【7.19後楽園&7.25神戸記者会見】世界タッグ、アジアタッグ、世界ジュニアヘビー、三冠ヘビー
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7月13日(月)午後2時より、都内・全日本プロレス事務所にて記者会見がおこなわれ、7・19後楽園大会及び7・25神戸大会の各タイトルマッチに向けて各選手が意気込みが語った。

まず、7・25神戸大会での世界ジュニアヘビー級選手権に向けて、王者の田村男児と挑戦者の“ミスター斉藤”土井成樹が登場。6・24新木場大会で田村を下して挑戦権を手にした土井は、7・11横浜大会でも王者からピンフォール勝ちを挙げて好調をキープ。会見でも主導権を握るように、「田村男児、ヘビー級疑惑」を追及し出し、ヘルスメーター持参で公開計量を敢行した。
促されるままヘルスメーターに乗った田村の体重は、全日本のジュニアヘビー級の規定体重105kgを上回る106kg。土井は「やっぱりボクが思っていた通りですよ。ヘビー級ですよ、アナタ」と王者にタイトルマッチまでの減量を命じたが、一方の田村はまったく焦ることなく練習生を呼び寄せて、着用していたスーツのジャケットを脱いで、再度の計量をアピール。
そしてヘルスメーターに乗ると、なんと106kgから大幅減の96.2kg! 土井のみならず集まったマスコミ、関係者が唖然とする中、田村はなんと生まれてから常に「10kgの重りを背負って」生活していたという衝撃の事実(!?)を吐露。両親、親戚といったごく一部の人間にしか明かしていなかった田村の秘密を知った土井は、「これは正直ヤバいです。普段と違う。だいぶ俺、押されてるわ…」と王者への警戒心を強めていた。

<会見での田村、土井のコメント>
土井「新チャンピオンの田村男児に勝って世界ジュニアの挑戦権を獲得して、先日の横浜で前哨戦、完璧な3カウントを取った挑戦者、“ミスター斉藤”土井成樹です。とは言っても、チャンピオンの田村男児は若くて、強くて、パワフルでどっしりしていて、現チャンピオンは田村男児です。でも、俺はどの団体でも言ってる通り、年齢もキャリアも関係ない。挑戦することをあきらめずに、チャンピオンに突っ込んでいきたいなと思います」
田村「世界ジュニア戴冠して、初防衛戦というのは一番大事な意味を持っているなと思っています。それはただ取ったからだけじゃなくて、その先のもの、ジュニフェスだったりいろいろなものに対してもそうだし。いまはそういう気持ちです。いま土井成樹選手が言った通り、キャリア、年齢関係なく、ぶち当たって来るって言っていたけど、それはやっぱりファイトスタイルでも、チョップとか打撃とかなんでもそうだけど、カラダで伝わって来てるので。ボクも思いきり叩き潰して、チャンピオンらしくどっしりとしたモノで迎え撃ちたいと思っています」
土井「質疑応答の前にちょっとお時間いただいていいですか? あの~、タイトルマッチ決まったんですけど、チャンピオンの田村男児選手に一つ疑惑がありまして。皆さん分かりますかね? 周りでも言われてるんですけど、ボクもそう思ってました。やっぱりそうかと。田村男児、ヘビー級疑惑。皆さんどうですか? ボクも前哨戦とか何回も対戦していて、力強さ、破壊力は、これはちょっとジュニアちゃうなと。いくら全日本でも、これはヘビーやなと思ったんで、今日ちょっとこういうもんを用意してきました(ヘルスメーターを持ち出す)。見ての通り体重計ですけど、いまから抜き打ちの公開計量をしないなと思います。全日本プロレスのジュニアヘビー級の規定体重って何キロですか?(105kg未満になります)105kgを超えていたらアウトっていうことですね? その場合はどうなるんですか? いま軽量して105kgを超えていたらどうなるんですか?(25日までに105kg未満であればタイトルマッチ成立となります)なるほど。まあ、恐らく超えていると思うので、大会当日までには減量してもえらって、105kg未満にしてもらわないといけないと思うんですけど。ちょっとここお借りしていいですか?(机の前にヘルスメーターを置いて)チャンピオン、お願いします」
