「熱闘!サマーアクションウォーズ2026」8月9日(日)後楽園大会詳報&試合後コメント
ニュース
昨年に続いてジュニアのシングルリーグ戦『ゼンニチJr.フェスティバル』(ジュニフェス)がいよいよ開幕。前年度優勝者の青柳亮生が左ヒザ前十字ジン帯損傷により大会直前に欠場になるというアクシデントも発生したものの、DRAGONGATEから現GAORA TVチャンピオンシップ王者の望月成晃が代替参戦。A・Bブロック計12選手によるリーグ戦が7大会で繰り広げられ、8・29大田区大会で優勝決定戦がおこなわれる。
開幕戦の今大会では公式戦6試合が組まれ、さらにヘビー級戦線でも8・29大田区大会での三冠ヘビー級選手権が決まっている王者・宮原健斗と挑戦者・安齊勇馬の前哨戦がおこなわれた。
<第1試合前>


開場後の午前11時10分より、今月4日に亡くなったドリー・ファンク・ジュニアさんの追悼式を実施。全日本マットでも長らく活躍し、PWF会長も務めていたドリーさんの功績を称えるように会場内に設置された献花台にも多くのファンが足を運び、リング上からの10カウントゴングで追悼した。

ドリーさんの追悼式後、ジュニフェスの入場セレモニー。全参加選手が揃って、華々しくリーグ戦のスタートを宣言した。

<第1試合>
ゼンニチJr.フェスティバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
×田村男児【1敗=0点】 vs 〇青木優也【1勝=2点】

ジュニフェスの開幕を告げるオープニングマッチに世界ジュニアヘビー級王者の田村男児が登場。静かに闘志を燃やすタイプの男児に対して、一方の初出場となる青木優也は真っすぐに情熱をぶつけるスタイル。対照的ながらも熱い心を持つ2人の激突となった。
ゴングと同時に正面衝突を見せた2人は、のっけからエルボー、フロントキックを叩き込み合う。場外戦でも激しく打撃が交錯。リングに戻った青木はノータッチ・トペコンを放つと、リング内で田村をロープに固定してチョップを連発。サマーソルト・ドロップからコブラツイストで捕獲。グイグイと締め上げる中、田村がロープエスケープ。青木のスワンダイブ攻撃を阻止した田村は、ロープを挟んでエルボーの応酬。青木をターンバックルに何度も叩きつけ、さらに雪崩式ブレーンバスターを決める。再び強烈なエルボーを打ち込み合い、田村はショートレンジ・ラリアット、投げっぱなしジャーマン。青木もエクスプロイダーを返し、今度は猛烈な張り手合戦。田村がカウンターのラリアットでなぎ倒し、走り込んでもう一発叩き込むもカウント2。パワーボム狙いは青木がウラカン・ラナで切り返すもカウント2。田村はヘッドバットから今度こそパワーボムを決めるもカウント2。青木はケサ斬りチョップ連発、ショートレンジ・ラリアット。スパイラスボムをカウント2で返されると、ランニング式ケサ斬りチョップをぶち込んで3カウント。猛烈な打撃の応酬を制して世界ジュニア王者を撃破した青木が、弾みをつけるような好スタート。一方の田村は王者として手痛い1敗を喫した。

<青木のコメント>
青木「やったぞ! ジュニフェスティバル開幕戦、田村男児から1勝だよ。この1勝はメチャクチャ嬉しいぞ、めちゃくちゃ大きいぞ。全日本プロレス、その他、他団体ども、青木優也を止めてみろ。いまの青木優也の勢い止めてみろ。俺は止まらねえぞ、突き進むぞ! ジュニフェス、全勝優勝だ!」
<田村のコメント>
田村「青木優也とはね、(佐藤)光留さんの自主興行で一回やったきりで。それ以来で今回ちゃんとしたプロレスのルールで、やっぱり気持ちいいね、ああやって打ってくれる相手がいると気持ちいいし。辛抱するっていうのも、青木優也がああやって辛抱するなら、俺ももっと受け止めないといけない。痛みもすべてを受け止めないとチャンピオンじゃないと思ってるから。受け止め切れなかったのは、俺はそこまで。まだまだ命を削って、くたばるまでやるだけです。まだ始まったばかりだ」
<第2試合>
ゼンニチJr.フェスティバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
×小藤将太【1敗=0点】 vs 〇”ミスター斉藤”土井成樹【1勝=2点】

