「ザ・リーヴ presents ゼンニチ大晦日2025」12月31日(水)代々木大会詳報&試合後コメント
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全日本プロレスの恒例行事となった大晦日決戦、「ザ・リーヴ presents ゼンニチ大晦日2025」国立代々木競技場第二体育館大会は、メインイベントで王者・宮原健斗vs挑戦者・安齊勇馬の三冠ヘビー級選手権、“むーちゃんせーちゃん”のMUSASHI&吉岡世起と、“我蛇髑髏”加藤良輝&ISHINの間で争われるアジアタッグ選手権試合、そして初のシングル対決となった斉藤ジュンvs潮﨑豪など、注目カード目白押しの闘い納めは斉藤レイのオープニングコールにより開始となった。
〈第1試合〉
世界ジュニアヘビー級選手権前哨戦 8人タッグマッチ 30分1本勝負
青柳亮生 ライジングHAYATO 田村男児 井上凌 vs KURAMA “ミスター斉藤”土井成樹 阿部史典 立花誠吾

オープニングマッチは、1.3後楽園大会で世界ジュニアヘビー級王座の4度目の防衛戦を控える王者・青柳亮生が、挑戦者のKURAMAを迎え撃つ前哨戦の8人タッグマッチ。メキシコを拠点に活動するマスクマンのKURAMAは、これが全日本プロレス初参戦だ。
タイトルマッチを控える亮生とKURAMAはお互いに先発を買って出て、序盤から火花を散らす。場外での攻防となるが、ラフな展開はKURAMAがリードだ。中盤には土井が立花に誤爆され、さらに阿部にもパンチで誤爆されてしまうという災難に見舞われる。そして再び亮生とKURAMAのマッチアップ。KURAMAは後方から前に回り込むフェイスクラッシャーを見せるが、亮生もすぐさま挽回。チーム総掛かりによるトレイン攻撃でKURAMAを追い込むと、タッチを受けた井上がサッカーボールキックだ。そしてKURAMA以外の土井たちを場外に追いやると、亮生とHAYATOが同時にプランチャを発射する。ならばとKURAMAもトラースキック、コードブレイカーで井上の動きを止めると、リングに戻ってきた亮生とHAYATOもトップロープの反動で後方に回転してのアームドラッグで二人まとめて場外に排除。そして自身も場外にトペ・スイシーダだ。ならばとリングに戻った井上がKURAMAに打撃攻勢。しかし、井上のグーパンチを食らってダウンしたかに思われたKURAMAだったが、倒れたふりをしながら巧妙に急所を蹴り上げてしまう。そして走り込んでサイドから捻るスイング式のネックブリーカー。最後は変形のダブルアームスープレックスのように持ち上げてブレーンバスターのように叩きつけるアパリシオンなる技で3カウントを奪った。

〈KURAMA組のバックステージコメント〉
KURAMA「全日本、俺がKURAMAだ。見ての通り、パーフェクト、イージーゲームだった。来年の1.3、亮生の持つ世界ジュニア、俺が獲って、もっと面白くこの全日本プロレスをかき乱してやるよ。KURAMA、妖狐の力をお楽しみに」
阿部「KURAMAってメキシコのヤツは置いといて、お前!(と言って、土井を蹴飛ばす)」
土井「なんで?」
立花「しっかり持てって言ったら、しっかり持てよ!」
土井「どこ見てんの?」
阿部「ポンコツだな、お前は。なあ、アニキ?」
立花「本当だよ。ポンコツでビックリしたよ。イケメンかと思った一瞬」
阿部「しっかり持て、しっかり持て(と言って、立花に土井を羽交い締めさせるとパンチ)。分かったか、お前?」
立花「ちょっと俺にも当たってるよ」
阿部「ごめんな(笑)。避けられると思った。(また土井に向かって)お前、しっかり持て」
立花「そうだ、しっかり持て!」
阿部「お前だけだ。分かったか?」
土井「大晦日やぞ? 年内最後やん、今日?」
阿部「だから最後ぐらいしっかり持て」
土井「何してくれてまんねん」
立花「最後ぐらいしっかり持てよ」
土井「最後ぐらいちゃんと見とけや。な? ここ来年、リベンジするから。2026年リベンジ」
阿部「しっかり持つの? お前、志低いな。来年はしっかり持てよ」
土井「ガッチリ持つ。絶対持ってやるからな!」
〈亮生組のバックステージコメント〉
亮生「あれがKURAMAか。なんか俺の求めてた面白さとは違うな。違うからこそ、ちょっと熱くなったよ。お前がどんな生き方してきたのか知らねえけど、ここは全日本プロレスだ。ゼンニチジュニアだ。世界ジュニアとの差を見せつけて、メキシコ帰ってもらう。以上」
井上「なんだ、あのKURAMA? KURAMAか。衝撃があったね。でも、あいつ今後全日本出んのか? なあ、1個ここで借りができたんだからな、俺に。必ず潰してやるよ」
〈第2試合〉
大晦日ランブル2025 時間無制限
アジャコングvsダンプ松本vs佐藤光留vsセニョール斉藤vs真霜拳號vs他花師vs黒潮TOKYOジャパンvs愛澤No.1vsジャック・ケネディvs菊タロー

