「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」11月28日(金)熊本大会詳報&試合後コメント 全日本プロレス

「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」11月28日(金)熊本大会詳報&試合後コメント

ニュース

<第1試合>
10人タッグマッチ 30分1本勝負
ザイオン オデッセイ 綾部蓮 デイビーボーイ・スミスJr. タロース vs 大森北斗 羆嵐 他花師 黒潮TOKYOジャパン 立花誠吾

 オープニングマッチでは、シリーズ参戦中の外国人4選手&綾部蓮というデカさとパワー、そしてテクニックを兼ね備えたあまりにも強力すぎるタッグが実現。難敵を相手にGボーイズはいかに立ち向かうか?

 リング上に続々と怪物が揃う中、Gボーイズはゴング前から気圧され気味になるも、円陣を組むと「絶対勝つぞ!」と気合を入れる。先発でオデッセイと対峙した北斗は、威勢のいい言葉とは裏腹に簡単に弾き飛ばされるなどやはり分が悪い。それでもオデッセイのヒザにドロップキックを見舞い、「いくぞ、熊本!」のアピールからボディースラムの体勢。しかし、踏ん張られると逆にマットに痛烈に叩きつけられる。その後もGボーイズは相手チームの圧倒的な破壊力の前に劣勢となり、場外戦でも痛めつけられる。綾部&タロースと向かい合った他花師は後方に倒れ込みながら、2人の急所を蹴り上げる。だが、焼け石に水とばかりに流れを変えるには至らず、苦しい展開が続く。立花がとらえられ5人のトレイン攻撃のエジキとなり、最後は綾部&タロースにダブルチョークスラムで叩きつけられて3カウント。デカすぎる外国人&綾部の連合軍が完勝を収め、試合後にはザイオン&オデッセイが綾部&タロースの眼前で世界タッグ王座を掲げてアピールした。

<ザイオン組のコメント>

綾部「今日はなかなかカードも変わって、なかなか面白いチームだったよ。さあ、明日、福岡。MUSASHI、吉岡。やるまでもなく結果は見えているけど、現在2連勝中の我々、タイタンズ・オブ・カラミティ。しっかり3勝目を取って、当たり前だけど優勝決定戦、そしてその先も見すえているから。絶望に飲み込んでやる」

タロース「ザイオン、今日は仲間だったけど、俺と綾部さんの目的は変わっていない。俺たちはオマエら2人をとらえ続けている。リングで向かい合うのも時間の問題だ。そのときが待ちきれないな」

ザイオン「またもや勝利だ、デイビーボーイ・スミスは試合で多くのことを示してくれた。そして、綾部、タロース、彼らは間違いなく俺たちが警戒している相手だ。だから、勝利に満足している。明日が楽しみだ」

オデッセイ「デイビーボーイ・スミスと一緒に闘い、彼の実力を見ることができて最高だった。明日の夜、彼とケントと対戦する。準備は万端だよ。でも、あえて言わせてもらおう。 あの『タイタンズ・オブ・カラミティ』、あの大男たちは相当ヤバい奴らだ」

ザイオン「俺は好きだぜ」

オデッセイ「でも、そうは言っても、 俺たちはいまだ防衛中のタッグ王者なんだ! 俺たちがやるぞ、ベイビー。どんな挑戦にも立ち向かう」

ザイオン「俺たちは…」

オデッセイ「俺たちは…」

ザイオン&オデッセイ「HAVOC!」

スミス「見てみろ、汗ひとつかいていないぞ。これはハードトレーニングの賜物だ。全日本道場でハードトレーニングをすればするほど、試合での動きはよくなる。そして、ハードトレーニングをすればするほど、幸運にも恵まれる。このタッグリーグ、私とミヤハラは最高の状態だ。アイ・ラブ・ゼンニッポン! Aブロック、Bブロック、すべてに注目しているぞ」

