「スーパーパワーシリーズ2026」~ファイブイズホームpresents~5月31日(日)古河大会詳報&試合後コメント 全日本プロレス

「スーパーパワーシリーズ2026」~ファイブイズホームpresents~5月31日(日)古河大会詳報&試合後コメント

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 全日本にとって7年ぶりの開催となる古河大会では、6月ツアーでの各タイトルマッチに向けた前哨戦を中心に全7試合が組まれた。

<第1試合>
シングルマッチ 20分1本勝負
×井上凌 vs 〇さくだとしゆき

 さくだとしゆき(D.I.Eプロレスリング)が3・20八王子大会以来の参戦で、井上凌とのシングルに臨む。

 静かな立ち上がりから、井上がフロントキックを浴びせて試合が動く。さくだは井上をコルバタで投げ、その場飛びのムーンサルト・プレス。さくだは井上の突進をかわし、エプロンから相手に飛びついてのDDT。井上は得意の蹴りで反撃し、さくだをコーナーに詰めてミドルキック連打。さらに、串刺しの低空ドロップキックを浴びせて、ブレーンバスターを狙うも、さくだが切り返す。エルボー合戦から、井上がミドルキックでなぎ倒し、ハーフハッチ・スープレックスで投げる。井上は蹴りを畳みかけるが、左ヒザを押さえて倒れ込んでしまう。それを見たさくだはニーロックを決めてギブアップを迫る。悶絶する井上を見たレフェリーが試合を止めた。

※両選手コメントなし。

<第2試合>
タッグマッチ 20分1本勝負
×MUSASHI 吉岡世起 vs 河野真幸 〇青木優也

 MUSASHI&吉岡世起の“むーちゃんせーちゃん”が、昨年大みそかの代々木第二大会以来の2人だけのタッグ結成。今年に入ってから仲間割れを起こし、シングル対決を経てジュニアタッグトーナメントでも対峙すると、3・20八王子大会で“仲直り”。本当の意味での仕切り直しの一戦で、どのようなチームワークを見せるか?

 先発はMUSASHIと青木。青木がロープに詰めて、離れ際にチョップ。MUSASHIも打撃を畳みかけて応戦し、吉岡につなぐ。青木から河野にスイッチ。吉岡が河野の足を踏んづけてヘッドロックにとらえる。ロープに振った河野がショルダータックルで倒し、吉岡のドロップキックを受け止めて、フロントキックでなぎ倒す。吉岡はMUSASHIとの連係で劣勢を打開。タッチを受けたMUSASHIと河野がエルボー合戦。なぎ倒した河野が青木にスイッチ。青木はMUSASHIをロープにはりつけて、オーバーハンドチョップを連発。再び河野につなぎ、ダブルのショルダータックル。河野に攻め込まれたMUSASHIは突進をかわし、延髄斬りを見舞って吉岡にスイッチ。吉岡は素早いロープワークからスイングDDT。ジャンピング・ハイキックからシザーズキックと畳みかける。河野はカウンターのキチンシンクで吉岡の動きを止めて、青木につなぐ。

 青木はMUSASHIにエクスプロイダー。MUSASHIもエクスプロイダーを返すが、青木はハンドスプリング式バックエルボーで形勢逆転すると、串刺しケサ斬りチョップを狙う。これはMUSASHIがかわして、吉岡との連続攻撃。二天一流は切り返されたMUSASHIだが、トラースキックからファルコンアローで青木を攻め立てる。MUSASHIが再び二天一流を狙うも、青木はまたしても切り返してエプロンの河野にホイップ。河野のエルボーから青木がすぐさまケサ斬りチョップを見舞い、ガッチリと固めて3カウントを奪った。

<河野&青木のコメント>

青木「河野さん、河野さん! 勝ちましたよ!」

河野「ありがとうございました~」

青木「ありがとうございました! 次はどこだ? 次は誰が相手だ? いますぐにでもやってやるぞ、この野郎。こっちは見ての通り、ピンピンしてるからよ。ねえ、河野さん?」