今年1月に全日本入団を果たした小藤将太がリーグ戦初出場で、実力者の“ミスター斉藤”土井成樹と対戦。先シリーズではアジアタッグ王座に挑戦するも惜敗を喫した小藤にとって、シングルプレーヤーとしての実力をアピールし、全日ジュニア戦線の主力に割って入るための大事なリーグ戦となる。
金髪でニューコスチュームの小藤はリングインと同時に土井に襲い掛かり、一気呵成に攻め込む。チョップ、エルボーの打ち合いとなり、土井は「このクソガキ!」と挑発。土井のフロントキックに小藤はショットガン・ドロップキックを返し、ブレーンバスターからフィッシャーマンズ・スープレックス。スワンダイブ攻撃は土井がスカして、ブレーンバスターからサマーソルト・ドロップと畳みかける。DOI555からのバカタレスライディングキックは小藤がかわして、丸め込み。パワーボムの体勢は土井が切り返して逆エビ固めで捕獲し、一気にグイッと締め上げてギブアップを奪った。小藤の勢いをうまくいなした土井が一蹴して、手堅く白星をゲットした。

<土井のコメント>
土井「とりあえず勝ち点2、スタートダッシュに成功したぞ。いつも先のこと言って足元すくわれるから、今年はジュニフェスは一戦、一戦大事にいくから。俺もちょっと大人になってんぞ。一戦、一戦、勝ち点取っていったら、優勝決定戦行けるやろ。優勝するのは、俺やろ!」
<小藤のコメント>
小藤「心入れ替えて心機一転頑張ろうとしてたけど、ちょっと空回りしてしまった。クソ。でもまだ始まったばかり、このままじゃ終わらないぞ。ここから残り全部勝って、ジュニフェス優勝してやる」
<第3試合>
8人タッグマッチ 30分1本勝負
斉藤ジュン 斉藤レイ 鈴木秀樹 〇本田竜輝 vs ×青柳優馬 芦野祥太郎 綾部蓮 羆嵐

ヘビー級が揃った8人タッグマッチ。8・2立川大会で鈴木秀樹、青柳優馬から自己変革を促すような厳しい言葉を浴びせられた芦野祥太郎は、周囲を見返すような闘いぶりを見せることはできるか?
序盤から優馬が相手チームにつかまる展開。優馬は秀樹にブレーンバスターを決めるも、秀樹もツームストーン・パイルドライバーを返す。秀樹、本田は斉藤ブラザーズと揉めながらも、優馬にトレイン攻撃。本田は優馬をロープにつめて「1、2、3、4!」。カットに来た綾部が本田にニーリフト、芦野に投げっぱなしジャーマンから羆嵐がセントーン。優馬もパートナーのアシストに乗じて一気に本田を仕留めにかかるが、本田も反撃に転じて強烈なラリアットで相手を吹っ飛ばす。本田はファイナルベントで優馬を仕留めて、8・2立川大会に続いて『王道トーナメント』に弾みをつけるような白星を挙げた。

<斉藤ブラザーズ&秀樹&本田のコメント>
本田「おい、優馬から勝ったぞ。ジュニフェス始まったけど、ジュニアの闘いに絶対にヘビー級は負けないような闘いをする。それはチャンピオン・カーニバル中、ジュニアの選手は思ってたはずだ。だから、絶対ヘビー級が輝いて、もうすぐ王道トーナメントだ。今年こそ、この俺が優勝する」
レイ「はちゃめちゃな8人タッグで面白かったな。そしてだ」
ジュン「今日からジュニアフェスティバルが始まった。ミスター斉藤、チャンピオン目指して頑張ってくれ。俺とレイで応援してるぜ、DOOM!」
レイ「今日の対戦相手の小藤、なんかコスチュームがトロピカルだったな。トロピカルなかき氷でも食べたいな」
ジュン「ブルーハワイか」
※秀樹はノーコメント
<優馬&芦野&綾部&羆嵐のコメント>
綾部「ジュニフェス開幕したな。ジュニフェスがこのシリーズのメインかもしれないけど、ヘビー級の闘い、そして綾部蓮の強さをこの8月見せつけてやる。楽しみにしとけ」
羆嵐「優馬、大丈夫か」
優馬「チキショー…」
羆嵐「全日本プロレス、後楽園ホール大会、ヘビー級だらけの8人タッグマッチ。今日は勝てなかったけど、GAORAをなくしてからの俺なりのテーマを見つけて闘っていきます。青柳優馬とタッグを組んだのは初めてかな。それにしても斉藤ブラザーズは
最高だね。オマエらとは必ず真っ向勝負でケリをつけてやるからな。俺なりのテーマを見つけてやる。羆嵐から目を離すな。ハァァァー!」
※芦野はノーコメント
<第4試合>
ゼンニチJr.フェスティバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
×矢野安崇【1敗=0点】 vs 〇立花誠吾【1勝=2点】

