「チャンピオン・カーニバル2026」~ファンテック株式会社presents~4月19日(日)大阪大会詳報&試合後コメント
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春の祭典「チャンピオン・カーニバル2026」第3戦となる大阪・梅田スカイビル ステラホール大会。Bブロックにエントリーしている斉藤ジュンが前日の試合で右目を負傷したため、今大会を欠場。これに伴い、今大会で予定されていたジュンvs菊田円の公式戦はジュンが不戦敗となり、菊田に勝ち点2が入った。ジュンの今後の試合に関しては、精密検査を行い、その結果次第で出場可否を判断する。
〈第1試合〉
6人タッグマッチ 20分1本勝負
〇斉藤レイ MUSASHI “ミスター斉藤”土井成樹 vs ×大森北斗 他花師 ザイオン

オープニングマッチは、斉藤ブラザーズの斉藤レイ&“ミスター斉藤”土井成樹にMUSASHI、北斗軍の大森北斗&他花師にザイオンが加わった6人タッグマッチ。斉藤ブラザーズと入場したMUSASHIは何度もDOOMポーズ。先発でザイオンと対峙すると土井と息の合った連携を決めるが、DOOMにこだわりすぎてブレーンバスターをリバースされた。2か月ぶりの参戦となった他花師は地元でクリーンファイトを宣言した直後にMUSASHIに鼻水を噴射。暴走を続ける他花師をレイが強烈なチョップでお仕置きした。しぶとい他花師は地獄突きの乱れ打ちからレイにチャンピオン・カーニバル2019(延髄斬り)。ザイオンがコーナー上のレイに一撃喰らわせると北斗軍スペシャルを予告。失敗に終わるとザイオンが土井のプランチャを受け止めたがMUSASHIが追撃ダイブ。リング上ではレイが北斗に強烈な張り手。さらにクロスボディアタックで圧殺して3カウント。試合後もMUSASHIはDOOMポーズで仲間であることを強調していた。

〈斉藤ブラザーズ&MUSASHIのバックステージ〉

土井「斉藤ジュンが欠場発表された、その矢先にあんた何あれ?」
MUSASHI「なにが?」
土井「勝ったのはええよ!勝ったのはええけど、あれ何?」
MUSASHI「準備できてますよ!」
土井「何の準備?おかしい、おかしい」
MUSASHI「いつでもDOOMの準備できてます!」
土井「まさか斉藤ジュンの代わり?」
MUSASHI「当たり前でしょ!緊急事態でしょ!そういう時は俺でしょ!」
土井「大丈夫です。セニョールもいますし、数は大丈夫です」
MUSASHI「準備はできてます!」
レイ「むーちゃん、NO!ダメだ!」
MUSASHI「なんだよ!“ミスター斉藤”MUSASHI、これダメか?」
土井「ぜんぜん斉藤ちゃうやん。MUSASHIやん」
MUSASHI「斉藤じゃないとダメなのかよ!気持ちが斉藤じゃダメなのかよ!」
土井「困りますよ。あんた、吉岡とタッグでしょ」
MUSASHI「それはそれ!」
土井「このあいだもHAVOCになりきって、今日も斉藤ブラザーズになりきって、やりたいだけやん」
MUSASHI「なんだ、その言い方!オイ!じゃあ誰もがDOOMできると思ってるんですか?見てください、この全力のDOOM!見てよ!」
土井「(レイが)怒ってるから、向こうで話しよう」
レイ「まぁとにかく、今日しっかりと勝った。そしてだ、兄・斉藤ジュンは今日の試合を欠場が発表された。オイ、プロレスラーは超人だ。みんな心配するな。すぐ戻って来るぜ。DOOM!」
〈北斗軍のバックステージ〉

他花師「リーダー、どうした?」
北斗「他花師、北斗軍このままじゃ干されて終わりになっちまう。」
他花師「ホワイ?」
北斗「これ以上、干しようがないくらい今干されている」
他花師「カピカピ?」
北斗「もう、とんでもないいことになっている」
他花師「あれか?居酒屋で出てくるエイヒレみたいな感じか?」
北斗「もっともっともっと」
他花師「もっとか。水分ないぞ」
北斗「だから俺たちはもう。今、変わらなきゃいけない。他花師の釈羅不も、もっと磨かなきゃいけない。愛澤のシャンパンも、もっと磨かなきゃいけない。ジャック・ケネディも、もっと磨かなきゃいけない。ということで、ちょっと北斗軍の未来について話し合おう」
〈第2試合〉
チャンピオン・カーニバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
×羆嵐【2敗=0点】 vs 〇オデッセイ【2勝=4点】

