「チャンピオン・カーニバル2025」4月29日(火・祝)岡山大会詳報&試合後コメント 全日本プロレス

「チャンピオン・カーニバル2025」4月29日(火・祝)岡山大会詳報&試合後コメント

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『チャンピオン・カーニバル2025』(以下、カーニバル)第10戦は、岡山コンベンションセンター大会。各地で激しい星のつぶし合いが続いた春の祭典は、いよいよ佳境に突入し、優勝決定トーナメント進出者の候補が絞られた。

〈第1試合〉
8人タッグマッチ 20分1本勝負
青柳優馬 青柳亮生 長尾一大心 カーベル伊藤 vs 芦野祥太郎 大森北斗 田村男児 井上凌

オープニングマッチは、青柳優馬&青柳亮生&長尾一大心&カーベル伊藤VS芦野祥太郎&大森北斗&田村男児&井上凌という8人タッグマッチ。

試合は亮生と井上のジュニア対決でスタート。井上が先制してRウォーク、亮生もやり返すとアクロバティックなムーブからRウォークを真似してみせる。カーベルと対峙した北斗はマスクに手をかけて精神的揺さぶり。怒ったカーベルが逆襲して、強烈なカンチョーを見舞うと、優馬組がカンチョー主体で集中砲火を浴びせていく。優馬も容赦なくカンチョーを突き刺していくが、北斗が尻の力で受け止めると、スクリューしての指折りで今度は優馬が捕まる展開に。優馬はロックボトムで反撃すると、長尾にチェンジ。優馬組が連続串刺し攻撃を決めると、長尾はノーザンライト・スープレックス。しかし、カットに入った芦野が軽々と俵返しでぶん投げる。めまぐるしい主導権争いが繰り広げられると、カーベルがトップロープから場外へプランチャ。リング上は、勝負を託された長尾が初勝利へ突き進んでいくが、田村がカウンターのラリアット。ブレーンバスターをカウント2で返されると、豪快なパワーボムで試合終了。先輩の意地を見せた。

〈バックステージコメント〉

芦野「ひどすぎるだろ…まぁいいや。これはこれで気持ちは切り替えて、5月6日、後楽園ホールVS羆嵐。今日のメインのクマ次第ではあるけど、どうなるか。勝ち点8、たぶんこれが最低ラインだと思う。そこにまずは到達して2位通過狙うしかないんで。5月6日の後楽園でやってやるよ」

井上「4連戦終わっちゃったね。ジュニアらしい戦いできたかな?また5月オレらしく、自分の戦いをまたやっていくよ。5月も楽しみにしといてくれ」

長尾「チャンカンも後半に入って、僕はまだ一勝もできていない。自力勝利ができていない。本当に焦らなきゃいけない。このチャンカン期間中、絶対僕は初勝利します」

〈第2試合〉
チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦 30分1本勝負
斉藤レイ vs エーグル・ブラン

第2試合はカーニバルBブロック公式戦。1勝3敗の斉藤レイと2勝4敗のエーグル・ブランは、共に黒星先行でブロック突破はかなり厳しい状況の中での公式戦となった。

4・26愛知大会で優馬を破って連敗を脱出したレイは、残りを全勝すればブロック突破の可能性も残しており、自慢のパワーで先手。場外戦でも暴れまわったが、エーグルが軽快な動きでかき乱し、トペ・コンヒーロを発射する。スプリングボードで飛び込んで行ったエーグルだが、レイが打たれ強さを発揮して返り討ちに。重爆エルボーを投下して主導権を握る。ボディプレスを回避したエーグルは、ビッグブーツの連打から延髄斬り。ミサイルキックでも倒れないレイに、スワンダイブ式ニーアタックを直撃させる。さらに、マシンガンチョップを放ったが、ビクともしないレイが倍返し。エーグルが丸め込みを仕掛けても、ボディアタックで鎮圧した。チョークスラムはエーグルがDDTで切り返して450°スプラッシュへ。立ち上がったレイを振り切って、執念で決めたが3カウントは奪えない。再びスワンダイブを狙ったが、レイが阻止してチョークスラム。すぐさま逆エビ固めでガッチリ捕え、あっという間にギブアップを奪ってみせた。レイが公式戦で連勝を飾り、「残り全部勝って優勝するから」と大逆襲を宣言した。