今年1月に全日本に入団し、同5月に再デビューを果たした矢野安崇が前世界ジュニア王者の立花誠吾との初戦に臨む。矢野は8・2立川大会でのリーグ戦エントリー選手が揃ってのランブル戦で大森北斗、青柳亮生から3カウントを奪うなど勢いが増しており、リーグ戦のスタートでも“金星”を狙う。
序盤はつかまった矢野だが、ドロップキックからエルボー、ロープから反転してのクロスボディーで反撃態勢を整える。串刺しラリアット、コーナー最上段からのクロスボディーアタックとリズムよく攻め立て、立花を場外に出すとトペ・スイシーダの追撃。

タイガードライバー狙いは立花がこらえ、強烈なエルボー。しかし、ブレーンバスター狙いは矢野がリバースし、コーナーへ。立花はコーナーの矢野をとらえて雪崩式ブレーンバスターもカウント2。立花がスピアからアングルスラム狙い。矢野が切り返して回転エビ固めはカウント2。ヨシタニックからタイガードライバーもカウント2。ジャーマン狙いは立花が踏ん張る。それでも矢野は丸め込みで懸命に食らいついて3カウントに迫る。立花は矢野の猛攻を食い止めると、イケメン落とし。エルボー連打から、矢野の反撃をローリング・エルボーで食い止めると、最後はヤンキーハンマーで下した。敗れたとはいえ、矢野の奮闘が光る一戦となった。
<立花のコメント>
立花「勝ったぞ、あぁん? ぶっちゃけ、あんまりこういうこと言うのは好きじゃねえけど、余裕だと思ってたけど、ちょっと思ってた以上に矢野。まだ再デビューして半年も経ってねえよな? 6人タッグのときも、スゲぇなコイツって思ったけど、シングルでやって、よりやるなって思ったよ。前世界ジュニアチャンピオンにこんなこと言わせてんだぞ、この野郎。ありがたく思え。全日本、6月、7月の後楽園と完売してたけど、今日ジュニアがメインになった途端、完売にならなかった。俺は所属でもないし、この団体に出てるから責任があるとも思ってねえけど、世界ジュニアを巻いた者として、ジュニアの中心だと思ってる俺が、それは正直情けねえと思ってる。だから所属じゃねえ俺がメチャクチャ盛り上げてやるから、俺から目を離すんじゃねえぞ、あぁん? 次はMUSASHIだな、八つ裂きにしてやるぞ!」
<矢野のコメント>
矢野「ジュニフェス、開幕戦、他団体の立花に負けた。でも、まだ開幕戦だ。まだこれからだ。俺がゼンニチジュニア盛り上げていく。俺の愛は誰にも負けない。まだまだ行くぞ!」
<第5試合>
ゼンニチJr.フェスティバル2026 Bブロック公式戦 30分1本勝負
×大森北斗【1敗=0点】 vs 〇望月成晃【1勝=2点】

北斗軍の活動休止とともにヘビー級からジュニアヘビー級への転向を果たした大森北斗が、現GAORA TV王者で長いキャリアで多くの実績を残している望月成晃と激突。いきなりの難敵との対戦となったが、ジュニア転向の覚悟を示すためにも、是が非でも白星がほしいところ。
北斗は序盤から積極的に攻めて、望月に畳みかけを許さない。場外戦では客席になだれ込んで派手に攻める。望月も場外でやり返し、客席の看板に北斗を叩きつけるなど、徹底的に痛めつけていく。リングに戻っても、望月が得意の蹴りでペースを握る。防戦の北斗は望月のフロントキックをキャッチして、エルボーを叩き込む。望月の反撃を単発で終わらせてブレーンバスターで叩きつけ、ミドルキック連打も耐える。投げっぱなしジャーマンでぶん投げ、ローリング・エルボー。ドラゴン・スープレックスはカウント2。ナルシストプレスは望月がヒザ剣山。望月は北斗をコーナーに固定して一角蹴り。すぐさまツイスターにつないで北斗を振り切った。

