「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」【優勝決定戦】12月10日(水)後楽園大会詳報&試合後コメント
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冬の風物詩「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」最終戦のメインイベントは、Aブロック1位・綾部蓮&タロースとBブロック1位・ザイオン&オデッセイの頂上決戦。ゼンニチvs我蛇髑髏、関本大介の復帰戦など注目カードがラインナップされた後楽園ホール大会は、欠場中の斉藤レイによるオープニングコールで幕を開けた。

〈第1試合〉
8人タッグマッチ 30分1本勝負
青柳亮生 ライジングHAYATO 井上凌 小藤将太 vs MUSASHI 吉岡世起 佐藤光留 立花誠吾

オープニングマッチは、ジュニアの精鋭が集結した8人タッグマッチ。世界ジュニアヘビー級王者・青柳亮生は、前回大会で次期挑戦者候補の資料を確認し、今大会で意中の相手の名前を明かすことを予告していた。
MUSASHIと小藤がハイスピードバトルを繰り広げると、先手をとった小藤が「盛り上がっていこうぜ!」と本家より先にシャウト。MUSASHIも吉岡との連携で盛り返して、「盛り上がっていこうぜ!」と観客を煽る。ローンバトルが続いた小藤が、吉岡にドロップキックを叩き込むと、HAYATOが鮮やかなムーンサルトアタック、串刺しドロップキック、フェイスクラッシャーと畳みかける。吉岡も得意のシザースキックで逆襲し、立花はマンハッタンドロップからのケンカキックでアニキコールを起こす。亮生がアクロバティックなムーブからコーナーを駆け上がってのアームホイップにドロップキックをズバリ。今度はアツキコールが飛んだが、睨みをきかせた立花はヤンキーカッターで意地を見せた。大混戦の中、MUSASHIがノータッチ・トペ・コンヒーロを放つと、リング上では、立花が旋風脚を喰らいながらも、カウンターのラリアットからえびす落とし。カウント2。ヤンキーハンマーは空を切り、HAYATOが駆け付けてアツハヤのトラースキック。合体しての振り子式バックドロップが決まると、小藤がむーちゃんせーちゃんを排除して、HAYATOがスワンダイブ式プランチャで完全に分断。最後は亮生のファイヤーバードスプラッシュが立花にクリーンヒットして3カウントを入った。
今大会の休憩時間明け、場内ビジョンでメキシコを拠点に活動するマスクマン・KURAMAが世界ジュニア王座次期挑戦者に決まったことが明らかに。1.3後楽園大会のタイトルマッチを前に、KURAMAは12.31代々木大会、1.2後楽園大会にも参戦。両大会でチャンピオンとの前哨戦が組まれた。
〈亮生組のバックステージコメント〉
青柳「バッチリだ!ゼンニチジュニア、バッチリだな? そしてこの後ですかね。ネクストチャレンジャー発表。おもしろい。今はそれだけです」
HAYATO 「それだけだ。Let’s Punk!」
井上「今日で年内最後の後楽園、いろいろさ、やり残したことはあるけど、とりあえず12月31日大晦日、そこでもしっかり勝利取りたいと思います。ありがとうございました」
小藤「年内最後の後楽園ホール大会。しっかり勝ちを収めることが出来ました。立花誠吾、今日はあんまりやる時間は無かったけど、俺はいつでもオマエの首を狙っているから覚悟しとけ」
〈MUSASHI組のバックステージコメント〉
佐藤「大丈夫か?」
立花「ぜんぜん屁でもねぇよ。ぜん効いてない。ぜんぜん痛くなかった」
佐藤「(立花に張り手をして)効いてないんなら返せ馬鹿野郎、オマエ」
立花「なんで助けに来ないんだよオマエら?チームワークってのを知らないね。むーちゃんせーちゃんという名の2人だけでやってたよ今日。それが敗因だよ今日の」
吉岡「違ぇよ。お前1人でやってたんだよ」
MUSASHI 「なんだそれ!なんだ今の言い分は!負けたのがむーちゃんせーちゃんのせいだって?何言ってんだよ!チーム全員の責任だろそれは!なぁ、誰かのせいにすんなよ!」
佐藤「(立花に張り手して)泣くな―! 泣くんじゃない!」
立花「俺は泣かねぇぞ!」
