「スーパーパワーシリーズ2026」6月11日(木)新宿大会詳報&試合後コメント 全日本プロレス

「スーパーパワーシリーズ2026」6月11日(木)新宿大会詳報&試合後コメント

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 4大タイトルマッチが組まれている6・18後楽園大会を1週間後に控えて、今大会では三冠ヘビー級王座戦、世界ジュニア王座戦それぞれの最後の前哨戦がおこなわれた。また、北斗軍同士の一騎打ち、HAVOCから袂を分かった潮﨑豪とザイオンのシングルなど、注目カードも実現した。

<第1試合>
世界ジュニアヘビー級選手権試合前哨戦 タッグマッチ 20分1本勝負
〇立花誠吾 小河彪 vs ×田村男児 河野真幸

 世界ジュニア王座戦に向けて、3月から続いた立花誠吾と田村男児の前哨戦がいよいよファイナルを迎える。ここまでの戦績は7勝7敗とまったくの五分で、タイトルマッチを1週間後に控えて最後に勝利を手にするのはどちらか?

 ゴング前に立花は「最後の前哨戦だ。やろうぜ、男児」と先発を促し、2人の攻防で試合スタート。田村がショルダータックルで先制。素早い身のこなしで互いに譲らずに、それぞれタッチを交わす。小河に腕を取られた河野は必死に相手のリーゼントを触ろうとして抵抗。それでも小河はヘッドロックで締め上げ、ショルダータックル合戦。河野がタックルで倒し、カットに入ってきた立花もニーリフトで排除する。代わった田村も小河に強烈なフォアアーム連発からスリーパーホールドで締め上げる。グッタリとした小河だが、どうにかロープエスケープ。相手チームにつかまり防戦の小河は、場内の「リーゼント」コールに応えるように、河野にフライング・ショルダーアタックを連発。さらにバックドロップで叩きつけ、倒れ込み式ヘッドバットと攻め立てる。続けてジャイアントスイングを狙うが、腰砕けで決めることができず。

河野から田村にスイッチ。田村のダイビング・ショルダーを食らった小河はそのまま立花にタッチ。立花がフロントキックを放てば、田村は猛烈なショルダータックルからブレーンバスター。小河がカットに入り、田村を羽交い締め。そこに立花がエルボーを放ち、河野にもダブルのエルボー弾で排除。立花と田村の1対1となり、リング中央でエルボーとフォアアームの打ち合い。田村はカウンターでショートレンジ・ラリアット。立花もローリング・エルボーを返し、「勝つぞ!」とアピールしてロープに飛ぶ。しかし、田村が立花のスネを蹴飛ばして体勢を崩して、ラ・マヒストラルを狙う。立花はこれを狙いすましたように反転して切り返し、逆転の押さえ込みで3カウントを奪った。

 試合後、マイクを手にした立花はあらためて「俺たちにしかできねえタイトルマッチやろうぜ」と挑戦者に投げ掛ける。これを受けて田村も「やるぞー!」と言葉少なながらも気合十分に呼応し、引き締まった表情で視線をぶつけ合った。

<試合後の立花と田村のマイク>

立花「15回の前哨戦、やっと終わったー! オマエに挑戦表明された日もいれたら、8勝8敗だ、俺たちは。こんなキレイにうまくいくとはな。俺とオマエで6月18日、俺たちにしかできねえタイトルマッチやろうぜ」

田村「やろう。盛り上がっていくぞー! やるぞー! よーし!」

<立花&小河のコメント>

立花「おい、豹、大丈夫か?」

小河「大丈夫です!」

立花「オマエ、アイツと(やると)いつも(髪が)グチャグチャじゃねえか」

小河「河野のせいです! 最後の前哨戦もいっしょに組ませてもらえて、アニキと舎弟でやらせてもらって、本当に嬉しかったです。ありがとうございます、頑張ってください!」

立花「おぉ、気持ちのいい応援だな。まあ、応援したからって勝てるかどうかわかんねえけど、ありがとうな。とりあえず、勝つ。アップタウンのためとかいろいろあるかもしれねえけど、会見のときもそう言ったけど、俺個人として、立花誠吾というプロレスラーとして、いま世界ジュニアのベルトを落とすわけにはいかねえ。もっともっとスゲぇ試合して、もっとプロレスラー立花誠吾をプロレス界にもっともっと広めなきゃいけない。じゃないとプロレスラーになった意味がねえからな。男児、6月18日は思いきりやろうぜ。俺たちはジュニアみてぇじゃねえ、ジュニアじゃないみたいな体だし、ジュニアじゃないような技もやるけど、そんな俺らにしかできない世界ジュニアのタイトルマッチをやろうぜ、あぁん?」