GAORA TV王者の羆嵐は開幕戦(4.12後楽園大会)で前年覇者・斉藤レイに敗れて黒星スタート。初出場のオデッセイは4.18名古屋大会でレイをダイビング・ボディプレスで沈めて初戦白星を飾った。日米スーパーヘビー級対決となったAブロックのシングル初対決は、のっけから迫力のあるロックアップ。重戦車のような2人がぶつかり合うと、オデッセイが意表をついたヒザ蹴り。羆嵐もドロップキックで応戦してエプロンから場外のオデッセイ目掛けクロスボディ。184kgをボディスラムで叩きつけセントーンを投下すると、串刺しラリアット、セカンドロープからのセントーンと畳みかける。2度目のトライでアルゼンチン・バックブリーカーを決めてバックフリップ。カウント2.8で返したオデッセイは、Journey’s Endで試合をひっくり返すや、一気にダイビング・ボディプレス。GAORA TV王者を飲み込んで2戦2勝となった。

〈バックステージ〉

羆嵐「クソー…2連敗か。チクショー…、一撃一撃が違いすぎるな。クソ…、ハンパじゃない…、でもアルゼンチンで担いだよね?やってできないことはない。相手が200kgあろうが300kgあろうが俺は持ち上げて投げるよ。クソ…、悔しいな。オデッセイ、俺は勝手に新たなライバルだと思ってる。向こうはどう思ってるか知らねぇけど。これだから全日本プロレスは面白ぇな。2連敗したけどよ、ここから巻き返せばブロック上がれるだろ?今年は結果を求めてんだよ。残り全員、5人か?6人か?全員なぎ倒してやるからな!ハー!」
〈第3試合〉
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
〇本田竜輝【1勝1敗=2点】 vs ×青柳優馬【1勝2敗=2点】

26歳3カ月での最年少優勝記録更新を宣言した本田竜輝と2022年に26歳6カ月で最年少優勝を飾った青柳優馬のBブロック公式戦。本田は初戦となった4.18名古屋大会でDRAGONGATE・菊田円に敗北。サイラスの欠場でスクランブル出場となった優馬は開幕戦で関本大介に敗れたものの、2戦目は斉藤ジュンに勝利して、1勝1敗という状況。過去のシングルで5勝2敗と優馬を圧倒している本田は、反則カウント1・2・3・4!で先手。反撃を狙う優馬を場外に落として鉄柱やエプロンに顔面を叩きつけていく。DDTで悪い流れを断ち切った優馬はリングに戻るとパイルドライバー。串刺しジャンピングエルボー、ブーメランクロスボディ、ダイビング・ボディアタックからフロントネックロックで絡みついた。エンドゲームに移行される前にエスケープした本田はカウンターのスピア。激しい消耗戦となり、優馬がバリエーション豊かな丸め込み。ロープを駆け上げってのスイングDDTからコーナー最上段。追いついた本田は雪崩式ブレーンバスターを決めてエクスプロイダー。優馬のラリアット、スピンキック、ロックスターバスターという波状攻撃を執念のクリア。ラリアット2連発でねじ伏せると、勝利の方程式・ファイナルベントが大爆発。紙一重の攻防を持ち前の爆発力で制して勝ち点2を掴み取った。

〈バックステージ〉

本田「どんなもんじゃい!どんなもんじゃい!青柳優馬から勝った!素直に嬉しい!嬉しい!これで勝ち点2。次は4月23日、新宿FACEで鈴木秀樹だよ。1・2・3・4!」

青柳「チキショー…チキショー!あー負けた!チキショー…」
〈第4試合〉
チャンピオン・カーニバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
〇鈴木秀樹【1勝2敗=2点】 vs ×綾部蓮【2勝1敗=4点】