MUSASHI「誰かのせいにするな!」
立花「このチームで頑張っていこうぜ!」
佐藤「それは結構です」
MUSASHI「もっと熱くなれ!」
立花「あぁーん?」
〈第2試合〉
タッグマッチ 30分1本勝負
大森北斗 羆嵐 vs 他花師 黒潮TOKYOジャパン

大森北斗・羆嵐組と他花師・黒潮TOKYOジャパン、北斗軍×アップタウンの業務提携ユニット・Gボーイズによる同門対決。この日は福山雅治の『HELLO』に乗って黒潮が登場し、他花師も南側の客席に現れてファンサービス。イケメンコールとタカシコールが同時に飛んだ。アンコールが発生して2回し目に突入し、2人はたっぷり焦らしてからリングインした。
試合前からハイテンションの他花師は、鉄ヤスリを持って何度も飛び跳ねてファンの心をつかむ。羆嵐と対峙してタックルで当たり負けした他花師だが、鼻水を吹きかけて威嚇する。北斗と羆嵐の合体攻撃を切り崩すと地獄突きを乱発。ダブルのラリアットを見舞って黒潮にスイッチ。黒潮はダイビング攻撃を狙ったが、他花師がセットした位置が遠すぎてクレームを入れる。他花師がやり直しても今度は近すぎる。ようやく、ちょうどいい位置にセットされたが、イケメンコールを飛ばす他花師が邪魔で飛ぶことができない。地獄突きを自爆した他花師を黒潮が心配すると、羆嵐がまとめてボディアタック、セントーンで圧殺。黒潮のトラースキックが他花師に誤爆すると、直後に羆嵐のラリアットが北斗に誤爆。他花師と仲間割れした黒潮は拗ねてしまい、「俺が北斗軍スペシャル喰らうからそれで終わり!」と自らコーナーに上がる。これは作戦だったのか、いつも通り北斗のみがマットに叩きつけられると、黒潮は羆嵐と他花師にミサイルキック。さらに場外ダイブを狙ったが、他花師が邪魔して地獄突き。すかさず北斗が丸め込んで試合終了となった。
試合後、黒潮と北斗軍が言い争い、立花が止めに入ったが、他花師は怒りの地獄突き。羆嵐が続いてダイビング・セントーンを発射も、黒潮と立花は寸前で。北斗軍とGボーイズは完全に空中分解となってしまった。
〈北斗軍のバックステージコメント〉
羆嵐「どうなってんだ?」
他花師「完全にセパレート? セパレート? リーダー。これはもうGボーイズ分裂っていうことでいいですよね?」
北斗「まぁ結果的にはそうなっちゃったよ。こうなったら簡単には戻れないから。俺たちは6人タッグチャンピオンでもあるしさ、前を向かなきゃいけないから、この解散というのはもう俺は仕方ないことだと片付けるけど!オマエらに言わせてくれ。約束してくれ。俺たちはよ、どこよりもワンチームでなくちゃいけないしよ、どこよりも一丸となってあのデケェヤツらによ、今日のメインのカードだってオマエら知ってるだろ。あんなデカいバケモノがわさわさいるのがこの全日本プロレスでよ。俺たちが生き残って天下を獲るためにはよ、誰よりも俺たちが一丸じゃなきゃいけないんだよ。分かるだろ?こんな悲しい終わりは、俺は本当にないと思う。本当にたった1日、たった1回や2回合わなかったぐらいで別れるなら最初から一緒にならないほうがいいとすら思えるよ。ただ、今日起こったことは本当に仕方ない。でも、約束してくれ。今後、俺たちは誰よりもワンチームだって。こんなどっかの団体みたいによ、すぐ仲悪くなってとか、そういうのはもうやめよう。言いたいことがあるんだったら、どんどん俺に言ってくれ。羆嵐の回り込むなって、真っ直ぐ生きろっていう考えは俺はメチャクチャ分かる。他花師のやりたいプロレスがちょっと人と違うことだって分かるよ。でも、こういう終わりはもうやめよう」
他花師「そやな。Gボーイズは解散したけど、北斗軍として俺たちはチャンピオンやし。さらにこの価値を高めていく」
北斗「そうなんだよ」
他花師「まぁ早かったけどな、Gボーイズ。1ヵ月ぐらい? 何の思い出もないけども、前に進むしかないもんね、リーダー」
北斗「でも、そうやって終わったことだからって噛み砕くんじゃなくてさ。ちょっと今日のことはしっかり考えないと、俺たち上には行けないと思うよ。どう思うよ、羆嵐。間違ったこと言ってるか、俺?」
羆嵐「今日、もっと熱い試合ができたと俺は思うんだよ。オマエなにで勝った今日?言ってみろ」
北斗「オマエらがゴチャゴチャしている間に試合を終わらせたんだよ」