河野「はい、その通りでございます。また頑張ろう(先に引き揚げる)」

青木「こうやって全日本プロレスどんどん上がっていって、むーちゃんせーちゃん、MUSASHIから直接取ったよ。この勢いで一歩一歩、俺は着実にどんどんどんどん狙っていくからよ。チャンスをつかみ取ってやるからな。あとなMUSASHI、俺たちは一回、闘ったことがあるんだよ」

<MUSASHI&吉岡のコメント>

吉岡「なんだ光留さんの代わり、デカすぎんだろうが。サイズが違うでしょうが。ねえ、むーちゃん?」

MUSASHI「ねえ、今日いつぶりか分かる?」

吉岡「なにが?」

MUSASHI「むーちゃんせーちゃん、2人だけで組むの、いつぶりか分かる? 去年の大みそか以来、純度100%の俺ら2人だけの誰も邪魔が入らない、俺らたちだけの世界だったのに、なんだこの結果」

吉岡「なんだこの結果」

MUSASHI「青木、青木ね…OK、青木。OK、青木。OK、青木だよ」

吉岡「OK、青木?」

MUSASHI「OK、青木だよ」

吉岡「もうインプットしたな。青木と闘うのは初?」

MUSASHI「初じゃない、いや初かもしれない」

吉岡「どっち?」

MUSASHI「初じゃない、初かもしれないけど、もうOK、青木だ。もう青木のことしか考えられない」

吉岡「ちょっとなに言ってるかわかんない」

<第3試合>
シングルマッチ 20分1本勝負
〇大森北斗 vs ×ジャック・ケネディ

 5・17大田区大会で「北斗軍解散」を宣言した大森北斗と、同ユニットの一員のジャック・ケネディによる一騎打ち。ユニット存続が不透明の状況下、“ケジメ”の意味合いも含んだ一戦となった。なお、北斗は6・7山形では愛澤No.1、6・11新宿では他花師と北斗軍勢とのシングルが組まれている。

 序盤はケネディが主導権を握る。防戦の北斗はケネディの蹴り足をキャッチし、DDTを見舞って反撃。エルボー連打から「投げるぞ!」とアピールして、ブレーンバスターを狙う。ケネディはそれを阻止すると、逆水平チョップ。北斗をロープに飛ばすが、カウンターでヒザにドロップキックを食らう。それでも再度の北斗のブレーンバスター狙いを切り返して、串刺しラリアットからスライディング・ラリアット。ケネディの逆水平チョップに、北斗はエルボーで応戦。ラリーとなった中、ケネディがレフトハンドのショートレンジ・ラリアット、抱え込み式バックドロップと畳みかける。続けてエプロンからロープ越しに放ったダイビング・ボディープレスは北斗がかわし、ローリング・エルボー。「行くぞ、古河!」のアピールからブレーンバスターで投げ捨て、ナルシストプレス2連発。これをカウント2で返されると、もう一発ナルシストプレスを見舞って3カウントを奪った。

 試合後、北斗はケネディと抱擁を交わし、肩を貸してともに花道を引き揚げた。

<北斗&ケネディのコメント>

北斗「ジャック、ありがとう。やっぱり初期メンであるオマエが、この三番勝負の第1戦の相手じゃないといけないよな。どこかの外国人が結果を求めて焦ったりさ、ほかのフリー選手が焦って去って行く中、オマエは俺をリーダーだと呼んで、ずっと信じてくれたから。だからちょっと待っててくれ。俺はオマエが本当に信じれるリーダーになるよ」

ケネディ「ありがとう、北斗。まだ北斗軍は終わりたくない。愛澤さんを信じる。絶対に北斗さんを信じる。オマエはずっと自分を信じてくれた。だからいまからどうでもいい自分をもっと強くなるぞ。(北斗を指して)もっともっと強くなるぞ。まだ時間あるぞ」