<北斗軍のコメント>

北斗「あとちょっとだった」

他花師「チクショー! アー、デカい。デカいわ、あれ」

北斗「もうちょっとだったよ」

他花師「もうちょっとやったな。デカいわ、あれ」

北斗「次やったら勝てるな」

他花師「ネクストタイム、釈羅不!」

羆嵐「オマエ、回り込むなよ。オデッセイに向かっていけよ、オマエ」

北斗「なんなんだよ、オマエ、このまえから説教ばかりしやがって! (他花師に向かって)凄い説教してくるんですよ」

他花師「最近気持ちが足らんような気がしますよ、リーダー」

北斗「なんだよ、オマエも」

羆嵐「気持ちで向かっていけよ」

他花師「行かないと、行かないと、あれは! 絶対に! 行かないと!…頑張ろうよ、リーダー」

北斗「はい」

他花師「最強タッグもまだまだ続くし、負けてられへんよ」

羆嵐「回り込むなよ、オマエ。向かっていけよ」

他花師「おい、全日本、これだけは言っておくぞ。神戸から新幹線で来た。なんの“のぞみ”もなく、少しの“ひかり”を目指して、悲しみだけが“こだま”する! 言うとりますけどー! 釈羅不」

羆嵐「俺たちは決して回り込まない。真っ向勝負だ、向かっていく。以上だ、ハァァー! 向かっていけよ」

<第2試合>
シングルマッチ 15分1本勝負
宮本裕向 vs 小藤将太

小藤将太が11・23沼津大会での安齊勇馬戦に続き、今シリーズ自身2度目のシングルマッチとなる宮本裕向との一戦に臨む。今後も潮﨑豪(11・29福岡)、真霜拳號(11・30広島)と経験豊富な選手との一騎打ちが組まれている中、試合内容はもちろん貪欲に結果も追い求めてチャンスをモノにしたいところ。

 序盤、じっくりとしたグラウンドの攻防を軸に試合は展開。宮本が主導権を握る中、小藤は宮本の突進を迎撃し、ドロップキックを見舞って反撃する。串刺しバックエルボー、エルボー連打、セカンドコーナーからのミサイルキックと畳みかける。宮本はカウンターのフロント・スープレックスで形勢逆転し、ローキックで小藤の動きを止めると、ラリアット、ムーンサルト・ダブルニーと流れるように技を決めて、逆エビ固めでギブアップを迫る。小藤はロープエスケープ。宮本のラストライド狙いは小藤が切り返し、丸め込みで3カウントを迫る。フィッシャーマンズ・スープレックスを決められた宮本は、レフェリーの手をつかんでカウントを阻止。宮本は突進してきた小藤を冷静に担ぎ上げると、山折りの要領で腹部にヒザを突き刺し、逆片エビ固めにつないでギブアップを奪った。

<宮本のコメント>

宮本「久々のGAORA TV以来のシングルマッチですかね。小藤、最高じゃないですか。まだまだもっと磨きがかかれば。まだ若々しさが足りない部分があるかもしれないけど、あれだけ年上の女性を惹きつける力があるんで、そういうところはボクも見習おうと思います。よかったですよ、小藤」

<小藤のコメント>

小藤「クソ、ズルしやがって。でも、宮本さん、ボクのデビュー戦を知る数少ない先輩の一人です。今日、こうして闘えたこと、凄く誇りに思います。でも、俺はまだまだこんなもんじゃないから。いつかアナタをぶっ倒しにまた帰ってきます。そのときはまた俺と闘ってください」

<第3試合>
世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負
鈴木秀樹 真霜拳號 vs 田村男児 佐藤光留

 ともに初戦で黒星を喫した鈴木秀樹&真霜組と田村男児&佐藤光留組の公式戦。

 序盤は静かな立ち上がり。真霜と光留のチョップ合戦から展開が変わり、真霜からタッチを受けた秀樹も光留のボディーにエルボーを見舞い、フロントネックロックの体勢。切り返した光留が足を決めにかかると、秀樹はロープエスケープ。光留がミドルキック連打、田村とのトレイン攻撃で攻勢に出る。タッチを受けた田村が秀樹をコーナーに詰めてラリアットを連発。秀樹も強引に体勢を入れ替えてスリーパーホールドで捕獲。田村は強引に担ぎ上げて脱出するも、秀樹は隙を逃さずに再びスリーパーホールドでとらえる。田村がグッタリしたところでカバーに入るもカウント2。ならばと痛烈な蹴り上げを2連発で見舞い、田村が前のめりに倒れたのを見てカバーに入り、3カウントを奪った。