羆嵐「なんで取ったか言ってみろよ」
北斗「スクールボーイだよ」
羆嵐「それはどういう技だ?」
北斗「3カウント取った技だ」
羆嵐「丸め込みって技じゃねえのか。オマエ、回り込むなって言っただろ。真正面から倒せよ、オマエ」
他花師「丸め込み釈羅不」
羆嵐「もっと熱い試合できたんじゃないの?」
北斗「本当にそう思うよ。見せつけなきゃいけなかったんだよ。だから、悲しいんだよ。チクショー」
他花師「いや、全日本、これだけは最後に言わせてくれ。Gボーイズ解散とかけまして、長期休暇終わったと解きます」
羆嵐「その心は?」
他花師「サンキュー(Thank you/産休)でした。釈羅不」
羆嵐「何も言うことないです。前を向くだけです。ハー!」
〈アップタウンのバックステージコメント〉
黒潮「せいせいした。ウゼェわ、やっぱあいつら。ふざけんじゃねぇ。全員自分のことしか考えてねぇ」
立花「オマエもな」
黒潮「俺は人のことと仲間の絆とチームワークとみんなの財布事情とか全部心配してるのに。あいつら自分のことしか考えないで試合ばっかして入場もして。もうやってられんわ。全面戦争もやらない。今日っきり終わり。関わりたくない」
立花「まぁそうだな。あいつらと組んでから、いいこと1個もない。北斗軍なんかもう疫病神だよ、疫病神」
黒潮「間違いねぇよ。とにかく、こいつは今、小岩に引っ越した」
立花「言うなオマエ、バカ!言うなよ!」
黒潮「みんなの引っ越しとか、財布事情とか心配してんだ、こっちは!オマエの家の警備だって、俺がずっとやってるわ。オマエの知らないところで」
立花「セコムあるんだよ。新しい家だから結構。オマエじゃなくて、セコムがうちを守ってくれてんだよ!オマエよりよっぽど安心してくれる」
黒潮「安心してくれる?(立花に襲い掛かった)ふざけんなよ!もういいよ。ふざけんな!」
〈第3試合〉
関本大介復帰戦 タッグマッチ 30分1本勝負
芦野祥太郎 潮﨑豪 vs 田村男児 関本大介

今年の王道トーナメントでベスト4という結果を残した関本大介は、足の骨折によって10月から欠場。全日本プロレスでの復帰戦は、9.23立川大会の一騎打ちで熱い思いをぶつけ合った田村男児とタッグを組み、HAVOCの芦野祥太郎・潮﨑豪組と激突した。
関本が先発を買って出ると、潮﨑との対戦となり場内大歓声。いきなり迫力のあるロックアップ、肉弾戦を繰り広げると、厚い胸板にチョップを打ち合う。関本が突進してなぎ倒すと、田村を呼び込んで合体タックル。逆水平チョップを連発すると、潮﨑が応戦して激しい打撃音を響かせる。潮﨑がブレーンバスターをリバースすると、GAORA TVチャンピオン・芦野がカチ上げエルボースマッシュから俵返し。関本はジャーマンを決めさせずエルボー合戦に持ち込んだ。関本がオクラホマ・スタンピードで叩きつけ、ラリアットでシャットアウト。ジャーマンでぶん投げると、芦野もすぐに立ち上がってジャーマンを返す。田村vs潮﨑。田村がフライング・ショルダーを放ちバックフリップ。連続串刺し攻撃、関本のバックドロップからダイビング・ショルダーを発射。デスバレーボムを防がれても猛烈なエルボーで前に出る。潮﨑は逆水平チョップで黙らせて、捻りを加えて叩きつける雪崩式ブレーンバスター。関本と芦野がエルボーを打ち合うと、潮﨑が加勢してダブルの袈裟斬りチョップ、ジャーマン&ラリアットで関本を戦線離脱に追い込む。潮﨑は抵抗する田村に左腕でラリアットにフィッシャーマンバスター。田村が気合で立ち上がると、豪腕ラリアットをブチ込んで完全決着。自慢の豪腕で快勝を飾り、最強タッグ優勝決定戦を控えるチームメイト・ザイオン&オデッセイにバトンを繋いだ。
芦野と関本は試合後も収まらず、バックステージでも大乱闘。芦野は「やってやるよ、いつでも!これ懸けてやってやろうか!」とGAORA王座を懸けての決着戦をアピールし、関本を迎え撃つタイトルマッチが決定的となった。

〈バックステージコメント〉
芦野「豪さん、ありがとうございました」
潮崎「ありがとう。いや、祥太郎と関本大介すごいな」
*関本が襲撃して芦野と乱闘を繰り広げる。
芦野「来いよオラ!いつでもやってやるよ!」
関本「なんだこの野郎!」
芦野「なめんじゃねぇぞコラ!やってやるよ、いつでも!これ(GAORA TV王座)懸けてやってやろうか!」