<第4試合>
タッグマッチ 30分1本勝負
×ザイオン 芦野祥太郎 vs 〇本田竜輝 羆嵐

 6・7山形大会で全日本プロレスTV認定6人タッグ王座への挑戦が決まっている本田竜輝&羆嵐(もう一人は立花誠吾)が、HAVOCコンビと対戦。本田&羆嵐としては実力者チームを撃破し、6人タッグ王座戦に向けて弾みをつけたいところ。

 先発は本田と芦野。互いに譲らぬ攻防を見せて、それぞれパートナーにスイッチする。羆嵐はザイオンをロープに詰め、離れ際にヘッドロックで捕獲。ショルダータックル合戦はザイオンが制して、串刺しバックエルボー、串刺しスピアと畳みかける。デスバレーボム狙いは羆嵐が切り返して、アルゼンチン・バックブリーカーで捕獲。脱出したザイオンに、羆嵐がマッケンローを放つ。場外に退避したザイオンがエプロンに上がると、羆嵐がヒザに低空ドロップキック。本田はザイオンに駆け寄った芦野をとらえて、鉄柵に振る。ザイオンにも攻撃を加えてリングに戻し、羆嵐と合体攻撃を決める。

 タッチを受けた本田はロープ際のザイオンに「1、2、3、4!」。ザイオンの左足をとらえると、逆片エビ固めを決める。ザイオンはロープエスケープ。代わった羆嵐もザイオンの左足に的を絞る。防戦のザイオンは羆嵐のブレーンバスター狙いをリバースし、ようやく芦野のタッチ。芦野は羆嵐にエルボースマッシュを連発し、さらに投げっぱなしジャーマン。羆嵐もカウンターでクロスボディーアタックを返して、本田にタッチ。

 本田とザイオンがエルボー合戦。ザイオンが打撃を畳みかけ、デスバレーボムで叩きつける。さらに芦野の投げっぱなしジャーマンからコーナーに上るも、羆嵐にカットされる。羆嵐&本田がザイオンをデッドリードライブで放り投げる。羆嵐がセカンドコーナーからのダイビング・セントーン。ラリアットはカウント2で返された本田だが、続けてのファイナルベントで3カウントを奪った。

<羆嵐&本田のコメント>

羆嵐「はい、全日本プロレス、古河大会。本田、文句ないね。スゴいね。頼もしいわ。いつの間にかこんなにたくましくなってるから、俺のサポートなんていらないんじゃないかと思ったけど。今日スゴかったよ、フィニッシュも。スゴかった、半端じゃなかった。強くなってんな、みんな」

本田「次、立花のアニキも呼んで、俺たちで6人タッグのベルト、山形でガッツリ取ってやろうぜ」

羆嵐「そうだな、6人タッグ。山形は頑張ろう(握手を交わす)。諏訪魔にひと言なくて大丈夫か? 大丈夫みたいです。俺はひと言あります…ハァァァー! 羆嵐から目を離すな」

<芦野&ザイオンのコメント>

芦野「OK、ザイオン。これからだよ、負けたぐらいじゃ止まらねえぞ。今日は確かに負けた。負けを認めて強くなるぞ、俺たちは。6月18日、NWAのヘビー級のベルトに必ず挑戦して、取って、HAVOCをさらなる高みに上げてやる」

ザイオン「俺たちは明日もまた闘い、そして次の日も、その次の日も闘い続ける、そうだ、HAVOCが頂点に立つまで、HAVOCが一番になるまで闘い続けるんだ」

芦野&ザイオン「俺たちは…HAVOC!」

<第5試合>
シングルマッチ 30分1本勝負
〇潮﨑豪 vs ×矢野安崇

 再デビュー3戦目の矢野安崇が、“同じ出自”を持つ潮﨑豪とのシングルに臨む。矢野にとってチャレンジマッチ的な一戦であるとともに、自身の過去も踏まえてさまざまな意味合いをもつ闘いとなった。