小河「いつまでも舎弟というわけにはいかないので、ボクも兄貴分と言われるぐらいデカくなります! 行ってきます!」

<田村のコメント>

田村「リング上と会見と前哨戦である程度は言い尽くしたから、もうなにも言うことはないし。あとはリング上、6月18日、立花誠吾との世界ジュニアを見てください、目に焼きつけてください」

<第2試合>
タッグマッチ 20分1本勝負
斉藤ジュン 〇斉藤レイ vs 関本大介 ×羆嵐

 “地元凱旋”6・6角田大会で世界タッグ王座奪還を果たした斉藤ブラザーズが、関本大介&羆嵐という強力コンビと激突。世界タッグ王座戦でもおかしくないほどの好カードであり、斉藤ブラザーズとしては王者の“初陣”としてふがいないところは見せられない。

 先発はジュンと関本。関本がロープに詰めて、離れ際にジュンがヘッドロックで捕獲。ショルダータックル合戦は関本が制するが、ジュンもすぐにフロントキックを返す。それぞれタッチでレイと羆嵐の攻防。羆嵐が「ハァァァー!」と叫べば、レイは「フォォー!」と呼応する。手四つの力比べはレイが押し込むが、羆嵐も押し返してリバース・スープレックス。レイもすぐにタックルを返して、ジュンにつなぐ。斉藤ブラザーズは素早いタッチワークで羆嵐を攻め立てる。防戦の羆嵐はジュンのチョークスラム狙いを切り返し、カウンターでバックフリップからセントーンを決めて、関本にタッチ。

関本はジュンにフォアアームから串刺しスピア、セントーン、ランニング・ボディープレスの畳みかけ。逆エビ固めはレイがカットに入る。ジュンはカウンターのスピアを見舞って、レイにタッチ。レイと羆嵐が正面衝突を繰り返す。羆嵐がアルゼンチン・バックブリーカーの体勢に入ると、ジュンがカット。斉藤ブラザーズが羆嵐にトレイン攻撃からダブルのショルダータックル。羆嵐と関本も相手2人にまとめてラリアットを連発、さらにアルゼンチン・バックブリーカーの競演から後方に叩きつけて斉藤ブラザーズを追い込む。羆嵐がレイにカウンターでクロスボディーアタック。そしてコーナートップに上るが、ジュンが足を掴んで攻撃を阻止。レイが羆嵐をデッドリードライブで投げ捨て、ラリアットの相打ち。打ち勝った羆嵐がロープに走るが、レイがカウンターでクロスボディーアタック。チョークスラムはカウント2で返されるも、続けてのアイスバインでGAORA TV王者から3カウントを奪った。

<斉藤ブラザーズのコメント>

レイ「羆嵐をぶっ倒してやったぜ! だが、さすがいつもこの全日本に参戦してるだけあるな。めちゃくちゃタフだ」

ジュン「それとマッスルモンスターの関本大介、やっぱりパワー凄いな。何度も押されたぜ。でも、これから何度もやるのが楽しみだ。そして、新宿FACE、全日本プロレスの試合は今日が最後だったんだな」

レイ「俺、実はお相撲さんのときに(新宿FACEに)プロレスを見に来たことがあるんだ。他団体だけどプロレスを見に来て、ちょっと感慨深いというかな。思い出がある。これからもしっかりこのベルトを防衛していこうぜ。DOOM!」

ジュン「DOOM!」

<羆嵐&関本のコメント>

関本「ごめんなさい」

羆嵐「すみません」

関本「いや、俺が悪い。助けにいけなかった、ゴメン。いや、それにしても凄い力だな」

羆嵐「ハネ返せなかったよ、今日は」

関本「ハネ返されたよ」

羆嵐「関本さんのこんな心強いサポートがあったのに」

関本「いろんなのがデカいな」

羆嵐「デカいっすね。まだまだ関本トレーニングをしないと」

関本「筋トレで鍛えまくって、あのデカい壁、いつかぶっ壊してやろう」

羆嵐「真っ向勝負でいきましょう。斉藤ブラザーズ、絶対いつか倒してやる。ハァァァー!」

<第3試合>
シングルマッチ 20分1本勝負
〇大森北斗 vs ×他花師

 5・17大田区大会で北斗軍解散を宣言した大森北斗は、5・31古河でジャック・ケネディ、6・7山形大会では愛澤No.1と一騎打ちを闘い、ともに勝利。迎えた今大会では、北斗軍ケジメのシングルロード“魂の三番勝負”の大トリとして、他花師との一騎打ちが組まれた。