世界タッグ王者に君臨する綾部蓮は開幕戦で斉藤ジュン、4.18名古屋大会でザイオンを破り会心の2連勝。対する鈴木秀樹は、開幕戦でザイオン、2戦目で関本大介に敗れており、対照的な星取り状況だ。注目のシングル初対決は、綾部が頭を撫でようとすると秀樹は強烈な張り手。綾部も張り返して会場に殺気が充満する。場外戦で優勢となった綾部はカウント9ギリギリまで痛めつけ重いエルボーを打ち付けていく。ロープ際で放ったビッグブーツをかわされると、秀樹がボディへのエルボー。綾部もランニング・ネックブリーカードロップ、串刺しフロントハイキックを決めたが、秀樹はドラゴン・スープレックスを丸め込んでドロップキックの連射から腹部を蹴り上げる。綾部がフルネルソンバスターで叩きつけデスルーレットの体制。切り返した秀樹はスリーパーで絡みつく。スタミナを奪ってダブルアーム・スープレックスを狙ったが、綾部が耐え抜きエルボー合戦。デスルーレットを決めさせない秀樹が、ボディをエルボーで打ち抜くとヨーロピアンクラッチでカウント3つ。職人技で大巨人の進撃を止め、3戦目で初日を出した。


〈バックステージ〉

秀樹「優勝!優勝!優勝!昨日言った通り2連敗、そしたら優勝確率100%!100%!今日キッチリ、綾部蓮から勝っちゃったからよ。まだ、じゃないな。一生アイツは俺に勝てなくしよ。このあとも」
〈第5試合〉
世界ジュニアヘビー級選手権試合前哨戦 8人タッグマッチ 20分1本勝負
〇立花誠吾 青柳亮生 ライジングHAYATO 吉岡世起 vs ×田村男児 井上凌 ボディガー 関本大介

6.18後楽園ホール大会の世界ジュニアヘビー級選手権を控えるチャンピオン・立花誠吾とチャレンジャー・田村男児の前哨戦・第5ラウンド。連敗続きの立花だったが、4.18名古屋大会で田村から3カウントを奪取して、王者の意地で反撃の狼煙を上げた。ジュニア勢にカーニバル出場中の関本大介、斉藤ジュンの欠場で緊急参戦となったボディガーが加わった8人タッグマッチは、のっけから立花と田村が一進一退の攻防を展開。アツハヤはバチバチ仕掛けてきた井上をコンビネーションで鎮圧し、大日本プロレスのリングでタッグ王座を獲得したことがある関本とボディガーのコンビもマッスルボディーで存在感を発揮した。ボディガー攻勢で試合が進むと、コーナーに控えていた田村が「ありがとう、今日は出てくれて」と感謝する。アツハヤが関本&ボディガーの突進をかわして同時にプランチャ。吉岡もラ・ケブラーダで続く。リング上は立花と田村の直接対決となり、田村がショートレンジラリアット。立花もイケメン落としで決めて一歩も引かない。過去の前哨戦の決まり手となったラ・マヒストラル、ヤンキーハンマーは互いが読んで田村がデスバレーボムの体制。これも読んでいた立花は回転十字固めで切り返して3カウント。チャンピオンの2連勝となった。

なお、ゼンニチJr.タッグフェスティバルを制覇したアツハヤはアジアタッグ王座挑戦権を獲得しているが、この日のDRAGONGATE福岡大会で第129代王者組、望月成晃&ドン・フジイが堀口元気&神田裕之に敗れて王座陥落。亮生は2度目のドラゲーマットでの王座移動に戸惑いつつも、「俺たちはいつでも行けるぞ!」と改めて準備万端であることをアピールした。
〈立花・吉岡・アツハヤのバックステージ〉