 ゴングが鳴ると潮﨑から握手を求め、矢野が両手でしっかりと握り返す。じっくりとした立ち上がりから、矢野が軽快に動いて潮﨑を翻弄する。潮﨑は場外に出て間を取る。エプロンに上がった潮﨑にドロップキックを放って場外に落とした矢野は、場外戦で鉄柵も利用して痛めつけていく。リングに戻っても、矢野が攻勢に出る。防戦の潮﨑はカウンターで矢野をポップアップさせ、落ちてきたところに逆水平チョップを浴びせる。以後は矢野の腰に狙いを定めて攻撃を集中。

防戦の矢野は潮﨑の突進を迎撃し、コルバタで投げる。ロープに飛び乗り反転してのクロスボディーアタックを放った矢野は、コーナーからのクロスボディーアタックも見舞う。矢野の逆水平チョップを受け止めた潮﨑は、お返しの強烈な一発でダウンさせる。ランニング式ケサ斬りチョップ、バックドロップと畳みかけた潮﨑は逆エビ固めでギブアップを迫る。矢野は懸命にロープエスケープ。矢野は潮﨑の背後からドロップキックを浴びせ、ブレーンバスターで投げ捨てる。そして、リバース・フルネルソンの体勢になるも潮﨑が脱出。潮﨑はカウンターでレフトハンドのショートレンジ・ラリアット。矢野の丸め込みをしのいだ潮﨑はトラースキックから垂直落下式ブレーンバスター。矢野のエルボー連打を受け止めて、逆水平チョップでハネ返す。矢野も懸命に食らいつくが、どっしりと受け止めた潮﨑がショートレンジで豪腕を振り抜いて完勝を収めた。

 試合後、潮﨑は矢野を抱え起こし、背中を叩いて健闘を称える。矢野からの握手にも応じ、かつての後輩に期待を込めるように引き揚げる背中に視線を送った。

<潮﨑のコメント>

潮﨑「全日本プロレス、古河大会でこうやって矢野とシングルマッチを闘う。これは自分の中でありえなかったことだと思ってるしね。それが今日叶って、しっかり矢野の思い、気持ちというものを受け取りましたけど、アイツが言ってるようにいまの全日本プロレス、ジュニアヘビー級の壁はまだまだ厚いと思うんでね。今日やったときよりもさらに次、その次やったときもさらにっていう感じで乗り越えていってもらえたらと思いますよ。今日は俺は矢野の覚悟、気持ちというものをしっかりと受け止めたので。彼の気持ちというものは伝わりました。俺も全日本プロレスのヘビー級トップを取るために、さらに上がっていきますよ」

<矢野のコメント>

矢野「痛い、痛い…潮崎さん、このボクが業界に入ってからお世話になってる潮﨑さん。少し近づけたかと思ってます。でも、この全日ジュニアのトップに立つには潮﨑さんに追いつかないといけない。いや、追いこさないといけない。それぐらい全日本ジュニアはスゴい選手がいます。もっともっと練習重ねて、強くなってみせます。俺が全日ジュニアのトップに立ってみせる。ありがとうございました」

<第6試合>
6人タッグマッチ 30分1本勝負
〇青柳優馬 青柳亮生 ライジングHAYATO vs 安齊勇馬 田村男児 ×小藤将太

 茨城県出身の田村男児(鹿嶋市)が、“ホームタウン”凱旋。6・18後楽園大会での世界ジュニアヘビー級王座挑戦に向けて、弾みをつけるような闘いを地元でも見せたいところ。

 田村は6人中最後に単独での入場。選手コール時にもひと際、大きな声援が飛ぶ。田村が先発で登場すると、エプロンで控える優馬は「鹿嶋!」と挑発。田村は「古河だよ」と応戦する。亮生とじっくりとしたグラウンドの攻防を見せた田村は、猛烈なショルダータックルを見舞って相手を場外に弾き飛ばす。それぞれタッチで小藤とHAYATOの攻防。小藤がロープに飛ぶと、場外の優馬が足を引っ張って場外戦に引きずり込む。優馬は田村に「地元!」と叫びながら襲い掛かり、派手な場外戦を展開する。優馬は「オマエ、地元面すんなよ! 鹿嶋はここから2時間半だ!」と執ように田村を挑発していく。

