「サマーアクションシリーズ2026」7月19日(日)後楽園大会詳報&試合後コメント
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チケット完売御礼となった『サマーアクションシリーズ2026』6.18 後楽園ホール大会では、世界タッグ選手権、アジアタッグ選手権、7.25神戸大会のタイトルマッチへ向けた前哨戦が組まれた。

試合開始前、脳腫瘍を患い、6月26日に44歳の若さで亡くなったジョー・ドーリングさんの追悼式が行われた。Evolutionとして共闘した諏訪魔が遺影を抱き、佐藤光留がEvolutionのフラッグをもってリングに上がると、参戦選手がリングを囲み、黙とうと10カウントゴングが捧げられた。

《第1試合》
シングルマッチ 20分1本勝負
〇芦野祥太郎 vs ×矢野安崇

オープニングマッチは、全日本プロレスTV認定6人タッグ王座挑戦を控える矢野安崇が芦野祥太郎に胸を借りた一戦。芦野は南側客席から現れると、HAVOCコールを煽ってリングイン。試合が始まると、矢野はジュニアのスピード、テクニックで果敢な攻撃。ヘッドシザースホイップで芦野を場外に追いやると、場外ダイブと見せかけポーズを決めた。芦野はフロント・スープレックで流れを変えて豪快な俵返し。ストレッチマフラーで捕らえてアンクルロックへの布石を打つ。矢野が低空ドロップキックで動きを止めると、フェイスクラッシャーからジャンピング・エルボーアタック。ダイビング・ボディアタックからカバーもカウント2。フォールを返した芦野は、ザイオンを思わせるヘッドバットで黙らせて、ジャーマン・スープレックス。こだわりのアンクルロックで締め上げて貫禄の勝利を収めた。試合後のバックステージで芦野は、ザイオン&オデッセイの日本再上陸を明言。それまで1人でもHAVOCとして戦うことを強調すると、7.26岐阜大会で組まれた、潮﨑豪とのシングルマッチへ向け、「HAVOCの魂、HAVOCの誇りを懸けて俺は絶対に負けねぇ」と闘志を燃やした。

〈バックステージ〉
芦野「I am HAVOC. and We are HAVOC.1人でもHAVOC。そして海を跨いだ先に2人のHAVOC。8月29日、帰ってくるHAVOCが。それまでは1人で俺がHAVOCの全責任を持って戦うよ。一番デカい試合、7月は岐阜だ。7月26日vs潮﨑。HAVOC卒業?卒業って言葉気にくわねぇ。決着つけてやるHAVOCで。HAVOCの魂、HAVOCの誇りを懸けて俺は絶対に負けねぇ。潮﨑豪からタップアウトを取ってやる。見えるだろ?ザイオンの手とオデッセイの手が俺には見える。俺たちはー、俺たちはーHAVOC!」
矢野「芦野さん、あなたも全日本のヘビーで、ヘビーでいてもヘビーの中では体が小さい。同じものを少し僕も感じてます。でも僕はヘビーに興味がないと言えば嘘になるんですけど、やっぱり俺はジュニアが好きだから、俺が全日本プロレスのジュニアを盛り上げる。楽しみに待っててください。ありがとうございました」
《第2試合》
世界ジュニアヘビー級選手権試合前哨戦 8人タッグマッチ 30分1本勝負
〇田村男児 大森北斗 立花誠吾 レオン・デ・オロ vs ×”ミスター斉藤”土井成樹 MUSASHI 吉岡世起 青木優也