吉岡「なんだよアツハヤとばっかり組みやがって全日本。とくに青柳が嫌いだ!って言ってんだろ。むーちゃんせーちゃん復活したと思ったら、ぜんぜんとむーちゃんと組まれないしよ。どういうことだ?しかもアジアタッグやんねーから、ドラゲーの中でコロコロ変わってるらしいじゃねぇか。アツハヤのせいだからな(立花に八つ当たりする)」
立花「なんだよ、お前。あっち行け。しゃべり終わったなら」
吉岡「なんだって?見てていいか?」
立花「別に見ておく分にはいいよ。そっちで見ておけ。よし、今日世界ジュニア前哨戦、5回目、2勝3敗だ、これで」
吉岡「はい。負け越していることについてはどう思いますか?」
立花「バカ!これからまだまだ長いんだよ。お前、子どもじゃないんだから。長い目で見なきゃプロレスは。プロレスは大河ドラマとか言うやついるだろ。それだよそれ。大河ドラマ、分かる?最終的に勝ち越して、タイトルマッチ、最悪負け越したっていいんだよ」
吉岡「タイトルマッチ負け越すってどういうこと?」
立花「タイトルマッチ、までの話だよ。今ちょっと言いたい事、ばーっと出ちゃったけど黙っておけ」
吉岡「バカということでよろしいですか?」
立花「オイ、大丈夫かお前?そういう言葉使っていいのか?別にバカくらいはいいけど、学歴どうのこうのとかやめろ。気を付けろ。そんでタイトルマッチ、あと2か月、まだまだ10回近く男児との防衛戦がある。だから…」
吉岡「防衛戦は1回だと思います」
立花「そうか。頭ん中、今テンション上がって、こんがらがっちゃってんだよ。うるさいな、イチイチ。どっか行け!馬鹿!しゃべりたいこともしゃべれない!なんだよ、これ特殊なポイズンかよ」
吉岡「なに?」
立花「ポイズンは言いたいことも言えないだろ。俺はしゃべりたいこともしゃべれない。ちょっと変えたんだよ。おしゃれだろ。うるせー!引っ込め!男児との防衛戦、今日も見てたと思うけど、むちゃくちゃやるぞ。俺とあいつでしかできない防衛戦をやる。それを楽しみに6月18日、後楽園ホール、マジで来てほしい。絶対に後悔させねぇからよ。あぁ~ん?」

亮生「よし!勝利だ」
HAYATO「勝ったね」
亮生「そんなことよりだ。アジアタッグ、どうなってるんだ?モチフジ(望月成晃&ドン・フジイ)が負けて堀口元気・神田裕之組になったらしいぞ。」
HAYATO「変わっちゃったの?」
亮生「そういうことだ。変わっちまった。変わりすぎだ!どうなってんだよ。俺たちの挑戦権が無くなったわけじゃないか。いつでもいいぞ。いつでもいい。DRAGONGATE、全日本プロレス、PWF、うまいことやってくれ。いつでもアツハヤは行けるぞ。誰がチャンピオンでもいい。PWF、全日本、ドラゲーで日程決めてくれ、俺たちはいつでも行けるぞ!」
〈田村・井上のバックステージ〉

田村「負けた!でも今日、ボディガーさんが代打で出場してくれた。それは本当にありがとうございます。立花誠吾、まだまだこれからだ。読んで読まれてだろうがな。何度だってな、削り合って、お互い無くなるまでもっとやろうよ。次は負けない。以上」

井上「アツハヤ、コラ!チャンピオン・カーニバル中、何度も当たるだろ。このあとも、俺らにしかできないバチバチした戦いやろうぜ。スカしてんじゃねぇよ」
〈第6試合〉
シングルマッチ 20分1本勝負
×小藤将太 vs 〇菊田円

DRAGONGATEの最高峰タイトルであるオープン・ザ・ドリームゲート王座を保持する菊田円は2年連続2度目のカーニバル出場となり、初戦で本田竜輝を完全粉砕。今大会では斉藤ジュンとの公式戦が組まれていたが、右目の負傷で欠場したジュンが不戦勝となり、菊田の勝ち点は4点となった。カード変更で組まれた期待のホープ・小藤将太とのシングルマッチは、小藤が試合開始のゴングと同時にドロップキック。エルボー、ヘッドシザースとアグレッシブに仕掛けていく。菊田は逆水平チョップで黙らせると、ラフプレーを織り交ぜながら試合をコントロール。防戦一方となった小藤だったが、スイングしてのネックブリーカーで突破口を切り拓き前転ドロップキック。がむしゃらに張り手を打ち込んでいくと、スワンダイブ式エルボーアタックからフィッシャーマンズ・スープレックス。カウント2。ロックスターバスターは決められず、菊田は得意の尻爆弾をお見舞い。小藤がラリアットをクリアしても、ローリング・ラリアットをブチ込んで奮闘した小藤を沈めた。