<秀樹のコメント>

秀樹「やっと1勝目できました。真霜さんはなんか早々に着替えて、プロレスラーとしてもう失格ですね。真霜拳號、プロレスラーとして失格です。ありがとうございました」

田村&光留はノーコメント

<第4試合>
タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 井上凌 vs 斉藤ジュン 安齊勇馬

 青柳優馬の謹慎処分に伴い、無念の最強タッグ途中棄権となった安齊勇馬が斉藤ジュンとコンビを結成。最強タッグには出場していないジュンはシリーズ中に組まれた試合のすべてに勝利を収めた上で、三冠ヘビー級王者・宮原健斗への挑戦を虎視眈々と狙っている。

 宮原の入場時には大きな「ケント」コールとともに「待ってました!」の声がかかる。気を良くした宮原はゴング前から「帰ってきたぞ、熊本!」のアピールで客席を煽る。先発は安齊と井上。互いに華麗なアームドラッグを決め合い、安齊はドロップキックも見舞う。それぞれタッチでジュンと宮原が対峙。宮原はフロントキックでジュンを場外に出し、場外戦になだれ込むと安齊と激しくやり合う。リングに戻ると、井上がつかまる展開。防戦の井上は安齊の突進を迎撃し、ミサイルキックを放って宮原にタッチ。宮原は安齊のヒザにドロップキック、さらに低空ドロップキックの畳みかけ。安齊も串刺し攻撃をかわし、宮原の後頭部にジャンピング・ニーを決めてジュンにつなぐ。ジュンが攻め立てる中、宮原はチョークスラムを切り返し、フロントキックを叩き込む。エプロンから井上が「ケン!」とタッチを求める。宮原が「オマエ、熊本好きなのか?」と尋ねると、井上は「大好き、熊本!」と応えて試合権利を手にする。井上はジュンに蹴りを連発。さらに宮原とのトレイン攻撃を決め、強烈なサッカーボールキック。ジュンは追走式のバックエルボーで反撃し、バックドロップ。サイコブレイク狙いは井上が切り返し、加勢に来た宮原がジュンにブラックアウト。宮原のゲキを受けた井上も蹴り技を畳みかけ、大観音スープレックス狙い。しかし、ジュンはこれを脱出すると、ショートレンジ・ラリアット。安齊も宮原にニーアッパーからジャンピング・ニーを叩き込んで排除。最後はジュンが井上をサイコブレイクで沈めた。

 試合後、マイクを手にしたジュンはあらためてシリーズ全勝を果たした上での三冠王座挑戦をアピール。すると安齊もマイクを奪い取り、「青柳優馬のせいで世界最強タッグ2025、終わっちまったんだよ。だから三冠ヘビーには俺が挑戦する」と途中棄権となった最強タッグの悔しさをぶつけるように、三冠王座への挑戦を表明した。

 これを受けて宮原はバックステージでジュンか安齊のどちらかを次期挑戦者に指名することを明言。大みそか決戦での三冠挑戦者はジュン、安齊の2人に絞られることになった。

<試合後のジュン、安齊のマイク>

ジュン「全日本プロレスが熊本に6年ぶりに帰って来たぜ。実は俺は熊本は初めてでな。このあと馬刺しとかなにか甘いもの食べに行きたいんだが、その前に宮原健斗。今年の最強タッグのシリーズが始まったが、俺は今日で3勝目だ。残りの試合、全部勝った暁には、オマエが持つその三冠ベルトにあらためて挑戦させてもらうぜ」

安齊「(ジュンからマイクを奪い取り)ちょっと待て! 俺は青柳優馬のせいで世界最強タッグ2025、終わっちまったんだよ。だから三冠ヘビーには俺が挑戦する。俺が抱えてる悔しさ、怒り、どこにぶつければいい? みんなからもらった期待、応援、どうすればいい? 俺はワガママにいくから、三冠ヘビー、俺が挑戦するわ。文句は全部、青柳優馬に言ってくれ」

<ジュン&安齊のコメント>

ジュン「安齊優馬、宮原健斗が持つ三冠ベルト、残りの試合全部勝って挑戦するのはこの俺だ。邪魔をするな(と軽く胸を小突く)」

安齊「そんなのマジで関係ない(と強めに胸を小突く)。俺の気持ち優先だから、俺が挑戦するから、オマエ下がってろ」

ジュン「安齊、次の試合、背中は気をつけろよ。楽しみだぜ、DOOM(先に引き揚げる)」

安齊「まず、俺たちに期待してくれて、俺たちを応援してくれた人たち、ファンの皆さん、本当にすみません。ただ、俺はあの人の分を背負ってとか言うつもりないけど、俺のこと見てくれて、俺のこと考えてくれる人たちは必ず裏切らないし、俺が最後必ず笑顔にしてみせるから。全員、俺に付いてきてください。それと一言だけ、青柳優馬、本当にバカ野郎!」