田村男児は、6.18後楽園大会で立花誠吾を破り、世界ジュニアヘビー級王座を奪還。2年3か月ぶりの返り咲きとなった。チャレンジャーの“ミスター斉藤”土井成樹は、6.24新木場大会で田村から3カウントを奪うと、チャンピオンにタイトルマッチを要求。7.25神戸大会でのタイトルマッチが正式決定となり、前哨戦・第1ラウンドとなった7.11横浜大会でも、バカタレスライディングキックでチャンピオンからピンフォールを奪った。ゼンニチマット初参戦の覆面レスラー、レオン・デ・オロは、メキシコ出身で身長・体重は不明。謎のベールに包まれたルチャドールの存在にも注目が集まった。
ゼンニチJr.フェスティバル2026を見据えた男たちによる8人タッグマッチは、いきなり田村と土井の直接対決となり、激しいエルボー&タックル合戦。レオンはメキシコ遠征経験もあるMUSASHIと対峙して、アクロバティックなムーブ。むーちゃんせーちゃんの連携を切り崩すと、ロープの反動を利用したトルニージョで華麗に宙を舞い大歓声を浴びた。立花が続こうとすると、むーちゃんせーちゃんが今度こそコンビネーション。ジュニアフェス参戦を表明し、体を絞った北斗は、情熱男・青木優也と火花を散らした。8選手が入り乱れるハイスピードバトルが繰り広げられ、レオンがノータッチ・トペ・コンヒーロを発射。リング上では、田村のパワーボムをリバースした土井がDOI555からバカタレスライディングキック。もう一発DOI555を狙うと、切り抜けた田村が強引にパワーボム。豪快無比な一発でチャレンジャーを沈め、最後の前哨戦を制した。

〈バックステージ〉
田村「8月はジュニアフェスもあるし、それに向けたジュニアの8人タッグマッチだと俺は思ってるから。今後が一番大切になるから。もちろん俺も世界ジュニア前哨戦、土井成樹、神戸だし相手のホームだと俺はずっと思ってるし、そういうつもりでやるからなかなか難しい戦いになると思うけど、今日対戦してやっぱり熱さが伝わったから、土井成樹の熱い気持ち、ああやって何年、長年キャリアやってて、熱い気持ちで向かってくる。そういう気持ちがやっぱ届いたから、俺ももっと頑張ろうと思った。その思いでバチバチに7月25日神戸大会やっていきましょう。そしてジュニアのみんなも聞いてほしいんだけど、これからが大切だから。まぁ分かってない人はいないと思うけど、これからが一番重要なので、そういうつもりで俺もやっていきます」
土井「くそ…やばい…ヘビー級並のパワーやった。タイトルマッチ決める時に3カウント取って、この前の前哨戦でも3カウント取って、今日一気に戻された。戻されたっていうか、ちょっと向こうの方に分があるんちゃうかっていうぐらい。もう残すところは25日の本番や。心していくわ。今日みたいにいかへんからな。パワーで来るんやったらパワーで来いや」
レオン「ここ後楽園ホールでレオン・デ・オロはデビューした。俺はとても嬉しい。私の魂は、ここ東京にある。私の出身はメキシコのサン・ルイス・ポトシ。レオン・デ・オロがナンバーワンだ」
MUSASHI「せーちゃん見た?あいつ」
吉岡「どいつ?」
MUSASHI「レオン・デ・オロ。メキシコから来たらしいんだけど」
吉岡「ぜんぜん情報がねぇんだよ。調べても出てこない。なのに、全日本プロレスファンのみなさんは、あいつのコールをし始めた。これはどういうことですか、選手副会長?」
MUSASHI「分からない。ベールに包まれたルチャドールが一番危ないっていうのは俺知ってたからさ。まさにその通りだった。あいつは危ないよ」
吉岡「危ないね」
MUSASHI「何してくるかわかんない。まだ今日だけじゃないでしょ。あいつはずっといるんでしょ。全日本プロレスにしばらく。何度でも当たらせてくれよ」
吉岡「じゃあ、そこでちょっとずつ暴いていってくれ」
立花「ジュニフェス、まだメンバー発表されてないか。発表は休憩中なのか、いつなのかわかんないけど、まぁ前王者じゃん、俺が外されるわけねぇよな。大丈夫だよな?知ってんのお前?知らない?そうだよな。部外者だからな。あんた記者だからな。まぁでも大丈夫だよな。もちろん、もう俺出るに決まってるよ。俺が出ないとな。もうな、終わりだろお前。でも、今日出たレオンもすごかった。で、ジュニアの男児と土井成樹の試合、最後の攻防もすごかった。ジュニアはすごい。とにかくすごい。でも一番すげぇのはこの俺だ。アーン。楽しみにしとけ、この野郎」
青木「あーそう。あーそう。負けてたよ。場外でわちゃわちゃしてたよ。よくわかんないメキシカンも来たな。それとよ、大森北斗、お前だよ。もっともっとさらけ出してこいよ。この後、夏のジュニアの祭典、出場メンバー発表らしいな。今からでも俺の出場、間に合うか?俺はよ、この全日本ジュニアの熱い選手と全てをさらけ出す、全てを出し尽くすシングルマッチやりたいんだよ。今からでも遅くねぇだろ。青木優也、立候補してやるよ」
《第3試合》
タッグマッチ 30分1本勝負
〇諏訪魔 鈴木秀樹 vs ×潮﨑豪 青栁優馬