王者の田村がヘルスメーターに乗り、指し示した数字をのぞきこむ。
土井「カメラさん、映してください。106kgジャスト! アウトでしょ、これ! 見ました? ほら、ぴったり106kg。アウトでしょ、これ! 最低でも1kgは落とさないとアウトでしょ? これ明日タイトルマッチやるっていったら、アウトでしょ? アウトです、チャンピオン。やっぱりボクが思っていた通りですよ。ヘビー級ですよ、アナタ」
田村「違う」
土井「いや、違う? おかしいでしょ、106kgって。ヘビーやん」
田村「違う」
土井「ジュニアちゃうやん」
田村「ちょっと待った」
土井「いや、そんな言い訳あかんよ!」
田村「ちょっと待った」
土井「当日までに落としてくればええ話やから」
田村「一回待とう」
土井「どうしました?」
田村「ちょっと来て(練習生を呼び寄せて、スーツの上着を脱がせる)」
土井「おいおい、なに? いや、そんなスーツでそんな落ちひんで。ジャケットなんて何グラムでしょ? それでもたぶん105.何キロやで。全然足りひんで、それ脱いだだけじゃ」
田村「一回見て」
土井「じゃあ、一回乗ってもらおう」
田村が再びヘルスメーターに乗り、指し示した数字を見る。
土井「……いや、おかしいやろ、これ?」
田村「どう?」
土井「オマエ、なんか細工したやろ? なんや96.2って!」
田村「よし」
土井「10kgも落ちてるやんけ! どういうことや。ジャケットになにが入ってんねん。どんだけ重いもんを背負ってるねん。ええわ、一回座ろう。あのジャケット、いま練習生来て脱がせてたよな? あれ絶対、なんか重いの入ってたやろ。普段からそんな重いの背負ってるの? 『ドラゴンボール』の世界やで。なんの修行してんねん!」
田村「普段から10kgの重りを」
土井「普段から10kg背負ってますか? 昭和やな。そんなヤツ、いまいるか?」
田村「(10kgの)重りを背負って歩いてる」
土井「これが全日ジュニアか…。じゃあ、セーフ? 全然、(規定に)足りてましたね。ヘビー級だと思ってたのに、全然ジュニアやったね……皆さんちょっとお騒がせしました。これでボクも気持ちが晴れたので。あんま納得はいかないですけどね。質疑応答にいきましょうか」

――田村選手は10kgの重りを背負った生活を何年間続けている?
田村「ずっと」
――ずっととはどれぐらいの期間?
田村「生まれてから。やっぱり鍛錬が大事だと思うので。そういう意味では10kg背負って歩くと。坂道、階段も…駅だったらエスカレーターじゃなく階段を使って。そういうトレーニングを生まれてからずっと」
――両親も公認?
田村「そう、両親も公認」
土井「おかしいやろ、それ! そんなことあるか。オギャア、オギャア言うてんのに、重り背負って。おかしいやろ!」
――神戸というホームでのタイトルマッチになるが、地の利があると感じている?
土井「確かにずっと(関西で)活動してきて拠点に置いてきてホーム感はあるんですけど、言うても全日本の大会なので正直わからないところはあります。どっちなんかなと。チャンピオンの方が声援があるのか、俺の方にあるのか。この世界ジュニアのカードが決まる前から、けっこうチケットの売れ行きも良かったみたいで。完売の発表があって、自分の知り合い、友人とかも完売で来られないという方が多かったんですよね。それは全日本さんからしたら嬉しい悲鳴というか。まあ、どこであろうが試合になったらいつも通りの自分のスタイルでやるだけなので。そこに関してはホームとかアウェーはあんまり関係ない。チャレンジャーらしくチャンピオンに向かっていきたいと思います」
――警戒するのは田村選手のパワー?