 他花師は北斗軍解散をテーマにしたと思われる入場曲で登場。一方の北斗は他花師に合わせて白の道着姿で入場する。ロックアップからロープに詰めた北斗がナルシストポーズとともにクリーンブレーク。再びロックアップから今度は他花師がロープに詰めてクリーンブレークし、握手を求める。北斗は「それ何回も見てんだよ」と警戒して握手に応じない。隙をついて他花師が地獄突きを見舞い、場外戦でも地獄突きの体勢で北斗を追いかけ回して、一撃を加える。さらに鉄柱に北斗を叩きつけ、観客が持っていたタオルで首を絞めると、凶器で頭を突くなど激しく痛めつける。リングに戻っても、他花師が憎々しげに北斗を攻め立てる。防戦の北斗は他花師の蹴り足をキャッチし、DDTを決めて反撃。エルボーから「投げるぞ!」とアピールして、ブレーンバスターを狙う。これは踏ん張られるも、ヒザへのドロップキックから再びブレーンバスターの体勢。またしても決められなかったものの、セカンドコーナーからミサイルキックを放ち、みたびブレーンバスターの体勢。これも他花師にリバースされ、地獄突きの連打を食らう。

他花師はコーナーからダイブしてのダブル地獄突きで北斗を追い込み、強烈な逆水平チョップ連発。串刺しの地獄突きは北斗にかわされるも、CC2019(延髄斬り)を放ち、コーナートップへ。北斗はコーナー上の他花師をとらえて、“ひとり北斗軍スペシャル”を狙う。他花師の地獄突きを耐えた北斗は「絶対絶対、絶対絶対に決めるぞ!」とアピールし、雪崩式ブレーンバスター。続けてのナルシストプレスでリーダーの威厳を示す勝利を挙げた。

 試合後に北斗は過去に在籍したメンバーを含めて北斗軍の全員に感謝を告げた上で、ユニット解散をあらためて宣言。さらに自身はもちろん、ほかのメンバーもさらに力をつけたときに「真の北斗軍を始めよう」と未来に向けたメッセージ。一方の他花師はその決断を尊重し、北斗の人柄にも触れた上で「永遠にリーダーです」と惜別の言葉を送り、ガッチリと握手を交わしてそれぞれの道を進んだ。

<試合後の北斗と他花師のマイク>

北斗「他花師、オマエは本当にヤバいヤツだ。でも俺は他花師、オマエを本当に愛していた。それは他花師だけじゃない。ジャック・ケネディも愛澤No.1も、サイラスだってハートリー・ジャクソンだって、タロースだって、羆嵐だって愛してるよ。まだまだオマエたちといっしょに闘いたいし、オマエらが『リーダー』って言ってくれるたびに俺は強くなってる気がしたし。まだまだ俺は魂のリーダーとして闘いたいよ。でも、今日で一旦、解散だ。このままだとリーグ戦だけじゃない、トーナメントだって、俺たち北斗軍は干されてしまい、最終的に対戦カードからも、会社からもこのままだと干されてしまうんだ。だから俺はもっと強くなって、このリングの中心に立つよ。そのときは2年後、3年後、いや5年後、10年後になるかもしれねえけど、そのとき俺のことをまだ『リーダー』と呼んでくれるなら、最高に強くなった他花師と、もっともっと強くなったジャック・ケネディ、愛澤No.1と真の北斗軍を始めよう。それまで一旦、お別れ」