〈バックステージコメント〉

レイ「勝ったぜ。エーグル・ブラン、とんでもねぇ身体能力だな。油断してたら、こっちがあっという間に狩られるところだったぜ。だがな、今日はオレの体重でしっかりと動けなくしてやったぜ。これで2勝だ。残り全部勝って優勝するから。2勝だなんだろうと関係ねぇんだけどな。次も楽しみだぜ!フォー!Beer time!」

〈第3試合〉
チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦 30分1本勝負
鈴木秀樹 vs ザイオン

4勝2敗・鈴木秀樹と2勝5敗・ザイオンのAブロック公式戦。WWE・NXTでも活躍した両者が激突した。

ロックアップからザイオンが迫力満点のシバタウで詰め寄ると、秀樹は一旦場外に降りて距離を取る。場外から握手を求めた秀樹は、隙を見せたザイオンの足を引っ張り鉄柱攻撃。リングに戻ると、ヘッドロックで締め上げ動きを封じていく。5分経過。ぶら下がり式首4の字を極めた秀樹が追撃を狙うと、ザイオンはアッパーブロー、ヘッドバットで流れを変え、荒々しくコーナーに叩きつける。場外に逃げた秀樹は客席までザイオンを引き込んで、先にリングイン。トリッキーなムーブで翻弄すると、電光石火のスクールボーイで3カウントを奪取した。5勝目をマークしてトップに並び、同じく勝ち点10のデイビーボーイ・スミスJr.との5・6後楽園決戦へ。バックステージでは、1位通過を示唆して、「大田区決勝戦、宮原健斗上がってくるでしょう間違いなく」と開幕戦以来となる“最高男”との再戦を見据えた。一方、敗れたザイオンは2勝6敗・勝ち点4という結果で公式戦全日程を終えた。

〈バックステージコメント〉

秀樹「何勝?5勝?トップタイ?トップタイ、もうひとり誰?デイビーボーイ、5月6日分かりやすい。勝った方が1位通過。1位通過して大田区決勝戦、宮原健斗上がってくるでしょう間違いなく。もう1回、宮原健斗と戦います」

ザイオン「スズキさんは賢すぎる。レスリングのマスターで、キャッチ・アズ・キャッチ・キャン。私のNXTのコーチで全日本へ連れて来てくれた。再戦が待ちきれない」

〈第4試合〉
チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦 30分1本勝負
本田竜輝 vs マイク・D・ベッキオ

大混戦となったBブロックで3勝2敗という状況の本田竜輝と3勝3敗のマイク・D・ベッキオが4勝目を巡り激突した第4試合。

序盤は、カーニバル初制覇へ燃える本田が、反則カウント1・2・3・4!で自分のペースに持ち込む。3連勝からの3連敗で急ブレーキとなったベッキオも、連敗を脱出するべく強烈なビッグブーツで反撃。場外に逃げた本田にプランチャをお見舞いしていく。5経過。ベッキオがスワンダイブ式クローズラインを叩き込むと、エルボードロップ、ブレーンバスターで追撃。防戦一方となった本田も反撃の狼煙を上げて、串刺しラリアットからスパインバスター。スリーパーホールドを振り解いたベッキオは、華麗なバク宙から投げっぱなしバックドロップボム。さらに、その場飛びムーンサルトプレスと身体能力の高さを発揮していく。10分経過。壮絶なエルボー合戦からベッキオが猛烈なクローズライン。コーナーからダイブを狙うと、気合で立ち上がった本田が追いつき、雪崩式ブレーンバスター。ラリアットをカウント1で返されても、粘るザイオンに何度も剛腕をお見舞い。そして一撃必殺のファイナルベントにつないで完全勝利を収めた。