第2試合は10選手が参加する「大晦日ランブル2025」。今年はダンプ松本、アジャコングという女子プロレスのレジェンドも参戦となったが、1番手に愛澤、2番手に菊タローが登場し、この二人から試合はスタートとなった。そこに3番手としてジャック・ケネディが加わる。60秒ごとに選手が追加されるので目まぐるしい。ケネディはパワーで菊タロー、愛澤を圧倒だ。4番手は佐藤光留。道着の帯を解くとその帯をムチのように使って菊タローたちを攻撃していく。続いてセニョール斉藤が入ってきてケネディにエルボーで攻撃していくが、ラリアット1発でダウン。ここぞとばかりに菊タローと愛澤もケネディと一緒に押さえ込んで、セニョールが早くも失格だ。その直後に光留と愛澤がケネディをオーバー・ザ・トップロープで失格に追い込む。6番手に真霜拳號が入ってくるところで、菊タローが愛澤に足4の字固め。足が短くて極まりは浅いが、真霜が菊タローを、光留が愛澤を押さえ込み、同時に3カウントを奪って失格に追いやった。7番手に登場したのは黒潮だが、ノリノリで2階席まで行ってしまってリングに入ってこない。その間に8番手として他花師が登場。他花師は地獄突きの構えをしながらリングサイドを駆け回るが、その間にエプロンで攻防をしていた光留と真霜が同時に転落し、オーバー・ザ・トップロープで失格となってしまう。相変わらず黒潮はリングに入らず、他花師もリングサイドを走り回っている間に、ついに9番手としてアジャコングが登場だ。リングに上がった他花師はアジャに地獄突きを連発。コーナーへと追い込んでいく。その間に失格になったケネディ、菊タロー、セニョールが作った騎馬にまたがり、竹刀を持ったダンプ松本が最後の10番手としてリングインだ。だが、リングに上がる前にアジャに他花師がオーバー・ザ・トップロープで失格に追いやられる。そして、リング上ではダンプとアジャが睨み合い。ここでようやく黒潮がリングに上がるが、アジャのビンタを食らって捕まってしまう。しかし、黒潮が避けたため、ダンプの竹刀がアジャに誤爆。それでもアジャの裏拳、ダンプの竹刀が黒潮に炸裂。女子プロレスのレジェンド二人の攻撃に黒潮もフラフラとなりアジャにもたれかかってそのまま倒れ込んでしまうが、これをアジャが返すことができず。3カウントが入って失格となってしまった。その黒潮に今度はダンプが覆いかぶさり、3カウントを奪取。ダンプが「大晦日ランブル2025」を制したのだった。
試合後、ダンプはマイクを持ってファンに挨拶。来年、アジャが40周年を迎えることなどを宣伝して引き上げていった。
〈リング上のマイク〉
ダンプ「今年最後に勝ちました。いつも騎馬で出てくるのはいいけど、すぐ反則負けですぐ帰っていったんだけど、アジャのおかげで勝てました。ありがとうございます。アジャ帰っちゃったんだね。アジャ、来年40周年なんでよろしくお願いします。今、言おうと思ったら帰るのが早い。さっさと帰りやがったよ。人が喋ってんのに、なあ! いや、こんなにたくさんありがとうございます! ありがとうございます! なんとですね、全日本に初めて出ました。初参戦です。呼ぶのが遅えんだよな。リーヴの佐藤社長はいない? いないね。プロレス界、そして全日本、そしてザ・リーヴ、来年もよろしくお願いします! ありがとうございました。皆さん、良いお年を!」
〈ダンプのバックステージコメント〉
ダンプ「全日本に初めて出させていただき、珍しく勝ちました。来年も呼んでください。それとですね、来年の1月11日、『極悪祭』です。引退した方々もタレントさんたちもみんな来ます。良かったらまだ自由席がありますので、会いに来てください。ありがとうございました」
〈第3試合〉
タッグマッチ 30分1本勝負
鈴木秀樹 宮本裕向 vs 本田竜輝 小藤将太

第3試合は鈴木秀樹&宮本裕向vs本田竜輝&小藤将太のタッグマッチ。バカの時代の鈴木と宮本に、若い本田と小藤が挑む。鈴木と宮本は長尾一大心さんの入場曲で入場。鈴木は長尾さんの遺灰の入ったペンダントを首にかけてリングに上がる。
試合が始まるとまずは鈴木と宮本が小藤を捕獲。鈴木は小藤をコーナーに追い込み、腰へのエルボー連打やストンピング、宮本もフィストドロップを落とすなど厳しい攻撃を連続で見舞っていく。だが、ローリングサンダードロップキックで状況を打開した小藤は本田にタッチ。本田は宮本に串刺し式ラリアットを食らわし、ロープ際でのレフェリーの反則カウント煽りを狙うがやらせてもらえない。逆に宮本にやられそうになるが、小藤が入ってきて阻止。だが、宮本のラリアット、ムーンサルトダブルニードロップに本田も悶絶状態だ。鈴木ともエルボーの打ち合いなど激しい攻防を繰り広げる。そして、ロープ際で反則カウント煽りを狙うが鈴木が場外に逃亡。鈴木が場外で前転すると、本田も前転しながら追いかけるなど追いかけっこが続く。ようやくロープ際で鈴木を捕らえると、小藤も邪魔が入らないように宮本を押さえてこれをアシスト。念願の煽りを完成させた。ここから代わった小藤がミサイルキック、さらに本田とトレイン攻撃で鈴木に猛攻。さらに小藤は鈴木にミサイルキックをもう1発炸裂させ、鈴木に卍固めだ。しかし、宮本がこれをカット。本田がアシストに入ってくるも、宮本がハンドスプリング式エルボーアタックで排除してしまう。こうなると鈴木の流れ。鈴木はカミカゼ、ペディグリー、ダブルアームスープレックスと畳み掛けて小藤を仕留めた。
〈バカの時代のバックステージコメント〉
鈴木「なんとか1、2、3、4…」
宮本「あの曲…」
鈴木「あの曲じゃないですよ。1、2、3、4ですよ」
宮本「でも…そう! あの1、2、3、4は阻止したつもりだったのに、最後」
鈴木「いや、できたんですよ」
宮本「できなくて。あんなに逃げてたのに」
鈴木「来年はやらせないように頑張りましょう」
