「オカモトグループpresents 北海道ダイナマイトシリーズ2025」10月31日(金)旭川大会詳報&試合後コメント
ニュース
<第1試合>
シングルマッチ 15分1本勝負
鈴木秀樹 vs 小藤将太

北海道ツアーも後半戦に突入の旭川大会。オープニングマッチでは今ツアー2度目となる、11・3札幌でのアジアタッグ王座挑戦も控える鈴木秀樹と小藤将太の一騎打ちが組まれた。じっくりとしたグラウンドの攻防から、フライングメイヤーで小藤を投げた秀樹がネックツイスト。グラウンドでバックを取った小藤が腕を取りにいくが、秀樹は上体を起こして切り返す。小藤はスタンドで秀樹の腕を決めていく。切り返した秀樹がチキンウイング・アームロックの体勢。小藤はグラウンドに引きずり込んでアキレス腱固め。互いに張り手を見舞い合い、小藤が足を締めると秀樹がロープエスケープ。秀樹がグラウンドに持ち込んで、ボディーシザースで締め上げる。スタンドに戻り、秀樹が胸板を蹴り上げる。
コーナーに振られた小藤は秀樹の突進を迎撃し、正面飛びのドロップキックを決める。さらにセカンドコーナーからのミサイルキック、続けて卍固めで捕獲。秀樹がロープへ。秀樹はカウンターでボディーにエルボー。ダブルアーム・スープレックス狙いは小藤が逆さ押さえ込みで切り返し、さらに丸め込みを連発。フィッシャーマンズ・スープレックス狙いは秀樹が切り返して、腰にエルボー、続けてエルボースマッシュをかち上げる。再度のダブルアーム・スープレックス狙いを阻止されると、ペディグリーで叩きつける。続けてコブラツイストで絡みつき、そのままグラウンドに移行して締め上げてギブアップを奪った。試合後、秀樹は小藤の手を取り、肩を貸してともに引き揚げると、バックステージではやはり“ネコ化”。アジアタッグ王座戦に向けて、秀樹&小藤の関係性はさらに強まった様子だ。
<秀樹&小藤のコメント>
小藤「(コメントスペースで寝転がる秀樹を撫でながら)こんなにつえぇのに、まるでネコのようですよ」
秀樹「ニャア」
小藤「ネコみたいなのに、こんなに強い。アジアタッグ…」
秀樹「ニャ」
小藤「このかわいいネコ」
秀樹「ニャアン」
小藤「アグレッシブキャッツがアジアタッグ絶対取ります!」
秀樹「ニャア(ネコのように4足歩行で去っていく)」
<第2試合>
タッグマッチ 20分1本勝負
青柳亮生 ライジングHAYATO vs 黒潮TOKYOジャパン 立花誠吾

青柳亮生&ライジングHAYATOの“アツハヤ”が、UP TOWNコンビと対戦。黒潮TOKYOジャパンは他花師とのコンビで世界最強タッグ決定リーグ戦出場が決まっており、亮生&HAYATOとは同ブロックになっている。
黒潮はいつも通りにたっぷりと時間をかけてリングインすると、なにを思ったか観客の子ども2人をリングに上げる。亮生&HAYATOはハロウィン仕様の小さい帽子を身に着けて入場するも、対角コーナーの子どもに困惑。黒潮は子ども2人に「絶対勝てよ」とエールを送り、レフェリーも子どもをボディーチェック。困った表情の子どもたちを見て黒潮はようやく「今日は俺が行こうか」と2人をリングから下ろし、「俺のこと嫌いになるなよ」と声を掛ける。
先発の亮生と黒潮が丁々発止のやり取り。亮生がドロップキックを決めると、それぞれタッチでHAYATOと立花の攻防。HAYATOがコルバタで投げ捨て、場外の立場に飛び技のフェイントからポーズを決める。黒潮&立花は2人がかりでHAYATOを攻める。防戦のHAYATOは黒潮にカウンターでランニング・バックエルボーを決めて亮生にタッチ。亮生は軽快な動きで黒潮を翻弄。黒潮は亮生の指に噛みつき、ジャケットパンチを放って立花につなぐ。立花も亮生を攻め立てる。エルボーを食らった亮生が自軍コーナーに後退すると、背中にタッチしたHAYATOがスワン式ミサイルキックを立花に食らわす。黒潮にも片足ドロップキックからナガオDDT。亮生&HAYATOは場外の2人に同時プランチャを発射する。リングに戻り、アツハヤが立花に連係攻撃。黒潮は立花を起こして、亮生に合体攻撃を見舞う。黒潮がイケメンサルト(ムーンサルト・プレス)を狙ってコーナーに上る。黒潮が過剰アピールをしている間に、亮生&HAYATOが立花を攻め立てて、マットにセット。気づいていない黒潮は立花にイケメンサルトを決めて誤爆。すかさず亮生がジャックナイフで固めて3カウントを奪った。
<亮生&HAYATOのコメント>