他花師「すみません、自分から一個いいですか? 北斗軍、解散はとっても悲しいことやけど、リーダーがさらに上に行きたい。その思いしっかり受け止めたんで、ボクからはなにも文句ないです。いま思えば北斗軍トライアウトから始まって、北斗といっしょにアジアタッグ挑戦したな。ベルトは取られへんかったけど、それからチャンカン出て、最強タッグにも出て、他花師はこの全日本で大活躍をした。(ざわつく場内の反応を聞いて)そうですよね?(「他花師」コールを聞いて)ありがとう! 2冠チャンピオンですよ。そしてあの、この話は言っていいのかわからないですけど、自分は去年、結婚しまして。その話をリーダーに言ったんですよ。そしたら、あれ北海道の実家、帰ってたんですかね? それでもわざわざ時間作ってくれて、神戸までなんと結婚式、来てくれました。ホンマにみんなが思っている以上に、この人は他人思いで、スゴい優しい人なんです。だから俺は北斗軍が解散になっても、北斗は永遠に俺のリーダーです! リーダー、いままでありがとうございました!」

<北斗&他花師のコメント>

北斗「終わっちまったな、完全に北斗軍、ひと段落ついてしまった。正直俺は想像を絶する何倍も弱いレスラーなんだ。一人じゃ怖くてなにもできないレスラーなんだけど、メンバーがいたから誰よりも前に出て闘うことができた。アイツらを背負っていれば、重いものを背負っていれば、強くなれたんだ。でも、今日で一旦それは区切り。ここからは一人でちょっと結果を残さないといけねえから。ちょっと寂しいけど、北斗軍は一旦終わり。もし俺が強くなってリングの中心に立つときがくれば、北斗軍もう一回やろうと思ってる。そのときまでちょっと待っててくれ」

他花師「リーダー! リング上で言った通りです。全部ホンマです。北斗軍解散はリーダーが上に行くためには仕方のないこと。それをしっかり受け止めて、俺は応援するしかない。リーダー、北斗軍は解散なっても、北斗は永遠のリーダーです!」

北斗「ありがとう。他花師、本当にありがとう」

他花師「でも、北斗軍っていうのは永遠に語り継がれると思う。なんでか分かる、リーダー?」

北斗「なんでだ?」

他花師「北斗軍解散、北斗軍解散、北斗軍解散、ほくとぐんかいさん…(以下、高速で「北斗軍解散」と言い続けて)ほくとぐんぶんかいさん(北斗軍文化遺産)……釈羅不!」

<第4試合>
タッグマッチ 30分1本勝負
〇安齊勇馬 MAZADA vs 本田竜輝 ×矢野安崇

 小藤将太の右足首負傷による欠場に伴い、MAZADAが代替参戦で安齊勇馬とタッグを結成。先発で安齊と本田が譲らぬ攻防を見せて、それぞれパートナーにタッチ。MAZADAから握手を求められた矢野は応じず、スピードに乗った動きで相手を翻弄。場外に出たMAZADAが矢野を挑発。矢野が場外に下りるとMAZADAは素早くリングに戻り、矢野がリングに戻ろうとしたところでロープを蹴り上げて、急所攻撃。ここから安齊&MAZADAが矢野をとらえて痛めつける。MAZADAの狡猾な攻めのエジキとなり防戦一方の矢野は、代わった安齊にも逆エビ固めで締め上げられて追い込まれる。矢野は懸命にロープエスケープ。矢野は安齊にドロップキックを決めて、ようやく本田にスイッチ。本田は安齊に串刺しラリアット、さらにロープに詰めて「1、2、3、4!」。カウンターのスピアを決めた本田に対して、安齊はベリー・トゥ・ベリーを返す。安齊はニーアッパーからダブルアーム・スープレックスと畳みかけ、本田のラリアットを食らってもジャンピング・ニーを返す。

MAZADAと矢野の攻防となり、矢野がロープから反転してのクロスボディーアタックなどで攻め立てる。串刺しラリアットからコーナーに上るが、MAZADAがロープを揺らして落下させる。安齊&MAZADAが矢野にトレイン攻撃を狙うが、これは阻止される。本田のアシストを受けた矢野が、安齊にコーナーからクロスボディーアタック、ブレーンバスターと畳みかける。安齊はカウンターのドロップキックで反撃し、抱え込み式のバックドロップ。ギムレット狙いは矢野が切り返して丸め込み。矢野がトラースキックを連発してロープに飛ぶが、安齊がカウンターのジャンピング・ニーで動きを止める。追撃のジャンピング・ニーからギムレットにつないで3カウントを奪った。

 試合後にマイクを手にした安齊はYouTubeライブ配信の視聴者ほかファンに向けて「いまの全日本プロレス、安齊勇馬を見ないと損するぜ」とアピール。さらに「この先も全日本プロレス、そして安齊勇馬に全員、付いてこい。俺との約束です」と現在の全日本マットの“顔”としての自覚をにじませて、ファンの大声援を浴びていた。