北斗がリーグ戦に懸ける意気込みを示すような闘いぶりを見せたものの、望月が地力で押さえ込んで白星スタートを切った。

<望月のコメント>
望月「このジュニアのオファー、56歳でジュニアリーグに出たヤツっているのかね、いままで? でも俺はな、まだまだ退くつもりはない。それとな大森北斗、人気もあるし、どうやらこのリーグ戦の言ったら中心人物っぽいけどよ、俺が来たからにはそんな流れぶち壊してやるからな。俺が優勝して、世界ジュニアも勝って、俺が最年長記録樹立してやるから。覚悟しとけ」
<北斗のコメント>
北斗「青柳亮生、テメエがよダメになって余裕かと思ってたけど、望月成晃、代打だとは思えねえな。最初から出たっていいぐらいの実力はあるよ。だからな、今日で借りイチだよ。望月、テメエ、今日の開幕戦のこと二度と忘れんなよ」
<第6試合>
三冠ヘビー級選手権試合前哨戦 タッグマッチ 30分1本勝負
〇宮原健斗 諏訪魔 vs ×安齊勇馬 潮﨑豪

8・29大田区大会で三冠ヘビー級王座を争う宮原健斗と安齊勇馬の前哨戦第2ラウンド。8・2立川大会では安齊のランニング・ニーを食らった宮原がアゴに大きなダメージを負った。「俺の勢いは三冠戦まで留まることを知らない」と自信満々に豪語する挑戦者に対してやり返したところではあるが、戦前から諏訪魔とのコンビに不安ものぞかせており、2人のチームワークも気になるところ。また、潮﨑と諏訪魔は8・29大田区での一騎打ちを控えており、こちらも前哨対決となった。
宮原と安齊は先発で対峙。ロープに詰めた安齊が離れ際にエルボー、さらにカウンターでもドロップキックを叩き込み、挑発的に宮原の顔面を蹴りつける。怒りの宮原はフロントキックから場外に引きずり出してヘッドバット。鉄柵に振られた安齊は、鉄柵を利用してのスワン式エルボーアタックですぐさま反撃。客席になだれ込んでの場外戦で痛めつける一方では、諏訪魔と潮﨑も場外でやり合う。リングに戻っても防戦の宮原はどうにか諏訪魔につなぐ。諏訪魔は潮﨑に串刺しラリアット、万力スリーパーで絞め上げる。バックドロップ狙いは潮﨑が押し潰す。潮﨑の逆水平チョップに、諏訪魔もエルボー、チョップで応戦する。潮﨑が強引にフィッシャーマンズ・バスターで叩きつければ、諏訪魔はジャーマンを返す。潮﨑がレフトハンドのラリアットでなぎ倒し、それぞれタッチで宮原と安齊の攻防。宮原がドロップキックを軸とした得意の畳みかけを見せる。安齊は潮﨑のアシストも得て流れを変え、ダブルアーム・スープレックス。ギムレット狙いは宮原が切り返し、諏訪魔が安齊に強烈なラリアット。宮原は狙いを定めてバックに回り、シャットダウン・スープレックスを狙う。安齊は切り返し、ジャンピング・ニーを叩き込む。しかし、宮原は突進してきた安齊にカウンターでスタンディング式ブラックアウトを叩き込む、狙いすました正調ブラックアウトを続けて叩き込んで3カウント。
8・2立川大会の借りを返した宮原は「世界一カッコいい顔が台無しだな」とダウンする安齊を挑発。場内からのブーイングもどこ吹く風で満場一致の支持率を確信すると、「勝つのは世界一カッコいい男・安齊勇馬ではなく、スーパースター宮原健斗だ」と8・29大田区大会での三冠王座防衛をふてぶてしく宣言し、安齊の顔を踏みつけてから引き挙げた。
また、諏訪魔と潮﨑も試合後も長く乱闘を繰り広げるなど、大田区での一騎打ちに向けて感情的なやり取りを見せた。