 リング上では小藤がつかまる展開。防戦の小藤はHAYATOのバックドロップを切り返して、ネックブリーカーを決めて安齊につなぐ。安齊はHAYATOにニーアッパー、ダブルアーム・スープレックス。さらにドロップキックを浴びせて、田村にタッチ。田村は「行くぞ!」と気合を込めて、HAYATOに串刺しショルダーアタック、ブレーンバスター。HAYATOが田村の突進をかわすと、亮生との連係で田村を攻め立てる。HAYATOから優馬にタッチ。田村は青柳兄弟をまとめてラリアットでなぎ倒して、小藤につなぐ。

小藤は勢い勇んで優馬を攻め込む。その後も小藤は素早い立ち回りで相手3人を翻弄していく。田村が優馬にショートレンジ・ラリアット、安齊がランニング・ニーと畳みかけ、小藤はダイビング・フォアアーム。追い込まれた優馬はカウンターのキチンシンクで小藤の動きを止める。小藤も粘りを見せてフィッシャーマンズ・スープレックスなどで食らいつくが、アツハヤのトラースキックから優馬にラリアット、垂直落下式ブレーンバスターを畳みかけられ、最後はTHE FOOLに撃沈した。

<アツハヤ&優馬のコメント>

亮生「よし!」

優馬「コンタクトが、コンタクトが取れた(と言いながら引き揚げる)」

亮生「知らねえよ」

亮生「アツハヤ、絶好調だね」

HAYATO「絶好調」

亮生「近づいてるね、アジアタッグ」

HAYATO「もうすぐそこ、このへんぐらい」

亮生「もうすぐそこ。絶好調でしょ、足も?」

HAYATO「そう、万全」

亮生「むしろケガする前よりも強くなってる。足が再生…あれだ、カニみたいなもんだ。取れて、また太くなって」

HAYATO「細くなるんじゃないの? 太くなるの?」

亮生「そうそう、太くなって強くなるんですよ」

HAYATO「それ、テラフォーマーズで見たな」

亮生「だから最強ってこと。より絶好調だよ。アツハヤ、アジアタッグ楽しみにしといてください」

<安齊&小藤&田村のコメント>

安齊「(小藤に向かい)大丈夫? いっしょに頑張ろうって言っといて、なんか全然アシストもできないし、協力できなくてゴメン。このシリーズ、俺と将太、ずっとほぼ組むけど、なんとか一個結果残そう。アツハヤも青柳優馬もメチャクチャ強くて輝いてるけど、輝き方は俺たちも負けてないから、頑張ろうぜ」

小藤「はい。組んでここまで2戦、安齊さんは試合を見てもらったら分かる通り、なに一つ悪いところなんてありません。ボクがただ弱いだけです。ボクが強くなって、2人でこの全日本プロレスに歴史を残してやりましょう」

田村「なんだあれ、青柳優馬、コラ。バカにしやがって、アイツ。フザけんじゃねえ、アイツ。古河か鹿嶋か関係ねえ、今日、古河大会なんだよ。古河も茨城なんだよ。鹿嶋と古河なんて関係ねえんだよ。なんだ2時間半って。2時間半かかるよ、事実だ、バカ野郎。けど、茨城なんだよ。今日は古河大会だ。古河に来てくれたお客さん、ありがとうございます。また古河でやりたいなと思ってます。また次回もやりたいな。それより! 立花はどこだ! 立花! 頑張ってるか?」

<第7試合・メインイベント>
三冠ヘビー級選手権&世界タッグ選手権前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 〇綾部蓮 タロース vs 鈴木秀樹 斉藤ジュン ×斉藤レイ