亮生「UP TOWN、ぶっ潰したぞ!」
HAYATO「でも、怖かったね」
亮生「凄いね。全日本にはない怖さ」
HAYATO「折り返し地点、北海道シリーズ」
亮生「勝利で、見事飾りましたね。このまま突っ走って、最強タッグ決定リーグ戦もアツハヤが持ってっちゃうぞ」
HAYATO「やるよ」
亮生「楽しみにしとけ」
<黒潮&立花のコメント>
黒潮「フザけんなよ!」
立花「いい加減にしろよ、オマエ」
黒潮「だからこっちは誠意見せてんだろうがよ!」
立花「ムーンサルト…」
黒潮「キレさせんなよ、北海道まで来てよ! フザけんな、どうすんだこのあといっしょに飯食いに行くのに、きまずい感じで行くのか」
立花「仲直りしてから行けばいいじゃねえか」
黒潮「ジャケット脱いで謝ってんのに、許してくんねえだろ! (立花の首を絞めて)バカ男!」
立花「うるせぇ、クソ! (黒潮から投げつけられたジャケットを手にして)クッセ! 捨てとけ、捨てとけ、こんなの」
<第3試合>
タッグマッチ 30分1本勝負
芦野祥太郎 潮﨑豪 vs 本田竜輝 吉岡世起

世界最強タッグ決定リーグ戦にエントリーしている芦野祥太郎&潮﨑豪組が、リーグ戦に向けて2人だけのコンビを本格始動。対する本田竜輝&吉岡世起は10・29釧路大会での一騎打ち後、打倒・HAVOCで意気投合し、今一戦に並々ならぬ意欲をのぞかせていた。
先発で潮﨑と対戦した本田は得意の反則カウント「1、2、3、4!」を観客とともに叫んで主導権を握る。本田から吉岡にタッチ。芦野との攻防になり、吉岡が高速ロープワークからフロントキック。芦野が蹴り足をつかむと、潮﨑が吉岡に逆水平チョップ。芦野&潮﨑は相手2人に連続攻撃を見舞い、「HAVOC!」とアピール。相手チームにつかまり防戦の吉岡は芦野にカウンターでゼロ戦キックを放って、本田につなぐ。本田は芦野に串刺しラリアット、スパインバスター。芦野もカウンターでランニング・エルボースマッシュを返し、「豪さん!」の言葉とともに潮﨑にタッチ。
潮﨑は本田に逆水平チョップ、フライング・ショルダーアタック。さらにコーナーに詰めて逆水平チョップ連打。ローリング式ケサ斬りチョップからブレーンバスターの体勢は本田が踏ん張り、ショートレンジ・スピアを放って吉岡にタッチ。吉岡は小気味のいい立ち回りで相手2人を場外に出して、追撃のケブラーダアタック。本田&吉岡が潮﨑にトレイン攻撃。吉岡がスワントーンボムを放ち、蹴りを畳みかける。しかし、コーナー上で潮﨑にとらえられると、ひねりを加えたブレーンバスターで叩きつけられる。潮﨑は左腕でのショートレンジ・ラリアット。豪腕狙いは吉岡がかわし、本田のラリアットを呼び込む。吉岡がバズソーキックからカバーもカウント2。芦野が入ってきて本田に投げっぱなしジャーマンを決めて排除。吉岡のバックも取ると、そこに潮﨑が右腕を振り抜いて合体ジャーマン。潮﨑のケサ斬りチョップからのゴーフラッシャーはカウント2。ならばとダメ押しの豪腕ラリアットを叩き込んで、吉岡から3カウントを奪った。
<芦野&潮﨑のコメント>
芦野「イエス! 豪さん、完璧でしょ(潮﨑とタッチを交わす)」
潮﨑「速いわ、やっぱ速いね、吉岡。あれだけ本田選手のパワーと吉岡のスピード、あれで最強タッグ出るの?」
芦野「いや、たぶん違いますね」
潮﨑「違うの? まあ、あれだけ差というか、スピード、緩急があるとやりづらいな。楽しかったよ」
芦野「この2人で、この2人、HAVOC、豪&祥太郎でやりましょう、取りましょう」
潮﨑「よし」
芦野「まだまだこれから、どんどんどんどんブラッシュアップして、最強のチーム目指していきましょう、最強の2人目指していきましょうよ!」
潮﨑「伸びしろしかないからね」
芦野&潮﨑「俺たちが、俺たちが、HAVOC!」
芦野「なんか今日、マジメですね」
潮﨑「マジメか。返事を待ってんだよ、俺は。返事を待ってんだ。なんで返事よこさないの? 札幌、HAVOCの撮影会。俺もHAVOCだから。そこ忘れるなよ。返答を待ってますよ。お願いしますよ」
<本田&吉岡のコメント>
吉岡「いや、強烈…」
本田「(言葉を遮って)なに負けてんだよ! なに負けてんだよ。昨日、さんざん話し合ったじゃねえか。もう俺たちは終わりなんだよ! テメエ、負けやがって、ムカつくんだよ! なに負けてんだよ!」
吉岡「助けに来いよ、じゃあ! なんだアイツ、どうなってんだ」
<第4試合>
Road to 世界最強タッグ決定リーグ戦 タッグマッチ 30分1本勝負
青柳優馬 安齊勇馬 vs 大森北斗 羆嵐