関本「俺に挑戦させろ!」
芦野「あぁいいよ。やってやるよ!」
関本「芦野、しっかり洗って待っとけ」
芦野「あぁいいよ。綺麗にベルト磨いといてやるよ。オマエ、二度と怪我すんじゃねーぞ。待ってるからな、全日本プロレスのリングで」
関本「ピカピカにしとけ!」
芦野「いいよ。あんなガツガツ来るの。何歳だよ、関本大介。何歳であんなガツガツしてんだよ。最高じゃん。足りねぇだろ今の全日本プロレスに。今の全日本プロレスに足りないものは激しさだろ。鋭さだよ。出してやる俺がリングで。四の五の言わねぇ、何も言わねぇ。ただ、リングで関本大介とベルトを懸けてやってやるよ。いつでもいいぞ。やってやるからよ。こっちはよ、命懸けてリングにいたんだよ。ノコノコ、復帰して出てきて、ヘラヘラさせねぇぞオマエ。ガッチリやってやるよ。関本大介、ガッチリやってやる」
潮崎「HAVOC刺激的だね。楽しいよ」
〈第4試合〉
ゼンニチvs我蛇髑髏 6人タッグマッチ 30分1本勝負
安齊勇馬 斉藤ジュン “ミスター斉藤”土井成樹 vs 菊田円 加藤良輝 ISHIN

安齊勇馬は、12.7名古屋大会で三冠ヘビー級チャンピオン・宮原健斗を掟破りのシャットダウン・スープレックスで完全粉砕。大晦日のビッグマッチ12.31代々木大会での王座挑戦を決めた。今大会では、挑戦権を争った斉藤ジュン、“ミスター斉藤”土井成樹と組んで、DRAGONGATEで猛威を振るうヒールユニット“我蛇髑髏”の菊田円&加藤良輝&ISHINを迎え撃つ。菊田は今年チャンピオン・カーニバルに初エントリーし、安齊・斉藤レイ・綾部蓮らゼンニチマットのトップ選手と激闘を繰り広げた。まさかのヒールターンから8月にDRAGONGATE最高峰のベルトであるオープン・ザ・ドリームゲート王座を獲得。チャンピオンとしての再上陸となった。
我蛇髑髏の奇襲で試合開始のゴングが鳴り、のっけから場外で激しい火花が散る。菊田が無法ファイトを仕掛けたのに対し、安齊は正攻法のファイトで徹底応戦。11.7土井デビュー25周年記念興行でも対戦しているジュンとISHINの顔合わせ。相撲対決を要求したISHINは、騙し討ちのカニバサミからラフプレー。ジュンはタックルで怒りをぶつけると、安齊と土井が加わりISHINに連続攻撃を浴びせる。我蛇髑髏が無法ファイトで流れを変え、ブーイングは飛ぶ中、土井をたっぷり痛めつけていく。ミスターコールで奮い立った土井が、ISHINのボディプレスを回避すると、ジュンは菊田と加藤にラリアット。ISHINには串刺しビッグブーツから滞空式ブレーンバスター。チョークスラムから逃れたISHINがDDTで反撃。再び安齊と菊田のマッチアップ。安齊は後頭部へのジャンピング・ニーアタックからスロイダー。壮絶なエルボーのラリーから菊田が逆水平チョップ。安齊もニーアッパーで弾かない。ジャーマンを喰らった菊田は、すぐさまヒップアップを叩き込む。6選手が次々にリングに上がり、目まぐるしい主導権争いに。加藤がジュンにデスバレーボムを決めると、土井がスクールボーイ。ラリアットで試合をひっくり返した加藤は、リストクラッチ式アルゼンチンバックブリーカーからマットに叩きつける荒技カデーレ・ルナでゼンニチマット初上陸となった一戦を制した。
勝負を決めた加藤は、全日本プロレスの入門テストに落ちた過去を告白。全日本プロレスへの怨みをぶつけると、「手始めに俺とISHINで、ISHINの大好きなジャイアント馬場が巻いたことのある最古のタッグベルト、アジアタッグに挑戦させろ!」と要求し、チャンピオンチーム・むーちゃんせーちゃんを呼び込んだ。MUSASHIは不快感を示すかと思いきや、「いいじゃん!いいじゃん!やろうよ!やろうよ!熱いねぇ!」とノリノリで受諾。相棒の吉岡は困惑した様子だったが、MUSASHIは「俺が全日本プロレスとPWFにしっかり言っておくよ、責任持って。だから、やろうよ!決まりだよ!」とISHIN&加藤に約束した。

〈リング上のマイク〉