 6・18後楽園での三冠ヘビー級王座戦&6・6角田大会での世界タッグ王座戦に向けたダブル前哨戦。5・29新木場大会とは世界タッグ王座戦の王者組と挑戦者組が入れ替わっての対戦となった。なお、2日前の新木場大会では斉藤レイが綾部蓮からフォール勝ちを挙げて挑戦者組が先勝した。

 先発は宮原と秀樹。宮原が腕を取ると、秀樹は足を取って応戦。秀樹がヘッドロック。宮原は秀樹をロープに振って、フロントキックを浴びせる。秀樹が宮原を自軍コーナーに持って行くと、ジュンがタッチして出て来る。一方では宮原からタロースにスイッチ。タロースはジュンをロープに詰めてクリーンブレーク。ジュンがタロースをロープに詰めると、離れ際にチョップ。ショルダータックル合戦は互角のぶつかり合いを見せて、それぞれレイと綾部にスイッチ。綾部はレイを場外に出して、激しく痛めつけていく。両チームが場外で派手にやり合ったのち、リングではレイと綾部がエルボー合戦。綾部のフロントキックにはレイがショルダータックルで応戦。譲らぬまま秀樹と宮原の攻防へ。

宮原が低空ドロップキックから串刺しエルボー、ノーザンライト・スープレックスと得意の攻撃。シャットダウン・スープレックス狙いは秀樹が切り返してコブラツイストで捕獲する。脱出した宮原はカウンターのフロントキックを秀樹にぶち込んでタロースにつなぐ。秀樹はタロースの腕を取り、強引に自軍コーナーに持って行き、ジュンにタッチ。ジュンはタロースに串刺しフロントキック。タロースはジュンを鷲づかみとして自軍コーナーに叩きつけ、綾部にタッチ。綾部はジュンに串刺しバックエルボー。串刺しフロントキックはジュンがかわしてレイにタッチ。レイは綾部に逆水平チョップ連発、ジュンとのトレイン攻撃から合体攻撃と畳みかける。ダブルのブレーンバスターはタロースがカットに入る。斉藤ブラザーズはダブルのショルダータックルでタロースを吹っ飛ばす。綾部への合体攻撃は阻止され、逆に綾部&タロースの連係攻撃を食らう。綾部のデスルーレット狙いはレイがブレーンバスターで切り返す。綾部&タロースはジュンを排除すると、レイにダブルのブレーンバスター。最後はダブルのチョークスラムで豪快に叩きつけて3カウント。2日前の新木場大会での借りを返した。

 試合後、マイクを手にした綾部は「6月6日、オマエらの地元、宮城県角田市で真の絶望を味わわせてやるから、楽しみにしてろ」と、完全アウェーが予想される角田大会での防衛を予告。対するジュンも「角田で勝つのは俺たち、斉藤ブラザーズだ。DOOM!」と約1年3カ月ぶりの王座奪還に向けて自信をみなぎらせて応戦した。

 その後、一度は宮原が7年ぶりの大会開催となった古河を“第5の故郷”に認定して“最高締め”を見せたものの、あらためて世界タッグ王者組がマイクを手にする。最後は綾部が「この全日本プロレスの頂に立つのは、我々タイタンズ・オブ・カラミティだ」とタロースとともにベルトを掲げて、大会を締めくくった。

<試合後の各選手のマイク>

綾部「斉藤レイ、この前さんざん人のガウンに手を出し品のないことをした制裁だ。だがな、斉藤レイ、ジュンのチビ兄弟、こんなの序の口に過ぎない。次、6月6日、オマエらの地元、宮城県角田市で真の絶望を味わわせてやるから、楽しみにしてろ」