ともに『世界最強タッグ決定リーグ戦』にエントリーしている青柳優馬&安齊勇馬と大森北斗&羆嵐の対戦。青柳&安齊はハロウィン仕様で入場。先発で安齊と対峙した北斗が投げキッスを見せると、優馬と安齊はえづいたような仕草を見せる。北斗は安齊をとらえて客席に向かって「どっちがカッコいいんだ!?」と問いかけるも、客席からは無情にも「アンザイ!」の声が多く飛ぶ。ショルダータックル合戦を安齊が制して、優馬にタッチ。羆嵐との攻防となり、優馬のドロップキックを受け止めた羆嵐がショルダータックルで吹っ飛ばす。
場外戦になだれ込み、北斗軍が相手2人を痛めつける。相手チームにつかまった優馬は北斗にカウンターでドロップキック。北斗もブレーンバスター狙いを切り返し、スタナーを決めて羆嵐にタッチ。羆嵐が安齊をアルゼンチン・バックブリーカーで担ぐ。安齊は脱出すると、後頭部へのジャンピング・ニーからベリー・トゥ・ベリーで投げる。優馬&安齊が羆嵐にトレイン攻撃。羆嵐もクロスボディーアタックで相手2人をまとめて圧殺し、さらに北斗との合体攻撃も決める。羆嵐が安齊に埼玉に乾杯!を放ち、コーナーに上る。優馬が足止めすると、安齊がジャンピング・ニーを放って羆嵐をマットに落とす。エルボーのラリーから羆嵐のバックに回った安齊が投げっぱなしジャーマン。ジャンピング・ニーからギムレットにつないで3カウントが入った。

<優馬&安齊のコメント>
安齊「1年ぶりの旭川、試合、しっかり勝ちました。そして大森北斗、毎回顔のこと言ってくるけど、今日も顔は圧勝しました。次、最強タッグ、俺と青柳さんのタッグも凄いよくなってきていると思うから、このまま北海道走り抜けます」
優馬「別ブロックだけど最強タッグ決定リーグ戦に出ている大森北斗、羆嵐組から勝ったんだ。おい、最強タッグ決定リーグ戦、勝ち点2点よこせ! 今日で4点だ、4点。まあ、そんなことはさておき、明日の11月1日、美幌大会、青柳優馬、20代最後の試合となります。ついに私、30代に突入します。明日は美幌でHAVOCだ。いいか、この俺たち、安齊勇馬、青柳優馬、井上凌組で、青柳優馬バースデー前祝いで、HAVOCをこうして(首を刈っ切るポーズ)、こうして(首を吊り上げるポーズ)、こうして(ヒザ蹴りのポーズ)やるからな! HAVOC!」
<北斗&羆嵐のコメント>
羆嵐「ファ○ク、あー、ちくしょー」
北斗「おい、アイツどこ行ったよ、宮原健斗。アイツはコメントブースなんかで言っても響かねえから、俺が直接行ってやるよ。宮原健斗、どこ行ったよ。教えろよ。どこ行ったんだよ」
羆嵐「今日は本番じゃねえからな。青柳、安齊、世界最強タッグ、まだ本番じゃねえからな。まだ十二分に時間はある。しっかり仕上げてな、アイツら別ブロックかもしれねえけど、借りは返すぞ。ハァァー!」
北斗「完全に怒らせたな羆嵐を。完全に怒らせたな」
<第5試合>
Road to 世界最強タッグ決定リーグ戦 タッグマッチ 30分1本勝負
ザイオン オデッセイ vs 田村男児 佐藤光留