土井「何回も対戦しているので、ある程度、攻略は研究してやっていこうと思ってるんですけど、チャンピオンも研究していると思うしお互い様やと思います。戦略、攻略というのはいまは明かせないですけど、当日を楽しみにしてもらえたらなと思います」
――10kgの重り生活を続けての一番の効果は?
田村「やっぱり足腰、踏み込む力が強くなった。生まれてからつけていた10kgで大地を踏みしめている感じなので」
――いままで重りを背負った生活を黙っていた?
田村「……まあね、誰にも明かさなかった。やっぱり明かしたくなかった。そういう思いが強くて、親だけに知ってほしかった。あと知っていても親戚ぐらいかな。茨城の親戚ぐらい」
土井「田村男児はいつもと違って、これだけ記者会見で笑かすことができる。これは正直ヤバいです。普段と違う。だいぶ俺、押されてるわ…」

続いて7・25神戸大会で三冠ヘビー級王座を争う、王者の宮原健斗と挑戦者の綾部蓮が登場。綾部は6・24新木場大会で宮原をアイアン・メイデンで締め上げてKO状態に追い込んで、挑戦権を獲得。だが、7・11横浜大会では宮原が綾部に対してアイアン・メイデンを繰り出して動揺を誘い、デスルーレットとともに万全の対策をアピールした上で「もう俺には通用しないと」と豪語。
一方の綾部にとって宮原は、2024年3月の大田区大会で入団を直訴した相手であり、いわばいまの自身を形作るきっかけになった存在。会見では宮原への感謝を口にする場面もあったが、同時に「あの路頭に迷っていた綾部蓮とはまったく別物だよっていうのをカラダで刻み込みたい」と成長、進化した姿での“最高超え”をアピールした。
綾部からの感謝の言葉を聞いた宮原は「きっかけを与えてくれたプロレスラーに感謝し続けている男で、出世したレスラーを俺は見たことがない。綾部蓮の中に、ボクに対する感謝はゼロだと思います」とピシャリと言い放ち、「もしかしたら彼が試合の中で絶望を感じる可能性もある」と“頂”の高さを示すように返り討ちを宣言。フォトセッション後にも宮原が「7月25日、神戸で勝負だ」と詰め寄ると、綾部は王者を挑発するように頭を撫でてから立ち去り、緊張感が漂った。
<会見での宮原、綾部のコメント>

綾部「約2年ぶりの三冠ヘビー級王座挑戦。そして、宮原健斗と1対1で闘うのも約2年ぶり。神戸では、このあと続く前哨戦も含めて、綾部蓮の強さというものを宮原健斗に刻み込んで、デカいは正義というものを証明します。絶望の夏になるでしょう」
宮原「日本全国に元気を届ける男、そうそれが宮原健斗。日本全国には宮原健斗の三冠ヘビー級選手権試合を見たい人たちがたくさんいる。そこで7月25日、関西神戸での三冠戦が実現する。チケットはすでにソールドアウト。今回のチャレンジャーは綾部蓮。いま日本プロレス界に2mを超える日本人レスラーは彼しかいない。その2mから繰り出される、手足の長さを生かした綾部蓮の必殺技。1つ目デスルーレット。2つ目アイアン・メイデン。もうその2つは俺は食らったことがある。もう俺の頭の中には彼の必殺技は完全にインプットされ、対策も練っている。ということは、7月25日、関西神戸でその2つの必殺技が俺に通用することはない。綾部蓮はタッグとしての実績はあるが、シングルとしてはまだまだ未知数だ。一つ綾部蓮の怖さがあるとすれば、この三冠ベルトが懸かった綾部蓮というのを、俺は経験したことがない。この三冠ベルトが懸かった、三冠ヘビー級選手権試合での綾部蓮が未知数だということに怖さはある。そして、綾部蓮は常にこう言っている。絶望を与えると。俺はこの方、リング上で絶望を感じたことがない。それはなぜか? 俺は常にこのプロレスのリングの上で希望を探し続けているからだ。7月25日、関西神戸は絶望ではなく、俺が元気を与えることになるだろう」

――2年前の3月に入団を直訴した相手でもある宮原選手へのあらためての思いは?