6.18後楽園大会に続いて潮﨑豪と諏訪魔がタッグマッチで激突。前回の後楽園大会では潮﨑が豪腕ラリアットで諏訪魔に勝利し、「ゾクゾク、ワクワク、ビリビリした諏訪魔を出してほしいね」と暴君復活に期待した。
因縁が再燃した両者の第2ラウンドは、諏訪魔がロックアップからロープに押し込みクリーンブレイク。潮﨑のヘッドロックからタックル合戦に発展し、どちらも一歩も引かない。青柳優馬と鈴木秀樹の対戦では、秀樹が逆さ押さえ込みからモンキーフリップを決めれば、優馬も打点の高いドロップキックで応戦。秀樹が潮﨑を場外に落とすと、諏訪魔が暴走モードに突入し、西側看板、鉄柵に荒々しく叩きつけていった。潮﨑をリングに上げて顔面蹴りを連発すると、串刺しラリアット、スロイダーで追撃。防戦一方となった潮﨑だったが、逆水平チョップを打ち込んでいくと、カウンターのドロップキック。代わった優馬はコーナーに控える秀樹に襲い掛かりながら、諏訪魔にクロスボディ。怒った秀樹がスリーパーホールド、コブラクラッチ、コブラツイストで優馬を締め上げると、ローリングクレイドルで動きを封じた。潮﨑と諏訪魔の対戦となり、潮﨑がフライング・ショルダーからコーナーに詰めてマシンガンチョップ。諏訪魔も真正面から受けきりダブルチョップを叩き込んでいく。潮﨑がフィッシャーマンバスターで突き刺すと、豪腕ラリアットからゴーフラッシャー。秀樹のカットに救われた諏訪魔は、ダブルチョップ、ラリアットで潮﨑と優馬を2人まとめてなぎ倒す。秀樹とのダブルドロップキックが飛び出すと、潮﨑目掛け猛烈なラリアット。カウント2で返されても、豪快にぶん投げるバックドロップで完全粉砕した。

借りを返した諏訪魔は、「お前がここにいるから戻ってきたんだよ。潮﨑豪とシングルをやるためにだ」と明かし、『熱闘!サマーアクションウォーズ2026』最終戦となる夏のビッグマッチ、8.29 EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)でのシングル戦を要求。潮﨑も受けて立つ姿勢を見せ、一騎打ちが決定時となった。
〈リング上のマイク。〉