ISHIN「俺たちがDRAGONGATE最強ヒールユニット我蛇髑髏だー!かっこいいだろ!センスあるだろ!初めての全日本プロレス、どんなもんかと思ったら、選手もファンも大したことねえな、オイ!アッハハッハ!(ブーイングを浴びて)ブーブーブーブー、豚の丸焼きにして喰っちまうぞ!うるせぇな。そんなことはどうでもいいんだよ。この俺の正式パートナーである加藤良輝が全日本プロレスに言いたいことがあるみたいだからよ。耳の穴かっぽじいてよく聞いとけコラ!」
加藤「オイ全日本プロレス。初参戦で初勝利、初マイクさせてもらうぞ。今回は個人的な話からいかせてもらう。俺はある男に全日本プロレスの入門試験を落とされているんだよ。その後、俺はもう1つの夢であった警察官になり、今ここにいるわけだ。オマエらに1つ聞いてやる。俺がどこで働いていたか知っているか?俺が働いていたのは長野県松本市。まぁ全日本プロレスには関係ない話だけどよ。そしてそして、長野県はとてもいいところだ。景色もいい、飯もうまい。ただな、住んでるヤツ、出身者のヤツがそうとは限らない。知っての通り、長野県は田舎だからよ、車社会のわけだ。毎日毎日、何件も何十件も交通事故を処理してよ。俺の仕事もままならねぇわけだ。まぁこれも全日本プロレスには関係ない話だったな。もうちょっとだけ俺と遊んでくれないか?ここからが本題だ。オイ、バカヤロー!俺が今日ここに来た理由、それは俺を落とした全日本プロレスへの復讐だ。何の因果かここに立っている。俺が現在、DRAGONGATEの加藤良輝として、てめえら全日本プロレスファン、全日本プロレス所属選手たち、こいつらにできる最大の仕打ちは、ベルト巻くことだろ。まぁ正直何のベルトの価値とか分からねぇけどよ、まずは手始めに俺とISHINで、ISHINの大好きなジャイアント馬場が巻いたことのある最古のタッグベルト、アジアタッグに挑戦させろ!オイ!アジアタッグのチャンピオンチーム、こんだけ外敵の若者にウダウダ言われて、出てこないわけないよな、来いよチャンピオン!」
*むーちゃんせーちゃんがリングに上がる。

加藤「オマエらアジアタッグチャンピオン、MUSASHI選手に吉岡世起選手。僕が調べたところによると、あなたたち生え抜きじゃないみたいですね。そのベルトに本当に愛着あるんですか? 勢いだけでむーちゃんせーちゃんがベルト獲っちゃったんじゃないですか? 勢いだけなら俺とISHINでも巻けるんじゃねぇ?なんか言ってみろよ、チャンピオンさんよ」
MUSASHI「オマエよ、俺たちのことわざわざリングに呼び出して、なに言うのかと思ったら、生え抜きじゃねぇとか、気持ちがねぇとか、なに言ってんだよ。俺とせーちゃんは全日本プロレス大好きなんだよ。そんなオマエらに、このベルト挑戦できると思ってるのか?いいじゃん!いいじゃん!やろうよ!やろうよ!熱いねぇ!早く言ってよ!」
加藤「オマエそんな感じなの?」
MUSASHI「今日、全日本プロレスに乗り込んでくるのは知ってたけどさ。まさかむーちゃんせーちゃんとタイトルマッチやりたいとは思ってなかったからさ。早く言ってよー。やるに決まってるじゃん!見て、せーちゃんもやる気満々の顔。やるよ、もー!早く言ってよー。いつやるよ?いきなり全日本プロレスに来て、この日にやらせろ!なんて言いにくいよね。任せて。俺が全日本プロレスとPWFにしっかり言っておくよ、責任持って。だから、やろうよ!決まりだよ!やりたいでしょ、せーちゃんも。この2人熱いもん、だって。いきなり全日本のリングに来て、アジアタッグに挑戦させろなんて言えないよ普通。やろう、決定だよ!やるぞ!任せとけって!やらないなんて言わせない。絶対責任もってやらせるから」
〈我蛇髑髏のバックステージコメント〉
ISHIN「OK、OK、OK。オイ全日本プロレス!菊田円がドリームゲートチャンピオンとして全日本プロレスに帰ってきたぞ!そういうことだオラ!それから加藤良輝が言ったみたいに、俺と加藤のチーム204kgがむーちゃんせーちゃんの持つアジアタッグに挑戦するぞ。あいつらがむーちゃんせーちゃんならよ、俺たちはいっちゃんよっちゃんで挑戦してやるよ。オイ!アジアタッグ、生え抜きじゃねぇオマエたちが巻いているところでな、アジアタッグのベルトが巻いてんだよ…泣いてんだよコラ!噛むことだってあるんだよオラ! 噛んじまったから、最後良輝が喋るぞ」
加藤「オイ!まずはここからだ。ここからが俺の復讐だ。全日本プロレスで俺を取らなかったことを後悔させてやる。DRAGONGATEの加藤良輝が、全日本で暴れる姿を楽しみにしとけ」