〈バックステージ〉

菊田「言うことなんて何もねぇぞ。誰だ、あのクソガキ、クソ新人。全日本プロレス、なぜあんなヤツを俺にあてた?オイ、誰だ?アイツか?斉藤ジュンか?アイツが欠場したからだろ。それでもプロレスラーか。オイ、お前それでもプロレスラーかって聞いてんだ。ドリームゲートチャンピオンの菊田円に直接負けなかった運だけはあるよ」

小藤「急きょシングルマッチ、菊田円、DRAGONGATEの最高峰チャンピオンなんだろ?今はな、こんなにお前に知られていないザコだけどな。この先、俺は全日ジュニアのトップ獲って、必ずてめぇにやり返しに行ってやるから憶えとけ。俺の名前はな、小藤将太だ」
〈第7試合・セミファイナル〉
チャンピオン・カーニバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
×潮﨑豪【2勝1敗=4点】 vs 〇タロース【1勝1敗=2点】

11年ぶり4度目のカーニバル出場となった潮﨑豪は開幕戦のメインイベントで安齊勇馬との熱戦を制すると、4.18名古屋大会では宮原健斗に三冠王座戦の借りを返して2連勝。“Titans of Calamity”として世界タッグ王座獲得、世界最強タッグ決定リーグ戦&NWAクロケットカップ制覇とタッグ戦線の頂点に立つ大巨人・タロースは、カーニバル初エントリー。4.12後楽園大会では2AW・真霜拳號の丸め込みで苦杯を舐め、開幕黒星となった。両者は初の一騎打ちとなり、タロースが自慢のパワーをアピール。潮﨑がぶつかって来ても涼しい顔をして弾き返していった。潮﨑は場外戦に持ち込んでエプロンからフライング・ショルダーアタックを発射する。怒ったタロースが鉄柱に叩きつけるなど大暴れ。リングに戻すと串刺しボディアタックの連打からビッグブーツで顔面を射抜く。潮﨑は追撃を振り切ると、コーナーに詰めてマシンガンチョップ。追撃を許さないタロースは圧巻のサイドバスターに踏みつけるようなキック。さらに、超ハイアングル・チョークスラム“Ride the lighten daddy”で波に乗る潮﨑の連勝をストップ。タロースが大阪の地で逆襲の白星をあげた。

〈バックステージ〉

潮﨑「ハァハァハァ…、何も言えねぇな。強えぇし、でけぇしよ…。さらに今日、タロースの強さっていうものが身に染みて分かりましたよ。宮原健斗とタイトルマッチをした辺りから、シングルでもさらに強さというものを求め始めてたからね。完全に自分の体格、自分の性格、理解し始めてるね。でも倒さなきゃならない相手だ。あのデカいタロース、なぎ倒さなきゃいけないねぇ」
〈第8試合・メインイベント〉
チャンピオン・カーニバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
△宮原健斗【1敗1分=1点】 vs △安齊勇馬【1敗1分=1点】

三冠ヘビー級チャンピオンとしてのカーニバル制覇を狙う宮原健斗は4.18名古屋大会のメインイベントで“宿敵”潮﨑豪に敗れて初戦でつまずく形に。安齊勇馬も開幕戦のメインイベントで潮﨑に敗れており、大阪で2戦目を迎えた。宮原と安齊は昨年のゼンニチ大晦日で三冠王座を争い、宮原が28分37秒の熱戦の末、シャットダウン・スープレックスホールドで安齊を下している。カーニバルで同じブロックになったのは今年が初。激闘連続となった大阪決戦を締めくくるAブロック公式戦は、グラウンドの攻防、場外戦と両者一歩も譲らず会場の熱気が高まる。徐々に宮原が三冠王者の力を見せつけ貫禄の試合運び。新人時代をフラッシュバックさせる逆エビ固め、容赦ない顔面蹴りで安齊の心を折りにいった。苦しい時間が続いた安齊だったが、起死回生のミサイルキック。串刺しエルボーからスロイダーと得意のパターンに持ち込んだ。ドロップキックを直撃させて渕正信直伝のフェイスロック。エプロンの攻防でパイルドライバーを防いだ安齊は、場外の宮原目掛けジャンピング・ニーアタック。宮原が場外カウント9で生還したところで試合開始から20分が経過。魂を削り合うようなエルボーのラリーから宮原が垂直落下式ブレーンバスター。ブラックアウトを連発すると、安齊がヒザを受け止めて鋭いエルボー。コーナー上の宮原にジャンピング・ニーを叩き込み、雪崩式ダブルアーム・スープレックスで追撃する。宮原のラリアットを読んで再びフェイスロックで締め上げた。さらに奥の手・ギムレットで仕上げにかかったが、抜け出した宮原がブラックアウト。両者のヒザが交錯すると、かろうじて打ち勝った安齊が後頭部、顔面と2連発でジャンピング・ニーアタック。ランニング・ダブルニーでも3カウントは奪えず、サポーターをずらして膝をむき出しに。カウンターのブラックアウトでピンチを脱した宮原は一気にギアを上げてもう一発。残り時間1分。シャットダウン・スープレックスを決めるべく、宮原が安齊の両腕をロック。沈むわけにはいかない安齊も振り切ってジャンピング・ニー。ギムレットを仕掛けに行くと、切り抜けた宮原がシャットダウン狙い。ここでタイムアップのゴング。両者が1点を分け合う結果となった。初白星がお預けとなった宮原だったが、「優勝は俺の中ではイメージができているんだ」と語り、次戦(4.23新宿)オデッセイとのシングル初対決へ闘志を燃やす。安齊も「危険なのは変わりねぇな」と警戒し、新宿大会の真霜拳號戦へ気合いを入れ直した。
〈リング上のマイク〉