別ブロックながら世界最強タッグ決定リーグ戦にエントリーしている両チームの対戦。田村男児&佐藤光留組にとっては、ノンタイトルながら現世界タッグ王者組でもあるザイオン&オデッセイとの対戦はチャンスであり、ヘビー級との対戦も多いリーグ戦を控えてチームの形、可能性を示す一戦と言えた。
HAVOCはメンバー全員がハロウィンの被り物をして入場。選手コールが終わると同時に田村&光留が背後からオデッセイに襲い掛かり、場外戦になだれ込んで開始のゴング。HAVOCコンビも場外で形勢逆転し、客席を破壊しながら相手を痛めつける。光留は仕切り柵をリング内に投げ入れるなど大荒れも、なかなかザイオン&オデッセイの勢いを止めることはできず。防戦の光留はザイオンのデスバレーボム狙いを切り返し、延髄斬りを放って田村にタッチ。田村はザイオンにショルダータックル、ショートレンジ・ラリアットと真っ向から肉体をぶつけていく。担ぎ上げられても背後に回り、スリーパーホールドで捕獲。光留との合体攻撃を見せると、ザイオンを担ぎ上げてデスバレーボムでマットに叩きつける。田村が腕ひしぎ十字固めを狙うと、オデッセイがボディープレスでカットに入る。ザイオンはデスバレーボムで光留を排除。ザイオンからホイップされた田村を受け止めたオデッセイがジャーニーズエンド。すかさずザイオンがダイビング・ヘッドバットを見舞って3カウント。世界タッグ王者組は勝利の「HAVOC!」の雄叫びとともにベルトを掲げて、声援に応えた。
<ザイオン&オデッセイのコメント>
ザイオン「カモン、ベイベー! ハロウィンHAVOCは別格だったな! 俺たちは計画通りに実行し、勝利を手に入れた。でも、ヤツらには敬意を表さないといけない。ヤツらを倒すのは簡単ではなかった」
オデッセイ「俺たちがチャンピオンなのは理由があるんだ、ベイビー。俺たちは行く先々で闘いを楽しんでいる」
ザイオン「俺たちは…(オデッセイが引き揚げるのを見て)おい、俺を置いていくな! 待て!」
※田村&光留はえづきながら引き揚げる。
<第6試合・メインイベント>
6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 斉藤ジュン MUSASHI vs 綾部 タロース 井上凌