諏訪魔「潮﨑、俺はな、お前がここにいるから戻ってきたんだよ。潮﨑豪とシングルをやるためにだ。オイ、潮﨑、デカいとこドコ?」
*秀樹が8.29とジェスチャーで伝える。
諏訪魔「分かったよ。大田区だろ。潮﨑、大田区で久々シングルやろうぜ」
*リング下の潮﨑は頷いて1対1のジェスチャーを見せる。
諏訪魔「OKだよな。よしっ決まりだ!(*潮﨑が優馬に肩を借りて退場していくのを見て)お前、今肩借りただろ。反省しろ」
〈諏訪魔・秀樹のバックステージ〉
秀樹「フラフラじゃん。死ぬ、死ぬ、もう一回死んだら?」
諏訪魔「ありがとう。いやー、疲れるな。ただよ、久々に潮﨑豪と当たるとタッグじゃ物足んねぇんだよ。タッグじゃ物足んねぇ。次はサシで勝負したいな。俺からは…」
秀樹「(諏訪魔のコメントを遮って)いつやるんだ?いつどこでやるんだ?」
諏訪魔「そんなお前、会社が決めてくれるだろ。とにかくそれを要求する、シングルマッチを」
秀樹「お前がさっき決めたんじゃねぇのか?8月29日、大田区総合体育館」
諏訪魔「大田区いいな!アイツと大田区…」
秀樹「被せんなコラ。(諏訪魔の胸を張って)潮﨑豪vs諏訪魔だ」
諏訪魔「痛いよ、お前。危ないな。手出しちゃダメだよ」
秀樹「どうですか?ジョーさん追悼」
諏訪魔「ジョーには散々すごいプロレスを見せてもらったんでね。すげぇ辛かっただろうと思う。でも、あいつを忘れないためにもね、やっぱしEvolutionっていうものをね、大事にしていきたいなと思いますよ。みんなそう、青木もそうだしさ」
秀樹「俺も1回だけやったことあるんですよ」
諏訪魔「ジョーと?やばいよね」
秀樹「やばかった。大田区で見せてください、諏訪魔vs潮﨑で」
諏訪魔「よし。これからが楽しみになってきた」
〈潮﨑・優馬のバックステージ〉
優馬「潮﨑さん、座りましょう。肩貸してないです。大丈夫ですか?」
潮﨑「俺のラリアット、ゴーフラッシャー、それでも立ってくる諏訪魔。まだまだ、まだまだ試合の感じはまだまだ、あの頃とは全然戻ってないだろうけど、今日は諏訪魔、強さを感じましたね。あとはあいつの怖さ、激しさ、あと何?」
優馬「たまに来たり来なかったり。水差すつもりはないですけど、諏訪魔vs潮﨑もいいですけど、せっかくだったら僕ともやってくださいよ。います。いますよ」
潮﨑「いますね。楽しい。全日本楽しい。全日本プロレス、最強だよ」
《第4試合》
三冠ヘビー級選手権試合前哨戦 タッグマッチ 30分1本勝負
×宮原健斗 羆嵐 vs 〇綾部蓮 本田竜輝

三冠ヘビー級王者・宮原健斗は、6.18後楽園大会でチャンピオン・カーニバル2026覇者・鈴木秀樹との頂上決戦を制し、7度目の防衛に成功。試合後、「最多防衛記録10回を塗り替えるぞ」と、自身と川田利明による最多防衛記録V10の更新を宣言した。チャレンジャー・綾部蓮は、6.24新木場大会の6人タッグマッチで宮原をアイアン・メイデンで葬り、次期挑戦者に名乗り。タイトルマッチが決まり、7.11横浜大会の前哨戦で肌を合わせると、「綾部蓮の技はデスルーレット、アイアン・メイデンだけではないというのを、まだ前哨戦続くよな?そこで体でしっかり刻み込んでわからせてやる」と予告した。
宮原が望月成晃を迎え撃つ防衛戦が決まったGAORA TV王者・羆嵐、綾部が本田竜輝と組んでの前哨戦。まずは綾部が宮原の頭を撫でまわして挑発。宮原もドロップキックの連打から綾部を踏みつけてマッスルポーズを見せる。全日本プロレスTV認定6人タッグ王座を保持する羆嵐と本田も、パートナー対決でド迫力の肉弾戦。

フルスロットルバトルで場内のボルテージを上げた。リング上で本田が反則カウント1・2・3・4!を決める中、場外では宮原と綾部が大乱闘。宮原は頭突きを何度も叩き込み、鉄柱を使っての締め技、フロントハイキックで容赦なく顔面を攻めていく。宮原ペースで試合が進むも、シャットダウン・スープレックスを振り解いた綾部は、カウンターでヒザを突き刺してアイアン・メイデン。ここは完璧に極まる前に羆嵐がカットした。宮原はデスルーレットを予告した綾部を丸め込みブラックアウトで逆襲。それでも沈まない綾部は、殺気すら感じるエルボーで黙らせて、ドラゴン・スープレックス・ホールドで3カウントを奪取した。