宮本「そうですね、やらせないように。曲、なんですか、曲?」
鈴木「分からないですね。記憶にない」
〈本田組のバックステージコメント〉
小藤「クソッ! 年内最後の試合、こんなに自分を未熟に思った試合は、これが初めてかもしれない。なんにも通用しなかった。来年は何かもっと進化しなくちゃいけない。俺は自分で行動起こして、来年このリングで絶対結果出してやります。ありがとうございました!」
本田「1、2、3、4! 1、2、3、4! 2025年、反則カウント納めをすることができたぜ! 代々木大会、最高だ。1、2、3、4!」
〈第4試合〉
大晦日怪獣大戦争スペシャル6人タッグ3wayマッチ 30分1本勝負
ザイオン オデッセイ 芦野祥太郎 vs 綾部蓮 タロース 関本大介 vs 大森北斗 羆嵐 サイラス

第4試合は6人タッグの3wayマッチ。年明けにそれぞれ世界タッグとGAORA TV王座のタイトルマッチを控えるザイオン&オデッセイ&芦野祥太郎のHAVOC、綾部蓮&タロース&関本大介の2チームに、大森北斗&羆嵐に1年ぶりの復帰戦となるサイラスを入れた北斗軍も加わり、「大晦日怪獣大戦争スペシャル」を闘う。


先発の芦野と関本はもう一人の羆嵐を邪魔とばかりに二人がかりで排除し、二人での攻防を繰り広げる。そこに羆嵐が戻ってきて、二人まとめてクロスボディだ。続いてはザイオン、綾部、北斗のマッチアップ。ここでもタイトルマッチに関係ない北斗はザイオンと綾部に邪魔者扱いをされてしまう。続いてはオデッセイ、タロース、サイラスの顔合わせ。怪獣大戦争に相応しい巨漢外国人3人がリング中央で激突だ。お互いに譲らずとなったところで、他の選手たちも入ってきて、一気に場外乱闘へ。ここでセコンドを連れてきていた北斗軍が総出でオデッセイを攻め立てる、一方、サイラスは相手を蹴散らしながら客席を練り歩き、再びリングへ。タロースとオデッセイも戻り、再び3人で攻防を始める。チョップとエルボーでタロースとサイラスを攻撃するオデッセイに対し、タロースとサイラスはダブルのショルダータックル。そしてサイラスはタロースにボディへの頭突きを連発して排除。オデッセイを捕まえると、そこに北斗軍がトレイン攻撃。続けてサイラスがキャノンボールだ。さらに羆嵐のダイビングセントーン、北斗のナルシストプレスが炸裂する。そこに綾部がやってきて、オデッセイにショットガンドロップキックだ。オデッセイも綾部と北斗を二人まとめてラリアット。乱戦となる中、芦野と関本のマッチアップ。芦野がエルボースマッシュを連打すれば、関本も低空のショルダータックルだ。そして関本は倒れていた北斗を捕まえてバックドロップ。そこにタロースと綾部が入ってきて合体チョークスラムを北斗にお見舞いだ。そして綾部が北斗にデスルーレットを狙う。ここはザイオンがカット。北斗はザイオンの変形のデスバレーボムを食らってしまうが、羆嵐が救出にやってくる。そして北斗と羆嵐はザイオンにコンプリートショットとフェイスクラッシャーの合体技だ。ここで乱戦となるが、ザイオンと北斗が綾部をローリングラリアットを同時に打って場外に排除。そこにタロースとサイラスが入ってきて、タロースが北斗を、サイラスがザイオンを場外に追いやる。そして残った二人で頭突きの打ち合いを展開する。そこにオデッセイが飛び込んできて、二人まとめてラリアットで場外に出してしまう。そしてザイオンと芦野もリングに戻ってきて北斗を捕獲。ツープラトン攻撃からザイオンのダイビングヘッドバットで北斗から3カウントを奪ったのだった。
〈北斗軍のバックステージコメント〉
サイラス「何が起きた!?」
北斗「今年の勢いそのままに最後だけ上手くいくと思ってねえよ! 今年がでも全部悪かったわけじゃない。絶望の淵から帰ってきただろう、サイラスが!カムバックしたんだよ!」
サイラス「帰ってきたぞ!俺は戻ってきた!俺は全日本に戻ってきた!」
北斗「最強外国人のサイラスがな、帰ってきたんだ。オイ、2026年、北斗軍、暴れるよ」
羆嵐「ハァーーーーーッ!」
他花師「上に行くぞ!」
〈Titans of Calamity&関本大介のコメント〉
関本「ありがとうございました。デケェ!」
綾部「2025年最後の闘い、Titans of Calamity&関本大介。新鮮な組み合わせ、そして相手のモンスターだらけの闘い面白かった。明後日の世界タッグに向けて勝てなかったっていうのは心残りかな。センキュー、タロース」
タロース「1.2後楽園でこの借りを返す」
関本「いやあ、やっぱりデカいのはいいな。やっぱプロレスラーはデカくないとな。ちょっと身長伸ばすのは無理だから、筋トレ頑張って筋肉もっとデカくしてやる。オイ、芦野、テメェ、GAORA TV、次だぞ、オイ。1月3日、覚えてろ、この野郎。必ず俺が獲るからな」
綾部「さあ、明後日1月2日、世界タッグ戦、ザイオン&オデッセイ。『最強タッグ』優勝決定戦の時以上の絶望を味わわせてやる」
〈HAVOCのバックステージコメント〉
芦野「ヨーシ! 2025年は完全にHAVOCの年だったな。2026年もHAVOCが、まずは1月2日。そして1月3日は俺だ。HAVOCが完璧な防衛戦をして、2026年もHAVOCしてやるよ!」
ザイオン「オレタチハ」
オデッセイ「オレタチハ」
芦野「俺たちは」
全員「HAVOC!」
〈第5試合〉
斉藤ブラザーズvsHAVOCスペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
斉藤ジュン vs 潮﨑豪

第5試合は、「斉藤ブラザーズvsHAVOC」のスペシャルシングルマッチ。28日の公開会見ではお互いにケーキを食べながら行なう珍会見を行なった斉藤ジュンと潮﨑豪の、注目のシングル初対決だ。
まずはじっくりと様子を見合ってからロックアップ。ジュンが潮﨑をロープに押し込んでいく。クリーンブレイク後、今度は潮﨑がロックアップからヘッドロック。そしてショルダータックルを仕掛けるがジュンは倒れない。ならばとショルダータックルを連発した潮﨑だったが、それでも倒れないとヘッドロックからグラウンドへ。しかし、ジュンもすぐさま立ち上がり逆にショルダータックルでふっ飛ばしてみせる。ならばと潮﨑はジュンのビッグブーツを避けてトップロープで自爆させると、右足をセカンドロープに絡めてレッグブリーカーだ。そして低空ドロップキック、レッグブリーカーから右足に集中砲火。コーナーに追い込んで串刺し式での低空ドロップキックも右ヒザに見舞ってみせる。さらにマシンガンチョップを連打し、袈裟斬りチョップと一気呵成の猛攻だ。だが、潮﨑がロープに飛んだところで、ジュンが追走式のショルダータックルを放って反撃開始。串刺し式のビッグブーツ、エルボードロップ、踏みつけ攻撃。強烈なオーバーハンドチョップを潮﨑の胸板に叩き込んで悶絶させる。ならばと潮﨑も逆水平チョップでお返し、両者のチョップ合戦が始まる。潮﨑がハンマーパンチの連打に切り替えると、ジュンはエルボーから鈍い音を立てた頭突きだ。強烈な一撃を食らった潮﨑はその直後のジュンのビッグブーツをかわしてフライングショルダーアタックを放つ。しかし、ダメージが深いのか、自身もダウンしてしまった。ダウンカウントが数えられる中、立ち上がることができない潮﨑。ジュンが無理やり起こそうとすると、和田京平レフェリーがこれを制して近づけさせない。もはやKO負けかと思われたが、ジュンに無理やり立たされると、ロープに振られそうになったところを逆に引き寄せて反撃のラリアットを放ってみせる。そしてゴーフラッシャーで畳みかけると、リミットブレイクの体勢に。これをジュンに阻止されると、雪崩式のリミットブレイクを仕掛ける。これを逃れたジュンは頭突きで一撃食らわせて、自身もコーナーに上がると雪崩式のチョークスラム。続いてスピアーを炸裂させる。そして潮﨑の反撃もラリアットで黙らせ、ジャックハマーだ。これも潮﨑が返すと最後はDying Lightでトドメを刺して、3カウントを奪った。
〈斉藤ジュンのバックステージコメント〉
ジュン「潮﨑豪をDOOMしたぜ。年末の大一番、勝ったのは俺だ。潮﨑、さすがに強かったな。だが、俺はこんなところで負けるわけにはいかない。これからももっともっとやり合うのを楽しみにしてるぜ。ヨシ、これでいい年を迎えられそうだ。来年はもっと斉藤ジュンが上を行ってやるぜ。DOOM!」
*潮﨑はノーコメント
〈第6試合・セミファイナル〉
アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【第127代王者組】MUSASHI 吉岡世起vs加藤良輝 ISHIN【挑戦者組】

セミファイナルはアジアタッグ選手権試合、MUSASHI&吉岡世起vs加藤良輝&ISHINの一戦だ。12.10後楽園大会に参戦しDRAGONGATEの“我蛇髑髏”加藤良輝&ISHINは、試合後にアジアタッグ王座への挑戦を表明。MUSASHI&吉岡もこれを受諾し、今大会でのタイトルマッチが実現した。
我蛇髑髏はゴング前に奇襲攻撃。まずは吉岡を場外に排除し、MUSASHIを孤立させる。しかし、MUSASHIは「いいじゃん、いいじゃん。そういうの待ってたんだよ」と喜びの声を上げる。そのMUSASHIも場外に排除した我蛇髑髏は場外乱闘を展開だ。リングに戻るとISHINとMUSASHIは髪の毛の引っ張り合い。MUSASHIはティヘラを挟んでまたも髪の毛を引っ張っていく。加藤に場外から足を引っ張られたものの、すぐさま吉岡がアシストに入ってくると、二人でISHINにサンドイッチドロップキックをお見舞いだ。そして今度はチャンピオンチームが場外乱闘を仕掛ける。今度はMUSASHIがフェンスを使って攻撃するなど、むーちゃんせーちゃんがリードだ。リング上の攻防に戻ると、MUSASHIの攻撃が吉岡に誤爆。ここで加藤が入ってきて我蛇髑髏が連携攻撃。タッチを受けた加藤もボディスラム、コーナーに追い込んでの踏みつけ攻撃と完全に形勢を逆転させた。さらにISHINもMUSASHIの股間にヘッドドロップを連発だ。だが、MUSASHIは突っ込んできたISHINをコーナーで自爆させて、ようやくローンバトルから脱出。タッチを受けた吉岡が鬱憤を晴らすように各種キック攻撃でISHINを蹂躙していく。MUSASHIも代わった加藤とチョップ合戦を展開し、またも髪の毛を引っ張る攻撃からトルトゥーラに捕獲する。ここでISHINがカットに入ってくると吉岡との連携攻撃で排除。MUSASHIは加藤に対して背中にフットスタンプ、そして場外にトペ・コンヒーロを見せる。リングに戻すとMUSASHIの逆水平チョップ、吉岡のミドルキックが順番に加藤を襲う。