本田がベッキオとの大熱戦を制し、勝利のホンダンスで前半戦を締めてみせた。これで4勝2敗の勝ち点8。安齊勇馬、菊田円と並ぶ首位タイに浮上すると、残りの公式戦で対戦するエーグル、菊田を撃破することを予告した。

〈バックステージコメント〉

本田「勝った!勝った!これで4勝2敗・勝ち点8、同率トップだろ!オレは殘り2戦!エーグル・ブランとDRAGONGATEの菊田円、ぶっ潰してやるぜ!」

ベッキオ「日本のファンの皆さん、すまない。次は強さを取り戻すよ」

〈第5試合〉
佐藤光留デビュー25周年記念試合 6人タッグマッチ 25分1本勝負
佐藤光留 デイビーボーイ・スミスJr. MUSASHI vs ライジングHAYATO 安齊勇馬 綾部

休憩時間明けの第5試合には、岡山県岡山市出身でデビュー25周年を迎えた佐藤光留が登場。デイビーボーイ・スミスJr.、MUSASHIとのトリオで、ELPIDA・ライジングHAYATO&安齊勇馬&綾部蓮との“25分”1本勝負に臨んだ。

2000年2月27日にパンクラスでデビューした佐藤は、同団体でキャリアを積んだ後、2008年からプロレスに本格参入。メジャー、インディー問わずさまざまな団体のリングに上がり、全日本プロレスでは3度の世界ジュニアヘビー級王座戴冠、大和ヒロシ・青木篤志さん・田村男児とのアジアタッグ王座獲得など、輝かしい実績を残してきた。

先発を買って出た佐藤は、華麗なムーブを見せたHAYATOに襲い掛かると、「オレが主役!」と主張して場外戦に突入。リングに戻ると、ELPIDAが手荒く佐藤の25周年を祝福する。佐藤が自力でピンチを脱すると、スミスと世界ジュニア王者のMUSASHIが記念試合を白星で飾るべく、決死のファイトを仕掛ける。キャリア25年の佐藤と25歳の安齊が対峙し、佐藤が脇固めを仕掛けると、スミスとMUSASHIが飛び込み、サブミッションの三重奏。さらに連続串刺し攻撃を狙ったが、安齊が抜け出しELPIDAの反撃がスタート。綾部のフルネルソンバスター、HAYATOのライオンサルトから安齊がダブルアーム・スープレックス。佐藤が最後の力を振り絞って抵抗しても、安齊はジャンピング・ニーからバックドロップに繋いで勝利を飾った。記念試合を白星で飾ることができなかった佐藤だが、全日ジュニアのエース・亮生が提唱したジュニアリーグ戦について言及。25周年を迎えたことを強調すると、下の世代へ向け「オマエらが秋山準になった時、オレは渕正信なんだ」と言い残した。機運が高まるジュニアリーグ戦、果たして開催実現、佐藤の参戦はあるのか!?

〈バックステージコメント〉

安齊勇馬「光留さん、まずは25周年おめでとうございます。現在25歳のオレ、つまりオレが生まれた時からプロレスやってるってことですよね。素直にすごいと思います。そんな人と戦えて、いつもいつもうれしいです。そして公式戦残り2試合、必ずどっちも勝ってオレが史上最年少優勝します」

ライジングHAYATO「佐藤光留25周年おめでとうとは言わないよ。でもまた、すぐに試合しよう。Let’s Punk」

綾部蓮「たしかに25年というのは、なかなか想像がつかないな。チャンピオン・カーニバル中だからね。現在2勝3敗、負け越してなかなか厳しいかもしれないけど、残り全勝する以外ねぇから。次戦5・6後楽園、オイ大森北斗。昨日裏で突っかかって来たけど、オマエの言う身長しか取り柄の無いゴミに負けた時にどんな言い訳をするのか楽しみにしてるよ」

