「オカモトグループpresents 北海道ダイナマイトシリーズ2025」10月26日(日)北斗大会詳報&試合後コメント
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「オカモトグループpresents 北海道ダイナマイトシリーズ2025」の開幕戦は、全日本プロレス初開催となる北斗大会。三冠ヘビー級選手権、世界ジュニアヘビー級選手権、世界最強タッグ決定リーグ戦2025へ向けた各前哨戦がラインナップされた。
〈第1試合〉
シングルマッチ 15分1本勝負
鈴木秀樹 vs 小藤将太

北海道シリーズのオープニングを飾ったのは、鈴木秀樹とOSW 小藤将太のシングルマッチ。ゼンニチマットに定着した小藤は、10.22後楽園大会でアジアタッグ初防衛を飾ったチャンピオンチーム・むーちゃんせーちゃんに挑戦表明。秀樹との「アグレッシブキャッツ」で王座獲りを宣言し、11.3アパホテル&リゾート札幌大会でのタイトルマッチが正式決定となった。
試合は北海道北広島市出身の秀樹がフライングメイヤーからネックツイストで先手。腕を取られた小藤は素早く足を取ってアキレス腱固めを極める。グラウンドで張り手を打ち合うと、スタンドの攻防となり秀樹がコブラツイストを狙う。切り抜けた小藤が倒して優位なポジションをキープ。腕ひしぎ逆十字固めは秀樹が潰して連続フォール。腕やリストをロックして小藤の動きをコントロールしていく。コーナーに振られた小藤だが、突進を止めてドロップキック。ミサイルキックも放ちカウントを迫るがカウント2。ならばと卍固めで絡みついたが、仕留めることはできない。秀樹は追撃を仕掛ける小藤のボディにエルボー。腕を固めて何度も打ち込んだ。小藤の覚悟を確かめるように顔面を張っていくと、小藤も必死に応戦。秀樹は反撃を許さずダブルアーム・スープレックスを敢行。貫禄の勝利を収めると、小藤に肩を貸してバックステージへと下がっていった。
<バックステージコメント>

小藤「強すぎる。パートナー強すぎます。でも、まだまだこんなもんじゃない。この調子でアジアタッグ獲って、オレの真価、みなさまにお見せします」
秀樹「ニャー」
〈第2試合〉
シングルマッチ 20分1本勝負
斉藤ジュン vs 黒潮TOKYOジャパン

第30代GAORA TVチャンピオン・黒潮TOKYOジャパンが北海道シリーズに参戦。10.28よつ葉アリーナ十勝メインアリーナ大会では、長年のライバル・芦野祥太郎とのタイトルマッチが組まれている。前三冠王者・斉藤ジュンに勝利して防衛戦に弾みをつけたいところ。
例のごとくたっぷり時間をかけた入場でファンの心を掴んだ黒潮は、ゴングと同時にコーナー上で倒立パフォーマンス。イケメンコールを煽り、会場を味方につける。ロックアップからジュンがヘッドロック。ロープに振った黒潮はタックルで弾き飛ばされたがヘッドスプリングを何度も披露。「勝つぞ!」とアピールしてラ・ケブラーダを狙った黒潮だが、ジュンは足を引っ張ってエプロンに叩きつける。リングサイドのファンから応援タオルを借りて首を絞めるなど場外戦で圧倒していく。リング上でも劣勢が続いた黒潮は、カニばさみでコーナーに衝突させると、カンチョーを突き刺して不敵な笑み。ジャケットパンチを連発して、ハンドスプリングエルボー、延髄斬り、スワンダイブ式スワントーンボムと追撃を仕掛けた。イケメンクラッチはカウント2。再びフィニッシュを予告もジュンがダイビング攻撃を阻止。チョークスラムで豪快に叩きつけると、イケメンコールをかき消すジャックハマーを爆発させてトドメを刺した。
<バックステージコメント>
ジュン「北海道での戦いが今年も始まったな。まさか第1試合目でイケメンと当たるとは思っていなかった。でも楽しかったぜ。アイツとやってオレがよりイケメンになったんじゃないか。北海道の地をもっとDOOM!してやる」
黒潮「DOOM!」
〈第3試合〉
Road to 世界最強タッグ決定リーグ戦 タッグマッチ 30分1本勝負
青柳亮生 ライジングHAYATO vs 田村男児 佐藤光留