<試合後の宮原のマイク>

「おい、世界一カッコいい顔が台無しだな。(ブーイング)おい、世間の声を聞かせてくれ。8月29日、東京・大田区で宮原健斗と安齊勇馬、どちらを求めるんだ? 正直な声を聞かせてくれ。(五分五分に近い歓声を聞いて)どうやら満場一致らしい。おい、いいか、8月29日はプロレス界、スポーツ界、エンターテインメント界で一番熱い夏を見せてやるよ。ただしだ、ここが一番重要だ。勝つのは世界一カッコいい男・安齊勇馬ではなく、スーパースター宮原健斗だ」
<宮原のコメント>
宮原「おい、リング上がすべてだ、この世界は。あの世界一カッコいい男の哀れな顔を見たか? 安齊勇馬、いいか、8月29日が迫ってきてるんだ。どうやら世間の皆さまはまだ迷っているらしいな。どちらの全日本プロレスの顔を支持するかだ。究極の選択だからな。そしてリング上でも言った通りだ。安齊勇馬、オマエの(ヒザを叩きながら)ジャンピング・ニーは、俺が逆にヒザで封じてやった。見ただろ? 俺のヒザ、すなわちブラックアウトはテメエのジャンピング・ニーとは年季が違うんだ。いいな、安齊勇馬。8月29日、まだまだ前哨戦は続くぞ。徹底的にテメエを追い込む」
<安齊のコメント>
安齊「クソ、飛んだ…。いまいちわかってねえけど、俺が倒れてたから、スリー取られたんだろうな。マイクは聞こえてたぞ。世界一カッコいい顔が台無し? なんもわかってねえな。そんぐらいじゃカッコ悪くなんねえから、世界一カッコいい男・安齊勇馬なんだよ。この先、前哨戦まだまだ続くな。俺のカッコ良さ、宮原健斗に、そして日本のプロレスファンにわからせてやるよ。クソ」
<諏訪魔、潮﨑のコメント>
※終始、もみ合いながら乱闘を繰り広げる。
諏訪魔「オマエ、やんのかコラ!」
潮﨑「大田区、やってやんぞ」
諏訪魔「大田区でやってやるぞ、オマエ、ボコボコにしてやるよ」
潮﨑「テメエは調子に乗るな」
諏訪魔「うるせえ! 大田区でわかるよ、全部。チカラの差を見せつけてやる」
<第7試合>
ゼンニチJr.フェスティバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
〇ライジングHAYATO【1勝=2点】 vs ×レオン・デ・オロ【1敗=0点】

昨年のジュニフェスで青柳亮生と決勝戦で激突し、惜しくも準優勝に終わったライジングHAYATOが、先シリーズにメキシコから飛来したレオン・デ・オロと対戦。無念の欠場となったパートナーの思いも背負い、幸先のいいスタートを切りたい。
クリーンに握手を交わして試合をスタートさせた両者は、のっけからスピーディーな攻防を展開。HAYATOがロープの反動を利用してのムーンサルト・アタックを繰り出せば、レオンは相手を場外に出し、トペ・スイシーダで追撃。リングに戻ってもレオンが攻勢。トルニージョアタックはカウント2。HAYATOはトラースキックで反撃態勢を取り、エプロン上の攻防に移行。レオンはエプロンから場外へのコルバタを見せて、さらにコーナー最上段からムーンサルト・アタックを放つ。リングに戻り、レオンが変型ドライバーでHAYATOを叩きつける。防戦のHAYATOはレオンに絡みついてコルバタの要領でグラウンドに引きずり込むと、そのまま巧みにエビ固めで丸め込んで逆転の3カウント。HAYATOが苦しみながらも白星発進を飾り、試合後もレオンと握手を交わした。

<HAYATOのコメント>
HAYATO「レオン・デ・オロ、勝ったよ。亮生が出られなくなっちゃって、絶対に勝たないといけない試合だったから、勝ててよかった。でも一つ、レオンに気づかせてもらったことがあって。俺はまだこの先があって。俺はここから行き止まりかと、プロレスの自分の道が最近、行き止まりなんじゃないかなって思ってたんだけど、まだ俺には先がある。それをレオンが教えてくれたよ。次も勝つよ。Let’s Punk」
<レオンのコメント>
レオン「負けて悔しいけど、HAYATOは凄い選手なのでリスペクトを持っている」
<第8試合・メインイベント>
ゼンニチJr.フェスティバル2026 Aブロック公式戦 30分1本勝負
×MUSASHI【1敗=0点】 vs 〇吉岡世起【1勝=2点】