試合後、大の字となった宮原を見下ろすと、「俺の技は、どれだけインプットしようが、対策しようが無意味だってことを。25日神戸、お前の三冠ヘビー級王座、この綾部蓮が奪い獲ってやる」と改めてベルト奪取を通告。想定外のドラゴン・スープレックスで敗れた宮原は、「一瞬真っ白になった。俺の計算が狂いつつある」と吐露し、盤石であった防衛ロードに暗雲が立ち込めた。
〈リング上のマイク〉
綾部「宮原健斗、これでわかっただろ。俺の技は、どれだけインプットしようが、対策しようが無意味だってことを。25日神戸、お前の三冠ヘビー級王座、この綾部蓮が奪い獲ってやる」
〈綾部のバックステージ〉
綾部「宮原健斗、これでわかっただろう。体で感じただろう。いくら俺の技を研究したのか知らないけど、対策そしてインプットしようが、全くもって意味を成さない、無意味だということをな。身をもって感じたはずだ。さぁ次、22日新木場、前哨戦やって、いよいよ25日神戸だ。三冠のベルトは綾部蓮がいただく。デカいは正義、そして絶望を見せてやる」
〈宮原のバックステージ〉
宮原「最後、何?」
報道陣「ドラゴン・スープレックスです」
宮原「ドラゴン・スープレックス?綾部、俺にそんな技やったことないだろ、今まで。あいつまだ持ってんのか、弾は?持ってんのか?ドラゴン・スープレックスなんて、あいつやったことあるのか?頭打ったな。一瞬真っ白になった。俺の計算が狂いつつある。狂ったな…狂っちまったよ」
〈羆嵐・本田のバックステージ〉
羆嵐「すごかったな。敵ながらあっぱれだよ」
本田「しゃー!」
羆嵐「お前、痛ぇよ」
本田「今日は戦ったけど、俺たち3人には7月26日、岐阜で6人タッグの防衛戦決まってるから。今日はありがとうございました。まぁ絶対このベルトの価値をどんどん高めていって、青柳兄弟でヤスを俺たちでぶっ潰してやるぜ」
羆嵐「6人タッグもそうなんだけど、いつだ?いつ挑戦してくるんだ、望月?オイ、DRAGONGATEの望月、お父さん。このベルトの価値、もっともっと高めようぜ。オイ、羆嵐と望月でGAORAのベルト、最高で最強の戦いをしよう。もちろんこの俺、羆嵐から目を離すな。ハー!」
《セミファイナル・第5試合》
アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【第132代王者組】青柳亮生 〇ライジングHAYATO vs 安齊勇馬 ×小藤将太【挑戦者組】

“アツハヤ”青柳亮生&ライジングHAYATOは、6.18後楽園大会で“我蛇髑髏”のISHIN&加藤良輝を撃破。DRAGONGATEに流出していたアジアタッグ王座を全日本に取り戻した。王座戴冠直後、小藤将太が安齊勇馬、矢野安崇が青柳優馬とのタッグで王座挑戦を直訴。6.24新木場大会で両チームによる挑戦者決定戦が行われ、小藤が矢野をスタイルズクラッシュで破り、挑戦権を獲得した。
日本最古のベルトを懸けた20代選手たちによるタイトルマッチが実現。アツハヤ越えに燃える小藤が先発を買って出て亮生と互角に渡り歩く。第125代王者として共にアジアタッグのベルトを巻いたHAYATOと安齊の対戦となり、安齊はバク宙フェイントを読んでのドロップキック。そのまま場外戦となり、安齊&小藤が鉄柵をステップにしてのフライング・エルボーアタックをズバリ。リング上でも同時バックエルボーなど、息の合った動きを見せてペースを握る。小藤はなかなか立ち上がれないHAYATOの顔面を蹴り上げ、挑発的に頭を叩いていく。これでHAYATOに火がつき鬼の制裁モードに。鉄柵に叩きつけていくと、南側通路に連行して入場ゲートから捨て身のダイブを敢行した。リングに戻ると今度は亮生が厳しい攻め。ボディスラムで叩きつけ、新人殺しの逆エビ固めで痛めつける。ローンバトルが続いた小藤は、スイング・ネックブリーカーでピンチを脱出。タッチを受けた安齊は串刺しエルボーアタック、スロイダー、顔面を打ち抜くドロップキックで盛り返す。亮生にはニーアッパーを見舞って、ダブルアーム・スープレックス。復活した小藤は前転式ドロップキックを直撃させ、HAYATOに卍固めを極めた。グラウンド式でギブアップを迫るが亮生がカット。HAYATOが同士討ちを誘うと、アツハヤが高速のコンビネーションで形勢逆転。HAYATOのコードブレーカー&セントーンからバックドロップにネックブリーカーを合わせる融合技。HAYATOは小藤に対し、エプロンへのDDTからライオンサルト。カウント2で返されシド・ヴィシャスを放ったが痛恨の自爆となった。安齊がジャーマン、亮生がミサイルキック、小藤がエルボーアタックと目まぐるしく攻守が入れ替わり、HAYATOと小藤がエルボーのラリー。小藤が意地を見せてブレーンバスターを決めたが、アツハヤはダブルハウザーインパクトで鎮圧。安齊がジャンピング・ニーアタックで流れを変えようとしても、アツハヤはここでもダブルハウザーインパクトを爆発させ、シド&ナンシーで勝機を引き寄せる。息を吹き返した小藤はスワンダイブ・エルボーアタックで飛び込み、亮生にスタイルズクラッシュ。そのままHAYATOを仕留めにかかる。スタイルズクラッシュをインプラントで切り返されても執念の丸め込み。カウント2で返したHAYATOは、人でなしドライバーでグサリ。小藤が自力キックアウトで粘っても、必殺のシド・ヴィシャスで熱戦に終止符を打った。