綾部「確かにあのときは自分自身フリーとしてやっていこうという中で、全然結果も出せず、路頭に迷っていたというか、自分自身かなり自問自答の日々だった中で、宮原健斗にとリング上で闘い、自分の中で答えを出して全日本プロレスに入団直訴という形になった。いま思えば、あのとき宮原健斗が手を差し伸べてくれたじゃないけど、向き合ってくれたからこそ、全日本プロレスに入団して、いまの自分があるというのは大きいと思っている。率直にその宮原健斗と全日本プロレスの至宝である三冠ヘビー級のベルトを懸けて闘えるのはワクワクする部分はあります。ただ、あの路頭に迷っていた綾部蓮とはまったく別物だよっていうのを宮原健斗にカラダで刻み込みたいと思っています」

――宮原選手は2年前に入団のきっかけを与えた側として、綾部選手と三冠王座を争うことに感慨深さなどはある?
宮原「感慨深さなどはまったくありません。宮原健斗のプロレスキャリアを振り返れば、誰かのきっかけになった試合なんてたくさんあるし、その一つに過ぎないし。まあ、綾部蓮も内心は宮原健斗なんて踏み台にしか考えてないと思いますよ。そんなきっかけを与えてくれたプロレスラーに感謝し続けている男で、出世したレスラーを俺は見たことがない。そういう世界だとボクは思っているから。弱肉強食だと思います。綾部蓮の中に、ボクに対する感謝はゼロだと思います」
――入団後の綾部選手の飛躍、成長はどう見ている?
宮原「タロース選手と組んでタッグチャンピオンになって、間違いなくなにか身長2mでカラダは大きいけども、リング上での少しちょっと自信なさ気な表情というか。そういうものを客観的に見て感じていたけど、それがタッグチャンピオンとしていろいろな修羅場をくぐる中で、自信もあるんでしょうね。そういうときのレスラーが一番怖いというのは、ボク自身、経験したことがあるし。いまの綾部蓮は強敵だと思います」
――過去、同じ2m超えのタロース選手を下していることで、長身選手への対策はできている?
宮原「そうですね。タロース選手は2mを超えていて、綾部選手も2m。対策的には似ていますけど、綾部蓮の場合はスピードもあるし、パワーもあるし。ただ、シングルでのスタミナという部分では、まだ彼とそういった試合をしたことがないので、そこが未知数で怖さもあるけど、彼が達したことのないところで宮原健斗に触れることによって、もしかしたら彼が試合の中で絶望を感じる可能性もありますよね」
――あらためてアイアン・メイデン、デスルーレットの怖さとは?
宮原「この三冠戦をやるきっかけになった、決められたのがアイアン・メイデンという技。彼は身長2mで手足が長い。手足が太くて、そういう中で食らう締め技というのはやっぱり厳しいですよね。デスルーレットはブレーンバスターから捻りを加えて落とす。単純2mから落とされる経験が少ないので、受け身が取りづらい。この大きさ、スケールから落とされるというのが危険ですから。でもボクは対策を練っているので、当日は通用しないですね」
――綾部選手は必殺技が2つだけと言われているが?