<試合後の安齊のマイク>

安齊「本日はご来場ありがとうございます。急きょタッグ組んだMAZADAさんもありがとうございました。今日はこの試合まで全日本プロレスYouTube公式でライブ配信されているみたいですね。俺がマイク持たなくちゃでしょ。YouTubeご覧の全日本プロレスが気になってる人、全日本プロレスTVに入るか悩んでいる人、そして『バチェロレッテ』ファン、あと今日組むはずだった小藤将太。全日本プロレス、めっちゃ面白いだろ? 安齊勇馬、めちゃくちゃカッコいいだろ? いまの全日本プロレス、安齊勇馬を見ないと損するぜ。そしてご来場の皆さまにも、俺はリング上はもちろん、リング外でも全日本プロレス、安齊勇馬の名をとどろかせていきますけども、みんなちゃんと付いてこれますか? 俺に付いてこれますか? この先も全日本プロレス、そして安齊勇馬に全員、付いてこい。俺との約束です」

<安齊&MAZADAのコメント>

MAZADA「(安齊に向かって)素晴らしいよ」

安齊「俺がいま一番、日本プロレス界で注目されてるレスラーだろ。いま数えただけでも、プロレス以外の雑誌の表紙、映画、こうなったらドラマだったり、写真集だったり、声がかかるんじゃないか? こうやってプロレスの外に、俺がプロレスを広めてやる。それは俺にしかできないと思ってる。そして、リング上でも必ず結果を出すぞ。だから、俺だけを見ててください。俺との約束です」

<本田&矢野のコメント>

本田「俺は先日の山形でこの6人タッグのベルトを奪取したわけだけども、まだこの歴史の浅いこの6人タッグのベルト、俺と立花のアニキと羆さんと3人でどんどん(歴史を)作っていきたい。そして、どんどん防衛戦をやっていきたい。そして、あの2人が個人でベルト(取って)結果を残してるように、俺も三冠狙っていくぞ」

矢野「対戦相手の小藤さんがケガされて、対戦相手がMAZADAさんに代わって。同じメキシコで泥水すすってきたから、今日少しでも近づけたらいいなと思ってました。YouTube、全日本プロレスTV、どっち見てるかわかんねえ、小藤将太、オマエが休んでる間、俺は強くなるぞ。そしてヘビー級だけど、安齊勇馬さん。雑誌やテレビ出て、イケメンかもしれない。俺はそんなイケメンじゃないかもしれない。でも、アナタにないもの俺は持ってると思うから。必ず俺が全日本プロレス、全日ジュニアを盛り上げてやるから、待っとけ」

<第5試合>
6人タッグマッチ 30分1本勝負
綾部蓮 〇タロース ライジングHAYATO vs 青柳優馬 ×青柳亮生 カーベル伊藤

 6・6角田大会で世界タッグ王座から陥落した綾部蓮&タロースが“出直しの一戦”としてライジングHAYATOとタッグを結成し、青柳兄弟&“デビュー10周年”カーベル伊藤の異色トリオと対戦。

 デビュー10周年のカーベル伊藤はファンへの日頃の感謝を込めて、客席に青柳兄弟とともにプレゼントを投げ入れる。場内からの「カーベル」コールの中、先発で伊藤が登場。タロースの「チイサスギマス」との挑発にはクレームをつける。HAYATOと対峙した伊藤はエプロンで控えるタロースにエルボーを放っていく。華麗なステップの伊藤は「どうした27歳!」とHAYATOを挑発。しかし、HAYATOの強烈なチョップを食らうと、場外に退避。意を決してリングに戻り、チョップのラリーに臨む。HAYATOがロープに飛ぶと、優馬が足を引っ張り場外に引きずり出す。伊藤がノータッチ・トペコンを放つも、ロープに足がひっかかり不完全。納得がいかない伊藤は再度、リングに戻り、今度こそきっちりと飛び技を決める。その後は場外戦になだれ込んで、両チームが派手にやり合う。リングに戻っても、青柳兄弟&伊藤がHAYATOを攻め立てる。防戦のHAYATOは優馬にドロップキックを決めて、綾部にスイッチ。綾部は優馬に串刺しフロントキック、ランニング・ネックブリーカーと決めて、タロースにスイッチ。青柳兄弟&伊藤はタロースにトレイン攻撃。しかし、伊藤だけはタロースのフロントキックでハネ返されてしまう。伊藤はタロースに高々と抱え上げられて、痛烈にマットに叩きつけられてしまう。亮生は綾部&タロースに一人でどうにか応戦。しかし、タイタンズ・オブ・カラミティは強烈な合体技で亮生を黙らせると、さらにパートナーのHAYATOを持ち上げてボディープレスの要領で相手に叩きつける。最後はダブル・チョークスラムで亮生を仕留め、パートナーのHAYATOとともに荒々しく勝ち名乗りを受けて、バックステージに引き揚げた。