熱戦の末、初防衛を飾ったHAYATOは、「いつどんな時、どんな場所でもリベンジしていいから期待して待ってる」とマイク。場内が小藤コールに包まれる中、チャレンジャーチームは退場した。亮生は、8月から開幕するゼンニチJr.フェスティバルへ向け、「さらにすげぇもん見せてやるからよ。みんな期待しといてくれ」とアピール。同じBブロックとなり、開幕戦(8.9後楽園大会)で公式戦が組まれた北斗がいる放送席の前まで移動すると、「全日本プロレスヘビー級、カッコいい、デカい、強い、そんな中で悲しいことに夢打ち砕かれ、『ジュニアヘビー級だったら結果が残せるんじゃないかな』、そう淡い夢を描いた大森北斗選手と戦います。まったくもって恨みも何もありませんけれども、非常に楽しみにしています。一緒に全日本プロレスジュニア、ジュニフェス盛り上げましょう」と挑発した。別ブロックとなったパートナーのHAYATOには、「昨年と同じ結果になってしまうかもしれませんが、現状アツハヤが優勝決定戦をすることは間違いないでしょう。正々堂々やりましょう」と呼びかけ固い握手。開幕前から2年連続のアツハヤ決勝対決を視野に入れた。
〈リング上のマイク〉
HAYATO「アジアタッグ、無事防衛したよ。安齊勇馬、小藤翔太、なかなか強かったけど、アツハヤの敵じゃないよ。いつどこでもリベンジしてもいいから期待して待ってるよ。バイバイ。いつもだったら、ここで中締めするんだけど、俺苦手だから中締め隊長の亮生にやってもらうよ。よろしく」