佐藤「何十年経ったって、負けて話すことは無いよ。(と言って一旦退場するが)オイ!全日本プロレス!忘れてた。誰がいねぇあいだにジュニアリーグの話が出てるんだ。佐藤光留がいねぇあいだにジュニアリーグの話を盛り上げているんじゃない。オマエら25年のキャリアを何だと思ってるんだ。オマエが25年キャリアを重ねた時、オレは45年だぞ。分かるか?オマエらが秋山準になった時、オレは渕正信なんだ。分かるか?」

MUSASHI「むーちゃんというニックネームの名付け親でもある佐藤光留さんの25周年、25年ですよ!素直にすごいと思います。自分の15年なんてまだまだだなと思います。自分ももっともっと体を張って、このリング上で戦っていく必要があるなと思います。そして、そんな佐藤光留さんからいただいた、むーちゃんというニックネーム、これからも大事に使わせていただきます。佐藤光留さん25周年おめでとうございます」

〈第6試合〉
チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦 30分1本勝負
斉藤ジュン vs 吉田隆司

セミファイナルは、斉藤ジュンとDRAGONGATE吉田隆司のAブロック公式戦。ジュンは、開幕3連勝から秀樹とスミスに敗れて失速したものの、前夜の大会でザイオンを撃破。首位を独走するスミスを追走している。一方、吉田は白星無しの6連敗と泥沼にハマっている。

三冠チャンピオンとして不覚を取るわけにはいかないジュンは、序盤から貫禄の試合運び。吉田の常とう手段、握手から奇襲を仕掛けられると、吉田が相撲勝負をアピール。しぶしぶ応じたジュンは豪快に弾き飛ばし、場外でたっぷり制裁していく。リングに戻った吉田はジュンの急所攻撃を主張。チャンピオンのペースを乱して、ラフファイト全開で連敗ストップへ突き進む。ジュンがブレーンバスターを返したところで試合開始から10分。ジュンは強烈な串刺しビッグブーツ、タックルを見舞って、エルボードロップ。さらにチョークスラムを狙ったが、他花師コールが発生。地獄突きを乱れ打ちした吉田は、チャンピオン・カーニバル2019(延髄切り)をズバリ。追撃のセントーンからカバーもカウント2。会場が他花師コールに包まれたが、ジュンが胸を貸して打撃戦を展開。ジュンは急所蹴りを被弾しながらも、吉田がマットを剥がして金具むき出しとなったコーナーに逆スロー。そして、ノド輪を掴むと、渾身のチョークスラムで完全粉砕。これでジュンは5勝2敗、勝ち点を10で首位に並び、最終公式戦となる5・6後楽園大会、宮原健斗戦へ進んだ。

〈バックステージコメント〉

ジュン「勝ったぞ。なんだったんだ今のは、不思議な試合は…吉田隆司、シャラップ、DOOMの湖」

吉田「チクショー!7連敗の湖!!でも、でもでもでも、まだ優勝するチャンスは残ってるぞ!なんでかって?オレは針に糸を通す漢・他花師、釈羅不!」

〈第7試合〉
メインイベント チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦 30分1本勝負
宮原健斗 vs 羆嵐

岡山大会のメインイベントはAブロック公式戦、4勝2敗の2024年覇者・宮原健斗に対するは3勝3歳・羆嵐。両者は2022年のカーニバルでも同じブロックとなり、羆嵐が開幕戦から宮原をセントーンで沈めて大きなインパクトを残した。