現・前の三冠ヘビー級王者と現アジアタッグ王者の3選手が同じコーナーに立ち、“2メートルコンビ”綾部蓮&タロースに井上凌を加えた異色トリオと対戦。綾部&タロースはハロウィンを意識した不気味なマスクを着用して入場。ゴング前に宮原は「帰って来たぞ、旭川!」と声を張って客席を煽る。
先発で宮原と綾部がぶつかり合う。ジュンとタロースの攻防に移り、ジュンがボディーにエルボーを放ち、ショルダータックルでぶちかます。突進を受け止めたタロースは一発のタックルでジュンを吹っ飛ばすが、ジュンも負けじとタックルを返してそれぞれタッチ。井上と対峙したMUSASHIは、相手に背中を向けて「旭川、盛り上がっていこうぜ!」と客席にアピール。軽快な動きで井上を翻弄すると、再び「盛り上がっていこうぜ!」と叫んだものの、相手の蹴りで動きを止められて形勢逆転を許す。綾部組がMUSASHIをとらえて攻め立てる。綾部に逆エビ固めで締め上げられたMUSASHIは懸命にロープエスケープ。宮原は「旭川の皆さんが見てるでしょうが!」とMUSASHIにゲキを飛ばす。MUSASHIは声援を受けて綾部にエルボー。突進をかわすと延髄斬りを決めて、ようやくジュンとタッチを交わす。
ジュンが綾部を攻撃し、踏みつけながら髪をかき上げる仕草。チョークスラム狙いは綾部が阻止し、カウンターでランニング・ネックブリーカードロップ。タッチを受けた井上がジュンにミドルキック。突進をかわして串刺しフロントキック、続けて低空串刺しドロップキックを放つ。ジュンは井上のミドルキックを受け止め、相手を豪快に投げ飛ばして宮原につなぐ。宮原組が井上にトレイン攻撃。宮原のブレーンバスター狙いは井上がリバースで叩きつける。綾部&タロースが宮原に連続攻撃、井上もサッカーボールキックで続く。
宮原がカウンターのフロントキックで井上を迎撃。綾部&タロースに挟まれたMUSASHIは、ロープ際でうまく綾部を場外に出す。さらにタロースの突進を井上に誤爆させて、場外の綾部&タロースにノータッチ・トペコンを発射する。リング上ではジュンが井上にラリアット。宮原は場内の「ケント」コールに押されて、井上にブラックアウトを放ち、最後はシャットダウン・スープレックスで仕留めた。
試合後はジュン、MUSASHI、宮原のマイクリレーで大会を締める。バックステージでは宮原がコメントを出しているところに、11・3札幌で三冠王座に挑戦する大森北斗が“乱入”。11・1美幌大会でおこなわれる前哨戦での直接勝利をアピールした。一方の宮原はこれまでと同様に挑戦者へのモノ足りなさを口にし、さらに北斗の親族に対して「11月3日、菓子折りを持ってこい!」と要求するなど、居丈高な姿勢に拍車をかけて挑発した。
<試合後のマイク>
ジュン「全日本プロレスが旭川に帰って来たぜ! 宮原健斗に代わり言ってやった。約1年ぶりの旭川というわけだが、実は俺きょう、ここに来る前にあるところに行ってきた。(「どこ~?」の声に)旭山動物園だ。俺は動物が大好きだからな。ペンギンとか狼とか、キリンさんとか、メチャクチャかわいかった。俺がなにが言いたいかというと、俺は、全日本プロレスは、旭川が大好きだということだ。また来年、旭川に帰って来て、みんなに会うのを楽しみにしてるぜ。旭川、DOOM」
MUSASHI「旭川、ありがとう!」
宮原「帰って来たぜ、旭川! そして最後まで応援ありがとうございました! 1年ぶり旭川、皆さん楽しかったですかー!? 楽しかったですかー!? 申し遅れました、第7代、スーパースター並びに三冠チャンピオンが、ここ旭川に帰って来たぜ。また来年、皆さまに会えることを楽しみにしてます。そして、11月3日、札幌で三冠戦、宮原健斗vs大森北斗がおこなわれます。旭川の皆さまは宮原健斗と大森北斗、どちらを応援しますかー!? 正直な声を聞かせてくれー! 正直な声を聞かせてくれー! 正直な声を聞かせてくれー!(場内が「ケント」コールで満場一致とはならずにマイクを投げ捨てて帰ろうとするも、大「ケント」コールを聞いて再びマイクを手にする)満場一致で宮原健斗です! 最後に旭川の皆さんに聞きたーい! 全日本プロレス、最高ですかー!(「最高!」の声)。旭川!……最高」
<宮原組のコメント>