菊田「オイ!ドリームゲートチャンピオンの菊田円が全日本プロレスに凱旋したんだ。あいつは誰だ? ビッグマック安齊、なにしてんだ。ビッグマック安齊!ビッグマック食ってんのか、オマエは?まぁいいや。オマエ、三冠戦決まってるらしいな。大丈夫か?この俺もドリームゲートチャンピオンだからな。この俺も!ドリームゲートチャンピオンだからな!」
〈安齊&ジュン&土井のバックステージコメント〉
安齊「DRAGONGATE、我蛇髑髏、菊田円。今年の借りは今年のうちに返そうと思っていたけど。まぁ俺、今年の最後、大晦日で三冠獲る予定だから。きっとチャンピオンになったらいろんな発言権があることでしょう。俺が三冠王者になったら一番最初の挑戦者逆指名、菊田円に決定します。勝手に決定します。必ず俺が大晦日、三冠獲ります」
ジュン「ミスター、アーユーOK?」
土井「あいつら反則ばっかりやな、相変わらず。あいつらがそう来るんやったら、前も言ったけど、こうなったらあいつを呼ぶしかない。ワシントンDCからあいつ呼ぶしかないな。俺は諦めへんからな」
ジュン「斎藤了、なかなか連絡がつかないんじゃないか?」
土井「音信不通」
ジュン「まぁ会社から今日、正式に潮﨑豪と俺の対戦カードの発表があったな。大晦日の年末、必ずあいつをDOOMしてやるぜ。ミスター、斎藤了を探しに行こう」
土井「行こう、連絡つかない」
〈第5試合・セミファイナル〉
ゼンニチvs我蛇髑髏 6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 鈴木秀樹 本田竜輝 vs デイビーボーイ・スミスJr. 真霜拳號 野村直矢

チームの絆で最強タッグ公式戦を戦い抜いた宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.、鈴木秀樹&真霜拳號、本田竜輝&野村直矢。それぞれがパートナーと対角のコーナーに立ち6人タッグマッチで対戦。本田vs野村、秀樹vsスミス、宮原vs真霜と一進一退の攻防が続き、一気に場内のボルテージが上がる。ましもん対決も実現し2人が顔面を張り合うと、秀樹がコブラツイスト。本田が続いて反則カウント1・2・3・4で真霜を苦しめる。劣勢が続いた真霜は起死回生のレッグラリアット。野村がドロップキック、猛烈なタックルで追撃して、ノーザンライト・スープレックスも完璧に決めた。スピアを受け止めた本田はブレーンバスター。野村もクラッチを外さず投げ返す。宮原がスミスにジャーマンを狙うが、秀樹の延髄斬りが誤爆。本田も味方であるはずの宮原にラリアットを見舞う。チャンスとばかりにスミスがブルドックボムで仕上げにかかったが、最後の力を振り絞った宮原は回転エビ固めで切り返して大逆転勝利。かろうじて勝利を収めたものの、同士討ちの連続に呆然した宮原だったが、何事もなかったように秀樹と本田は大喜びで宮原と共に勝ち名乗りを上げて退場していった。
1人リングに残された宮原は、安齊の三冠挑戦決定を受け、「俺に世代交代はない!」と断言。それでも安齊が「来年から全日本プロレスの顔は俺だ」と世代交代をアピールすると、宮原は隙を見せた安齊をシャットダウン・スープレックスで完全KO。再びマイクを握り「プロレス界で先輩に教わったことを教えてやろうか。やられたらやり返すや」「やってしまったなら、やられる覚悟をもってこい。大晦日でコイツを潰す」と非情な通告。ダメージで立ち上がることができない安齊は、レフェリーに肩を借りて退場した。
〈リング上のマイク〉

宮原「オイ!大晦日、対戦相手決まったな。どうやら今、日本では世代交代が流行っているらしいな。次の相手は全日本プロレスのホープ・安齊勇馬か。ただ、その日本プロレス界の世代交代ってヤツに俺をくくるな。そんなもんは他のそこそこのレスラーにやらせておけ。いいか。プロレスファンなら分かるだろ、俺の最高さを。俺に世代交代はない!さぁ全日本プロレスのホープよ。安齊勇馬、出てこいよ」
*安齊がリングイン
宮原「さぁホープのお出ましだ。オイ!日本のプロレス界はどうやら世代交代を焦っているらしいな。ただよぉ、安齊勇馬、俺はその他どうでもいいレスラーとは違うからな。俺はスーパースター、そして満場一致で最高の男や」