全日本プロレス“冬の風物詩”「世界最強タッグ決定リーグ戦」にエントリーしたジュニアチーム、青柳亮生&ライジングHAYATOと田村男児&佐藤光留が激突。両チームは別ブロックのエントリーで公式戦での対戦はない。世界ジュニアヘビー級王者・亮生と佐藤は、10.29ウインドヒルくしろスーパーアリーナ大会のタイトルマッチを控えており、注目の前哨戦となった。
いきなり亮生と佐藤の直接対決となり、佐藤がローキックで牽制してからサブミッションで締め上げていった。HAYATOと田村が一進一退の攻防。田村を場外に落としたHAYATOがバク宙からPunkポーズ。佐藤が背後から襲い掛かると、亮生が排除してHAYATOと同時プランチャを決めた。田村が合体攻撃を切り崩して強烈なタックル。佐藤は亮生にソバットを叩き込むとサッカーボールをお見舞い。田村のブレーンバスターから逃れた亮生はハンドスプリング式レッグラリアットで反撃。HAYATOが高速ロープワークからのエルボー、フェイスクラッシャーで続く。再び亮生vs佐藤。アクロバティックなムーブを見せた亮生がドロップキックをズバリ。佐藤のバックを取るとHAYATOがコードブレイカーを決めてアシスト。バックドロップ&ネックブリーカードロップのコンビネーションも飛び出した。勝負を託された亮生は、ムーンサルトプレスを発射。これは回避されたが、ロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス。今度はファイヤーバードスプラッシュを狙うも田村が阻止。デスバレーボムで叩きつけると、ラリアットでHAYATOを場外に弾き飛ばす。佐藤は亮生にPK。カウント2で返されたと同時に腕ひしぎ逆十字固め。アンクルホールドに移行すると、延髄斬りから渾身のミドルキック。亮生が肩を上げてもアームロック。脇固めで完全に動きを封じると、亮生はギブアップをするしかなかった。チャレンジャーがチャンピオンから完璧な一本勝ちを収め、世界ジュニア王座返り咲きへ加速する結果となった。
<田村&佐藤のバックステージコメント>
佐藤「北海道シリーズ始まったばかり。大丈夫、青柳亮生?まだ1日目よ。あと何回ある?オマエが試合している間、佐藤光留は試合している。オマエが寝ている間、佐藤光留は試合している。オマエがなになにしているとき、佐藤光留もなになにしている。以上だ」
<アツハヤのバックステージコメント>
亮生「やられた、やられた。やっちゃったね。北海道黒星、前哨戦黒星。まぁしょうがない。釧路でこのベルトで懸けてやることに意味がある。そのうえで佐藤光留を超えて、バッチリ防衛しますので。こんなやられてますけど、当日はバッチリやりますよ」
HAYATO「北海道シリーズまだまだこれから続くからどんどん盛り上げていこう。あと、(世界ジュニア戦)勝ってね。勝って盛り上げよう」
〈第4試合〉
シングルマッチ 30分1本勝負
本田竜輝 vs 井上凌

ヘビー級の本田竜輝vsジュニアヘビー級の井上凌、無差別級のシングルマッチは、パワーで勝る本田が重みのあるエルボー、ヘッドロックで先手を取る。井上も鋭い蹴りで応戦したが、本田はタックルで黙らせて反則カウント1・2・3・4!。必死に喰らいついた井上は、レッグラリアットで形勢逆転。コーナーに詰めてミドルキックを連打すると、串刺しフロントハイキックから矢のようなドロップキック。スープレックスには繋げられず、本田がスパインバスターで鎮圧。串刺しラリアット、ブレーンバスターを決めた本田は、ジャーマンでぶん投げてスピアの発射体制。井上がソバットで迎撃してジャンピング・ハイキック。エルボーを打ち合うと、井上は掟破りのグーパンチからハーフハッチ・スープレックス。PK、バズソーキックと畳みかけたが3カウントが奪えない。大観音スープレックスが不発に終わると、本田がラリアットで試合をひっくり返す。井上が意地を見せても高々と抱え上げてのファイナルベントで文句なしの3カウントが入った。
<バックステージコメント>
本田「しゃあ!勝った勝った。初日の北斗市大会勝ったぞ!このまま北海道シリーズ、本田竜輝が全勝する!」
井上「本田竜輝、アイツともやってみてすごく楽しい、楽しいシングルマッチ。だけどさ、北海道シリーズ初日、ただの観光のような試合にはしたくない。必ず北海道の人間にもオレという存在しっかり見せつけるから。何も得ないそういう試合はしたくない。必ずまた強くなってみせる」
〈第5試合・セミファイナル〉
Road to 世界最強タッグ決定リーグ戦 8人タッグマッチ 30分1本勝負
青柳優馬 安齊勇馬 MUSASHI 吉岡世起 vs ザイオン オデッセイ 芦野祥太郎 潮﨑豪

