負けなんて認めるわけねえだろ。アイツに負けたことだけは認めんぞ。今日、どんな形で終わったか知らんが、潮﨑豪への負けだけは許さん。いま聞いたところによると今日、俺は開幕戦(初戦)っていうことだ。っていうことは、まだ始まったばかりだ。今日、ここはどこだ? (名古屋です)そうだ、名古屋のみんながパワーをくれた。そして明日はどこだ?(大阪です)そういうことだ。大阪に行くんだよ、明日は。チャンピオン・カーニバルは始まったばかりだ。今日終われば明日が来る、そう名古屋が終われば大阪が来る。明日は大阪のみんなが俺を待ってるんだ。今日の負けは認めん。潮﨑豪への負けだけは認めん。ただ、チャンピオン・カーニバルは始まったばかりということだ。今日はファイナルじゃなくてよかったよ。明日からまた、明日は大阪で安齊勇馬か。もう、安齊勇馬、もう次の対戦相手が思い浮かぶ、これがチャンピオン・カーニバルの熱だ。明日は大阪、関西のファン、俺を大『ケント』コールで迎えてくれ。今日は負けたらしいからな」