<宮原&井上のコメント>

宮原「なにが起こった熊本。熊本のファンの声を聞いたか? このスーパースターが登場した瞬間の歓声、そして『待ってました』という声をいただいちゃったよ、熊本の皆さんから。そうだ、6年ぶりだからな。まあ、俺に会いたかったに違いない。そんな熊本で、斉藤ジュン、安齊勇馬が大みそかでの三冠戦、挑戦表明、そう受け取っていいんだよな? そうだろ? そこでだ。俺は世界最強タッグ決定リーグ戦、優勝を目指す身で、そして優勝しか考えていない。昨年、準優勝だからな。そこでプロレスファンに発表だ。安齊勇馬か斉藤ジュンか、12月10日、東京・後楽園ホール、優勝トロフィーを掲げた舞台で、テメエらどちらかを指名する。いいな、12月10日だ。俺はこの三冠ベルトを大みそかに懸ける。そして、これは決定だ、斉藤ジュンか安齊勇馬、12月10日、テメエらどちらかを指名する。ただ、世界最強タッグ決定リーグ戦、俺とデイビーボーイ・スミスJrは優勝するつもりだ。そして、優勝しか見えていない。何度も言わせるな。俺たちが優勝した暁には、2026年1月2日か3日、HAVOCに挑戦させろ。いいな? 俺が言った通りだ。もう一度言うぞ。大みそかは斉藤ジュンか安齊勇馬、どちらかを12月10日、東京・後楽園ホールの舞台で、テメエらどちらかを指名する。そして、優勝トロフィーを掲げた上でHAVOCへの挑戦権を奪い取り、2026年1月2日か3日に世界タッグベルトも奪う。なあ、ワクワクするだろ? 宮原健斗にベルトが集まるぞ」

井上「なにはともあれ、なにがあっても俺は、相手に真正面からぶつかるだけですよ。そして明日、福岡、俺も凱旋試合なんだよ。ただじゃ終わらせねえぞ! 俺がしっかり勝って、福岡盛り上げてやるからな、覚悟しろ」

<第5試合>
界最強タッグ決定リーグ戦2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負
本田竜輝 野村直矢 vs 青柳亮生 ライジングHAYATO

 ここまで公式戦2試合を終えて1勝1敗の青柳亮生&ライジングHAYATO組が、初戦で黒星を喫した本田竜輝&野村直矢組と激突。亮生&HAYATO組としては連敗を避けたい一戦であり、一方の本田&野村組は巻き返しのためにも自力初勝利をゲットしたい。

序盤、亮生&HAYATOは同時プランチャを放つなどして主導権を握る。本田はHAYATOにカウンターでショルダータックルを決めて反撃し、野村にタッチ。相手チームにつかまったHAYATOは、たっぷりと助走をつけてのバックエルボーを本田に決めて、亮生につなぐ。亮生はアームドラッグ、ドロップキック。フィッシャーマンズ・スープレックス狙いは本田が踏ん張り、カウンターでスパインバスター。タッチを受けた野村も亮生にショルダータックル、ジャンピング・エルボーからノーザンライト・スープレックスと畳みかける。担ぎ上げられた亮生は脱出すると、ハンドスプリング式レッグラリアット。タッチを受けたHAYATOが亮生とのダブルの攻撃を狙うも、逆にスピアを食らってまとめてなぎ倒されてしまう。代わった本田もHAYATOを攻め立てる。本田&野村はHAYATOにダブルスピア。本田がフィニッシュを狙ってラリアットの体勢。しかし、HAYATOは追走式ドロップキックを突き刺し、亮生とのトレイン攻撃から連係攻撃。野村にもダブルのトラースキックを浴びせると、本田にシド&ナンシーを狙う。しかし、これは野村がカット。本田はコーナー上の亮生を投げ捨て、HAYATOにはスピア。野村のフロッグスプラッシュから本田がカバーに入るも、カウント2。ファイナルベント狙いはHAYATOが丸め込みで切り返す。HAYATOのトラースキックを食らった本田だが、猛烈なラリアットで相手の動きを止めると、最後はファイナルベントで3カウントを奪った。