<綾部&タロースのコメント>

綾部「タイタンズ・オブ・カラミティとライジングHAYATO。ライジングHAYATO、最後はいい武器になってくれたな、ありがとう」

タロース「人生には浮き沈みがある。先日、ベルトを失ったことが、また取り戻すつもりだ。とにかく、俺たちがまた支配してみせる。また全日本に戻って来る」

<亮生、HAYATOのコメント>

亮生「ヤバい。どういうこと? わかんないけど、あんなデケぇヤツら相手にいま喋れてるから。試合に負けて勝負には勝った。とりあえず、アジア、行けるぞ!」

HAYATO「次はアジア」

亮生「これ乗り越えたからね」

HAYATO「アジアタッグ、絶対取り返すよ」

<第6試合>
三冠ヘビー級選手権試合前哨戦 8人タッグマッチ 30分1本勝負
〇宮原健斗 芦野祥太郎 MUSASHI 吉岡世起 vs 鈴木秀樹 諏訪魔 真霜拳號 ×青木優也

 三冠ヘビー級王座戦を控えた宮原健斗と鈴木秀樹の最後の前哨戦。 先発は宮原と秀樹。ジリジリと距離を詰めて、秀樹がエルボースマッシュを放つ。緊張感の漂う間合いから、秀樹が自軍コーナーに宮原を持っていき、真霜にスイッチ。宮原からタッチを受けた芦野と真霜が目まぐるしい攻防を見せて、それぞれタッチで青木とMUSASHIの攻防へ。2人はチョップを打ち合い、青木がフロントキックで倒せば、MUSASHI&吉岡がスピードに乗った連係を決める。そこから場外戦に移行し、両チームが激しくやり合う。リングに戻っても、MUSASHIがつかまる展開。諏訪魔の荒っぽい攻めのエジキにもなったMUSASHIだが、相手の突進をかわしてどうにか芦野にタッチ。芦野も諏訪魔の強烈な攻めを食らうが、ヒザ裏へのエルボーからランニング・エルボースマッシュ、俵返しを決める。ブレーンバスター狙いは諏訪魔がリバースして、真霜にタッチ。芦野は真霜に投げっぱなしジャーマンを決めて、吉岡につなぐ。吉岡がスピーディーの動き回り、真霜にトルネードDDT、シザーズキック。真霜もレッグラリアットを返して、秀樹にタッチ。

芦野から代わった宮原が秀樹を攻め立てる。シャットダウン・スープレックス狙いは秀樹が切り返して、ワンハンド・バックブリーカー。秀樹から青木にスイッチ。青木は宮原にハンドスプリング式エルボー。さらに宮原をロープに固定してオーバーハンドチョップを連発し、サマーソルトドロップと畳みかける。秀樹組が宮原にトレイン攻撃。青木がスワンダイブ式ミサイルキックからランニング・ケサ斬りチョップを狙うが、これは阻止される。パートナー3人のアシストを受けた宮原は青木のバックに回り、一気にシャットダウン・スープレックスを決めて、3カウントを奪った。

 試合後、宮原はコーナーに腰をかけてベルトを誇示。マイクを手にした秀樹が「宮原健斗、6月18日、いい試合じゃない、スゴい試合をやろう」と呼びかけると、宮原は呼応するように手を差し出し、2人はガッチリと握手を交わした。