亮生「中締め隊長の青柳亮生です。気持ちよく中締めといきたいのですが、その前にひとつだけよろしいでしょうか。今日防衛して、次の後楽園なんですか?(客席から『ジュニフェス』と声が上がる)そう。1人だけだった今。くやしい。この現状を変えるべく、さらにすげぇもん見せてやるからよ。みんな期待しといてくれ。8月9日後楽園ホールで、生で俺たちの戦いを見てください。よろしくお願いします。そして、もう一点、初戦決まりましたね。全日本プロレスヘビー級、カッコいい、デカい、強い、そんな中で悲しいことに夢打ち砕かれ、『ジュニアヘビー級だったら結果が残せるんじゃないかな』、そう淡い夢を描いた大森北斗選手と戦います。まったくもって恨みも何もありませんけれども、非常に楽しみにしています。一緒に全日本プロレスジュニア、ジュニフェス盛り上げましょう。そしてHAYATOさん、またまた反対ブロックですね。昨年と同じ結果になってしまうかもしれませんが、現状アツハヤが優勝決定戦をすることは間違いないでしょう。正々堂々やりましょう。(*HAYATOと握手を交わす)ということで、中締め隊長・青柳亮生が帰って来ました。全日本プロレス、さらに向こうへ!Plus Ultra!」
HAYATO「Let’s Punk!」
〈アツハヤのバックステージ〉
亮生「初防衛成功!」
HAYATO「亮生の助けがあって俺が獲れて正直めちゃくちゃうれしい。ありがとう」
亮生「よかったね。とりあえず、このまま気持ちよくジュニフェス迎えますんで。この前も言ったし、リング上でも言いましたけど、まぁいいか。そいつのことは、また機会があると思うんで、そこでしゃべろうかな。アツハヤで決勝、全く同じ景色を見せるのもいいですし、誰かが狂わせてくれるのもいいですし、そんなこと関係なく俺たちでやってやりましょう」
HAYATO「やりましょう」
〈安齊・小藤のバックステージ〉
小藤「本気のアツハヤはめちゃくちゃ強かった。でも、アツハヤを本気にさせた。本気のアツハヤとアジアタッグを懸けて戦えたこと、これからの自分のキャリアにものすごく大きな意味があったのではないかと、そう僕は思いました。そして安齊さん、自分のわがままで一緒にアジアタッグ挑戦してくれたのに負けてすいませんでした。もっともっと俺が強くなって、またいつか、その時が来たら一緒にアジア挑戦してください。ありがとうございました」
安齊「今日はちょっとだけアツハヤに届かなかったけど、会場で、TVで見てくれた人は全員わかるだろう。将太、アツハヤまであとほんの一歩だ。俺だって全く負けてない。この後、将太はジュニアリーグがあって、そこで必ず結果出して、俺だってヘビーのシングルで必ず結果出して、その時また必ず2人で挑戦しよう。俺をパートナーに選んでくれてありがとう。力になれなくてごめんね。また頑張ろう」
《メインイベント・第6試合》
世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【第104代王者組】斉藤ジュン 斉藤レイ vs ×真霜拳號 関本大介【挑戦者組】

“斉藤ブラザーズ”斉藤ジュン&斉藤レイは、地元凱旋となった6.6角田大会で世界タッグ王座を奪還したが、6.18後楽園大会でジュンが真霜拳號の無道でレフェリーストップ負け。王者狩りに成功した真霜は、20年以上ライバル関係にある“プロレス幼馴染”関本大介とのコンビでベルト獲りに動いた。レイが王座挑戦を受諾すると、ジュンは「後楽園の借りは後楽園で返す」とリベンジを誓い、聖地でのタイトルマッチに臨んだ。
試合はジュンvs関本でスタートし、分厚い胸板にゴツゴツとエルボーを打ち合う。タックル合戦はジュンに軍配が上がったが、自身のダメージも大きく苦悶の表情を浮かべた。レイvs真霜は、レイが怪力で猛威を振るい場外戦に突入。斉藤ブラザーズが主導権を握ると、レイが鉄柱を背にした関本と真霜に突進して強烈なサンドイッチ。真霜をリングに戻して、代わる代わる痛めつけていった。ジュンが踏みつけてカバーに入ると、真霜は足に絡みついてアンクルホールド。さらに、合体攻撃を切り抜け、ジュンにレッグラリアットを見舞った。関本はジョー・ドーリングさんに捧げるブルドーザーファイト。クロスボディをカウント2で返されると逆エビ固めで締め上げる。レイとは串刺しチョップで意地を張り合ったが、レイが狂乱の連打からチャレンジャーチームをまとめて串刺しプレス。レイと関本がラリアットの正面衝突で同時にダウン。ジュン、真霜に試合権利が移り、真霜がジュンの左腕を取りピンポイント攻撃を仕掛ける。脇固めで捕獲すると、関本はレイをアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ、サブミッションの競演。さらに、真霜がレイのバックを取ると、関本が加わり眉山の体制。これはジュンが阻止した。関本を蹴散らしたジュンは、真霜にチョークスラム。一気に八木山サイクロンを狙ったが未遂に終わり、関本&真霜が2度目のトライで眉山が炸裂。