 本田&野村は自力初勝利で不戦勝と合わせて勝ち点4。一方の亮生&HAYATOは痛恨の連敗で、一つの負け越しで残り2戦に臨むことになった。

<本田&野村のコメント>

本田「OK!」

野村「よっしゃ!」

本田「ライジングHAYATO、青柳亮生から勝った! 俺たちが目指すのはこのままどんどん勝って、12月10日、世界最強タッグ決定リーグ、優勝決定戦で俺たち2人が優勝してやる!」

野村「OK、やってやるぞ!」

<亮生&HAYATOのコメント>

HAYATO「ヘビー級の当たり強かったね」

亮生「いや、キツいね。キツいけどさ、攻略したいよね。もう、ヤバい? 1勝2敗?」

HAYATO「1勝2敗、まだまだこれから」

亮生「まだだ。まだ、あきらめてないぞ」

HAYATO「あと2戦あるしね」

亮生「アツハヤはやるんだ。後楽園で言ったけど実現させるんだ。勝って、優勝して、ゼンニチジュニアが最強だっていうのをお見せします。まだ終わってないからな」

<第6試合・メインイベント>
世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負
芦野祥太郎 潮﨑豪 vs MUSASHI 吉岡世起

 初戦から2連勝と勢いに乗るHAVOCの芦野祥太郎&潮﨑組が、現アジアタッグ王者組のMUSASHI&吉岡世起と激突。吉岡は10・28帯広大会で潮﨑との“熊本出身対決”に敗れ、地元で組まれた最強タッグ公式戦でのリベンジを宣言。HAVOC退治を成し遂げて

今後の公式戦にも弾みをつけたいところ。

 熊本出身の潮﨑と芦野が先発で対峙すると、ご当地にしか分からない声援が飛び交う。2人はじっくりとした攻防を展開。吉岡は素早いロープワークからのフロントキックで潮﨑を倒し、芦野にも連係攻撃。潮﨑にダブルのドロップキックを見舞い、場外の相手2人にそれぞれ飛び技を放っていく。リングに戻っても、吉岡が潮崎に強烈な蹴りを連発。潮﨑も吉岡を抱えてコーナーに乗せると、強烈な逆水平チョップで場外に落下させる。場外戦でも芦野とともに相手チームを痛めつける。吉岡は相手チームにつかまり、苦しい展開。それでも芦野にカウンターでゼロ戦キックを決めてMUSASHIにつなぐ。MUSASHIが一気に芦野を攻め立てて、流れを変える。

攻め込まれた芦野はMUSASHIの蹴り足をキャッチし、バックに回ると投げっぱなしジャーマン。MUSASHIをコーナーに乗せるも、逆にマットに叩き落とされてしまう。それでもMUSASHIのエストレージャフトゥーロをかわし、相手の攻勢をカウンターのエルボースマッシュで断ち切って潮﨑につなぐ。潮﨑と吉岡の攻防に移り、潮﨑が逆水平チョップ。吉岡もミドルキックを連発して譲らない。潮﨑はケサ斬りチョップからフィッシャーマンズ・バスター。芦野とのサンドイッチ攻撃。MUSASHIがカットに入り、相手チームを分断すると、潮﨑にエストレージャフトゥーロ、スワントーンボムの畳みかけ。

コーナー上の攻防は潮﨑が制して、吉岡にひねりをくわえた雪崩式ブレーンバスターを見舞う。突進をかわした吉岡は潮﨑をコーナーに乗せる。しかし、反対側のコーナーで控えるMUSASHIをとらえた芦野が雪崩式フロント・スープレックス。吉岡も雪崩式フランケンシュタイナー狙いを踏ん張られたが、潮﨑のパワーボム狙いを切り返してマットに叩きつける。吉岡は潮﨑にサッカーボールキック、ファルコンアロー。吉岡は鋭い蹴りを連発し、バズソーキックはカウント2。潮﨑は吉岡の蹴り足をケサ斬りで迎撃し、レフトハンドのショートレンジ・ラリアット。芦野&潮﨑はMUSASHI、吉岡にジャーマン+ラリアットの合体技を連発。潮﨑の吉岡へのゴーフラッシャーはカウント2。豪腕ラリアット狙いは吉岡がフランケンシュタイナーで切り返すが、カウント2。粘りを見せる吉岡をショートレンジ・ラリアットで黙らせた潮﨑は、右ヒジのサポーターを外し、「HAVOC!」の雄叫びとともに、豪腕を振り抜いて3カウントを奪った。