宮原「引き分けか…。負けてないから締めてもいいかな?なんだよ大阪、スーパースターの声が聞きたいのか?しょうがないな。ただいま宮原健斗、1敗1引き分け。胸を張れる結果ではない。だが、大阪のみなさん、正直な声を聞きたい。今現在、スーパースター宮原健斗は、1敗1引き分け。5月17日、東京・大田区…、(疲労困憊で)もうやめていいかな…。5月17日、東京・大田区総合体育館まで、まだ公式戦は残っているな。そこで大阪のみなさま、正直な声を聞きたい!チャンピオン・カーニバル2026、大阪のみなさまは誰が優勝することを望みますか?正直な声を聞かせてくれー!(健斗コールが発生)満場一致で宮原健斗です。大阪のみなさんに聞きたーい、チャンピオン・カーニバル、最高ですか!大阪、最高!」
*宮原のテーマ曲が鳴って先に退場していく。

安齊「ちょっと待て!負けてないんだったら俺がマイク持つ権利あるよな?チャンピオン・カーニバル公式戦、1敗1分。俺もスーパースターだから大丈夫だろ。大阪のみなさん、さっきはたくさんの宮原っていう回答してましたね?俺が正しいことを教えてあげますよ。今年のチャンピオン・カーニバル、大田区で優勝するのはこの俺だ。今年の春、でっけえトロフィーも、その他話題もすべて俺のものだ。だから今年の春は俺から目を離すなよ。俺との約束です」
〈バックステージ〉

宮原「クソ…、この通りだ。チャンピオン・カーニバルは過酷だなぁ。次から次へと目の前に強敵が現れる、それがチャンピオン・カーニバルだ。今日、結果は引き分けだ。最後決めきれなかった。安齊勇馬、スーパースター同士の闘いは、どうやら30分じゃ足らなくなったらしいな。今はチャンピオン・カーニバル中だ。1敗1引き分け勝ち点1。ただ!優勝は俺の中ではイメージができているんだ。5.17東京、大田区総合体育館で三冠チャンピオンとして、あのトロフィーを掲げる姿を日本中のプロレスファンが待ってるんだ。さぁ次は大巨人、いや大巨漢200kg。4月23日、東京に戻り、新宿FACEで相手は200kgの巨漢・オデッセイ、初シングルだ。東京、新宿、オデッセイ、勝負だ」
安齊「スーパースター、そして三冠チャンピオンの宮原健斗と時間切れ引き分け。勝ち点1、もぎ取っただけいいんじゃねぇか?ただ、しっかりとした白星、いまだ0。チャンピオン・カーニバル2026、危険なのは変わりねぇな。次、新宿、真霜拳號か。何回も真霜拳號の試合を見て、純粋なプロレスファンに戻って、何回もマジでスゲぇって思ってた。そんな真霜拳號とのチャンピオン・カーニバル公式戦、今からメチャクチャ楽しみだよ。ただ今日は、いや、明日くらいまで1回休もう。今年のチャンピオン・カーニバル、優勝するのは、この俺だ。全員俺だけ見とけ」