だが、加藤も一人でこの状況を打開。吉岡の体の上にMUSASHIをボディスラムで叩きつけ、ISHINを呼び込んでトレイン攻撃。そしてクレセントバックブリーカーに捕獲する。しかし、脱出したMUSASHIは加藤をコーナーで自爆させると、吉岡のキックと自身のヒザで加藤をサンドイッチ攻撃でダメージを与える。そして吉岡にタッチし、二人で加藤をトップコーナーに上げる。ここでISHINがカットに入ってくると、ダブルのトラースキックで排除。コーナーから飛んできた加藤にもダブルのトラースキックだ。そして吉岡のスワントーンボムが加藤に決まり、続けて吉岡が雪崩式フランケンシュタイナー。MUSASHIも隣のトップコーナーに上がって構えていたが、ここでセコンドのKAIがMUSASHIの足を引っ張って妨害だ。そこにISHINがやってきて雪崩式ブレーンバスター。さらに吉岡には我蛇髑髏がビッグブーツとラリアットのサンドイッチだ。そして加藤がリナシェッタ・ソレ、ISHINのジャーマンが吉岡に炸裂する。さらにISHINはMUSASHIにロープの反動を利用したジャーマン。だが、MUSASHIもすぐさまトラースキックでお返しすると、4人が入り乱れていく。その中で加藤がラリアットからクレセントバックブリーカー。これを脱出した吉岡はバズソーキック2連発だ。しかし、KAIがレフェリーの足を引っ張ってカウントを妨害。ならばとMUSASHIは場外にトペ・スイシーダを放ち、すぐさまコーナーに上がってエストレージャフトゥーロだ。そして吉岡がクラッシュドライバーを仕掛けようとするが、ここでISHINが入ってきて背後から急所パンチ。ならばとMUSASHIが正面から報復の急所パンチだ。だが、今度は背後から加藤がMUSASHIを襲い、コーナーでレフェリーをサンドイッチしてしまう。レフェリーが倒れている間に、吉岡が加藤の肩に飛び乗る。しかし、加藤はそのまま前方に吉岡を着地させる。これに気づいていないMUSASHIは加藤だと思い込み、なんとバックキックで吉岡の急所を蹴り上げてしまう。痛恨の同士討ちとなった中、加藤はすぐさま鉄板で頭をぶっ叩いて、MUSASHIを戦闘不能にする。そして吉岡も鉄板で脳天をぶっ叩くと、ラリアットで畳み掛け、最後はカデーレ・ルナを炸裂させて3カウントを奪った。
試合後、ISHINがマイクを持って演説を始めると、そこに亮生とHAYATOがやって来る。早速HAYATOがアツハヤでの挑戦を表明するが、ISHINは「明日から2026年、俺たちはありとあらゆるアジアの国々を回って、防衛戦をして出稼ぎに行く予定がある」と言って、これを受け付ける様子はない。しかし、亮生がゼンニチジュニアの選手、その自覚のある選手を呼び出し、「このゼンニチジュニアの中で一番強えチャレンジャーをトーナメントでもいい、リーグ戦でもいい、なんでもいいから俺たちが決めっからよ、その優勝者とお前らでベルトをかけて闘っていただけないでしょうか」と、次期挑戦者決定戦をぶち上げたのだ。100kg超えのISHINと加藤だが、全日本のヘビー級を相手にするのはさすがに分が悪いと思ったらしく、「お前のその提案飲んでやるよ」と、これを承諾して引き上げていった。
〈リング上のマイク〉

ISHIN「オイ、全日本プロレス、俺と加藤良輝withKAIがアジアタッグのベルト獲ったぞ! イエーイ! (リングにやってきた亮生とHAYATOに)どうした? 俺たちになんか用か?」
HAYATO「お疲れ様。疲れてるとこ悪いんだけど、そのアジアタッグは俺たちゼンニチジュニアにっとて大切なベルトなんだ。悪いけど返してもらうよ。次の挑戦者はアツハヤだよ」
ISHIN「ライジングHAYATO! 青柳亮生! お前らのことはよ〜くよ〜く知ってるよ。でも、今、俺たちが巻いたこのアジアのベルト、名前の通りアジアなんだわ。明日から2026年、俺たちはありとあらゆるアジアの国々を回って、防衛戦をして出稼ぎに行く予定があるからさ。HAYATO、亮生、確かにお前たちは名前もカッコいい、顔もいい。でもな、お前たちみたいな実績のない日本の小さな小さな島国のおチビちゃんに、挑戦を受け入れるわけにはいかないんだよ。アジアのベルトだよ、これ! シンガポール、フィリピン、中国、台湾、行く予定がいっぱいあんだ、オラ!」
亮生「ちょっと待ってください! その壮大な夢を叶えるのもいいんですけど、このままアツハヤが引き下がるわけにはいかないんですよ。今、チャンピオン、言いましたよね。実績のない青柳亮生から一つ提案があります。ゼンニチジュニアの皆さん、そしてゼンニチジュニアの自覚のある皆さん、お集まりください」
ここで土井、セニョール、小藤、田村、佐藤光留、立花、井上らがリングに集まってくる。


ISHIN「(土井の姿を見て)いやいやいや! いやいやいや! DRAGONGATE! DRAGONGATE! 違う違う! いやいやいや違う違う! (佐藤を見て)アナタはフリーでしょう! えーっ!」
亮生「このゼンニチジュニアの中で一番強えチャレンジャーをトーナメントでもいい、リーグ戦でもいい、なんでもいいから俺たちが決めっからよ、その優勝者とお前らでベルトをかけて闘っていただけないでしょうか」