ジュン「綾部蓮、タロース。6月6日、角田で勝つのは俺たち、斉藤ブラザーズだ。DOOM!」

宮原「(タロースからマイクを奪い取って)ちょっと待ってください。どうやら茨城県古河の皆さんは、スーパースター宮原健斗の声を聞きたいんじゃないですか? 帰って来たぜ、古河! ここ古河に7年ぶりに全日本プロレスが帰って来たぜ。みんな、プロレスは楽しかったかー! 楽しかったかー! 申し訳ないんですが、昨日までここ茨城古河になんの思い入れもありませんでした。もう一度、ゆっくり言いましょうか? 昨日までここ茨城古河になんの思い入れもありませんでした(ブーイングが起こる)。ただ、今日から、このスーパースター宮原健斗の第5の故郷にしようと思います! ちなみに第5の故郷は日本で12県あります。そのうちの一つに、ここ古河市が入ったんだ! 次また、ここ茨城古河に帰って来たときには、みんなに会えるのを楽しみにしてるぜ。最後に茨城古河の皆さんに聞きたーい! 全日本プロレス、最高ですかー!(「最高」の声が飛ぶ)。古河!……最高」

タロース「(宮原からマイクを受け取って日本語で)アリガトウゴザイマス。サイトーブラザーズ、ジモトでもカツ、ゼッタイ。ベルトはオレたちのモノだ。(英語で)見ての通り全日本の真のタッグ王者は俺たち、タイタンズ・オブ・カラミティだ。俺たちに勝てる相手はいない」

綾部「6月6日、ヤツらの地元では恐らく、100-0で斉藤ブラザーズ応援ムードになるだろう。ただ、我々タイタンズ・オブ・カラミティは空気を読まず斉藤ブラザーズを倒して、角田の人間に絶望を与えてやるから楽しみにしとけ。俺はまだまだタロースとともに、このベルトを持ってプロレス界を駆け上がっていくから。つまりだ、この全日本プロレスの頂に立つのは、我々タイタンズ・オブ・カラミティだ」

<宮原&綾部&タロースのコメント>

宮原「さあ、今日は7年ぶりだ。7年ぶりの茨城古河。7年ぶりの古河大会で鈴木秀樹と俺が向かい合った。さあ、あと6月18日までいくつ前哨戦があると思う? 次は6月6日、宮城県角田市だ。俺とオマエがリング上で目が合えば、おのずとオマエしか見えないんだ。次は角田市で俺とオマエがリング上で向かい合う。6月18日まで、とことんオマエと向き合うんだ。なあ、いいか。決戦は6月18日だが、俺とオマエにはいくつの前哨戦が組まれている。もう前哨戦から勝負は始まってる。今日、第2ラウンドが終了だ。次は第3ラウンド、宮城県角田市だ。いいか、6月6日、宮城県よ、俺と鈴木秀樹がリングで向かい合う姿を見にくるんだな。さあ、第3ラウンドだ」

綾部「どうだ、斉藤レイ。さんざん大田区、新木場と人のガウンを破壊するっていう、前代未聞の行為をした報いだ、これは。今日はほんの序の口に過ぎないからな。6月6日、オマエらの地元で真の絶望を味わうことになるんだ。どんなに相手の応援ムードだろうが、どんなムードだろうが、申し訳ないけど空気を読まず勝利をいただいていくから。角田の斉藤ブラザーズ、そして斉藤ブラザーズファンはお楽しみに」

タロース「ヒデキがこっちのチームにいなければ、オマエら2人に勝ち目はないんだ。そして、6月6日、オマエらのホームタウンで…(日本語で)カカッテコイヨ、ベルトはオレたちのモノだ」

<秀樹&斉藤ブラザーズのコメント>

秀樹「古河大会、ありがとうございました」

レイ「負けたぜ。試合中に(綾部の)ガウン探しに行ったら、なかった」

ジュン「ガウンを探していたのか?」

レイ「ああ。ダメだな」

ジュン「見つからなかった?」

レイ「ああ。そんなことしてる場合じゃねえな。次は6・6、いよいよ角田だ。必ず綾部蓮、タロースをぶっ倒して、再び世界タッグ取り戻してやるぜ」

ジュン「すべては6・6角田大会だ。DOOM!」

レイ「DOOM!」