セミファイナルは「Road to 世界最強タッグ決定リーグ戦」8人タッグマッチ、青柳優馬・安齊勇馬・MUSASHI・吉岡世起組とHAVOCが対戦。最強タッグのAブロックに芦野祥太郎&潮﨑豪とMUSASHI&吉岡世起、Bブロックにザイオン&オデッセイと青柳優馬&安齊勇馬がエントリー。世界タッグ王座を保持するザイオン&オデッセイは、この北海道シリーズで大森北斗&羆嵐を迎え撃つ2度目の防衛戦(10.28よつ葉アリーナ十勝 メインアリーナ大会)も決定している。
潮﨑が先発を買って出ると安齊との注目の顔合わせが実現。安齊は徹底的にチョップを封じて、ドロップキックを放った。HAVOCサイドがザイオンに変わると、優馬がHAVOCポーズで挑発。怒ったザイオンは強烈なラッシュ。ボディアタックを受け止めると、捻りを加えたサモアンドロップで叩きつけた。オデッセイがリングに上がると、優馬は吉岡にタッチして逃亡。スーパーヘビー級戦士に挑んだ吉岡は、スピードでかく乱していったが、オデッセイは巨体でなぎ倒す。MUSASHIがピンチとなった相棒を救い、むーちゃんせーちゃんのコンビネーションが炸裂。しかし、オデッセイも重爆ファイトで大暴れ。HAVOCのペースで試合が進んでいく。潮﨑が安齊をコーナーに追いやり逆水平チョップ。マシンガン式で打ち込んでいくと、袈裟斬りチョップで追撃。ローンバトルが続いた安齊だが、ジャンピング・ニーアタックで一矢報いた。MUSASHIは大胆にも潮﨑相手に逆水平チョップを連発。ドロップキックのコンボを決めると、優馬組が潮﨑に集中砲火を浴びせる。吉岡の雪崩式フランケンシュタイナーからMUSASHIがエストレージャフトゥーロ。カットが入りカウント2。2発目のエストレージャフトゥーロは潮﨑が剣山で迎撃。芦野のスクリューエルボーからオデッセイの重爆ボディプレス。潮﨑が一気に畳みかけると、ラリアットを回避したMUSASHIは丸め込みで一発逆転狙い。そのMUSASHIを芦野が捕らえると、潮﨑のラリアットと芦野のジャーマンを融合させた合体技。HAVOCポーズを決めた潮﨑はダメ押しの豪腕ラリアットをブチ込み、MUSASHIを完全粉砕した。
<優馬組のバックステージコメント>
優馬「全部、吉岡世起のせいだ!」
安齊「青柳さんがそう言ってるから、そういうことです」
吉岡「なんだHAVOC、いや青柳優馬、くそがー!」
MUSASHI「勝った…勝った…、むーちゃんせーちゃん勝った…、オレたちの勝ちだ」
<HAVOCのバックステージコメント>
芦野祥太郎「いやぁ、豪さん完璧だ、完璧だ。MUSASHIの首取れたでしょ。とんでもない、とんでもないクローズラインだ。完璧なHAVOCの勝利だぞ」
潮﨑豪「HAVOCチームでの勝利だ。俺たちはね、このチームで、個人だけじゃなくチームで勝ってるからな」
芦野祥太郎「HAVOCの勢いは止まらねえぞ!サッポロ against HAVOC vs HAVOC!3人でファンクラブ撮影会もあるから、HAVOC対決、絶対に見逃すんじゃねえぞ!」
ザイオン「オレタチハ…」
4人「HAVOC!」
*芦野、ザイオン、オデッセイが引き上げる
潮﨑豪「3人、あれ、4人じゃねえの?」
〈第6試合・メインイベント〉
三冠ヘビー級選手権試合前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 綾部蓮 タロース vs 大森北斗 羆嵐 立花誠吾