安齊「そこら辺のレスラーと違ぇのはもちろん分かってるよ。ただ、時代を変える男、俺だってそこら辺のレスラーじゃねぇぞ。今の時代が宮原健斗か。じゃあ、来年は俺の時代だな。来年から全日本プロレスの顔は俺だ」
*背中を見せた安齊に宮原がシャットダウン・スープレックス。

宮原「オイ、これだから20代はダサいんだよ。オイ!俺がプロレス界で先輩に教わったことを教えてやろうか。やられたらやり返すや。そして、やった、やってしまったなら、やられる覚悟をもってこい。大晦日でコイツを潰す」
〈宮原のバックステージ〉
宮原「リング上で言った通りだ。オイ!オマエだからな、やったのは俺に。掟破りのシャットダウンをやったのはオマエだからな。この世界でオマエは知らなかったか?やったらやられるってな。そして、やられたらやり返すってな。安齊勇馬、どうやら この日本プロレス界は世代交代を焦ってるらしいからな。そこでテメェの出番てか?ホープさんよ。ただよ、リング上で言った通りだ。俺をその他大勢のレスラーと一緒にすんな。スーパースターだ。俺に世代交代なんかない。大晦日で安齊勇馬、テメェに体に教えて込んでやるよ。安齊勇馬、テメェはヌルいんだよ」
〈安齊のバックステージ〉
安齊「宮原健斗、やられたらやりかえす覚悟を持てか。試合中にやったことと試合外の後ろから、それが果たして一緒か?もしかして宮原健斗、オマエ焦ってんじゃねぇのか?あんたほどの男だ、感じてねぇわけねえだろ。新時代の波はすぐそこまで来てるぞ。よその団体と一緒にしてんじゃねぇぞ。後ろから来てるのはこの俺、安齊勇馬だから。大晦日、必ず俺が三冠獲って、2026年1月1日から俺が全日本プロレスの顔だ」
〈スミス組のバックステージ〉
スミス「今日は負けてしまったが、今のは2カウントじゃないか?もう1回VTRを見てみたい。絶対に2カウントのはずだ。京平さんは最近スピードが落ちたと思うので、あれは入っていないと思う。まぁ負けは負けで、歴史の1ページに残るわけだが、最強の選手に負けてしまいました。ただ、来年はまたパワーアップした姿、新しい自分をお見せするので、みなさん期待して待っていてほしい。ゴメンナサイ」
野村「自分は今回、最強タッグで結果を残せなかったんですけど、今日やった本田は組むより戦っていたほうがすごく面白かったですね。またやりたいですね。今日は楽しかったです。ありがとうございました」
真霜「最強タッグ終わっちまったけども、鈴木秀樹!俺はテメェに話がある。このあと行くからな」
〈第6試合・メインイベント〉
世界最強タッグ決定リーグ戦2025優勝決定戦 時間無制限1本勝負
(Aブロック1位)綾部蓮 タロース vs (Bブロック1位)ザイオン オデッセイ

「Titans of Calamity」としてタッグの祭典に乗り込んだ綾部蓮&タロースは、アジアタッグ王者・むーちゃんせーちゃんに不覚を取ったものの、4勝1敗でAブロックを突破。世界タッグ王者に君臨するHAVOC・ザイオン&オデッセイは、負け無しでBブロックを突破。勝利すれば昨年優勝を果たした斉藤ブラザーズに続き、史上2組目の最強タッグ王者の全勝優勝という快挙となる。
全12チームの頂点を決める最終決戦は、綾部とザイオンの対戦でスタートし両者に声援が飛ぶ。ロックアップから綾部が頭を撫でて挑発すると、ザイオンも雄叫びを上げて鍛え抜かれた肉体でぶつかり合う。2m13cm/145kgのタロースと193cm/184kgのオデッセイも、ド迫力のモンスターバトルを繰り広げ、衝撃の連発となった。オデッセイがボディブローの連打で進撃すれば、タロースは巨体を抱え上げてコーナーに叩きつける。ロープ際のタロースにオデッセイが突っ込んでいき両者がリングに転落。ザイオンもコーナーに控える綾部に襲い掛かり場外乱闘に発展。南側客席通路まで雪崩れ込み、綾部とザイオンが激しくやり合う。10分経過。世界タッグ王者チームはHAVOCポーズで気合を入れてタロースにロックオン。オデッセイがエルボードロップの連続投下から重爆ボディプレス。バックドロップの体制に入ると、ザイオンがネックブリーカーで援護する合体殺法。サモアンドロップを切り抜けたタロースは、綾部と同時ビッグブーツ。荒々しくザイオンの顔面をコーナーに叩きつけると、再び顔面を打ち抜いていった。