<宮原、MUSASHI&吉岡のコメント>

宮原「おーし! さあ、いよいよだ。鈴木秀樹、アイツはリング上で言ったな、凄い試合をしようって。ここで返させてもらうよ。鈴木秀樹、オマエと俺がリング上で向かい合えば、おのずとその凄いってヤツは見てる人たちが感じることだろう。ただ、大事なのはここだ。凄い試合をするのは当たり前だ。この(ベルトを叩きながら)三冠ベルトをどちらが巻くのかが、この6月18日の大事なところだ。勝ちか負けで、俺とオマエのその日の価値が、プロレスラーとしての価値が、どちらに価値が多くつくのか。俺らの存在価値を懸けて、そしてこのベルトを懸けて、どっちの価値が上を行くのか、そういう勝負なんだよ。鈴木秀樹、6月18日、プロレスのリング、プロフェッショナルリングで、プロフェッショナル・レスリングで闘うぞ。どっちが勝つか負けるかだ」

MUSASHI「青木、こないだといい、今日といい、OK、OK、やってやるよ、とことん。俺はもうそこに照準絞ったよ、青木に」

吉岡「燃えてるよ、むーちゃんが」

MUSASHI「やってやるよ、青木。もっともっとチョップ打ってこいよ、青木。青木、青木・・」

<秀樹、青木のコメント>

秀樹「もう最後、今日で最後の前哨戦、前哨戦っていうか最後でしたけど、変わらず。変わらずにやることが、一番後楽園に向けての闘いだったなと思います。あとは、試合です。ありがとうございました」

青木「あれが全日本の中心か、あれが全日本プロレスのテッペンか。とてつもなく高いところにいるのは今日わかったよ。またあの人とやるのはすぐかどうかはわかんないけど、俺もたくさん経験積んで前に立ってやるよ。それよりも、MUSASHI! なにがOKだ、青木か知らねえけどよ、でもオマエのその熱をもっともっとここに(ハートに)叩き込んでくれよ。俺もその倍、何十倍、何百倍にして返してやるからな。MUSASHI、MUSASHI!」

<第7試合・メインイベント>
スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
〇潮﨑豪 vs ザイオン×

 HAVOCから脱退した潮﨑豪がかつての仲間であるザイオンと一騎打ち。そもそも、HAVOCメンバーとも闘いたいとの希望からユニットを抜けた潮﨑にとって、1対1で肉体をぶつけ合えるシングルでの対戦は願ったり叶ったり。一方のザイオンは潮﨑へのリスペクトを隠そうとはしないが、『チャンピオン・カーニバル』決勝戦まで進出した相手との一騎打ちは大きなチャンスであり、この絶好の機会を逃したくないところ。

 ザイオンのセコンドには試合を終えたばかりの芦野が付く。ロックアップから潮﨑がヘッドロックで捕獲する。潮﨑が執ように締め上げると、ザイオンは力づくに脱出して、ヘッドロックを仕掛け返す。グラウンドに移行し、潮﨑がヘッドシザースで締め上げるとザイオンが脱出。スタンドに戻り、潮﨑がフライング・ショルダーを放つも、ザイオンも返す刀でタックルを返す。潮﨑は逆水平チョップを見舞い、ザイオンを場外に出すと、鉄柱に叩きつける。さらに客席になだれ込むと、潮﨑はカウンターにザイオンを寝かせて、助走をつけてヒザを突き上げる。続けて潮﨑はカウンター上でザイオンを担ぎ上げようとする。ザイオンの抵抗に遭って逆にブレーンバスターを仕掛けられるも、これを切り返してDDTの要領でザイオンをカウンターに叩きつける。ザイオンは客席からダイブしてきた潮﨑をキャッチして担ぎ上げると、そのままダッシュして鉄柱に相手を叩きつけるという荒っぽい攻めで形勢逆転。お返しとばかりに場外戦で激しく潮﨑を痛めつけ、硬いフロア上でのブレーンバスターも決める。さらにボディープレスから相手の体を荒々しく引きずって、リングに戻す。

 リングに戻ると、ザイオンがフロントキック、スーパーマンパンチと畳みかける。潮﨑は「カモン、ザイオン!」と相手を呼び込み、突進をかわすとレフトハンドのショートレンジ・ラリアット、そして右腕でのショートレンジ・ラリアットを放つ。ザイオンもカウンターで潮﨑を担ぎ上げて、変型デスバレーボムで相手を叩きつける。そしてコーナーに上り、ダイビング・ヘッドバットを放つも、かわされてしまう。潮﨑は垂直落下式ブレーンバスターからリミットブレイクの体勢。これはザイオンが踏ん張り、串刺しバックエルボーを叩き込む。潮﨑をコーナーに乗せると、肩車の体勢。しかし、抵抗した潮﨑は逆にコーナー上の攻防を仕掛ける。コーナー上の攻防の互いに譲らずマットに着地。潮﨑の垂直落下式ブレーンバスターを食らったザイオンはすぐに立ち上がり、エルボーから串刺しスピア。ランダウン狙いは潮﨑が切り返し、ゴーフラッシャーもカウント2。潮﨑が豪腕ラリアットを狙うが、ザイオンはかわしてスピア。すぐさまコーナーに上るが、ダイブしたところを潮﨑に下から豪腕ラリアットで迎撃され、そのまま3カウントを聞いた。