綾部「いま宮原健斗が言っている、デスルーレット、そしてアイアン・メイデン。2つだけと思うおうがどう思おうが勝手ではあるけど、神戸、前哨戦を通じて、その考えは覆ることになるんじゃないかなと思います。そこは闘いを見てもらえればおのずとわかるんじゃないかなと思います」


続いて、7・19後楽園大会で世界タッグ王座を争う、王者組の斉藤ジュン&レイと挑戦者組の関本大介&真霜拳號が登場。6・18後楽園大会で真霜はジュンからレフェリーストップ勝ちを挙げて、関本とのコンビでの挑戦権を獲得。ともに過去に世界タッグ王座戴冠歴もあり、さらに団体は異なれど20年以上の長きに渡ってときに闘い、ときにタッグを組んできた信頼と「絆」を王者組にアピールした。一方の斉藤ブラザーズもパワーとテクニックを合わせ持つ難敵コンビの実力を警戒しながらも、「俺たち斉藤ブラザーズもケンカもしてきたし、お互いに切磋琢磨もしてきた。だから全然、(絆は)負けてねえと思うぜ」と、兄弟揃ってアイスを頬張りながら防衛への絶対的な自信を示した。
<会見での斉藤ブラザーズ、関本&真霜のコメント>

関本「真霜選手とは20数年来、闘ったり組んだりしてきた仲です。絆が生まれないわけがありません。世界タッグのベルト、いただきます」
真霜「先日の後楽園ホールで挑戦表明しまして、見てる方からしたら突然に思われたかもしれませんけど、自分の中では全然そんなことはなくて。やっぱりベルトは常に狙ってますし、なにより関本大介がそのときパートナーにいたというのがけっこう大きくて。いま関本さんからも話がありましたけど、ボクらは20年以上ですか?」
関本「20年以上です。25、6年」
真霜「本当に組んだり闘ったりずっとしてきて、組むだけじゃない、闘うだけでも、だからこそ生まれる絆っていうのがあって。それは斉藤ブラザーズにはないものだと思う。彼らの強みはやっぱり兄弟ならではの阿吽の呼吸であったり、強い絆であったりだと思いますけど、闘うことはそんなにしてないですよね。闘わないとわからないことはやっぱりあるんですよ。だから我々の方が絆という意味で、彼らとはちょっと違いますけど、我々の方が強い絆がある。それは間違いないと思っているので、世界タッグいただきます」
ジュン「世界タッグチャンピオンになって、初の防衛戦。非常に俺自身、楽しみにしている。ましてや挑戦者がこの2人。マッスルモンスター関本大介と、“ましもん”こと真霜拳號(“ましもん”呼びにいろめき立つ真霜を無視しながら)いったいどんな闘いになるのか。7・19最高の後楽園ホール、最高の闘いを見せてやるぜ。その上で勝つのは俺たち、斉藤ブラザーズだ。DOOM!」
レイ「最近、全日本のチケットが完売続出しているらしいじゃねえか。そして今度の後楽園、7月19日の…(隣でジュンがアイスを食べ始めるのを横目に)7月19日の後楽園ホール大会も完売。いいじゃねえか。いま全日本プロレス、勢いに乗ってる。そして、その勢いをさらに加速させるためには、俺たち斉藤ブラザーズがしっかりとこの2人から世界タッグを防衛していくことだ。楽しみだぜ、関本大介、ましもん」

真霜「ハァ…(深いため息)」
関本「(アイスをうらやましそうに見ながら)クソ…」
レイ「関本大介、オマエ、聞くところによるとアイスが大好きらしいな
関本「大好きだ、バカ野郎!」
レイ「実はな、ここにもう1本ある」
関本「くれよ!」
真霜「落ち着いてください」
レイ「なんかオマエ、聞いたけど、この前の巡業バス、サービスエリアに止まるたびにアイスを食ってたらしいな」
関本「だからくれよ! アイス好きだから」
レイ「さすが“あずきバー”、全然溶けてない。食べたいか?」
関本「食べたい、ちょうだい」
レイ「ダメだ」
関本「ケチだな、くれよ」
真霜「あげなさいよ。なんで黙ってんだよ」
関本「いいじゃん」
――挑戦者組はそれぞれどのあたりにパートナーの頼もしさを感じている?