2連覇を実現させるためにも、3年前の悪夢を払拭したい宮原は、羆嵐のパワーに圧倒されたものの、場外戦で頭突きを繰り出し逆襲。野生の力を覚醒させた羆嵐が怪力を駆使して優勢になると、リングに戻っても120kgの体重を活かしたダイナミックな攻めで反撃を許さない。健斗コールに背中を押された宮原は、ドロップキックの連打で形勢逆転。串刺しエルボーからノーザンライト・スープレックスの体制も、羆嵐がアルゼンチン・バックブリーカーで切って獲り、力強いバックフリップからセントーンを投下。宮原はカウント2でキックアウト。10分経過。なかなか立ち上がることができなかった宮原だが、起死回生のリバース・ブレーンバスター。すぐさまブラックアウトを突き刺すも、羆嵐は引かずにメガトン級のドロップキック。さらに串刺しラリアットを叩き込み、セカンドロープからのダイビング・セントーン。カウント2で返されると、コーナー最上段へ。息を吹き返した宮原は、必死に掴みかかって雪崩式ブレーンバスター。自ら健斗コールを発生させて、シャットダウン・スープレックスの体制。決めさせない羆嵐がボディアタックで圧殺も、宮原は沈まない。15分経過。埼玉に乾杯!もカウント2で返した宮原は、コーナー最上段からのダイビング・セントーンを回避。ブラックアウトで進撃を止めると、追撃のヒザ。羆嵐が肩を上げても、シャットダウン・スープレックス・ホールドで猛獣退治に成功。3年越しの雪辱を果たし、勝ち点を10に伸ばした。試合後、一度は退場しかけた宮原だが、会場が大・健斗コールに包まれると、リングに帰還。「次、ここ岡山に来るときは、オレがチャンピオン・カーニバル優勝して戻って来るぜ」と誓い、最高締めで岡山大会はフィナーレとなった。

Aブロックは岡山大会終了時点で宮原・ジュン・秀樹・スミスが勝ち点10、首位で並んだ。5・6後楽園大会では宮原VSジュン、秀樹VSスミスの公式戦が組まれており、各試合の勝者が優勝決定トーナメント進出となる。なお、勝ち点8の真霜拳號も同大会で吉田との公式戦が組まれており、真霜の勝利(勝ち点10)+上記2つの公式戦、いずれかが両者反則・両者リングアウト・無効試合で両者0点となった場合、勝ち点10で並んだ選手によるトーナメント出場者決定戦がおこなわれる。

〈リング上の宮原のマイク〉

「帰って来たぜ岡山!そして今日は最後まで応援をありがとうございました!ただ今、スーパースター・宮原健斗、チャンピオン・カーニバル2025、今日で5勝目だ!そこで岡山のみなさまの正直な声を聞きたい。チャンピオン・カーニバル2025、岡山のみなさまは誰が優勝することを望みますか?(健斗以外の声が飛んで、不貞腐れてリングを降りようとしたが、健斗コールが発生)満場一致で!宮原健斗です。次、ここ岡山に来るときは、オレがチャンピオン・カーニバル優勝して戻って来るぜ。その時はまたみんなに会えるのを楽しみにしてるぜ。最後に岡山のみなさまに聞きたい、全日本プロレス、そして宮原健斗、最高ですか!?(会場全体から最高の返答)岡山!最高」

〈バックステージコメント〉

宮原「おし!勝ち取ったぞ岡山!すげぇな岡山のエネルギーは。あそこまで追い込まれても、ファンのみんなのエネルギーをオレの力に変えて羆嵐から勝ったぞ。見ただろ5勝目だ!さぁチャンピオン・カーニバル、いよいよ佳境だ!トップタイだ!次は5月6日、斉藤ジュン!いよいよだな!テメェに負けた三冠戦は今でも覚えているよ、3カウントを奪られた時の悲鳴をな。さぁ斉藤ジュン、5月6日後楽園ホール、オメェには負けねぇぞ。勝負や!5・6後楽園ホールや。斉藤ジュンに必ず勝ってオレが5・18大田区総合体育館の決勝トーナメントに必ず進む。5・6斉藤ジュン覚悟しておけよ」

羆嵐「何敗目?4敗目?言葉にならないな…3年前と同じ結果にならなかったわ。まだ決勝に行ける可能性はある?ない?そうか終わったか…でも、公式戦まだ1個あったよね。芦野祥太郎?可能性はないかもしれないけど、芦野祥太郎には絶対に負けられない。今日の悔しさ、宮原健斗に負けた悔しさを芦野祥太郎の腹にねじ込んでやりたいと思います」