ISHIN「全日本プロレス、全日本プロレスさんよ、このアジアタッグのベルトはいつからジュニアヘビー級のベルトになったんだ? オイ、悪いけど、俺と良輝、100kg超えてんだわ。なんでお前たちみたいなオチビちゃんが、挑戦する権利あんだ? でもな、でもな、全日本プロレスのヘビー級はただのヘビー級じゃない。俺たち100kg超えの二人がもってしても勝つのはちょっと難しい。だからよ、だからよ、亮生、いいよ。お前のその提案飲んでやるよ。お前たちの中で一番強いチャレンジャーチーム決めて、俺たちがお前たちの挑戦、アジアタッグのベルトかけてやってやるからな。オイ、まあお前たちの優勝者が決まるまでは、アジアとDRAGONGATEでバンバン防衛戦やっていくからな。楽しみにしとけ、バーカ!」
〈我蛇髑髏のバックステージコメント〉
ISHIN「イエーイ! 俺、ISHINと加藤良輝のチームによく似合ってるアジアタッグのベルト獲ったぞ!」
KAI「イエーイ!」
SHIN「オイ、アジアと言うからには、2026年、俺たちありとあらゆるアジアの国々を回って防衛戦をする。お前たちはジュニアタッグトーナメント? リーグ戦? 知らねえけど、その間、俺たちは海外とDRAGONGATEでこのアジアタッグの防衛戦をやりまくってどさ回りしてやるからな。それと、今日はなんと言っても元全日本プロレス生え抜きのKAIが来てくれたぞ! KAIのおかげでアジアタッグ獲れたようなもんだ。KAIは世界ジュニアも世界タッグも獲ってる凄い男だぞ。なあ、KAI!」
KAI「お前らの力だ! まあでも俺がな、世界ジュニア王者、世界タッグ王者の俺がお前らを認めるよ。凄いよ! これは歴代のアジアタッグの一番なんじゃねぇか?」
ISHIN「KAIのお墨付きだぞ!」
KAI「素晴らしいよ」
ISHIN「俺たち3人で全日本プロレス、6人タッグあるよな? 全日本プロレス認定6人タッグなんちゃらっていうの?」
KAI「あるの?」
ISHIN「あるある! 俺たちはDRAGONGATEでトライアングルゲートもな、何回も巻いている男だから楽しみにしとけよ。そして、最後に加藤良輝、全日本プロレスに復讐の第一歩成功だな!」
加藤「オイ、その通りだよ。10日の参戦でも言ったように、これは序章に過ぎないぞ。俺たちはここから始まるんだ。オイ、DRAGONGATEナメんじゃねぇぞ、全日本プロレス。楽しみにしとけ」
ISHIN「イエーイ! バイバーイ!」
〈むーちゃんせーちゃんのコメント〉
MUSASHI「クソーッ! せーちゃん、せーちゃん!」
吉岡「何?」
MUSASHI「せーちゃん、今日は勝たなきゃいけなかった。クソッ!」
吉岡「そうね。でも、むーちゃん、最後俺の急所蹴った…」
MUSASHI「勝たなきゃいけなかったんだって、今日!」
吉岡「でも、急所…急所…」
MUSASHI「勝たなきゃいけなかったんだよ!」
吉岡「急所…」
MUSASHI「勝たなきゃいけなかったんだって、今日はもう! ええ、何? 次、何? リベンジというかリーグ戦? タッグリーグ戦? ねえ、やるんでしょう。せーちゃん、やるらしいよ、ジュニアタッグ」
吉岡「次は、次は誤爆だけ、次は気をつけて、次こそ、次こそ優勝して、俺らで取り返そう。ねえ!」
MUSASHI「俺らで? 俺ら?」
吉岡「俺ら。むーちゃんせーちゃんで取り返そう、ベルト。取り返さなきゃ」
MUSASHI「いや、次は組まない」
吉岡「はあ?」
MUSASHI「組まない」
吉岡「組まない?」
MUSASHI「ジュニアタッグ、組まない」
吉岡「組まない?」
MUSASHI「俺もう組みたい相手いるから。その人と組むわ」
吉岡「組みたい?」
MUSASHI「組みたい相手がいるから」
吉岡「誰?」
MUSASHI「宮本」
吉岡「裕向?」
MUSASHI「宮本裕向」
吉岡「なんで?」
MUSASHI「宮本裕向、MUSASHI。宮本裕向、MUSASHI。宮本MUSASHI。宮本MUSASHI。このタッグチーム組みたいと思っててね。宮本さん! 宮本裕向さん! 呼んでくるわ」
吉岡「いいよ、その気ならさ。俺には俺には正式なタッグパートナー、他にもいるからさ。連絡一つですぐ捕まんだよ(と言って、スマホをいじり始める)」
MUSASHI「宮本さん! 宮本さん! (小藤を連れてきて)宮本さん、いないんだけど」
小藤「宮本さんは帰られました。もう帰りました」
MUSASHI「いやいや帰ったって、なんで? だって俺ら宮本裕向さんとタッグ組みたいから、タッグ組みましょうって言おうと思ってたの。帰った?」
小藤「帰りましたね」
MUSASHI「えっ…えっ…せーちゃん、せーちゃん、やっぱさ、むーちゃんせーちゃんで出ない?」
吉岡「今、OKもらったから、俺のパートナー期待しといて」
MUSASHI「えっ……ちょっと小藤くん、小藤くん、一人ぼっちになっちゃった。一人ぼっち。ハハハハハ!」
〈土井&セニョールのバックステージコメント〉
土井「今聞いたら、なんかジュニアタッグのなんかやるみたいだな! シー、セニョール!」
セニョール「シー!」
土井「それやったら斉藤ブラザーズ代表してミスターとセニョールでエントリーさせてもらうからな。シー、セニョール!」
セニョール「シー!」
土井「俺たちがジュニアタッグのなんかを優勝して、アジアタッグに挑戦したるからな! シー、セニョール!」
セニョール「シー!」
〈亮生&HAYATOのバックステージコメント〉
亮生「実績ないか? ないのか、俺ら? ないか。確かにないな」