開幕戦のメインで組まれたのは、かつてアジアタッグ王座も保持していたMUSASHIと吉岡世起による“むーちゃんせーちゃん対決”。吉岡は昨年のリーグ戦に世界ジュニア王者として臨みながらも、優勝はおろか決勝にも勝ち上がれなかった悔しさがあるだけに、個人的な昨年のリベンジを果たすためにも初戦でパートナーを撃破したいところ。
序盤は互いにスピードに乗った動きを見せた中、MUSASHIが吉岡の首に狙いを定めて攻撃を集中させてペースを握る。苦しい展開となった吉岡だが得意の鋭い蹴りで反撃態勢を整えようとするも、首を攻められ動きが止まる。互いに動きを読み合うあまりにもハイスピードな攻防は吉岡がシザーズキックで制する。そして場外に出たMUSASHIにラ・ケブラーダの追撃を見せる。MUSASHIもノータッチ・トペコンで飛び技のお返しを見せたものの、リングに戻ってコーナー上の攻防に移ると、吉岡がうつ伏せで宙づりにしたMUSASHIの首筋にフットスタンプというエグい攻め。
互いにファルコンアローを決め合い、MUSASHIはコーナーマットめがけてのエクスプロイダーで吉岡の首にダメージを与える。コーナーに吉岡をセットし、「ゴツン!」という衝撃音が響くヘッドバット。そして雪崩式エクスプロイダーを決めるが、カウント2。エストレージャフトゥーロは吉岡がヒザ剣山で防御。吉岡はMUSASHIにハイキック。MUSASHIもカウンターでトラースキックを決めるが、吉岡はラ・ミスティカで絡みついてMUSASHIの体勢を崩すと、バズソーキック。しかし、MUSASHIは吉岡を担ぎ上げると、その場で叩きつける二天一流。手首を掴んだ状態でエルボー合戦。譲らぬ攻防を見せる中、MUSASHIが勝機をつかんで首筋にトラースキックからジャーマン・スープレックスもカウント2。

エストレージャフトゥーロもカウント2で返されると、MUSASHIは吉岡をコーナーに乗せて二天一流を狙う。吉岡は脱出すると、カウンターのラリアットからバズソーキックを叩き込むがカウント2。ならばと変型MADE IN JAPANからクラッシュドライバーにつないで粘るMUSASHIを振り切った。

パートナー同士の妥協なき激しすぎる闘いを制した吉岡は、リーグ戦に向けた会見で北斗が発した「全日ジュニアは結局アツハヤでしかない」という発言を引き合いに出し、「MUSASHI、吉岡も悪くないでしょ?」と対戦のたびに限界突破の攻防を繰り広げる好敵手との闘いにプライドをのぞかせた。
そして、地震による被害を被った故郷・熊本への思いをあらためて口にし、後楽園に集ったファンに『クマモト』コールを唱和してもらうとともに、「がまだせ、熊本!」の大合唱で開幕戦のメインを締めた。
<試合後の吉岡のマイク>

「開幕戦、MUSASHIに勝ったぞー! いつも、いつも俺を限界まで追い込んで、限界を変えさせてくれるMUSASHIには感謝しかない。でも、どこかの出戻りジュニア君が会見で、“アツハヤでしかない全日ジュニア”とか言ってたな? そう思ってるファンの人もちょっとだけいるかもしれない。でも、そのちょっとのファンに告ぐ。MUSASHI、吉岡も悪くないでしょ? 珍しくメインでマイク持ったことだし、俺のカッコいい決めゼリフで締めたい…ところだけど、でもまだやっぱり声を届けたい地元・熊本があるんですよね。だから今日も立川に続き、皆さん、俺が行くぞーって言ったら『がまだせ熊本!』って言ってもらっていいですか? がまだせはボクが言うので、熊本だけでいいです。いいですか? いいですか? いいですか? もう一個、お願いがある。後楽園の全日ファンの皆さんの声で『クマモト』コールをやってもらっていいですか?(場内から大きな『クマモト』コールが起こる)。いくぞー、がまだせ、熊本!」
<吉岡のコメント>
吉岡「勝ったよ、初戦、勝ったぞ。優勝予想で1位だった大森北斗だっけ? ジュニア出戻り君。なんか全日ジュニアはアツハヤのものみたいに言ってたけど、むーちゃんせーちゃん、MUSASHI、吉岡、悪くないでしょ? MUSASHIと闘うといつも限界まで引き出されるけど、限界超えて楽しいね。そしてやっぱり、熊本。今日聞いたでしょ、後楽園のお客さんの『クマモト』コール。この声、思いを届けるのが俺の役目だから。今回はそんな思いも背負って、このジュニフェス優勝するぞ!」
<MUSASHIのコメント>
MUSASHI「クソ。悔しいね。吉岡世起、せーちゃんと闘うとさ、『ありがとう』って言いたくなるね。なんでかわかんないけど、せーちゃん、ありがとう。今日が始まったばかりでしょ。今日の敗戦は必ず優勝に変えてやるよ」