三冠ヘビー級王者の宮原健斗は、10.22後楽園大会で因縁の潮﨑豪を破りベルトを死守。試合後、初防衛を飾ったチャンピオンを襲撃したのは、同大会で突如シリアスなファイトを見せた大森北斗だった。「オマエが立川でベルトを獲った日からオレはプロレスが全然楽しくねぇんだよ」と不満をぶちまけて挑戦をアピール。宮原は受諾し、決戦の舞台を11.3アパホテル&リゾート札幌大会に指定した。北斗大会の前哨戦では、宮原が最強タッグリーグにエントリーする綾部蓮&タロースの巨人コンビと合体。北海道江別市出身の北斗は、羆嵐&立花誠吾の北斗軍×アップタウン業務提携ユニット『Gボーイズ』で出陣した。北斗&羆嵐は、10.28帯広大会で世界タッグ王者チーム・ザイオン&オデッセイに挑戦する。
宮原vs北斗で試合開始のゴング。激しいエルボー合戦が繰り広げられると、北斗が強烈な一発で宮原の顔面を打ち抜く。立花は身長2m13cmのタロースに握手を求めたが、タロースの圧倒的な握力に苦悶の表情。ヤンキー魂でぶつかっていっても、タロースはびくともしない。北斗が元北斗軍メンバーであるタロースと対峙。羆嵐と二人掛かりで襲い掛かったが、タロースは合体ブレーンバスターをリバースしてみせた。激しい場外戦を経て、宮原は北斗のナルシストフェイスにピンポイント攻撃。劣勢が続いた北斗は、綾部の進撃をエルボーで止めると、投げっぱなしジャーマンでピンチを脱出。続いた羆嵐は、セントーン、串刺しラリアットと肉弾ファイト。アルゼンチンバックブリーカーは綾部が決めさせずランニング・ネックブリーカー。宮原がドロップキックを連発してケントコールを浴びる。北斗が宮原に襲い掛かり串刺しエルボーからブレーンバスター。「来いよザコチャンピオン!」と挑発すると、壮絶なエルボーのラリー。北斗がローリングエルボーで打ち勝ち、Gボーイズがトレイン攻撃へ。立花が宮原を仕留めにかかると、巨人コンビが北斗と羆嵐を排除。綾部が立花を抱え上げると、タロースがビッグブーツを叩き込む連携。ケントコールで復活した宮原はブラックアウトからシャットダウン・スープレックスにつないで立花を沈めた。
試合後も収まらない北斗が宮原に襲い掛かりエルボー合戦。止めに入ったセコンドを振り払った北斗は、飛びつき式腕十字を極めてマイク。「今までのオレのすべてをオマエにぶつける」と予告して退場した。
さらに北斗はバックステージでも宮原を襲撃。改めて王座獲りをアピールすると、「一番の目的はテメエをぶん殴ることだけどな」と言い放ち姿を消した。怒髪天の宮原は「三冠ベルトを獲るために考えた必殺技、腕ひしぎ逆十字固めだけじゃねぇだろうな。笑わせんなよ。右腕はピンピンだ」と強調。「北斗軍はワンチームなんだろ?見せてみろよ、テメエらの力を。大森北斗だけじゃ役不足だ」「テメエの地元凱旋に錦を飾ってやるお手伝い、思い出作りをやってんだよ。ワンチームとやらがどんなものか楽しみにしてるよ」と挑発的なメッセージを送った。
<リング上のマイク>