HAYATO「ないけど、ちょっとカチンときたね。絶対優勝して」
亮生「いや、やるしかないでしょう、アツハヤで。恥かかせやがったから、バッチリ優勝して、アジアも俺たちアツハヤが取り返すからな。楽しみにしとけ」
HAYATO「あとベルト流出させたMUSASHI&吉岡組、絶対ボコボコにする」
亮生「そういうことだ!」
〈井上凌のバックステージコメント〉
井上「テメェら、オイ! まあこの怒りはさておき、青柳亮生、言ったな。リーグ戦かトーナメント、やるよな? もちろん俺もエントリーだよ。俺のパートナーは今日はいなかったけど、一人あてになるヤツがいんだよ。そいつと組ませてもらう。そのパートナーはまた後日紹介だ。また後日パートナーは決まる。以上!」
〈光留&田村のコメント〉
光留「教えてやるよ。佐藤光留、アジアタッグ、5回獲ってんだよ? 世界ジュニアも何回獲ってると思ってんだ!」
田村「田村男児もアジアタッグ、2回獲ってんだよ。初めてのベルトもアジアタッグ。そういう思い入れがある」
光留「知ってるか? 俺たちアジアタッグで電流爆破やってたんだぞ」
田村「誰もできねえだろう、そんなの」
光留「ISHINと加藤なんとか、お前ら地雷の海に沈めてやるぜ!」
〈立花のコメント〉
立花「みんなタッグパートナー、決まってんだよな、これ?たまたまな、阿部がよ、あいつ、この後、どこかで試合だっつってたけど、あいつ全日本の生配信観てて、一人で出てきた俺を見つけて『アニキ、一人なんですか?』ってLINEが来たな。これつまり、俺のパートナー、阿部でいいよな。ヨシ、阿部と出て、俺たち二人の超最強、超最強、超最強で超最強のタッグチームで、あいつら全員ボコボコにぶっ潰す。俺たち、自称名勝負数え唄だからな、この野郎。覚悟しとけ、ああ〜ん?」
〈第7試合・メインイベント〉
三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第76代王者】宮原健斗vs安齊勇馬【挑戦者】

メインイベントは王者・宮原健斗vs挑戦者・安齊勇馬の三冠ヘビー級選手権試合だ。12.7名古屋大会では安齊が宮原に掟破りの逆シャットダウンスープレックスで直接勝利し、挑戦者として名乗りを上げた。しかし、12.10後楽園大会では、今度は宮原が安齊をシャットダウンスープレックスでKOして報復。2024年5月29日の後楽園大会以来、1年7カ月ぶりの両者の至宝をかけての対戦だ。
まずはロックアップで組み合うと、宮原がロープに押し込んでいく。そしてチョップを1発打ってからブレイクだ。続いて宮原がグラウンドの攻防に持ち込むと、これを脱出した安齊が宮原をロープに押し込む。そして離れ際にお返しのエルボーをお見舞いだ。安齊は場外での攻撃を仕掛けて優位に立つ。鉄柵の上からスワンダイブのフォアアームを炸裂させる。さらに宮原をエプロンにうつ伏せに寝かせて、側頭部をヒザで攻撃。鉄柵にも叩きつける。一方、宮原は再び鉄柵に飛び乗った安齊を叩き落し、客席を連れ回して反撃開始。場外で何発も頭突きをお見舞いだ。リングに戻っても宮原の優勢な展開に。宮原はエルボーで殴り倒し、挑発するように踏みつける。そして低空ドロップキックだ。しかし、安齊もニーアッパーからダブルアームスープレックスで反撃開始。串刺し式エルボーアタックを食らわせ、エルボー合戦もしのぐとドロップキックを炸裂さる。そしてエプロン上でフルネルソンに宮原を捕獲する。これを脱した宮原はビッグブーツで安齊の動きを止めて、ドリル・ア・ホール・パイルドライバーでエプロンに串刺しにしてしまう。この強烈な一撃で再び優位に立った宮原はリングに戻ってきた安齊にビッグブーツ。一連の攻撃で安齊はグロッギー状態となり、エルボーで反撃に出るも力が入っていない様子だ。その安齊に宮原は容赦なくエルボー、ヒザを食らわせ、マウントポジションからエルボーの連打。ダウンカウントが数えられる中、安齊もなんとか立ち上がる。そして、力の籠もったエルボーで宮原に一撃だ。この一撃で今度は宮原がダウンしてしまう。このチャンスに安齊は雪崩式ダブルーアームスープレックスを狙う。宮原が踏ん張ると駆け上がり式のニーアッパー。そして改めて雪崩式のダブルアームスープレックスで叩きつける。さらに反撃にくる宮原を捕まえてフェイスロックだ。会場の健斗コールに押されて、なんとかロープエスケープをした宮原。なかなか立ち上がることができなかったが、安齊の攻撃のタイミングをズラしてラリアット。さらにシャットダウンスープレックスを狙う。しかし、安齊はこれを脱出してジャンピングニーバット。続けてジャーマン・スープレックス・ホールドで畳み掛け、ギムレットを狙う。だが、宮原もこれを脱出。両者、ジャンピングニーで激突して相打ちとなる壮絶な場面も作られる。だが、安齊が後頭部にすぐさま追い打ちのジャンピングニーバットだ。そして掟破りのシャットダウンスープレックスを放った安齊。これを宮原がキックアウトすると、安齊は再びジャンピングニーバットだ。しかし、宮原もこれを避けて、お返しのニーバット。続けて宮原がランニングニーを放つが、安齊もジャンピングニー2連発でお返しをして譲らない。安齊はさらにランニングニーと畳み掛ける。宮原も3カウントを許さず。距離を取ってニーを狙う安齊にカウンターのニーアタックだ。そして再びシャットダウンを狙う宮原。だが、安齊は必死にこれを阻止。ジャンピングニーバットを食らわせると、トドメのギムレットを狙う。宮原がこれを逃れて着地するとヘッドバット、そしてニーで追撃だ。だが、宮原はこれを避けてバックを奪い両腕をガッチリとロック。3度目の正直で今度こそ持ち上げると、シャットダウンスープレックスでしっかりと叩きつけ、死闘に終止符を打ち、安齊から3カウントを奪取した。