綾部が抱え上げるとダイナミックに飛び込んで豪快にマットへ。綾部は休む間を与えず逆エビ固めで捕獲して、どっしりと腰を落とした。カットに入ったオデッセイは、タロースにクロスボディ。綾部もショットガンドロップキックを放ったが、蘇生したザイオンがエルボーアタックで襲撃する。大男4人が大の字となりダウンカウント。カウント9で立ち上がったところで試合開始から20分が経過。オデッセイがダブルのラリアットで弾き飛ばし、ザイオンもスピアで突撃。タロースはオデッセイにビッグブーツ。ザイオンにダブルチョークスラムを敢行し、圧巻のダイビング・ラリアットでオデッセイを排除する。綾部はデスルーレットで突き刺さんとしたが、堪えたザイオンが引き込んでのサモアンドロップ。勝負に出た世界タッグ王者チームは、オデッセイが必殺のジャーニーズエンドを狙ったが、綾部はカウンターのランニング・ネックブリーカーで対処。ザイオンに雪崩式ブレーンバスターを仕掛けると、タロースはエプロンから場外のオデッセイに捨て身のダイブ。綾部がザイオンをデスルーレットで突き刺して、Titans of Calamityが無敵のチャンピオンチームを攻略。初エントリーにして最強タッグ制覇を成し遂げると、『オリンピア』が流れる中、最強の大巨人コンビが優勝トロフィーを高々と抱え上げた。
過酷を極めたリーグ戦で生き残った綾部は、「次は世界タッグのベルトをかけて我々と戦ってもらおうか」とザイオン&オデッセイに王座戦での再戦を要求し、日本初タイトルに歓喜のタロースも、「ワタシタチハチャンピオンニナリタイデス!」と呼応した。

〈リング上のマイク〉

綾部「世界最強タッグ決定リーグ戦制覇だ。どうだ後楽園ホール、絶望を味わったか?決勝の相手ザイオン・オデッセイ、最高に強い、楽しい相手だったよ。そしてなによりもタロース、最高のパートナーだよ」
タロース「アリガトウ、アヤベサン。(観客にも)アリガトウゴザイマス!綾部選手と組んで必ず自分たちが勝つと約束しました。今日は勝ちました。最高のパートナーです」
綾部「今日戦ったザイオン・オデッセイ、そして俺たちTitans of Calamity、綾部蓮・タロース、3人が海外から来た選手で、この俺・綾部蓮も生え抜きではない。ただひとつ言えるのは、これが全日本プロレスだ!そしてだ、世界タッグのベルトというものは、1番強いものが巻くべきなんだ。ザイオン・オデッセイ、世界タッグのベルト持ってるよね。たしかにめちゃくちゃ強かった。ただ、我々、Titans of Calamityの方が上なんだ。そのベルトは我々のもとにあるべきなんだ。いつでもいいよ。ザイオン・オデッセイ、次は世界タッグのベルトを懸けて我々と戦ってもらおうか。ネクスト・チャンピオン、そうだろ?」
タロース「ワタシタチハチャンピオンニナリタイデス!」
綾部「Titans of Calamityまだ序章にしか過ぎない、今後まだまだ絶望を見せていくからな。つまりだ。この全日本プロレス、頂に立つのは我々、Titans of Calamityだ!」
〈Titans of Calamityのバックステージコメント〉
綾部「我々Titans of Calamityの強さというのはこれで証明されただろ。ただ、HAVOCザイオン・オデッセイ、最高に強くて、ワクワクして、最高の相手だったよ。ただ、今証明した通り、強いものがベルトというのはを巻いているべきなんだ。次、いつでもいいよ。すぐに世界タッグのベルトを懸けて、ザイオン・オデッセイ戦ってもらうから。我々が最強の世界タッグ王者になって、Titans of Calamityの名を世界に轟かせてやる」
タロース「全日本よ、見たか?これが俺たちの実力だ。すべてのチームを制覇してやったぞ。ザイオンとオデッセイにも勝利した」
綾部「さぁTitans of Calamityはまだ序章にすぎない。まだまだ絶望というのを味合わせてやるからな。ありがとうタロース」
〈HAVOCのバックステージコメント〉
ザイオン「今日はこんな結果に終わってしまったが、今後同じようなことは起きない。これからもベルトを守っていく。オレタチハ」
オデッセイ「オレタチハ」
芦野「俺たちは」
潮﨑「俺たちは」
全員「俺たちはー!HAVOC!」