 アジアタッグ王者がHAVOCコンビに食らいつくも惜敗。一方の芦野&潮﨑は破竹の3連勝でリーグ戦を快走し、ともにマイクで優勝決定戦でのHAVOC対決をアピール。最後は熊本出身の潮﨑が締める形となり、メンバー全員での「HAVOC!」の雄叫びが会場に響いた。

<試合後のリング上でのマイク>

芦野「潮﨑豪と芦野祥太郎のチームが、HAVOCがこれで3連勝、勝ち点6だ! そして、ザイオン、オデッセイも勝ち点6だ。決勝は潮﨑豪、芦野祥太郎対ザイオン、オデッセイのHAVOC対決。HAVOCファイナルだ。まあ、俺は東京出身のよそ者なので、ここ熊本がホームタウンで、ここ熊本の英雄…違う? シオザキ、シオザキ(と「シオザキ」コールを煽る)。ここからは潮崎豪選手にお話をうかがいたいと思います。今日、凄いラリアットでした。あのラリアットを決めたときの気持ちを皆さんに伝えていただいていいですか?」

潮﨑「ありがとうございます」

芦野「この熊本にHAVOCとして帰ってきた心境をアナタの言葉でお伝えください」

潮﨑「ちょっと待ってくれ、物凄くやりづらい。このヒーローインタビュー形式はやめよう。でも、祥太郎、今日はありがとう。そして、同じ熊本の吉岡世起、ジュニアだからとかじゃねえ、その気持ちだよ。今日は熊本同士の闘い、凄く刺激的でした! このHAVOC、ザイオン、オデッセイ、芦野、潮﨑、ともに全勝街道まっしぐらなので、このまま優勝決定戦、どっちが取るか、今後も楽しみたいと思います。皆さんもこのタッグ楽しんでくれよな。この全日本プロレス、ザイオン、オデッセイ、芦野、そして潮﨑、このHAVOCが全日本プロレスがますます燃え上がるような闘いを見せていきます。俺たちが、We are HAVOC! 俺たちは…」

芦野「俺たちは…」

ザイオン「俺たちは…」

オデッセイ「俺たちは…」

全員「俺たちは、HAVOC!」

<芦野&潮﨑のコメント>

芦野「よし、最強タッグリーグ3連勝、勝ち点6! 正真正銘の勝ち点6だ。アジアタッグチャンピオン、吉岡、MUSASHI、スゲぇよ。ジュニアとかそんなんじゃねえんだよな」

潮﨑「関係ねえよ」

芦野「このタッグリーグ、そんなもの超越した闘いがずっと繰り広げられているんだよ。今日は熊本で、熊本対決を制したのは潮﨑豪、そして芦野祥太郎のHAVOCだ。次は大阪で鈴木秀樹、真霜拳號。山場っすね」

潮﨑「山場だ」

芦野「山場を越えたら、綾部、タロースのもっとたけぇ山があるんだよ。その2つの山を俺たちが全勝で上り切ってやる」

潮﨑「そうだ、俺たちならやれる」

芦野「優勝するのは、HAVOC対決を制して優勝するのは俺たち…」

芦野&潮﨑「HAVOC!」

<MUSASHI&吉岡のコメント>

MUSASHI「最後、助けられなかった、ゴメン」

吉岡「今日は真っ向勝負したかったんですよ。潮崎豪と同じ熊本出身で、あの人もリング外ではいろいろと言われているかもしれないけど、リング上では強いし、カッコいいね、悔しいけど。でもいつか、この熊本で潮﨑豪をぶっ倒してみせますよ」

MUSASHI「俺たちの最強タッグ、まだまだ続くからな。気を取り直して。ここから挽回しよう。明日から挽回しよう」

吉岡「ゴメンね、むーちゃん」

☆【星取表】「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」11.28熊本大会終了時点