関本がジュンをラリアットでねじ伏せると、真霜がすかさずバズソーキック。6月の再現とばかりに無道で仕留めにかかる。レイが体ごとぶつかってカットすると、真霜の追撃を止めて張り手一閃。ジュンは倒れ込むようにラリアットを叩き込むと、ジャックハマーに繫いだ。関本のカットでカウント2。ならばとレイは、クロスボディで関本を戦線離脱に追い込んだ。真霜がDying Lightを受け止めて腕固めに入ると、レイがガラ空きの顔面にアイスバインを発射。ジュンが改めてDying Lightをブチ込むと、恐怖の合体殺法・八木山サイクロンでジ・エンド。3度目の戴冠で初防衛に成功すると、通算防衛回数は前人未到のV13に到達した。
新たな歴史の1ページを刻んだ斉藤ブラザーズは、バックステージに下がろうとする関本と真霜を呼び止め、アイスで乾杯。ジュンは「みんなで食べるアイスはおいしいな」とマイク。そのまま大会を締めるかに思われたが、レイが「次の挑戦者、俺たちが逆指名してやるよ」と話し出し、場内は大きなどよめき。「まだ、俺たち斉藤ブラザーズが戦っていないタッグチーム。ザイオン&オデッセイだ!」とブチ上げ、真夏のビッグマッチ、8.29大田区大会を決戦の舞台を指定。アイスの一気食いで頭痛に襲われた斉藤ブラザーズだったが、「3・2・1・DOOM!」の合唱で後楽園大会を締めくくった。
〈リング上のマイク〉
ジュン「世界タッグを防衛したぞ。関本大介、真霜拳號、強かったな。お前ら2人は強かったが、俺とレイは生まれてからタッグ屋だ。リングで負けることはない。またやれるのを楽しみにしてるぜ」
レイ「というわけで、アイスの時間だ。オイ、関本大介、そして真霜拳號、ちょっと上がって来いよ。ここにアイスがたくさんある。本当はジュンと2人でむしゃむしゃ食ってやろうと思ったけど、あんたたち2人楽しかったぜ。アイス分けてやるよ」
*アイスが大好きな関本がうれしそうにアイスを受け取ると、真霜もしぶしぶリングイン。関本がアイスを落としてしまうハプニングもあったが、4人はアイスで乾杯した。

ジュン「みんなで食べるアイスはおいしいな」
レイ「OK。アイスの次は冷えたビールも飲みてぇし、早くみんなでDOOM!したいと言いてぇが、まだそういうわけにはいかねぇ。次の挑戦者、俺たちが逆指名してやるよ。まだ、俺たち斉藤ブラザーズが戦っていないタッグチーム。ザイオン&オデッセイだ!お客さん、斉藤ブラザーズとHAVOC見てぇだろ!場所は大田区、全日本真夏のビッグマッチだ!」
ジュン「みんな準備はいいか?」
レイ「are you ready!」
ジュン「3・2・1・DOOM!」
〈斉藤ブラザーズのバックステージ〉

レイ「関本大介、そしてましもんをしっかりとぶっ倒してやったぜ」
ジュン「世界タッグのベルト獲り戻してから初の防衛だ。あの2人、デカくてテクニシャンで強かったな。きっちりと防衛してやったぜ」
レイ「いやぁ、強かったな。まぁしっかりこれで防衛だ。そして、さっきリング上でも言った通り、新しい挑戦者は逆指名してやったぜ。HAVOCのザイオン&オデッセイだ!」
ジュン「あの2人とやりたかったんだな。強烈な2人だ。あの2人を倒してこそ世界タッグチャンピオンだ。楽しみだ」
レイ「よし、しっかりと防衛もしたしな。アイスも食ったし、この後、俺はビールで乾杯したいぜ」
ジュン「俺はアイス食べたら、ちょっと頭が痛くなった」
レイ「俺も痛くなった」
ジュン「あったかいおしるこでも食べようかな」
レイ「暑いぞ今」
ジュン「DOOM!」
〈関本&真霜のバックステージ〉
真霜「ダメだった…ちょっと、こっちのペースに持ち込みきれなかったですね。申し訳ない」
関本「いえいえ、とんでもない。俺も助けに行けなかった。相手のペースを崩すことができなかった」
真霜「まだまだまだまだ」
関本「向こうの結束力が強かったですね。20年以上の結束力じゃ足りなかったね」
真霜「いや、まだ発揮しきれてないですよ。我々はもっといけるはず。今日は斉藤ブラザーズの波に飲まれちまったけど、まだまだまだまだ、まだまだやりますよ、我々は。20数年がこんなもんで終わってたまるもんか。まだもう一回やりましょう」
関本「OK、やりましょう」
真霜「もう一回だ」
関本「もう一回だ」