関本「やっぱり真霜選手のテクニックですよね。それをボクは(試合を通して)痛いほど感じていましたから。それを楽しみにしています」
真霜「やっぱり筋肉、パワーが見られがちですけど、それだけじゃないんですよ、関本大介は。すべてにおいて高いレベルにある。パワーもテクニックも、もちろんハートも。そこに全幅の信頼を置いてます。すべてです」
――王者組は挑戦者組の警戒する部分は?
ジュン「関本大介のパワーと真霜拳號のテクニックだろうな。俺自身、この2人のパワーとテクニックにはやられているからな。さっき2人の絆がどうのこうのと言っていたが、俺たち斉藤ブラザーズは生まれながらにタッグだ。生きてからずっとタッグを組んでいる。だから絆が俺たちを上回るなんてことはないと思うぞ」
レイ「なんか絆とか、いままで闘ってきただの、いろいろと言っていたけど、そんなこといったら俺たち斉藤ブラザーズもケンカもしてきたし、お互いに切磋琢磨もしてきた。だから全然、負けてねえと思うぜ。どうする、アイス。(関本が)食べたそうにしてるぞ」
ジュン「じゃあ、俺が食べる」
関本「おい!」
レイ「上げると思ったら、食ったな」
関本「やりやがった…」


最後に7・19後楽園大会でアジアタッグ王座を争う、王者組の青柳亮生&ライジングHAYATOと挑戦者組の安齊勇馬&小藤将太が登場。6・18後楽園大会でアジアタッグ王座を奪還した亮生&HAYATOに対して、小藤が安齊とのコンビでの挑戦をアピール。同じく挑戦表明をおこなった青柳優馬&矢野安崇との次期挑戦者決定戦(6・24新木場)を制して挑戦権を獲得すると、7・11横浜大会の前哨戦で小藤は王者組2人にスタイルズクラッシュを決めてKO状態に追い込んだ。さらに「いつまでも余裕をかましてるんじゃねえぞ」と王者組を挑発し、「俺が世代交代してやる」と全日ジュニア内での下剋上を高らかに宣言した。
会見でも小藤は「もうそこまで差はないんだよということを見せつけてやりたい」と自信みなぎるコメント。一方で王者組のHAYATOは小藤の勢いは認めながらも、元パートナーの安齊に対しては「もうプロレスラーじゃなくてタレントの顔。俺が安齊勇馬をプロレスラーの顔に戻してあげる。殺す気で来て、こっちも殺す気でいくから」と激しい言葉で挑発し、亮生もまた後輩2人を返り討ちにすることが「愛」と語り、簡単に世代交代は許さない姿勢をアピールした。
HAYATOの挑発的な言葉を聞いた安齊は「殺気を放っていたチャンピオンに対して、将太が敏感だったのか、ボクが鈍感だったのか、はたまたチャンピオンが放つ殺気がしょうもなかったのかわかりませんが」と憮然と言い放ち、その上で「俺たちが勝つので大丈夫です」と静かに闘志。小藤も「2人で勝ちにいく」と安齊への揺るぎない信頼を見せつつ、最後はみずからが王者組を仕留めると宣言した。
<会見での亮生&HAYATO、安齊&小藤のコメント>

小藤「前回の横浜ラジアントホール大会を見ていただいたらわかる通り、ボクがこのアジアタタッグに懸ける思いというのは相当なものがあります。そして、アツハヤ。かなり見下されているように感じるので、もうそこまで差はないんだよということを、しっかり19日のアジアタッグ選手権試合で見せつけてやりたいなと思っております」
安齊「今回このアジアタッグ選手権試合、将太が名乗りを上げ、挑戦者決定戦でも将太が勝ち、つかみ取ったタイトルマッチ。ボクはパートナーに選んでもらったにも関わらず、まだ力になれていないと思っているので。後楽園ホールではボクと将太の力で勝利をつかみ取りたいと思っています。アツハヤはレスラーとして強くて、カッコよくて、輝いていると言われていますが、ボクも将太も一切、負けていないと思っているので、将太が初めてベルトを巻く姿、そして俺がまたベルトを巻くカッコいい姿を全員必ず見てください」