宮原「さあ! 旭川にスーパースターが帰ってきたな! 凄いな、この北海道ツアー。宮原健斗をこの北海道の皆さまがお待ちかねの空気が凄いね! さあ、11月3日…」
北斗「(横から割って入って宮原を小突く)おい! オマエ、まだクダらないこと言うのか? オマエ、ここ数日、クダらないことしか言ってないぞ。北斗軍をバカにして、北海道に変なこと言って、白けさせるのか? そんなもんな必要ねえんだよ。明日、美幌でな、俺がオマエからしっかりと取ってやるから、待っとけ(引き揚げる)」
宮原「なんて? なんて言ったか聞いたか、いま? こんなもの必要ねえって言ったろ。必要だろ、オマエには! オマエ、誰と闘うと思ってんだ!? おい、大森北斗、オマエが相手にするのは全国区のスーパースターの宮原健斗だぞ。いいか、北海道出身ということで、俺が十二分に付き合ってやってんだ。何度も言わせるな。オマエのご親族は11月3日、当日、菓子折りを持ってこい! いいな、菓子折りを必ず持ってこい! このスーパースターが、あんた方の大切な大森北斗君の相手をしてやるんだ。いいな、菓子折りを持ってこい。しっかり挨拶しに来い。
そして、何度も言わせるな、オマエらワンチームなんだろ? いまのところ、北海道ツアー後半戦に突入し、テメエらのワンチームじゃ俺には敵わなそうだぞ。あと、3日だ、3日。11月3日、札幌のファンが宮原健斗の2度目の三冠戦の防衛戦をプロレスファンが楽しみにしてるんだ。大森北斗で足りるのか、足りないのか、オマエしだいだ。11月3日まで、あと3日だ。ワンチームとやらを、北斗軍のレスラー、そしてアナタ方プロレスファン、北斗軍のちいさ~い、極わずかなファンよ、いまのところ10-0で俺の応援になっちゃうぞ、大森北斗。もっとオマエ、もっともっとワンチーム見せてくれよ。11月3日、北斗軍大応援団が来るんだろ? 俺には必ず宮原健斗ファンがたくさん来るぞ、11月3日。さあ、あと3日だ。最後にもう一回、言っておくけどな、大森北斗君のご親族よ、菓子折りを持ってこい! わかったな、11月3日、俺の特別室に持ってこい! わかったな? おい、札幌まで、あと3日だ」
ジュン「北海道5戦目、しっかりとDOOMしたぜ。1年ぶりの旭川、今日俺はタロースと少しやり合ったんだが、あそこまでデカくて、強いヤツはなかなかいないぞ。相撲界にもあんなにデカいヤツはなかなかいない。俺は今年の最強タッグ、辞退してるんだが、しっかりとやり合うのを楽しみにしてるぞ。そういえば、試合前に旭山動物園に行ったんだが、最高だった。今日はレイはいっしょに行かなかったから、たぶん悔しがっているだろうから、また来年、2人で行きたいと思う。旭川、また1年後だ。DOOM」
MUSASHI「せーちゃん、来て!(と吉岡を伴ってくる)。まず、旭川、ありがとうございました。ところで、せーちゃん、聞いてくれ」
吉岡「どうしたの?」
MUSASHI「(「ニャア、ニャア」と鳴き声が聞こえる中)最近、バックステージでネコの鳴き声が聞こえるんだよ」
吉岡「なに言ってるの、むーちゃん(笑)。ちょっとおかしいんじゃないの?」
MUSASHI「(「ニャア」と聞こえて)まただ! ほら来た、また来た!(「ニャア」と聞こえる)ほら! ネコが鳴いてる!(「若干、野太い「ニャア」が聞こえて」あれ? いつもと違う!? 増えてる、ネコが! 2匹になってる!)
吉岡「むーちゃん、どうしたの? 大丈夫?」
MUSASHI「聞こえないの!? 鳴いてる、鳴いてる!(「ニャア」と聞こえて)ほら来た! いる! ネコがどっかにいる! 今日もネコがどっかにいるよ! どこだ!?」
吉岡「むーちゃん、頭打った? 頭打った?」
MUSASHI「ネコ探さなきゃ!」
吉岡「探さないから」
MUSASHI「ネコ見つけなきゃ! 行こう!」

<綾部組のコメント>

綾部「今日は井上凌が負けたけど、綾部蓮、タロース、この2人だけならまず負けることはないからな。まあ、井上凌に足を引っ張られた形かな。最強タッグ、誰がどう見ても優勝候補、綾部蓮、タロース組しかいないから、当たり前の結果で全勝優勝して、対戦相手、観客にも絶望を見せてやる。それだけだ」
タロース「今日は負けたかもしれないが、これはアヤベさんとタロースのせいではない。イノウエのせいだ。世界最強タッグが始まれば、世界で本当に最強なのは誰なのか目撃することになるだろう」
井上「北海道、5連敗中ですよ、今日で。どんなにいいパートナーがいても、やっぱり最後は自分の力で勝たないと意味がないね。明日は勝ちますよ」