 試合後、2人は身を寄せ合い、握手から抱擁を交わす。互いに相手を称え合い、潮﨑はセコンドの芦野とも握手を交わしてから、マイクを手にする。

 潮﨑は昨年10月から主戦場としている全日本マットで自身を再生させてくれたHAVOCへの感謝を口にし、「この全日本プロレスを、もっともっと活性化させていこう。そういう意味で俺たちはまだまだ、同じリングに立つ者として同士だと思ってる」と、ユニットの仲間ではなく全日本の一員としての絆をアピール。その上で愛着あるHAVOCの元メンバーとして、かつての仲間たち、そして観客も一体となって「俺たちは、HAVOC!」の大合唱をおこない、全日本にとって最後の新宿FACE大会を締めくくった。

<試合後の潮﨑、ザイオンのマイク>

潮﨑「ザイオン、祥太郎、そして今日は来てないけどオデッセイ。俺に再びプロレスの光で、俺の道を照らしてくれて、本当にありがとう! キミたちのおかげで、俺はまたこの足で闘いのリングに戻ることができたよ。俺に再びプロレスのリングに立つことを許してくれて本当に感謝してる。ありがとう。こうやって俺がリングに立てるのは、ザイオン、祥太郎、オデッセイ、HAVOCのおかげだ。こうやってみんなの前でザイオンとシングルマッチを闘えて、俺は再び、そして俺の道を歩き続ける。キミたちは、みんなの大好きな、俺の大好きなHAVOCのままでいてくれ。そしてこの全日本プロレスを、もっともっと活性化させていこう。そういう意味で俺たちはまだまだ、同じリングに立つ者として同士だと思ってる。だから今日は、この最高のリングを、HAVOCのためのリングで締めたいと思う。今日はオデッセイは来てないけど、こうやってみんなの気持ち、みんなの強い応援のおかげで、HAVOCがまた全日本で輝けるのを俺も楽しみにしている。そしてつぎ会うときも、またリング上でいっしょに闘おう。ザイオン、ありがとう」

ザイオン「シオザキ、キミには敬意しかない。いつも言っているように、一度HAVOCになったら、永遠にHAVOCだ」

ザイオン「俺たちは…」

芦野「俺たちは…」

潮﨑「俺たちは…」

3人「俺たちは、HAVOC!」

<潮﨑、ザイオンのコメント>

ザイオン「(潮﨑に向かい)ユー・アー・タフマン」

潮﨑「ユー、トゥー」

ザイオン「ユー・アー・タフ、ユー・アー・クレイジー」

潮﨑「疲れたよ~、強かったよ~。いや、リング上で言った通り、俺がこうやってまたプロレスのリングに立つことができて、HAVOC、ザイオン、祥太郎、オデッセイのおかげだから。いつまでもこの気持ちは持ってるし、もっと全日本プロレスを盛り上げるために、HAVOCは抜けるよ。HAVOCは抜けるけど、気持ちはHAVOCで闘っていた気持ちはいつまでも残る。その気持ちをもって、これからも闘い続けるよ。ザイオン、祥太郎、オデッセイ、これからリング上で闘うことになるけど、いつでも本気でやり合おう。今日は疲れた」

ザイオン「彼と闘うのが待ちきれなかった。彼が言った“HAVOCを含めて誰とでも闘いたい”という言葉がずっと頭から離れなかった。彼はクレイジーだ。でも、それこそがHAVOCだ。それがHAVOCなんだ。落ち込んでいるときはいつも励ましてくれたし、彼がHAVOCにいたことは、なにも間違いではなかった。一度HAVOCになったら、永遠にHAVOCだ。またリングで会おう。俺たちは…」

芦野「俺たちは…」

潮﨑「俺たちは…」

3人「俺たちは、HAVOC!」