北斗「オイ宮原。オマエはオレがこんな技を使うなんて知らなかっただろ。オレが今まで何をやってきたのかも、オマエは全く興味がなかっただろう。だが、オマエは1つミスをしたな。ここ北海道でオレとのタイトルマッチを決めたことだよ。11月3日札幌大会、今までのオレのすべてをオマエにぶつけるし、今いるオレの仲間すべてで勝ちに行くし、ここにいるみんな含めてすべての北海道でオレはオマエからベルトを獲るよ」
*北斗が退場して宮原がマイク。
宮原「帰ってきたぜ北斗市!帰ってきたと言いましたが、僕は人生初めて北斗市にやって来ました。改めまして、第76代三冠チャンピオン並びに全国区のスーパースターが北斗市にやってきたぜ。どうだ北斗市!全日本プロレス楽しかったか?オイ、大森北斗は北海道出身だ。さぁ北海道ツアーも開幕し、この北斗市のみなさんは11月3日札幌大会でおこなわれる三冠ヘビー級選手権試合、宮原健斗と大森北斗、どちらを応援しますか?正直な声を聞かせてくれ!」
*北斗という声も飛び、リングを下りようとした宮原だが、ケントコールを受けて留まる。
宮原「満場一致で宮原健斗です。さぁ北斗市のみなさま、いよいよ北海道ツアー開幕し、11月3日札幌まで北海道をオレたち全日本プロレスが盛り上げていくぜ。また北海道ツアー、みなさまに会場で会えるのを楽しみにしてるぜ。改めて、三冠ベルトを巻かせてもらおうか。写真撮りたい放題だ。最後に北斗市のみなさまに聞きたーい。全日本プロレス最高ですか?北斗市、最高」

<バックステージコメント>
宮原「さぁさぁ帰ってきたな北海道。北海道ツアー…」
*北斗が宮原を襲撃
北斗「オイ、よく北海道でやろうって言ったな。オレがここまで何やってきたか知らねぇだろうな。どんな技使うかも知らねぇんだろうな。オレのキャリアのすべてを、すべての仲間たちの信頼をパワーにしてオマエから獲るよ。このベルトを。まぁ一番の目的はテメエをぶん殴ることだけどな。覚えておけコノヤロー」
*北斗は姿を消す
宮原「大森北斗、オイコラ。オマエは試合前に終わってんだよ。まさかオマエは11月3日の三冠戦に向けて、オマエのねぇ脳みそで考えたあげく、腕ひしぎ逆十字固めだけじゃねぇだろうな。テメエの脳みそで考えた結果が11月3日、三冠ベルトを獲るために考えた必殺技、腕ひしぎ逆十字固めだけじゃねぇだろうな。笑わせんなよ。右腕はピンピンだ。腕ひしぎ十字固めを極められようが、オレは逃げれるからな。なぁ大森北斗、テメエらワンチームなんだよな。北斗軍はワンチームなんだろ?見せてみろよ、テメエらの力を。大森北斗だけじゃ役不足だ。言ったろ。せっかくの地元でテメエの最後の思い出作りにスーパースターが付き合うんだ。まさか大森北斗を応援するのが地元の親戚だけじゃねぇだろうな。連絡したか親戚一同に?そして、テメエが掲げているワンチームとやらを見せてもらおうか11月3日。まさか親戚一同と大森北斗、北斗軍のメンバーだけがひとつになるんじゃねぇだろうな。笑わせんなよ。まさか大森北斗を応援するファンなんているのかな、当日は。ファンもワンチームになれんのか?オレは全国区のスーパースターだ。札幌へ行けば満場一致だ。もう見えてるぞ、大森北斗。テメエらのワンチーム見せてもらおうか。こっちはスーパースターなのに、テメエの地元凱旋に錦を飾ってやるお手伝い、思い出作りをやってんだよ。ワンチームとやらがどんなものか楽しみにしてるよ」
羆嵐を「北斗、気合入ってるね。気合入りすぎて、ちょっと頭に血がのぼってるけど。三冠の前に世界タッグがあるからな。ちょっとそこはオレが言って落ち着かせます。とりあえず2日後か、十勝。ザイオン、オデッセイ、時は来たぞ。十勝でオマエらを北斗とオレ羆嵐が真っ向勝負で倒す。担いでぶん投げて圧殺だ。真っ向勝負で必ず倒してやる。北斗軍から目を離すな。Gボーイズから目を離すな。以上。ハー!」