HAYATO「スケジュール的に前哨戦は1回しかできなかったけど、気づいたことが2つあるよ。まず1つ目。小藤将太、ノーマークだったけど、なかなか強いね。安齊さえ注意しておけば楽勝かと思っていたけど、なかなか強いね。ただの“ザコカス、色白センター分け”かと思っていたけど、なかなか強い。スタイルズクラッシには要注意だよ。そしてもう1つ。安齊勇馬はもうプロレスラーじゃなくてタレントの顔になってたよ。前哨戦、挑戦者チームが先に入場して、こっちが入場して、コーナーの上から殺気を放っていたんだけど、それに対して小藤将太は気づいてやり返してきた。けど、安齊勇馬は気づくどころか、前哨戦なのに、“休日にリビングで寛ぐオッサン”ぐらい気の抜けた顔をしてたよ。俺が安齊勇馬をプロレスラーの顔に戻してあげる。殺す気で来て、こっちも殺す気でいくから」
亮生「このアジアタッグ選手権が決まるまでにいろいろと悩み、考えましたが、愛だなと結論づけました。いまこうやって全日本プロレスが盛り上がっているというのは、安齊勇馬選手の活躍があってこそ。そしてこの、アジアタッグ(挑戦者)決定戦から見ても、小藤選手が盛り上げた結果、いまスゴい期待値となって表れている。このまま俺たちがチャンピオンでいいのかと。愛があるなら、この勢いのある後輩2人にベルトを渡すのが愛なんじゃないかと。ずーっと悩んできたんですけど、昨日違うなと。本当の愛っていうのは、いまこうやって頑張ってくれている2人に責任を押しつけることじゃないなと。責任をもって我々がこのアジアタッグのベルトを防衛して、安齊勇馬選手に関してはさらに全日本プロレスの名前を広めていただき、小藤選手に関しては8月のジュニフェスに、全日本プロレスの小藤将太としてしっかり闘ってもらうのが愛なんじゃないかと。なので7月19日、愛をもって防衛したいと思います」
――安齊選手はHAYATO選手からの厳しい言葉をどう受け止めた?
安齊「もし前回の前哨戦でそう見えてしまっていたのなら、申し訳ないなという気持ちです。殺気を放っていたチャンピオンに対して、将太が敏感だったのか、ボクが鈍感だったのか、はたまたチャンピオンが放つ殺気がしょうもなかったのかわかりませんが。まあ、元々(HAYATOと)タッグを組んでいたとか関係なく、いまは将太が横にいるので、俺たちが勝つので大丈夫です」
――パートナーとしての安齊選手の頼もしさをどのあたりに感じている?
小藤「アジアタッグ挑戦者決定戦を見ていただいたらわかると思うんですけど、安齊さんの力なしではあの勝利はなかったとボクは思っているので、本当に力になれていないなんていうことは全然ないので。そんなことは思わないでください。ただ、最後にボクが取りたいという気持ちの方が大きいので、その部分では1人で走ってしまう部分もあるかもしれないんですけど、あくまでも安齊さんのサポートがあっての闘いになるので、2人で勝ちにいければいいなと思っております」
――先日の小藤選手の「世代交代してやる」という言葉をどう聞いた?
亮生「世代交代……世代そんなに離れていないと思うんですけど。とはいえ、アツハヤがいち時代を築けたということでもあるのかなと。ありがたい言葉だなと思いますし、本当にいま始まったばかりなので、ここでコケるわけにはいかないと思っています」