試合後、マイクを握って安齊を「安齊勇馬、今日限りを持って全日本プロレスのホープはもう返上しろよ! 君はスターだ」と称えた宮原。次の防衛戦の舞台を1.25幕張メッセ大会に指定すると、無差別級でジュニアからも挑戦者を求めることも宣言。「2026年1月2日、東京・後楽園ホールで挑戦宣言をしろ。俺はそいつとやる」と早速1.2後楽園大会で挑戦者に名乗りを上げる人間を求め、最後は「ゼンニチ大晦日、そして全日本プロレス、最高…!」と締めくくった。
〈リング上のマイク〉
宮原「大晦日、締めるのは俺だ。全日本プロレスのホープ、安齊勇馬、これが現実だ。改めて教えとく。三冠ヘビー級チャンピオンの宮原健斗はなかなか強えぞ。安齊勇馬、今日限りを持って全日本プロレスのホープはもう返上しろよ! 君はスターだ。プロレスファンなら分かるだろう。安齊勇馬、お前は業界の宝だ。悔しいがな。安齊勇馬、20代どころかこのプロレス界、引っ張る人間はたくさんいてもいいと思うぞ。別にチャンピオンじゃなくたって引っ張れるだろう。プロレスファン、安齊勇馬に期待しているファンは多いだろう。いいか、安齊勇馬、俺はスーパースターだ。そして、その他大勢のレスラーではない。ただ、安齊勇馬、お前の目を見ると、お前もその他大勢のレスラーでないのは承知だ。今日のところはスターぐらいにしといてくれ。俺がスーパースターだ! 次またこのベルトをかけて闘おうぜ、スターさんよ。いいか、大晦日、代々木! 見たやろう? これが大晦日の宮原健斗や! 俺に魅了されたか!? 大晦日、大満足したか!? この大晦日に全日本プロレスを選んだ、そこの皆さんに感謝だ。ありがとよ。防衛を果たした。さあ次のチャレンジャーは…と、その前に舞台を宣言しよう。2026年1月25日、幕張メッセで次の防衛戦をやる。そして次のチャレンジャーはここに宣言する。無差別級だ。ということは、ジュニアヘビー級選手もありだ。2026年1月2日、東京・後楽園ホールで挑戦宣言をしろ。俺はそいつとやる。さあ、大晦日、今、何時だ? 教えてくれ。カウントダウンまで俺はここにいるからな。6時間25、6時間24、うるせえこら! そんな暇じゃねえんだ、俺も! オイ、改めて大晦日、集まったファンのみんな、大晦日2025年、全日本プロレス、楽しかったかーッ! また来年も2026年1月2日から東京・後楽園ホールから、三冠チャンピオンが、この日本プロレス界の最高のエースとして先頭を引っ張っていくぜ。大晦日にお集まりの皆さん、全日本プロレス、そして2025年、最高ですかーッ! ゼンニチ大晦日、そして全日本プロレス、最高…!」

〈バックステージコメント〉
宮原「オイ、大晦日、勝ったぞ。そして安齊勇馬、お前は紛れもなくスターだ。この日本プロレス界の安齊勇馬にかかる重責は大きいぞ。この日本プロレス界は20代のプロレスラーの中で、安齊勇馬は飛び抜けている。それは何年もプロレスを観てるファンなら分かるだろう。ヤツがこの世界でやらなきゃいけないことは多いな。ただ、その背中を押すつもりはない。今日の試合を観て分かる通りな、俺は譲らない。会社が指定した世代交代に俺は乗らないぞ。いいか、日本プロレス界、30代! この俺がいるからな。40代がどんなレスラーがいるか知らん! 俺が引っ張るんだ。この日本プロレス界を俺は引っ張るぞ、2026年。安齊勇馬、お前はスターだ。ただ、俺はスーパースターだ。いいな。その差だ。現実を見たろう。そして、大晦日クリアした次の2026年、次の舞台をこのベルトの舞台を1月25日、幕張メッセに指定する。いいな。そして次のチャレンジャー、階級は無差別級だ。いいな。ジュニアヘビー級選手の挑戦だって受けるぞ。無差別級だからな。ジュニア、ヘビー、どの階級でも受けて立つ。2026、1月2日、後楽園ホールで名乗りを上げろ。大晦日、最高の気分だ。こんなに最高の気分なんだな! 大晦日の舞台は俺が一番よく似合う。そして、2026年も一緒に闘うぞ」
安齊「宮原健斗…宮原健斗…クソ…背中は遠かった…。この全日本プロレスに宮原健斗という存在がいることが幸せなことか、不幸なことか。確実に幸せなことだよな。今日は俺はスターか。俺はあんたと同じステージに立つ人間だ。いや、あんたを超えていく存在だ。この団体に明確な背中がある。めちゃくちゃ幸せなことだ。2025年、さんざんカッコつけて、みんなと約束だって言ったのに全然守れなかった。20代はヌルいかな? 20代はカッコ悪いかな? それでも俺は胸張って言うぞ。20代は諦めが悪いんだ。必ず俺はあのベルトに届く。あのベルトを必ず巻く。みんなとの約束は必ず果たす。2026年も全部のプレッシャーひっくり返して覚悟決めて、全部の責任背負って俺は突っ走るから。来年も俺についてきてください。ああ、クソッ! 今年はありがとうございました。来年、来年、見ててください。ありがとうございました」
*全試合終了後カラーボール投げが行われ、全日本プロレス2025年の最終戦を締めくくった


